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年会費無料のANAカードを探しているならANA VISA Suicaがおすすめな理由

公開年月日 : 2018/09/14 更新年月日 : 2020/06/08

ANAVISASuicaカード

Suicaチャージでマイルが貯まる唯一のANAカードがANA VISA Suicaカードです。他のANAカードとは違い、Suicaが付帯されているクレジットカードなので、ANAカードとしてだけでなくSuicaとしても利用できます。

そして実はこのANA VISA Suicaカードは、一般クラスのANAカードの中でも珍しく、年会費実質無料で持つことができるANAカードです。そのため、「ANAカードに入会したいけど年会費は安く抑えたい」という人におすすめするANAカードです。

この記事ではANA VISA Suicaカードの年会費が実質無料と言える理由や、その他の魅力を紹介していきます。

ANA VISA Suicaカードが実質無料のANAカードである理由

マイ・ペイすリボの登録で年会費が826円(税込)になる

まずANA VISA Suicaカードは、「マイ・ペイすリボ」に登録したうえで、年に1回以上クレジットカードで支払いをすることで、年会費が2,200円(税込)から826円(税込)に値引きされます。マイ・ペイすリボとは、カードの支払い方法をリボ払いにするサービスのことです。

リボ払いをすると金利が発生し、実際の利用額よりも支払額が高額になる恐れがあります。そのため、通常であればリボ払いを行うことはおすすめしません。しかし、マイ・ペイすリボは月々の返済額を自由に設定することができます。返済額をカード利用限度額と同額に設定しておけば一括払いと同じように支払うことができるため、損することがありません。この方法については後ほど詳しく説明します。とにかくANA VISAS Suicaカードは、なんのデメリットもなく年会費を826円(税込)に下げることができます

2021年2月以降の年会費から、「年1回以上のカード利用」→「年1回以上のリボ払い手数料支払い」に条件が変更されます。

他のANAカードでも、VISAブランドのものならば同じ条件で年会費の割引を受けられるものがあります。しかし、ANAカード(一般) VISA/Masterの場合は条件を満たしても、値引き後の年会費は1,127円(税込)です。つまり、例えSuicaを活用する予定がない人であっても、ANAカード(一般) VISA/MasterよりもANA VISA Suicaカードの方がおすすめです。

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ANA VISA Suicaカードは毎年1,000マイルもらえるので、年会費の元が取れる

ANA VISA Suicaカードをはじめ一般クラスのANAカードは入会時と、入会から2年目以降の年1回年会費を払った時に、1,000マイルが付与されます。つまりANA VISA Suicaカードを所有している限り、毎年1,000マイルをボーナスマイルとして受け取ることが可能です。

先に説明した通り、ANA VISA Suicaカードは条件を満たすことで年会費を826円(税込)にすることが可能です。そのうえで毎年1,000マイルが貯まるので、1マイルを1円として考えた場合でも、「年会費 < ボーナスマイル」となります。そのため、ANA VISA Suicaカードは年会費実質無料と言えます。

ANA VISAS Suicaカード以外だと、ほとんっど「年会費 < ボーナスマイル」になりません。ANA VISA Suicaカードの強みだと言えます。

ANA VISA Suicaカードに申し込む

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マイ・ペイすリボの返済額を限度額に合わせる方法

Vpass

では実際に、デメリットなくマイ・ペイすリボを利用する方法を紹介します。まずANA VISA Suicaカードの入会後に、会員専用サイトのVpassから「リボ払いお支払金額の変更」そして「増額を申し込む」を選びます。

Vpass

2つラジオボタンがあるうち、まず上にある「次回お支払い金額(最低お支払い金額)にご希望の金額を増額する。」にチェックを入れて次に進みます。

Vpass

そして「すべてを支払う。」にチェックを入れて決定します。なお、カードを利用していない場合はこの操作は必要ありません。

Vpass

再び「マイ・ペイすリボお支払金額変更」に戻り、今度は「下記お支払い日以降、毎月の最低お支払い金額を変更(増額)する。」を選択します。

Vpass

「元金定額コース」を選択して、カード利用枠と同額の返済額を入力します。例えばカード利用限度額が100万円ならば、100を入力します。限度額がわからない場合は、同じくVpassの「ご利用可能額を確認する」から確認しておきましょう。

