航空会社別、日本-ベトナム・ホーチミン便 特典航空券のマイル数を徹底比較
観光・ビジネスいずれの需要も高いベトナム・ホーチミン路線は成田、羽田、関空、中部国際、福岡から直行便が就航しています。現在日本からの直行便は、JAL日本航空、ANA全日空、ベトナム航空の3社が運航しています。
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航空会社/レターコード | マイル | アライアンス | 就航空港 | シートクラス |
---|---|---|---|---|
日本航空/JL | JALマイレージバンク | ワンワールド | 成田、羽田 | ビジネス/エコノミー |
全日空/NH | ANAマイレージクラブ | スターアライアンス | 成田 | ビジネス/エコノミー |
ベトナム航空/VN | ロータスマイル | スカイチーム | 成田、関西、中部、福岡 | ビジネス/エコノミー |
【乗継】チャイナエアライン/CI | ダイナスティ・フライヤー | スカイチーム | 桃園(台北)乗り継ぎ など | ビジネス/エコノミー |
※:シートクラスは「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」の3種類に分類しています。会社によって、シートの名称が異なりますが、表中では「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」に統一しています。
ホーチミンに無料で旅するために、マイルを利用して航空会社の特典航空券に交換する場合、使用するマイルや航空会社によって必要になるマイル数はバラバラです。
そうなると、これからマイルを貯める人や複数のマイルを貯めている人にとって、ジャカルタに行くにはどのマイルを使ってどこの航空会社の特典航空券に交換するのが一番お得なのか気になるところではないでしょうか?
そこで、日本とベトナム・ホーチミンの往復特典航空券に必要なマイル数を調査した結果、JALマイル、ANAマイルの他にブリティッシュエアウェイズのAviosポイントやチャイナエアラインのダイナスティフライヤーがお得なことがわかりました。
- お得なマイルx航空会社の組み合わせ
- エコノミークラス:JALマイルx日本航空(24,000~)、Aviosポイントx日本航空(25,000)ANAマイルx全日空(30,000~)
- ビジネスクラス[直行便]:ANAマイルx全日空orベトナム航空(55,000~)、JALマイルx日本航空(60,000~)
- ビジネスクラス[乗継便]:ダイナスティフライヤーxチャイナエアライン[台北乗継](50,000~)
また、これらと比較してベトナム航空のロータスマイルは交換レートが悪く、使いづらいことも判明しました。これほどレートの悪いマイレージプログラムは珍しいです。マイラーの方はベトナム航空でフライトした際はスカイチームメンバーをはじめとした提携航空会社のマイルに加算した方が良いでしょう。
この記事では、調査結果について詳しく紹介していますのでお役立てください。
目次
調査結果:日本~ベトナム・ホーチミン国際線特典航空券 最低必要マイル数(往復)
使用するマイル | 交換する特典航空券 | エコノミー | ビジネス | ファースト |
---|---|---|---|---|
日本航空 JALマイレージバンク |
日本航空/JL | 24,000/JALカード割引※1 25,000/ディスカウントマイル※1 35,000/通常 |
60,000/曜日限定特典※2 80,000/通常 |
– |
ブリティッシュエアウェイズ Aviosポイント |
日本航空/JL | 25,000 | 75,000 | – |
全日空 ANAマイレージクラブ |
全日空/NH | 30,000/ローシーズン※3 35,000/レギュラーシーズン※3 38,000/ハイシーズン※3 |
55,000/ローシーズン※3 60,000/レギュラーシーズン※3 63,000/ハイシーズン※3 |
– |
ベトナム航空/VN | 35,000 | 60,000 | – | |
ユナイテッド航空 マイレージ・プラス |
全日空/NH | 40,000 | 90,000 | – |
ベトナム航空 ロータスマイル |
全日空/NH | 90,000 | 130,000 | – |
ベトナム航空/VN | 80,000/レギュラー 104,000/ピーク |
180,000/レギュラー 216,000/ピーク |
– | |
デルタ航空 スカイマイル |
ベトナム航空/VN | 45,000 | 80,000 | – |
チャイナエアライン/CI ダイナスティ・フライヤー |
チャイナエアライン/CI (台北乗り継ぎ) |
35,000 | 50,000 | – |
ベトナム航空/VN | 50,000 | 70,000 | – |
※:2018年5月23日時点の情報です。特典航空券への交換に必要なマイル数が旅程距離によって算出される場合は、特別な記述がない限り成田空港を起点としています。利用空港や経由地、日程等によって変動する場合がありますので、ご計画の際は必ず公式サイトおよびコールセンターでご確認ください。
※1:シーズンによって必要マイル数が異なります。ディスカウントマイル/JALカード割引適用期は公式サイト-JAL国際線特典航空券 マイル早見表をご確認ください。
※2:2018年3月31日の搭乗まで、火・水・木・金の日本発便、月・火・水・木の海外発便を優待レートで交換可能。(対象外期間などの確認はこちら)
※3:シーズンによって必要マイル数が異なります。ローシーズン(閑散期)、レギュラーシーズン(通常期)、ハイシーズン(繁忙期)の期間は公式サイト-ANA国際線特典航空券 搭乗日を確認をご確認ください。
