楽天経済圏とは?今、楽天のサービスと楽天スーパーポイントを活用した節約術が熱い!メリットや方法をまとめて紹介
画像引用元:【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ(2019年6月21日取得)
楽天では楽天市場や楽天カードのみならず、保険、電気、銀行、様々なサービスを提供しています。そのサービス規模の大きさから、いつしか楽天のサービスを総称して「楽天経済圏」と呼ばれるようになりました。
そしてこの楽天経済圏では、いずれも利用で楽天スーパーポイントが貯まり、また、使うことができます。そのため、自身が普段利用しているサービスを楽天提供のものに統一することで自ずと楽天スーパーポイントがたくさん貯まり、さらに貯まったポイントで現金を使わずに各サービスの料金を払うことができます。
このように楽天経済圏にどっぷり浸かっている人を「楽天経済圏で生きている人」なんて呼んだりもします。そこまでではなくとも、例えば楽天カードに入会して、スマホの通信会社も楽天モバイルに変えるだけでも、楽天カードの利用で貯まったポイントだけでスマホ代を払う、という節約術も利用できます。
この記事では、「楽天経済圏を活用して日々の支出の節約を実現したい!」と考えている人に向けて、楽天経済圏の中でもおすすめのサービスや利用術を紹介していきます。
目次
注意:楽天経済圏で生きるには、楽天用のメールアドレスを作っておくと良い
「これから楽天経済圏を活用したい!」と考えている人にまずおすすめするのが、楽天サービスに使う用のメールアドレスを作ることです。楽天経済圏最大のデメリットとして、「楽天からのメールが増える」ということが挙げられます。
ご存知の方が多いと思いますが、楽天のサービスを活用するといつの間にかメルマガの購読に同意してしまっていることがあります。そのため、普段活用しているメールアドレスを登録してしまうと、普段使いのメールアドレス宛に広告がたくさん届いてしまい、重要なメールが埋もれてしまう恐れがあります。
そのため、広告がバンバン送られてきても問題ないように楽天用のメールアドレスを作成しておいて、そのアドレスを登録しておくことで、普段使いのメール受信箱が広告で埋もれてしまうのを避けることができます。
まずは楽天カードを持つことから始めよう
何と言ってもまずは楽天カードを持つことから始めましょう。楽天カードには楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードもありますが、初めての楽天カードなら年会費無料の通常の楽天カードで十分だと思います。
楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードは年会費が有料ですが、楽天市場で貯まるポイントが増える、空港ラウンジが使える、などの特典もあります。気になる方は下記の関連記事を読んで、各カードの違いを比較してみてください。
楽天カードで買い物すると、月間の利用料金100円に対して楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。さらに、楽天市場を始め楽天のサービスで楽天カードを使うと、通常の2倍、3倍とポイントがたくさん貯まる可能性があります。
また、楽天カードには電子マネーの楽天Edyと楽天ポイントカードの機能もあります。楽天Edyなら自販機やファストフード店など、クレジットカード決済できないお店でも楽天Edy払いでポイントを貯めることができます。また、楽天ポイントカード加盟店で楽天カードを使うと、「ポイントカード提示分」のポイントも貯まります。
楽天カード1枚持っておくだけで、あらゆるシーンで楽天スーパーポイントを貯めることができるようになるわけです。そのためにもまずは楽天カードに入会しておきましょう。
また、新規入会なら簡単な条件を満たすだけで、5,000ポイント以上がもらえるキャンペーンも常時開催されています。まとまった楽天スーパーポイントを手に入れるチャンスなので、ぜひ活用してみてください。
ちなみに、楽天カードはJCB、VISA、マスターカード、アメックスの4種類の国際ブランドから選ぶことができます。おすすめはVISAかマスターカードです。その理由は、この2種類のいずれかなら、Kyashに登録できるからです。これによって、買い物での還元率は3%を実現できます。Kyashに関する詳しい情報は以下の関連記事もご覧ください。
楽天スーパーポイントを貯めるのにおすすめのサービス
ここからは、楽天経済圏の中でも楽天スーパーポイントを貯めるのに適したサービスを紹介していきます。
