航空会社別、日本-台湾・台北便 特典航空券のマイル数を徹底比較
牛肉麺に小籠包、古風な街並みが人気の九份エリアなど、多数の魅力がある台湾の首都台北は、治安が良く、日本からの距離も近い上に親日の人が多い事から、シーズン問わず多くの日本人が訪れる定番の観光スポットです。台北には現在、JAL日本航空、ANA全日空、キャセイパシフィック航空などの大手航空会社から、バニラエアやジェットスターをはじめとした格安航空会社LCCまで合計11社の直行便が運航しています。
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航空会社/レターコード | マイル | アライアンス | 就航空港 | シートクラス |
---|---|---|---|---|
日本航空/JL | JALマイレージバンク | ワンワールド | 成田、羽田、関西、中部 | ビジネス/エコノミー |
キャセイパシフィック航空/CX | アジアマイル | ワンワールド | 成田、関西、中部 | ファースト/ビジネス/エコノミー |
全日空/NH | ANAマイレージクラブ | スターアライアンス | 成田、羽田 | ビジネス/エコノミー |
エバー航空/BR | インフィニティ マイレージランズ |
スターアライアンス | 成田、関西、福岡、札幌、函館、仙台、小松、那覇 | ビジネス/エコノミー |
チャイナエアライン/CI | ダイナスティ・フライヤー | スカイチーム | 成田、羽田、関西、中部、福岡、札幌、富山、静岡、広島、高松、宮崎、鹿児島、那覇 | ビジネス/エコノミー |
フィリピン航空/PR | マブハイマイル | – | 関西 | ビジネス/エコノミー |
バニラエア/JW | – | – | 成田、関西、福岡、那覇 | エコノミー |
ジェットスタージャパン/GK | フリークエントフライヤー | – | 成田、関西、中部 | エコノミー |
タイガーエア台湾/IT | – | – | 成田、羽田、関西、中部、茨城、小松、函館、岡山、福岡、那覇 | エコノミー |
ピーチ航空/MM | – | – | 羽田、関西、新千歳、那覇、仙台 | エコノミー |
スクート/TZ | – | – | 成田 | エコノミー |
※:シートクラスは「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」の3種類に分類しています。会社によって、シートの名称が異なりますが、表中では「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」に統一しています。
台北に無料で旅するために、マイルを利用して航空会社の特典航空券に交換する場合、必要になるマイル数は使用するマイルや航空会社によってバラバラです。
そうなると、これからマイルを貯める人や複数のマイルを貯めている人にとって、台北に行くにはどのマイルを使ってどこの航空会社の特典航空券に交換するのが一番お得なのか気になるところではないでしょうか?
そこで、日本と台湾・台北の往復特典航空券に必要なマイル数を調査した結果、JALマイル、ANAマイルの他に、ブリッティッシュエアウェイズのAviosポイントがお得なことがわかりました。
- お得なマイルx航空会社の組み合わせ
- エコノミークラス:Aviosポイントx日本航空orキャセイパシフィック(15,000~)、JALマイルx日本航空(16,000~)、ANAマイルx全日空(17,000~)、ANAマイルxエバー航空(20,000)
- ビジネスクラス:Aviosポイントx日本航空orキャセイパシフィック航空(30,000~)、 ANAマイルx全日空(35,000~)、ANAマイルxエバー航空(40,000)、JALマイルx日本航空(40,000~)
- ファーストクラス:JALマイルxキャセイパシフィック航空(65,000)
一方、台湾を拠点とするチャイナエアラインのダイナスティフライヤーはJALマイルやANAマイルと比較して交換レートが悪いため、台湾との往来を目的としてマイルを貯めることはおすすめしません。
この記事では、調査結果について詳しく紹介していますのでお役立てください。
目次
調査結果:日本~香港国際線特典航空券 最低必要マイル数(往復)
使用するマイル | 交換する特典航空券 | エコノミー | ビジネス | ファースト |
---|---|---|---|---|
日本航空 JALマイレージバンク |
日本航空/JL | 17,000/JALカード割引※1 18,000/ディスカウントマイル※1 20,000/通常 |
40,000/曜日限定特典※2 48,000/通常 |
– |
キャセイパシフィック航空/CX | 21,000 | 42,000 | 65,000 | |
ブリティッシュエアウェイズ Aviosポイント |
日本航空/JL | 15,000/関西中部福岡※3 20,000/成田羽田 |
30,000/関西中部福岡※3 40,000/成田羽田 |
– |
キャセイパシフィック航空/CX | 15,000/中部福岡※3 20,000/成田羽田 |
30,000/中部福岡※3 40,000/成田羽田 |
80,000 | |
キャセイパシフィック航空 アジアマイル |
日本航空/JL | 30,000 | 50,000 | – |
