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航空会社別、日本-インドネシア・ジャカルタ便 特典航空券のマイル数を徹底比較

公開年月日 : 2016/12/03 更新年月日 : 2018/05/16

日本とインドネシア国旗

日本から東南アジアに就航している都市の中で最も距離が離れているインドネシア・ジャカルタ。日本からはビジネス目的の利用者が多く、成田、羽田、関空から直行便が就航しています。現在日本からの直行便は、JAL日本航空、ANA全日空、ガルーダインドネシア航空の3社が運航しています。

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日本~インドネシア・ジャカルタ(スカルノ・ハッタ国際空港)直行便/主な乗り継ぎ便

航空会社/レターコード マイル アライアンス 就航空港 シートクラス
日本航空/JL JALマイレージバンク ワンワールド 成田 ビジネス/エコノミー
全日空/NH ANAマイレージクラブ スターアライアンス 成田、羽田 ビジネス/エコノミー
ガルーダインドネシア航空/GA ガルーダマイルズ スカイチーム 羽田、関西 ファースト/ビジネス/エコノミー
【乗継】チャイナエアライン/CI ダイナスティ・フライヤー スカイチーム 桃園(台北)乗り継ぎ など ビジネス/エコノミー

:シートクラスは「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」の3種類に分類しています。会社によって、シートの名称が異なりますが、表中では「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」に統一しています。

ジャカルタに無料で旅するために、マイルを利用して航空会社の特典航空券に交換する場合、使用するマイルや航空会社によって必要になるマイル数はバラバラです。

そうなると、これからマイルを貯める人や複数のマイルを貯めている人にとって、ジャカルタに行くにはどのマイルを使ってどこの航空会社の特典航空券に交換するのが一番お得なのか気になるところではないでしょうか?

そこで、日本とインドネシア・ジャカルタの往復特典航空券に必要なマイル数を調査した結果、JALマイル、ANAマイルの他に、チャイナエアラインのダイナスティフライヤーがお得なことがわかりました。

お得なマイルx航空会社の組み合わせ
エコノミークラス:JALマイルx日本航空(24,000~)、ANAマイルx全日空orガルーダ・インドネシア航空(30,000~
ビジネスクラス[直行便]:ANAマイルx全日空orガルーダ・インドネシア航空(55,000~)、JALマイルx日本航空(60,000~
ビジネスクラス[乗継便]:ダイナスティフライヤーxチャイナエアライン[台北乗継](50,000~
ファーストクラス:JALマイルx日本航空(100,000~

また、これらと比較してインドネシア航空のガルーダマイルズは交換レートが悪く、使いづらいことも判明しました。これほどレートの悪いマイレージプログラムは珍しいです。マイラーの方はインドネシア航空でフライトした際はスカイチームメンバーをはじめとした提携航空会社のマイルに加算した方が良いでしょう。

この記事では、調査結果について詳しく紹介していますのでお役立てください。

調査結果:日本~インドネシア・ジャカルタ国際線特典航空券 最低必要マイル数(往復)

使用するマイル 交換する特典航空券 エコノミー ビジネス ファースト
日本航空
JALマイレージバンク
日本航空/JL 24,000/JALカード割引※1
25,000/ディスカウントマイル※1
35,000/通常
60,000/曜日限定特典※2
80,000/通常
80,000/曜日限定特典※2
100,000/通常
ブリティッシュエアウェイズ
Aviosポイント
日本航空/JL 40,000 120,000 160,000
全日空
ANAマイレージクラブ
全日空/NH 30,000/ローシーズン※3
35,000/レギュラーシーズン※3
38,000/ハイシーズン※3
55,000/ローシーズン※3
60,000/レギュラーシーズン※3
63,000/ハイシーズン※3
ガルーダ・インドネシア航空/GA 35,000 60,000 105,000
ユナイテッド航空
マイレージ・プラス
全日空/NH 40,000 90,000
ガルーダ・インドネシア航空
ガルーダマイルズ
全日空/NH 75,000 135,000
ガルーダ・インドネシア航空/GA 70,000 126,000 180,000
デルタ航空
スカイマイル
ガルーダ・インドネシア航空/GA 45,000 80,000
大韓航空
スカイパス
ガルーダ・インドネシア航空/GA 50,000 75,000
チャイナエアライン
ダイナスティフライヤー
ガルーダ・インドネシア航空/GA 50,000 70,000
チャイナエアライン/CI
(台北乗り継ぎ)
35,000 50,000