楽天モバイル:スマホ代を節約しつつポイントを貯める
画像引用元:楽天モバイル:安心・お得な格安スマホ(スマートフォン)/格安SIM(2019年6月24日取得)
最初におすすめするのが携帯会社の乗り換えです。楽天モバイルはいわゆる格安SIMの会社で、ドコモ、ソフトバンク、auと比較すると携帯料金を大幅に下げることができます。
- ドコモ「ギガライトプラン」で5GB使用した場合の料金
- 5,478円(税込)
- 楽天モバイル「通話SIM5GBプラン」で5GB使用した場合の料金
- 2,365円(税込)
ただし、「スーパーホーダイプラン」の場合はドコモ回線のみ、「組み合わせプラン」の場合はドコモ、au回線のみでソフトバンク回線の取り扱いはありません。
さらに楽天モバイルなら、毎月の支払い額100円につき1ポイントが貯まります。例えば先ほどの「通話SIM5GBプラン」なら、月額2,365円(税込)なので21ポイントが毎月貯まることになります。携帯料金を節約しながら、ポイントを貯めていくことができるわけです。
以上に加えて、楽天モバイル通話SIMに契約すると、楽天市場利用時のポイントレートが100円で2ポイントと通常の2倍になる特典もあります。楽天経済圏の中でも非常に重要度の高いサービスだと言えます。ぜひ乗り換えを検討してみてください。
楽天でんき:費用0で切り替え可能。電気料金の支払いでポイント獲得
画像引用元:楽天の「でんき」|楽天エナジー(2019年6月24日取得)
続いては楽天でんきです。そう、なんと楽天は電力供給まで行っているわけです。しかも全国対応で、申し込みもWEB上から行うだけで、立会いや工事費を払う必要もありません。
現在使用している電力会社から楽天でんきに乗り換えた場合にどれだけお得になるかは人によって異なるのでなんとも言えません。公式サイトに電気料金シミュレーションがあるので、これを使ってみると良いでしょう。
楽天でんきを契約すると、電気料金200円の支払いにつき1ポイントが貯まります。さらに4ヶ月以上利用すると2,000ポイントを獲得できます。一人暮らしなら1ヶ月分の電気料金に相当するくらいのボーナスだと思います。
月々の電気料金以外の費用は何もかからないので、試しに切り替えて数ヶ月間は電気代がどのように変化するか様子を見るのも良いでしょう。
楽天銀行:残高次第でATM利用や振り込み手数料が無料に。さらに取引件数につきポイント獲得
画像引用元:楽天銀行(旧イーバンク銀行)|ネットバンク(2019年6月24日取得)
楽天銀行はいわゆるネットバンクで、実店舗を持たない代わりに、比較的高い預金金利を提供していたり、振り込み手数料が無料になるなどメリットが大きな銀行です。実店舗はありませんが、セブン銀行、イオン銀行、イーネット(ファミマのATM)、ローソンATM、ゆうちょ銀行など、他社の提携ATMを利用することで預金の引き出しが可能です。
そして何より、預金額または取引件数によって変化する会員プログラム「ハッピープログラム」が大きな魅力です。
楽天スーパーポイントが貯まって使えるハッピープログラム|楽天銀行
残高が100万円以上あればATM利用手数料が月に5回無料、他行振込手数料が月に3回無料になります。しかし、住信SBIネット銀行は開設するだけで残高が0円でも同じ回数だけ無料特典を受けられるので、この点はあまり魅力ではありません。
それよりも、「ハッピープログラム」に登録すると、取引件数に応じてポイントが貯まることが楽天銀行ならではの魅力です。
例えば楽天カードの引き落とし先を楽天カードに設定するだけで、毎月3〜9ポイント貯まります。他にも楽天銀行宛に振り込みがあると1〜3ポイント貯まるなどの特典もあります。1件1件のポイントレートは少額ですが、全くコストをかけることなくポイントをコツコツ貯めることができます。
楽天ふるさと納税:税金の支払いで返礼品+楽天スーパーポイントを獲得
画像引用元:【楽天市場】ふるさと納税|はじめての方でも簡単!納付先の自治体、寄付金の使い道が選べ、お礼の特産品や税金の控除もうれしい「ふるさと納税」(2019年5月3日取得)
ふるさと納税を使うことで、税金の支払いに応じて返礼品の還元を受けることができます。つまりどうせ出て行くお金なら、ふるさと納税を通じて支払った方がお得になるというわけです。
このふるさと納税を、「楽天ふるさと納税」で行うことで、各自治体の返礼品に加えて、100円の支払いにつき1ポイントが貯まります。さらに楽天ふるさと納税はSPUの対象なので、様々な条件を満たすことで最大15%分のポイントが貯まります。この辺については別途解説した記事があるので、そちらをご覧ください。