解説:直行便ならJALマイル・ANAマイル・Aviosポイント、乗継便ならチャイナエアラインもお得
ブリティッシュエアウェイズ・Aviosポイント:JAL特典航空券にいつでも好条件で交換できる
ブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブクラブは、年間を通して好条件で日本航空のエコノミークラス特典航空券に交換できます。(エグゼクティブクラブでは、フライトなどでAviosポイントというマイルが貯まります。)
ブリティッシュエアウェイズは日本航空と同じワンワールドに加盟しているため、JALの特典航空券と交換できます。交換レートはJALのエコノミークラスの往復航空券なら、年末でもお盆でも年間を通じて、25,000マイルと最も好条件で交換できます。さらに、エグゼクティブクラブ(Aviosポイント)は、JALマイルやANAマイルにはない魅力的なサービス内容でも注目を集めます。
- 特典航空券が利用できないブラックアウト期間がないこと(JALマイルはお盆や年末の利用不可)
- 12,500マイルで片道特典航空券も取得可(JALマイルは往復航空券のみ可)
- 当日出発便の特典航空券も取得可能(JALマイルは4日前の予約必須)
「ブリティッシュエアウェイズは乗らないからマイルを貯める機会がないよ」と思うかもしれませんが、たとえフライトをしなくてもアメリカン・エキスプレスが発行する一部のカードを使えば、100円のカード利用につき1マイル以上を貯めることができます。今回のホーチミンのように、渡航エリアによってはJALマイルよりもお得なレートで特典航空券に交換できるため、ネットでその情報が拡散されて以降一部のユーザーに大人気のマイルです(Aviosポイントが貯められるクレジットカードは、ブリティッシュエアウェイズのマイルが貯まるおすすめのクレジットカードのページで紹介しています)。
ベトナムに渡航予定のアメックス会員は、Aviosポイントへの移行も選択肢に入れて検討すべきです。
JALマイル:ディスカウント期間や曜日限定特典を狙って日本航空の特典に交換するのがお得
ブリティッシュエアウェイズと同じアライアンスであるワンワールド加盟の日本航空のJALマイルは、期間限定(およそ3か月間)ではありますが、Aviosポイントと同レートの25,000マイルでJAL便のエコノミークラス特典航空券に交換できます。
通常はエコノミークラスの往復特典航空券と交換する場合は35,000マイルが必要ですが、年間およそ3か月の間、ディスカウント期間を設定していて、搭乗日がディスカウント期間に該当する場合は、日本航空の日本~ホーチミン便のエコノミークラス往復特典航空券を25,000マイル、さらにJALカード会員なら24,000マイルで交換することができます。適用期間は最も渡航の需要が少ない期間(2016年は4月1日~6月30日、ゴールデンウィーク期間は対象外)に設定されていますが、JALマイラーはこの期間が狙い目と言えます。
一方でビジネスクラスの交換レートは今年にはいって改悪されてしまい、ANAマイルと比べて見劣りする結果になりました。しかし、日本発が「火・水・木・金」、海外発が「月・火・水・木」になる場合は通常よりも少ないマイルで特典航空券に交換できる「曜日限定特典」が適用され、ANAマイルと肩を並べる好条件のレートとなります。週4日も該当するため、出発日と帰国日を調整して旅の計画を立てればお得にマイル交換ができます。
ANAマイル:全日空とベトナム航空の特典航空券に好条件で交換できる
ANAマイルは全日空とベトナム航空いずれの特典航空券にもJALマイルやエグゼクティブクラブに次ぐ好条件で交換できます。
特に日本航空も全日空も運航していない関西国際空港や福岡空港においては、ベトナム航空しか直行便がないため、関西圏や福岡のANAマイラーにとってはベトナム航空の特典航空券に交換することで国内線の乗り継ぎを回避できます。
ANAマイルを全日空の特典航空券に交換する際には、搭乗日によって、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンに分類されていて、それぞれ必要マイル数が異なることに注意が必要です。年間およそ4か月間がローシーズンに設定されており、その期間が狙い目です。
エコノミークラスの特典航空券を見てみると、ローシーズンであれば30,000マイルと、エグゼクティブクラブとJALマイルのディスカウント期間に次いでお得に交換でき、レギュラーシーズンでも35,000マイルとJALの通常時と同じマイル数で交換できます。また、ゴールデンウィークや年末やお盆前後はハイシーズンに設定されているため、この期間は38,000マイル必要で、JALマイルよりも必要マイル数が多くなってしまいます。そこで、ANAマイルをベトナム航空のエコノミークラス特典航空券(35,000マイル)に変えることで、使用するマイル数を極力減らすことができます。
直行便のビジネスクラスでのフライトはANAマイルが最もお得です。特にローシーズンであれば55,000マイルと、他の直行便の航空会社と比べても少ない必要マイル数でビジネスクラス特典航空券に交換することができます。エコノミーの時と同様にベトナム航空のビジネスクラス特典航空券に交換すればシーズンを問わず60,000マイルで交換できます。
また、全日空のホーチミン便はボーイング767-300という古めの機種で運航していて、ビジネスクラスのシートはフルフラットではありません。一方のベトナム航空は、成田発着便の中にはボーイング787-9というフルフラットシートが搭載されている最新機種を導入している便もあります。航空会社によってシートや機内サービスの内容はさまざまです。ビジネスクラスは必要マイルと合わせてこれらの良し悪しも参考に比較して決めるのが良いでしょう。