:2018年5月16日時点の情報です。特典航空券への交換に必要なマイル数が旅程距離によって算出される場合は、特別な記述がない限り成田空港を起点としています。利用空港や経由地、日程等によって変動する場合がありますので、ご計画の際は必ず公式サイトおよびコールセンターでご確認ください。
※1:シーズンによって必要マイル数が異なります。ディスカウントマイル/JALカード割引適用期は公式サイト-JAL国際線特典航空券 マイル早見表をご確認ください。
※2:2019年3月31日の搭乗まで、火・水・木・金の日本発便、月・火・水・木の海外発便を優待レートで交換可能。(対象外期間などの確認はこちら
※3:シーズンによって必要マイル数が異なります。ローシーズン(閑散期)、レギュラーシーズン(通常期)、ハイシーズン(繁忙期)の期間は公式サイト-ANA国際線特典航空券 搭乗日を確認をご確認ください。

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解説:直行便ならJAL・ANAマイル、乗り継ぎならチャイナエアラインのマイルがお得

JALマイル:ディスカウント期間を狙って日本航空の特典に交換するのが一番お得

JALのロゴ

JALマイルは、期間限定ではありますが、最も少ないマイル数でJAL便のエコノミークラス特典航空券に交換できます

JALマイルは、年間でおよそ3か月の間、ディスカウント期間を設定していて、搭乗日がディスカウント期間に該当する場合は、エコノミークラスの往復特典航空券を25,000マイル、JALカード会員ならさらに1,000マイル割引されて24,000マイルで交換することができます。適用期間は春ごろの最も渡航の需要が少ない期間に設定されていますが、これだけ少ないマイル数でジャカルタまで行けるのは圧倒的に狙い目です。

一方で、ビジネスクラスの通常時の交換レートは今年にはいって改悪されてしまい、ANAマイルやダイナスティフライヤーズと比べて見劣りする結果になりました。しかし、日本発が「火・水・木・金」、海外発が「月・火・水・木」になる場合は通常よりも少ないマイルで特典航空券に交換できる「曜日限定特典」が適用され、ビジネスクラスの往復特典航空券がANAマイルのレギュラーシーズンと同レートの60,000マイルで交換できます。週4日も該当するため、出発日と帰国日を調整して旅の計画を立てればお得にマイル交換ができます。

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ANAマイル:全日空とガルーダ・インドネシアの特典航空券に好条件で交換できる

ANAのロゴ

ANAマイルは全日空とガルーダ・インドネシア航空いずれの特典航空券にも好条件で交換できます。特にJAL便もANA便も運航していない関西国際空港においては、ガルーダ・インドネシア航空しか直行便がないため、関西圏のANAマイラーにとっては同社の特典航空券と交換することにより国内線の乗り継ぎを回避できます。

ANAマイルを全日空の特典航空券に交換する際には、搭乗日によって、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンに分類されていて、それぞれ必要マイル数が異なることに注意が必要です。年間およそ4か月間がローシーズンに設定されており、その期間が狙い目です。

エコノミークラスの特典航空券を見てみると、ローシーズンであれば30,000マイルと、JALのディスカウント期間を除いた通常時よりもお得に交換でき、レギュラーシーズンでも35,000マイルとJALの通常時と同じマイル数で交換できます。また、ゴールデンウィークや年末やお盆前後はハイシーズンに設定されているため、この期間は38,000マイル必要で、JALマイルよりも必要マイル数が多くなってしまいます。そこで、ANAマイルをガルーダインドネシア航空のエコノミークラス特典航空券(35,000マイル)に変えることで、使用するマイル数を極力減らすことができます。

