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航空会社別、日本-フィリピン・マニラ便 特典航空券のマイル数を徹底比較

公開年月日 : 2016/12/03 更新年月日 : 2018/05/22

日本とフィリピン国旗

日本から東南アジアに就航している都市の中で最も近いフィリピン・マニラ。現在、JAL日本航空、ANA全日空、デルタ航空の3社の他にフィリピン航空や、格安航空会社LCCのセブパシフィック航空など合わせて6社の直行便が運航しています。

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日本~フィリピン・マニラ(ニノイ・アキノ国際空港)直行便/主な乗り継ぎ便

航空会社/レターコード マイル アライアンス 就航空港 シートクラス
日本航空/JL JALマイレージバンク ワンワールド 成田 ビジネス/エコノミー
全日空/NH ANAマイレージクラブ スターアライアンス 成田、羽田 ビジネス/エコノミー
デルタ航空/DL スカイマイル スカイチーム 成田 ビジネス/エコノミー
【乗継】チャイナエアライン/CI ダイナスティ・フライヤー スカイチーム 桃園(台北)乗り継ぎ など ビジネス/エコノミー
フィリピン航空/PR マブハイマイル 成田、羽田、関西中部福岡 ビジネス/エコノミー
セブパシフィック航空/5J 成田、関西、福岡、中部 エコノミー
ジェットスタージャパン/GK フリークエントフライヤー 成田、関西、中部 ビジネス/エコノミー

:シートクラスは「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」の3種類に分類しています。会社によって、シートの名称が異なりますが、表中では「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」に統一しています。

マニラに無料で旅するために、マイルを利用して航空会社の特典航空券に交換する場合、使用するマイルや航空会社によって必要になるマイル数はバラバラです。

そうなると、これからマイルを貯める人や複数のマイルを貯めている人にとって、マニラに行くにはどのマイルを使ってどこの航空会社の特典航空券に交換するのが一番お得なのか気になるところではないでしょうか?

そこで、日本とマニラの往復特典航空券に必要なマイル数を調査した結果、JALマイル、ANAマイル、そしてブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがお得なことがわかりました。

お得なマイルx航空会社の組み合わせ
エコノミークラス:JALマイルx日本航空(14,000~)、ANAマイルx全日空orフィリピン航空(17,000~)、Aviosポイントx日本航空(20,000
ビジネスクラス:ANAマイルx全日空orフィリピン航空(35,000~)、JALマイルx日本航空(40,000~)、Aviosポイントx日本航空(40,000

一方でスカイチームに加盟する航空会社については、これらと比較して交換レートの良いマイルはありませんでした。

この記事では、調査結果について詳しく紹介していますのでお役立てください。

調査結果:日本~フィリピン・マニラ国際線特典航空券 最低必要マイル数(往復)

使用するマイル 交換する特典航空券 エコノミー ビジネス ファースト
日本航空
JALマイレージバンク
日本航空/JL 17,000/JALカード割引※1
18,000/ディスカウントマイル※1
20,000/通常
40,000/曜日限定特典※2
48,000/通常
ブリティッシュエアウェイズ
Aviosポイント
日本航空/JL 20,000 40,000
全日空
ANAマイレージクラブ
全日空/NH 17,000/ローシーズン※3
20,000/レギュラーシーズン※3
23,000/ハイシーズン※3
35,000/ローシーズン※3
40,000/レギュラーシーズン※3
43,000/ハイシーズン※3
フィリピン航空/PR 20,000 40,000
ユナイテッド航空
マイレージ・プラス
全日空/NH 40,000 90,000
デルタ航空
デルタスカイマイル
デルタ航空/DL 35,000~※4 60,000~※4
大韓航空
スカイパス
デルタ航空/DL 50,000 75,000
チャイナエアライン
ダイナスティフライヤー
デルタ航空/DL 50,000 70,000
チャイナエアライン/CI
(台北乗り継ぎ)
35,000 50,000
フィリピン航空
マブハイマイル
全日空/NH 45,000 75,000
フィリピン航空/PR 29,000 53,000

:2018年5月22日時点の情報です。特典航空券への交換に必要なマイル数が旅程距離によって算出される場合は、特別な記述がない限り成田空港を起点としています。利用空港や経由地、日程等によって変動する場合がありますので、ご計画の際は必ず公式サイトおよびコールセンターでご確認ください。
※1:シーズンによって必要マイル数が異なります。ディスカウントマイル/JALカード割引適用期は公式サイト-JAL国際線特典航空券 マイル早見表をご確認ください。
※2:2019年3月31日の搭乗まで、火・水・木・金の日本発便、月・火・水・木の海外発便を優待レートで交換可能。(対象外期間などの確認はこちら
※3:シーズンによって必要マイル数が異なります。ローシーズン(閑散期)、レギュラーシーズン(通常期)、ハイシーズン(繁忙期)の期間は公式サイト-ANA国際線特典航空券 搭乗日を確認をご確認ください。
※4:シーズンによって必要マイル数が異なります。それぞれの適用期は公式サイトをご確認ください。

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解説:JAL&ANAマイル、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがお得

