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JALマイルが貯まるおすすめクレジットカードを徹底解説!陸マイラー、トラベルマイラー別おすすめなJALカードはこれだ

更新年月日 : 2016/11/25

JALのロゴとJALマイルが貯まるクレジットカード

半世紀以上にわたりナショナルフラッグキャリアを守り続けてきた日本航空は、機内設備やサービスに定評があり人気の高い航空会社です。

日本航空のマイレージプログラムである「JALマイレージバンク(以降JALマイル)」を効率良く貯めるには、JALカードに入会すると良いでしょう。

以前はアメックスとダイナースクラブが発行するクレジットカードで貯めたポイントをJALマイルに移行できましたが、提携が終了したことにより、この2社のカード利用で貯めたポイントからJALマイルへの移行ができなくなりました。このため、富裕層を中心としたクレジットカードホルダーのJALマイル離れが加速してしまいました。一方で、JALマイルが好条件で貯まるクレジットカードはJALカードしかないという状態になったため、JALマイラーにとってはカード選びがわかりやすくなった面もあります。

とはいえ、JALカードだけでも20種類以上あるので、自分にあった1枚を選ぶにはしっかり比較検討しなければいけません。そこでこの記事では、JALマイルを貯めたいけれどもどのカードが良いのかわからない方のために、本当に持つべきクレジットカードを厳選して紹介します。

陸マイラーなら「普通カード」トラベルマイラーは「プラチナカード」

JALカードを選ぶ際に、まずJALマイルをどのように貯めるのかを考えてみましょう。JALカードでマイルを貯めるには、大きく分けて2種類の方法があります。1つめがカード決済や電子マネーを駆使して貯める方法、2つめがJAL便に搭乗してマイルを貯める方法です。前者を重視してマイルを貯める人を「陸マイラー」、後者を重視してマイルを貯める人を「トラベルマイラー」と呼びます。

ではそれぞれの人たちに最も適したJALカードとはどんなJALカードなのでしょうか?まず、JALカードには「普通」から「プラチナ」まで4種類のクラスがあり、クラス毎にスペックや特典が異なります。

JALカード・グレード別のスペック一覧

普通カード CLUB-Aカード ゴールドカード プラチナカード
国際ブランド VISA
マスターカード
JCB
AMEX(A)
VISA
マスターカード
JCB
VISA
マスターカード
JCB
AMEX(A)
ダイナース(D)
JCB
AMEX
年会費(税込) 2,000円
A:6,600円
11,000円 17,600円
A:20,900円
D:30,800円
34,100円
ショッピングマイル
プレミアム
別途3,000円/年 別途3,000円/年 無料(自動入会) 無料(自動入会)
一般加盟店でのカード利用 100円で0.5マイル
100円で1マイル※1
100円で0.5マイル
100円で1マイル※1
100円で1マイル 100円で1マイル
航空券・ツアー代金での
カード利用
100円で1マイル
100円で2マイル※1
100円で1マイル
100円で2マイル※1
100円で2マイル
A:100円で3マイル
100円で4マイル
入会ボーナス 1,000マイル 5,000マイル 5,000マイル 5,000マイル
毎回搭乗ボーナス 区間基本マイルの10% 区間基本マイルの25% 区間基本マイルの25% 区間基本マイルの25%
毎年初回搭乗ボーナス 1,000マイル 2,000マイル 2,000マイル 2,000マイル

※1:通常のマイル付与レートは100円で0.5マイルですが、年会費3,300円(税込)を上乗せしてJALカードショッピングマイル・プレミアムに登録すると、100円で1マイルのレートでマイルが貯まります。ゴールド以上のカードは最初から無料で登録されています。

陸マイラーならば一般加盟店での利用でマイルがたくさん貯まるJALカードをおすすめしたいところですが、JALカードはどのクラスのカードを選んでも、一般加盟店での利用で貯まるマイルレートに違いがありません。したがって、陸マイラーの場合はマイル付与レートではなくコストで比較して、年会費が最も安い普通カードのJALカードの中から選びましょう

トラベルマイラーなら、重要になるのは搭乗で貯まるボーナスマイル数と、航空券・ツアー代金支払い時に貯まるボーナスマイル数です。搭乗でのボーナスマイル数は普通カード以外では全て横並びですが、航空券購入時のボーナスマイル付与レートは、プラチナカードが最も高くなります

それぞれのおすすめカードのクラスまで絞り込んだなら、あとはそのクラスに該当するJALカードの中でも、自分に合った1枚を選ぶだけです。

とは言えやはりなかなか決めきれないと思いますので、ここからは普通カードのJALカードの中でもおすすめなもの2枚の紹介と、プラチナクラスのカードの選び方ついて紹介していきます。是非JALカード選びの参考にしてください。

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普通カード:JALカード Suica/JALカード TOKYU POINT ClubQの2択

普通カードのJALカードの中で陸マイラーにおすすめしたいものは、Suicaチャージでマイルが貯まるJAL Suicaカードです。また、もしも東急百貨店や東急電鉄など東急グループを利用することがあれば、各お店での利用で他のカードよりもマイルが貯まるJALカード TOKYU POINT ClubQでも良いでしょう。