キャセイパシフィック航空/CX | 30,000 | 50,000 | 70,000 | |
全日空 ANAマイレージクラブ |
全日空/NH | 17,000/ローシーズン※4 20,000/レギュラーシーズン※4 23,000/ハイシーズン※4 |
35,000/ローシーズン※4 40,000/レギュラーシーズン※4 43,000/ハイシーズン※4 |
– |
エバー航空/AI | 20,000 | 40,000 | – | |
ユナイテッド航空 マイレージ・プラス |
全日空/NH | 30,000 | 60,000 | – |
エバー航空/AI | 30,000 | 60,000 | – | |
エバー航空 インフィニティ マイレージランズ |
全日空/NH | 40,000 | 60,000 | – |
エバー航空/AI | 35,000 | 50,000 | – | |
シンガポール航空 クリスフライヤー |
全日空/NH | 25,000 | 45,000 | – |
エバー航空/AI | 25,000 | 45,000 | – | |
チャイナエアライン ダイナスティ・フライヤー |
チャイナエアライン/CI | 35,000 | 50,000 | – |
デルタ航空 スカイマイル |
チャイナエアライン/CI | 35,000 | 60,000 | – |
大韓航空 スカイパス |
チャイナエアライン/CI | 50,000 | 75,000 | – |
※:2018年5月15日時点の情報です。特典航空券への交換に必要なマイル数が旅程距離によって算出される場合は、特別な記述がない限り成田空港を起点としています。利用空港や経由地、日程等によって変動する場合がありますので、ご計画の際は必ず公式サイトおよびコールセンターでご確認ください。
※1:シーズンによって必要マイル数が異なります。ディスカウントマイル/JALカード割引適用期は公式サイト-JAL国際線特典航空券 マイル早見表をご確認ください。
※2:2019年3月31日の搭乗まで、火・水・木・金の日本発便、月・火・水・木の海外発便を優待レートで交換可能。(対象外期間などの確認はこちら)
※3:出発地から目的地までの距離で必要マイル数を算出しているため、出発空港によって必要マイルが異なります。
※4:シーズンによって必要マイル数が異なります。ローシーズン(閑散期)、レギュラーシーズン(通常期)、ハイシーズン(繁忙期)の期間は公式サイト-ANA国際線特典航空券 搭乗日を確認をご確認ください。
解説:JAL&ANAマイル、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがお得
Aviosポイント:関西中部福岡便はさらにお得 日本航空とキャセイの特典航空券に好条件で交換できる
ブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブクラブはフライトなどでAviosポイントというマイルが貯まりますが、年間を通して好条件で日本航空とキャセイパシフィックのエコノミークラス、ビジネスクラスの日本〜台北特典航空券に交換できます。
なかでも、関西国際・中部国際・福岡発着便の特典航空券は、最も少ない必要マイル数で交換できます。これは、Aviosポイントが出発地から目的地までの距離に応じて必要マイル数を計算しているためで、同じ日本の中でも台北に近い西日本の空港発であれば、羽田や成田発と比べて必要マイル数が25%も割引され、エコノミークラスであれば15,000マイル、ビジネスクラスであっても30,000マイルと、他社を圧倒するレートで台北への往復特典航空券に交換できます。
関東在住の方も気を落とさないでください。西日本発がお得なのは間違いないですが、成田・羽田発であっても、エコノミークラス特典航空券への必要マイル数はJALマイルの通常時、ANAマイルのレギュラーシーズンと同じ20,000マイルで、決して悪い条件ではありません。ビジネスクラス特典航空券への必要マイル数もANAマイルのレギュラーシーズンと同じ40,000マイルであり、JALマイルの通常時48,000マイルよりも優れています。発着空港やシーズンを問わずいつでも好条件で交換できるのがAvoisポイントの大きな魅力と言えます。
この他にも、エグゼクティブクラブのAviosポイントは、JALマイルやANAマイルにはない魅力的なサービス内容でも注目を集めます。
- 特典航空券が利用できないブラックアウト期間がないこと(JAL・ANAマイルはお盆や年末の利用不可)
- 7,500マイルから片道特典航空券も取得可(JALマイルは条件付で取得可/ANAは不可)
- 当日出発便の特典航空券も取得可能(JALマイルは4日前の予約必須)
JALマイルやANAマイルと比較しても融通が効きやすく、前もって計画を立てずにその場の思いつきで旅行をする人にとっては使い勝手のよいルール設定と言えます。
「ブリティッシュエアウェイズは乗らないからマイルを貯める機会がないよ」と思うかもしれませんが、たとえフライトをしなくてもアメリカン・エキスプレスが発行する一部のカードを使えば、100円のカード利用で1マイル以上を貯めることができます。今回紹介した台北便のように、エリアによってはJALマイルよりもお得なレートで特典航空券に交換できるため、ネットでその情報が拡散されて以降一部のユーザーに大人気のマイルです。Aviosポイントが貯められるクレジットカードは、ブリティッシュエアウェイズのマイルが貯まるおすすめのクレジットカードのページで紹介しています。