日本航空便ならJALマイルとブリティッシュAivosポイントが断然お得

JAとブリティッシュ・エアウェイズのロゴ

日本航空の特典航空券と交換するならJALマイルとブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブクラブ(Aviosポイント)の2つが断トツでお得なことがわかりました。キャセイパシフィックやアメリカン航空など、この他のワンワールド加盟の航空会社のマイルと比較しても、JALマイルとAviosポイントの交換レートは断トツでお得です。

JALマイルとAviosポイントは年間を通して20,000マイルでエコノミークラスの往復特典航空券と交換できます。

そのうち、JALマイルでは期間限定(毎年およそ3か月間)ではありますが、ディスカウント期間を設定していて、搭乗日がディスカウント期間に該当する場合は、エコノミークラスの往復特典航空券を18,000マイル、JALカード会員なら17,000マイルで交換することができます。適用期間は春ごろの最も渡航の需要が少ない期間に設定されていますが、国内線の往復とさほど変わらないマイル数でマニラまで行けるこの期間は圧倒的に狙い目です。

一方で、ビジネスクラスの交換レートは今年にはいって改悪されてしまい、ANAマイルと比べて若干見劣りする結果になりました。しかし、日本発が「火・水・木・金」、海外発が「月・火・水・木」になる場合は通常よりも少ないマイルで特典航空券に交換できる「曜日限定特典」が適用され、ビジネスクラスの往復特典航空券がANAマイルのレギュラーシーズンと同レートの40,000マイルで交換できます。週4日も該当するため、出発日と帰国日を調整して旅の計画を立てればお得にマイル交換ができます。

ブリティッシュエアウェイズのマイレージプログラムであるAviosポイントは、年間通していつでも20,000マイルでJALの往復特典航空券と交換できます。Aviosポイントには、JALマイルと比較していくつかメリットがあります。

  • 特典航空券が利用できないブラックアウト期間がないこと(JALマイルはお盆や年末の利用不可)
  • 10,000マイルで片道特典航空券も取得可(JALマイルは往復航空券のみ可)
  • 当日出発便の特典航空券も取得可能(JALマイルは4日前の予約必須)
  • ビジネスクラス特典航空券が40,000マイル(JALマイルは通常48,000マイル)

「ブリティッシュエアウェイズは乗らないからマイルを貯める機会がないよ」と思うかもしれませんが、たとえフライトをしなくても、アメリカン・エキスプレスが発行する一部のカードを使えば、100円のカード利用で1マイル以上を貯めることができます。アメリカン・エキスプレスのユーザーなら、貯めたポイントをJALマイルに移行できない代わりにAviosポイントに移行して日本航空の特典航空券へ交換できるため、Aviosポイントを愛用しているJALユーザーは相当数いると言われているほどです。(Aviosポイントが貯められるクレジットカードは、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがたくさん貯まるおすすめカードのページで紹介しています。)

通常の交換レートは同じですが、それぞれの特徴やメリットを活かしてどちらのマイルで特典航空券と交換するか検討すべきです。

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ANAマイルは、全日空とフィリピン航空の特典航空券に好条件で交換できる

ANAのロゴ

全日空とフィリピン航空はマイレージプログラム相互提携をしているため、お互いのマイルをお互いの特典航空券に交換できます

そして、ANAマイルは自社便の特典航空券にもフィリピン航空の特典航空券に交換する場合も、他社よりも比較的良いレートで交換できます。関空、中部国際、福岡などマニラ行きのANA便が就航していない地域でANAマイルを貯めている人は、フィリピン航空の特典航空券に交換することで国内線の乗り継ぎを回避できます。

交換レートはエコノミークラス、ビジネスクラスともにすべてのマイルの中でもトップクラスの好条件です。

まず、ANAマイルを自社便の全日空の特典航空券に交換する際には、搭乗日によって、L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズンに分類されていて、それぞれ必要マイル数が異なることに注意が必要です。年間およそ4か月間がローシーズンに設定されており、その期間は交換レートが良く、狙い目です。

一方、フィリピン航空の特典航空券に交換する際は、フライト時期を問わずにレートが固定されていて、エコノミークラスは20,000マイル、ビジネスクラスは40,000マイルです。

ビジネスクラスでのフライトは、全日空とフィリピン航空のシートや機内食を比較すると全日空の方が機材も新しくて機内食も美味しいのでせっかく同じくらいのマイルを消費するなら全日空の特典航空券をおすすめしています(あくまで個人の感想です)。

より多くのマイルを使うビジネスクラスにおいては、必要マイル数以外にも快適さや機能性もなおさら考慮して比較してみてはいかがでしょうか。

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関連記事:マイル別 おすすめのクレジットカード

JALカードやANAカードを中心に、世の中には数えきれないほどのマイレージが貯まるクレジットカードがあります。

カードがありすぎて、どのカードを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

また、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントなど、その航空会社にフライトする機会はなくともクレジットカードで貯めたポイントからマイルに交換するなど、マイルを貯めるテクニックはたくさんあります。

そこそこカードのことに詳しい方でも、日々新しいカードが誕生している状況で、最新情報をウォッチし続けるのは難しいと思います。

そこで、暮らしの達人では、たくさんマイルの貯まるクレジットカードをマイル別に厳選して紹介しています。

特典航空券への近道になるよう、関連記事をお役立てください。

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関連記事1:マイル別 おすすめのクレジットカード
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