楽天Edy:楽天カードが使えない自販機やファストフード店でもポイント獲得
画像引用元:電子マネー「楽天Edy(ラクテンエディ)」(2019年6月24日取得)
楽天Edyとは楽天が提供する電子マネーで、楽天カードに入会すれば楽天カードを楽天Edyとして利用することができます。
楽天Edyはプリペイド式の電子マネーで事前チャージが必要です。ファミポートやファミマのレジ、ローソンのレジ、おサイフケータイ対応端末などがあれば楽天カードからチャージできます。
楽天カードから楽天Edyにチャージすると、200円につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。楽天Edyは支払い時にも200円で1ポイント貯まるので、チャージと支払いで合計200円につき2ポイントを獲得できる計算です。
楽天Edyは自販機やマクドナルドなど、通常はクレジットカード決済できないお店でも使うことができます。より多くのお店で楽天スーパーポイントを貯めることができるわけです。
楽天ポイントカード:楽天以外のお店でもポイントが貯まる
さらに楽天カードは楽天ポイントカード機能も付帯しています。
カード裏面についているバーコードを読み取ってもらうことで、楽天ポイントカード加盟店では「ポイントカード提示分」の楽天スーパーポイントも獲得することができます。
例えばマクドナルドなら…
- 楽天カードから楽天Edyへのチャージで200円につき1ポイント
- 楽天Edyでの支払いで200円につき1ポイント
- 楽天ポイントカードの提示で100円につき1ポイント
このように、楽天カード1枚でポイント3重取りが可能になります。
楽天ポイントカードはスマートフォンアプリにも対応していて、アプリ内に表示されるバーコードをスキャンしてもらうことでもポイントを貯めることができます。
2019年11月からはファミリーマートも楽天ポイントカード加盟店に加入する予定で、楽天スーパーポイントが貯まる・使えるお店はこれからも拡大していきそうです。この調子で楽天経済圏は楽天以外のお店やサービスにも波及していくかもしれません。
楽天リーベイツ:他社通販サイトの利用でも楽天スーパーポイントが貯まる
画像引用元:Rebates(リーベイツ)|有名通販サイトやブランド公式ストアでのお買い物でも、楽天スーパーポイントが貯まるポイントサイト(2019年6月24日取得)
楽天リーベイツとは、楽天が運営するオンラインショッピングモールのようなものです。
例えば一休.comを利用する際、まず一度楽天リーベイツにアクセスしてから一休.comを利用することで、利用金額の1.5%分の楽天スーパーポイントが貯まります。このように、楽天グループ以外のオンラインショップを楽天リーベイツ経由で利用することで、楽天スーパーポイントを貯めることができるわけです。
ビックカメラ.comやヤマダ電機など、一部楽天市場と競合するようなお店まであるので、一度どのようなお店があるのか確認しておくと良いでしょう。
楽天市場:「SPU」を使いこなしてポイント量産
画像引用元:【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ(2019年6月24日取得)
楽天市場と言えばもはや楽天の基本ですから、もちろん紹介されるまでもないと思いますが、楽天市場の中でも「SPU」については覚えておきましょう。
SPUとはスーパーポイントアッププログラムの略で、楽天市場での利用で条件を満たすとポイント最大15倍が適用される特典のことです。
15倍満額を満たすのは大変ですが、以下の条件を満たすだけでも+6倍で楽天市場を利用することができます。
- 楽天カードで決済+2
- 楽天カードの引き落とし先を楽天銀行に設定+1
- 楽天市場アプリからの買い物+1
- 楽天モバイル通話SIMと契約+2
この状態で楽天市場で10万円の買い物をすると、通常1,000ポイントのところ7,000ポイントが貯まる計算になります。
SPUは常時開催されていて、さらに他のキャンペーンとも併用できます。
- 5の倍数の日に楽天カードで決済するとポイント2倍(+SPUで最大17倍)
- 楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、FCバルセロナが勝利した翌日は、ポイント最大3倍(+SPUで最大18倍)
- 【期間限定】楽天市場内の10ショップ以上でそれぞれ1,000円以上の買い物をするとポイント最大28倍(+SPUで最大43倍)
このようにSPUとキャンペーンをうまく組み合わせることで、大量のポイントをゲットできます。