直行便のビジネスクラスでフライトしたいならANAマイルで決まりです。特にローシーズンであれば55,000マイルと、他の直行便の航空会社と比べても少ない必要マイル数でビジネスクラス特典航空券に交換することができます。また、エコノミーの時と同様にガルーダインドネシア航空のビジネスクラス特典航空券に交換すればシーズンを問わず60,000マイルで交換できます。

全日空の成田発のジャカルタ便はボーイング787-8、羽田発は787-9と新しい機材を導入しておりビジネスクラスも快適なフルフラットシートが導入されています。一方の、ガルーダインドネシア航空は成田便では最新機種のエアバス330-300というさらに新しい機種を導入しており、ビジネスクラスシートは全席通路にアクセスできる1-2-1の1列4席で配置されています。より多くのマイルを消費するビジネスクラスだからこそ、必要マイル数以外にも快適さや機能性もなおさら考慮して比較してみてはいかがでしょうか。

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ダイナスティフライヤー:台北乗継便だが、ビジネスクラスの交換レートが一番お得

チャイナエアラインのロゴ

チャイナエアラインのマイレージプログラムであるダイナスティフライヤーは、自社便の往復特典航空券に交換する時の必要マイルがエコノミークラスは35,000マイルでJALマイルとANAマイルの通常の交換レートと同じで、ビジネスクラスにおいてすべてのマイルの中で最も少ないマイル数で往復特典航空券に交換できます

さらに、ガルーダ・インドネシア航空と同じスカイチームに加盟しているためマイレージの相互利用が可能で、ガルーダ・インドネシア航空のファーストクラスへの交換レートもすべてのマイルの中で最も少ない90,000マイルです。

日本からインドネシアへは、チャイナエアラインの直行便がなく台北を経由するため飛行時間はかかるもののビジネスクラスにおいてすべてのマイルの中で最も少ないマイル数で往復特典航空券に交換できます

「チャイナエアラインに乗らないからマイル貯められないよ」という方でもアメリカン・エキスプレスが発行する一部のクレジットカードを使えば、カードの利用100円につき1マイル以上が貯められます。アメックスの会員ならば、すぐにマイル移行ができるので特典航空券を利用するハードルは低いです。

しかし、チャイナエアラインのビジネスクラス特典往復券に交換する場合は、何点か注意してほしいことがあります。

1つ目は、チャイナエアライン-ジャカルタ路線は、先にも述べたように日本からの直行便がありません。そのため、台北で一度乗り継いでジャカルタに向かう必要があるため、日本航空や全日空などの直行便と比べて飛行時間が長くなります。

2つ目は、「乗り継ぎついでにストップオーバーして台湾観光しよう」と考えても、ストップオーバーは追加で20,000マイルが加算されます。ストップオーバーとは乗り継ぎ地で24時間以上滞在してから目的地に向かうことです。乗り継ぎ地の台北でストップオーバーして、せっかくだから台北も観光したいなんていう場合には追加で20,000マイルが必要で、合計でエコノミークラスなら55,000マイル、ビジネスクラスなら70,000マイルが必要になります。ストップオーバーして経由地で観光したいならJALマイルやANAマイルの方がお得です。

この他に、チャイナエアラインは東アジアの主要航空会社の中で最も死亡事故が多いなど、色々な懸念点もありますが、すでにダイナスティフライヤー会員の方やアメックスのカードをお持ちの方は注目すべき条件です。

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関連記事:マイル別 おすすめのクレジットカード

JALカードやANAカードを中心に、世の中には数えきれないほどのマイレージが貯まるクレジットカードがあります。

カードがありすぎて、どのカードを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

また、日本国内において、ガルーダインドネシア航空のガルーダマイルズが貯まるクレジットカードは今のところ発行されていないため、ガルーダインドネシア航空の特典航空券に交換したい場合は、同社が加盟するスカイチームの航空会社のマイレージやANAマイルが貯まるクレジットカードを検討すべきです。

暮らしの達人では、航空会社ごとに得するクレジットカードや、たくさんマイルの貯まるクレジットカードを厳選して紹介しています。

特典航空券への近道になるよう、関連記事をお役立てください。

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