各カードの特徴と、これらのカードがおすすめな理由を紹介していきます。

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JALカード Suica

JALカード Suica

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JALカード Suicaは、Suicaへのチャージでポイントがたまり、マイルに交換できる唯一のJALカードです。普通にしていたらただの無駄になってしまう交通費をマイルに変えることができますので、普段から電車・バスを利用する人にとっては、最もマイルを貯める機会が多いJALカードとなるでしょう。

JALカード Suicaでマイルを貯めるためSuicaにチャージするには、手動チャージとオートチャージの2通りの方法があります。いずれの方法でもJR東日本の主要駅や一部のビックカメラにあるビューアルッテを使い、チャージを行ったりオートチャージの事前設定をする必要があります。

ビューアルッテは、ほぼ関東エリアにしかないため、JALカード Suicaを持っていても、関東圏のユーザーしか恩恵にあずかれませんでした。しかし、おサイフケータイ対応携帯電話ユーザーにくわえて、最新のiPhone・Apple Watchユーザーならば、ネット回線だけで日本全国どこにいてもJALカード SuicaからSuicaにチャージできるようになったため、関東圏以外のユーザーにとっても便利でお得なカードになりました。

マイルの付与レートは、手動チャージ・オートチャージのどちらも、1,000円の支払いで5マイル相当のポイントとなります。さらに年会費3,300円(税込)を上乗せして、JALカードショッピングマイル・プレミアムに登録しておけば、1,000円で10マイル相当のポイントが貯まるレートになります。より効率よくマイルを貯めるなら、絶対に登録しておきましょう。

また、電車やバスだけでなく、Suica払いに対応しているお店で利用しても間接的にJALマイルが貯まることになります。クレジットカード払いには対応していないけれどもSuicaが利用できるファストフード店や自販機などで積極的にSuica払いをしていくのがマイルを貯めるコツです。Suicaの残高が減ってきたら、再びJALカード Suicaからチャージしてマイルを貯めましょう。

以上のように、電車やバスを普段から利用している人やSuicaを利用するチャンスの多い人にとって、すべてのJALカードの中で最もマイルを貯める機会が多いものになります。既にSuicaを利用している方はもちろん、ICOCAやSUGOCAなどを使っている方でも、対応携帯電話を持っている場合はJALカード SuicaのSuicaを活用することをおすすめします。

JALカード Suica(JCB)
JALカード Suica(JCB)

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JALカード TOKYU POINT ClubQ

JALカード TOKYU POINT ClubQ

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電車やバスを利用してマイルを貯めるなら、JALカード Suicaがおすすめだと先に紹介しました。しかし、電車やバスの中でも東急電鉄グループを利用するならば、JALカード TOKYU POINT ClubQの方がマイルが貯まります。また、東急百貨店での利用でも、他のJALカードと比較してマイルが多く貯まります。

まず、PASMOにオートチャージすることで200円の支払いにつきTOKYU POINTが貯まります。TOKYUポイントは1ポイント=0.5マイルのレートでJALマイルに交換できるので、最終的に200円で0.5マイル相当のポイントが貯まる計算になります。さらに、PASMOで東急電鉄・東急バスに乗車した後、東急百貨店などにある専用端末にPASMOをかざすと、1日あたり5マイル相当のポイントが貯まります。つまり、PASMOチャージと専用端末へのタッチで、東急電鉄・東急バスの利用に限ってはJALカード Suicaよりもたくさんのマイルが貯まるのです。

さらに、東急百貨店・東急ハンズなどのTOKYU POINT加盟店では、JALカード TOKYU POINT ClubQで支払うと通常貯まるマイルに加えて0.5〜5ポイント相当のマイルが貯まります。PASMOを使わなくても、これらのお店を頻繁に利用するのであればJALカード TOKYU POINT ClubQに入会する価値があります。

また、VISA/マスターカードブランドの他のJALカードと同様に、電子マネーのWAONも利用できます。WAONでの支払いだけでなくカード決済によるWAONチャージでもマイルが貯まるので、WAONが使えるお店ではカードで払うよりも多くマイルが貯まります。JALカードショッピングマイル・プレミアム登録状況によって付与レートが変化するので、下記にまとめておきます。

項目 JALカードショッピングマイル・プレミアム
未登録 登録済み
カード決済でWAONにチャージ 200円で1マイル 200円で2マイル
WAONで決済 200円で1マイル 200円で1マイル
WAONチャージと利用の合計 200円で2マイル 200円で3マイル

JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)
JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)