JALマイルにポイント交換のできないアメックスの会員ならば、行先に応じてAviosポイントを活用すべきと言えます。
JALマイル:ディスカウント期間を狙って日本航空の特典に交換するのが一番お得
JALマイルは、日本航空の航空券とキャセイパシフィックの航空券、いずれの特典航空券にも交換できます。
なかでも羽田・成田発の場合は、期間限定ではありますが、最も少ないマイル数でJAL便のエコノミークラス特典航空券に交換できます。JALマイルは、ディスカウント期間を設定していて、搭乗日がディスカウント期間に該当する場合は、 日本航空の日本~台北便のエコノミークラス往復特典航空券を18,000マイル、さらにJALカード会員なら17,000マイルで交換することができます。適用期間は年間3か月程度が設定されています。(2016年は4月1日~6月30日でした)。通常期間は20,000マイル必要ですので、ディスカウント期間を利用したエコノミークラスはメチャメチャお得です。
一方でビジネスクラスの交換レートは48,000マイルと近年改悪されてしまい、AviosポイントやANAマイルと比べて見劣りする結果になりました。しかし、日本航空の特典航空券に限り、日本発が「火・水・木・金」、海外発が「月・火・水・木」になる場合は通常よりも少ない40,000マイルで特典航空券に交換できる曜日限定特典が適用され、すべてのマイルの中でもトップクラスの好条件で交換できます。週4日も該当するため、出発日と帰国日を調整して旅の計画を立てればお得にマイル交換ができます。
また、発着の曜日が調整できない場合は、JALマイルをキャセイパシフィック便のビジネスクラス特典航空券に交換すれば、日本航空便の通常時よりも少ない42,000マイルで交換できるので選択肢として検討しましょう。
ANAマイル:全日空、エバー航空の特典航空券に好条件で交換できる
ANAマイルは全日空の航空券とエバー航空の航空券、いずれの特典航空券にも好条件で交換できます。
全日空の特典航空券に交換する際には、搭乗日によって、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンに分類されていて、それぞれ必要マイル数が異なることに注意が必要です。年間およそ4か月間がローシーズンに設定されており、その期間が狙い目です。エコノミークラスの特典航空券を見てみると、最も良い条件で特典航空券に交換できるAviosポイントやJALマイルよりも少しだけ多く必要ですが、それでも他の航空会社と比較するとお得なレートであることがわかります。
また、ビジネスクラスでフライトしたい場合にもANAマイルはおすすめです。特にローシーズンであれば自社便の特典航空券なら35,000マイルと、成田・羽田便においては他の航空会社と比べて最も少ない必要マイル数で交換できます。
また、ANAマイルをエバー航空のビジネスクラス特典航空券に交換すればシーズンを問わず40,000マイルで交換できます。エバー航空はサンリオと提携し、機体やシートにキティちゃんが描かれたハローキティジェットを導入し、成田や羽田、札幌などの路線に投入しています。お子さんも一緒ならきっと喜んでくれるでしょう。
関連記事:マイル別 おすすめクレジットカード
JALカードやANAカードを中心に、世の中には数えきれないほどのマイレージが貯まるクレジットカードがあります。
カードがありすぎて、どのカードを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
また、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントなど、その航空会社にフライトする機会はなくともクレジットカードで貯めたポイントからマイルに交換するなど、マイルを貯めるテクニックはたくさんあります。
そこそこカードのことに詳しい方でも、日々新しいカードが誕生している状況で、最新情報をウォッチし続けるのは難しいと思います。
暮らしの達人では、航空会社ごとに得するクレジットカードや、たくさんマイルの貯まるクレジットカードを厳選して紹介しています。
特典航空券への近道になるよう、関連記事をお役立てください。
- 関連記事1:マイル別 おすすめのクレジットカード
- ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがたくさん貯まるおすすめカード
- JALマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- ANAマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- 関連記事2:必要マイル早見表
- Aviosポイント 特典航空券 必要マイル数 一覧
- JALマイレージバンク 特典航空券 必要マイル数 一覧
- ANAマイレージクラブ 特典航空券 必要マイル数 一覧
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航空会社別:お得なクレジットカード一覧
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