ダイナスティフライヤー:台北乗継便だが、ビジネスクラスの交換レートが一番お得
最後に、台湾のフラッグキャリアであるチャイナエアラインの「ダイナスティフライヤー」が自社便の特典航空券と好条件で交換できるのは見逃せません。
ビジネスクラスの特典航空券がたったの50,000マイルで、これはすべてのマイルの中で最もお得なレートです。
また、「チャイナエアラインに乗らないからマイル貯められないよ」という方でもアメリカン・エキスプレスが発行する一部のクレジットカードならカードの利用100円につき1マイル以上が貯められます。アメックスの会員ならば、すぐにマイル移行ができるので特典航空券を利用するハードルは低いです。
ただし、チャイナエアラインは日本-ホーチミンの直行便がなく台北での乗り継ぎが必要になるため、直行便と比べて飛行時間が長くなることがネックです。また、台北で観光するためにストップオーバー(24時間以上の滞在)をした場合、20,000マイルが追加されるため、合計70,000マイルが必要です。この場合、JALマイルやANAマイルを使って日本航空、全日空の航空券を使用して少ない追加マイルでストップオーバーした方がお得なのです。
- 日本からの直行便がない。台北での乗り継ぎが必要になるため直行便と比べて飛行時間が多い
- 日本航空や全日空と比較して機種が古い(B744など)
- 東アジアの主要航空会社の中で最も死亡事故が多い
- 台北でのストップオーバーは追加で20,000マイルが必要
以上の通り、色々な懸念点はありますが、すでにダイナスティフライヤー会員の方やアメックスのカードをお持ちの方は注目すべき条件です。
関連記事:マイル別 おすすめクレジットカード
JALカードやANAカードを中心に、世の中には数えきれないほどのマイレージが貯まるクレジットカードがあります。
カードがありすぎて、どのカードを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
また、日本国内において、ベトナム航空のロータスマイルが貯まるクレジットカードは今のところ発行されていないため、ベトナム航空の特典航空券に交換したい場合は、同社が加盟するスカイチームの航空会社のマイレージやANAマイルが貯まるクレジットカードを検討すべきです。
暮らしの達人では、航空会社ごとに得するクレジットカードや、たくさんマイルの貯まるクレジットカードを厳選して紹介しています。
特典航空券への近道になるよう、関連記事をお役立てください。
- 関連記事1:マイル別 おすすめのクレジットカード
- ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがたくさん貯まるおすすめカード
- JALマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- ANAマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- チャイナエアライン・ダイナスティフライヤーがたくさん貯まるおすすめカード
- 関連記事2:必要マイル早見表
- Aviosポイント 特典航空券 必要マイル数 一覧
- JALマイレージバンク 特典航空券 必要マイル数 一覧
- ANAマイレージクラブ 特典航空券 必要マイル数 一覧
- ダイナスティ・フライヤー 特典航空券 必要マイル数 一覧
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航空会社別:お得なクレジットカード一覧
スターアライアンス
- 全日本空輸
- アシアナ航空
- 深セン航空
- 中国国際航空
- エバー航空
- シンガポール航空
- タイ国際航空
- エア・インディア
- ニュージーランド航空
- エア・カナダ
- ターキッシュ エアラインズ
- ルフトハンザドイツ航空
- TAPポルトガル航空
- エーゲ航空
- オーストリア航空
- スイス国際航空
- アドリア航空
- クロアチア航空
- スカンジナビア航空
- ブリュッセル航空
- LOTポーランド航空
- コパ航空
- アビアンカ・エルサルバトル
- アビアンカ航空
- エチオピア航空
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ワンワールド
- 日本航空
- マレーシア航空
- スリランカ航空
- カタール航空
- ロイヤル・ヨルダン航空
- カンタス航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- エア・ベルリン
- イベリア航空
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- ラン航空
スカイチーム
- 大韓航空
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- 厦門(アモイ)航空
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- ベトナム航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア
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- KLMオランダ航空
- アリタリア-イタリア航空
- タロム航空
- チェコ航空
- アエロフロート・ロシア航空
- アエロメヒコ航空
- アルゼンチン航空
- ケニア航空