ただし、楽天市場で販売されている商品は、元々の商品単価がAmazonやビックカメラ.comよりも高額な場合もあります。楽天市場に限らずこれまで紹介したサービス全てに共通することですが、本当に楽天市場で購入するのが最もお得なのかは常に検討して、適材適所で楽天経済圏を使うことが最も効果の高い節約につながるでしょう。
楽天スーパーポイントを使うのにおすすめのサービス
続いては、貯まった楽天スーパーポイントを使うのにおすすめなサービスや、活用術を紹介していきます。
楽天証券:ポイントで投資信託を購入して将来に備える
楽天スーパーポイントはついに投資までできるようになりました。
楽天証券では、楽天スーパーポイントを1ポイント=1円として、投資信託の購入に充てることも可能です。
もちろん一度投資信託を購入すれば、現金購入した場合と全く同じ扱いになるので、保有銘柄を売却すれば現金が帰ってきます。
一方で信託報酬や税金など、コストがかかることもありますし、もちろん元本割れしてしまう恐れもあります。一度投資を始めれば、そこからは完全に自己責任の世界なので十分ご注意ください。
ポイント運用:ポイントを投資して増やす
画像引用元:ポイントで投資しよう! | 楽天証券(2019年4月11日取得)
続いて紹介するのは、楽天スーパーポイントそのものを投資に使うサービスです。
まず楽天スーパーポイント100で、運用ポイント100ポイントと交換します。すると実際の指標に基づいて、ポイントの価値が増減します。うまくいけば100ポイントが例えば120ポイントに増加するかもしれませんし、逆に80ポイントに減ってしまうかもしれません。
いずれにせよ、自分のタイミングで運用ポイントから楽天スーパーポイントに戻すことができます。
こちらは先ほどの投資信託購入とは異なり、あくまでもポイントで投資の疑似体験をする、というものなので手数料や税金などがかからないというメリットがあります。しかし一攫千金を望めるようなものではないので、余ったポイントなどで活用することをおすすめします。
楽天ペイ:期間限定ポイントを元手に買い物できる
画像引用元:楽天ペイ: カード払いをアプリひとつで(2019年4月23日取得)
楽天スーパーポイントには実は通常のものと、有効期限と使い道が限定されている「期間限定ポイント」の2種類があります。
期間限定ポイントは通常、楽天市場での買い物でしか使えません。せっかくこの期間限定ポイントが貯まったのに、使い切れずに失効してしまった経験がある人は多いと思います。
そんな人はもう後悔しないように、楽天ペイをダウンロードしましょう。この楽天ペイでは、楽天スーパーポイントを1ポイント=1円として買い物代金に当てることができ、なんと期間限定ポイントも使うことができます。
楽天ペイはファミマ、ローソン、松屋などで使うことができるため、どうせ失効しそうなら楽天ペイを通じてこれらのお店で買い物すると無駄なくポイントを使い切れるでしょう。
楽天カードの利用料に充てるのもおすすめ
楽天のサービスの利用料金は、基本どれも楽天スーパーポイントで支払うことができます。しかし最も優先するべきは楽天カードの利用料金に使いことでしょう。
その理由は、楽天カードにポイントを使った場合でも、割引前の金額に対してポイントが貯まるからです。
楽天カードは100円のカード利用につき1ポイントが貯まるので、例えば楽天カードの利用金額が10万円だったら1,000ポイント貯まります。この時、楽天スーパーポイント1万ポイントを使って、実際の請求額が9万円だったとしても、値引き前の10万円を対象に貯まるポイントが算出されるわけです。
例えば楽天でんきなどは、値引き後の料金を対象に貯まるポイントが算出されてしまいます。しかし楽天カードならば、支払うべき金額を全てポイントで払い、さらにポイントも貯める、という究極の錬金術が使えるのです。
したがって、楽天スーパーポイントの使い道としては、楽天カードの利用料金に充てるのが最もおすすめです。
楽天経済圏を活用して節約生活を送ろう!
以上、楽天経済圏の活用術を紹介してきました。節約に役立ちそうなものはありましたでしょうか?
楽天経済圏は楽天カードさえ入会できれば、誰でも簡単に活用することができます。(余談ですが、楽天カードは決して審査の厳しいクレジットカードではないので、だいたい審査には通ると思います…。)
今後も楽天経済圏は拡大していくと考えられますので、ぜひ飛び込んでみてください。「楽天とかダサくて利用したくないよ!」って気持ちはわかります。でも、やるかやらないかで家計に与える影響は大きく変わってくると思います。ぜひご活用ください。