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JAL普通カードスペック比較表

カード名 JALカード(JCB)
JAL JCB
JALカード OPクレジット
JAL OP
JALカード Suica(JCB)
JAL Suica
JALカード(VISA/Master)
JAL VISA/Master
JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)
JAL TOKYU
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード
JAL AMEX
国際ブランド JCB VISA/Master AMEX
年会費
(税込)
基本会員 2,200円 2,200円 2,200円 2,200円 2,200円 6,600円
家族会員 1,100円 1,100円 発行不可 1,100円 1,100円 2,750円
ETC 無料 無料 524円 無料
(発行手数料1,100円)
無料
(発行手数料1,100円)
無料
ショッピングマイル
プレミアム
3,000円 3,000円 3,000円 3,000円 3,000円 3,000円
電子マネー WAON※1 × × ×
QUICPay※2 × × × × ×
Suica※3 × × × × ×
PASMO※4 × × × ×
Apple Pay QUICPayとして
利用可
× QUICPayとして
利用可
QUICPayとして
利用可
QUICPayとして
利用可
×
ショッピングでの
マイル付与レート
200円→1マイル 200円→1マイル 200円→1マイル 200円→1マイル 200円→1マイル 200円→1マイル
航空券・ツアー
代金での
マイル付与レート
200円→2マイル 200円→2マイル 200円→2マイル 200円→2マイル 200円→2マイル 200円→2マイル
ボーナスマイル 入会後
初回搭乗
1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル
毎年
初回搭乗
1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル
搭乗毎 フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
マイル以外に
貯まるポイント
× 小田急ポイント※5 JRE
POINT※6
× TOKYU POINT※7 ×
海外旅行保険
(金額は最高額)
付帯条件 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯(利用条件付き)
死亡・後遺障害 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 3,000万円
傷害・疾病
治療費用
× × × × × 100万円
賠償責任 × × × × × 2,000万円
携行品損害 × × × × × 50万円
救援者費用 100万円 100万円 100万円 100万円 100万円 100万円
家族特約 × × × × ×
国内旅行保険
(金額は最高額)
付帯条件 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯(利用条件付き)
死亡・後遺障害 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 3,000万円
傷害入院
費用日額
× × × × × 5,000円
手術費用 × × × × × 20万円
傷害通院
費用日額
× × × × × 2,000円
家族特約 × × × × ×
海外航空便遅延
お見舞金制度
× × × × × ×
ショッピング保険 補償範囲 国内:×/海外:○ 国内:×/海外:○ × × × 国内:○/海外:○
補償額
(金額は最高額)
100万円 100万円 × × × 200万円
空港ラウンジ × × × × × 国内28空港
+海外1空港
ビジネスきっぷ
パッケージ
ツアー割引
JAL/JTA機内
販売割引
空港店舗での割引
優先チェックイン × × × × × ×
手荷物宅配 × × × × × ×
プライオリティパス × × × × × ×
コンシェルジュ
デスク
× × × × × ×

※1:正式にはWAONではなく「JMB WAON」と呼ぶ。利用の際には別途申し込みが必要。チャージでは最大100円で1マイルが貯まる。支払いでは200円で1マイル。
※2:利用の際には別途申し込みが必要。支払いで最大100円で1マイルが貯まる。
※3:最初からカードに付帯。チャージでは1,000円につきJRE POINTが15ポイント貯まる。JRE POINTは1,500ポイントで最大1,000マイルと交換できるため、100円で1マイル貯まる計算。Suicaの利用では、一部店舗に限ってSuicaポイントが貯まる。
※4:利用の際には別途PASMO発行窓口への申し込みが必要。チャージでポイントが貯まり、OPカードの場合は最大100円で1マイルが貯まる。TOKYUカードの場合は200円でTOKYU POINTが1ポイント貯まる。TOKYU POINTは2,000ポイントで1,000マイルと交換できるため、200円で0.5マイル貯まる計算。
※5:小田急百貨店など、小田急ポイントサービス加盟店でカードを利用すると、通常貯まるマイルに加えて小田急ポイントが貯まる。ポイント付与レートは加盟店によって異なる。貯まったポイントはJALマイルに交換可能。
※6:Suicaへのチャージをはじめ、JR東日本での切符の購入などでマイルの代わりにJRE POINTが貯まる。JALマイルに交換可能。
※7:東急百貨店など、TOKYU POINT加盟店でカードを利用すると、通常貯まるマイルに加えてTOKYU POINTが貯まる。ポイント付与レートは加盟店によって異なる。貯まったポイントはJALマイルに交換可能。

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プラチナカード:マイルの貯まりやすさは同じなので、ブランドや保険で選ぼう

2枚のJALプラチナカード

JAL便の搭乗や航空券の購入で最も多くのボーナスマイルが貯まるのはプラチナクラスのJALカードです。したがって、トラベルマイラーにおすすめするのは、JAL・JCBカード プラチナかJAL アメリカン・エキスプレス・カードのどちらかとなります。

ところがどちらのカードも、JAL便搭乗時のボーナスマイル数や年会費などの基本的なスペックでは違いがないので、ユーザーの好み・利用環境によっておすすめできるカードが異なります。国際ブランドによる特徴の違いや、詳細な特典を見比べて、より自分に合ったカードを選ぶと良いでしょう。

JALカードにそれぞれどのような特徴があり、どのような違いがあるのかは以下の記事にまとめています。こちらの記事も参考にしてみてください。

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