以上の設定が済んだ状態でカードを利用すると、「名目上はリボ払いだけど一括払い」が可能であり、年会費の割引特典を受けられます。

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ANA VISA Suicaカードの特徴

Suicaチャージでマイルが貯まる唯一のANAカード

ANA VISA Suicaカードは、ANAカードとSuicaカードが1枚になったクレジットカードです。しかもANA VISA Suicaカードの支払いでSuicaへのチャージが可能であり、200円チャージごとに1ポイントが貯まります。5ポイントで3マイル、または年額6,600円(税込)のマイル移行手数料を払うことで、1ポイントを2マイルに交換できます。

Suicaにチャージするには、オートチャージと手動チャージの2通りの方法があります。オートチャージの場合、駅の改札に入場する際にSuicaの残高が設定した金額を下回っていると、自動的にチャージされます。そのためいちいちチャージする手間が省けて便利ですが、オートチャージに対応している改札は、SuicaエリアかPASMOエリアの改札に限られます。つまり、ほとんど関東圏の人しか使うことができません

手動チャージの場合、駅やビックカメラなどに置いてある「ビューアルッテ」と呼ばれる専用のATMを利用することでチャージできます。しかし、こちらもほとんど関東圏にしか設置されていません。地方在住者の場合はANA VISA Suicaカードを持っていてもSuicaにチャージすることが困難です。

そこでおすすめなのが、モバイルSuicaを利用することです。AndroidやiPhone向けのSuicaアプリをダウンロードしでANA VISA Suicaカードを登録すると、アプリ内でANA VISA SuicaカードからモバイルSuicaにいつでもチャージすることが可能になります。したがって、地方在住者であっても、ネット回線があればどこでもSuicaにチャージしてマイルを貯めることが可能です。

このように関東圏在住者はもちろん、対応する携帯電話を持っていれば地方在住者でもSuicaチャージでマイルを貯めることができます。

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基本スペックは他のANAカードと違いなし

ANA VISA Suicaカードのその他の特徴は、他のVISAブランドのANAカードとほとんど変わりありません。唯一デメリットと言えるのは、家族カードを作ることができないことです。しかし、そもそも家族カードを作る予定がない人にとっては、特に問題ないでしょう。

ANA一般カードスペック比較表

カード名 ANA JCB 一般カード
ANA JCB
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
ソラチカ
ANAカード(一般) VISA/Master
ANA VISA
ANA VISA Suicaカード
ANA Suica
ANA VISA Suicaカード
ANA nimoca
ANAアメリカン・エキスプレスカード
ANA AMEX
国際ブランド JCB VISA/Master AMEX
年会費
(税込)
基本会員 2,200円※12 2,200円※12 2,200円
(1,127円)※1
2,200円
(826円)※1
2,200円
(826円)※1
7,700円
家族会員 1,100円※13 1,100円※13 1,100円
(522円)※1
発行不可 1,000円
(522円)※1
2,750円
ETC 無料 無料 550円
(年1回の利用で無料)
550円
(年1回の利用で無料)
550円
(年1回の利用で無料)
無料
(発行手数料850円)
マイル移行手数料(税込/年) 5,500円 5,500円 6,600円 6,600円 6,600円 6,600円
電子マネー 楽天Edy※2 × × ×
QUICPay※3 × × ×
iD※3 × × ×
PiTaPa※4 ×
Suica※5 × × × × ×
PASMO※6 × × × × ×
nimoca × × × × ×
Apple Pay QUICPayとして
利用可
QUICPayとして
利用可
iDとして
利用可
iDとして
利用可
iDとして
利用可
QUICPayとして
利用可
ショッピングでの
マイル付与レート※7
リボ払い以外 1,000円→10マイル 1,000円→10マイル 1,000円→10マイル 1,000円→10マイル 1,000円→10マイル 100円→1マイル
リボ払い※8 1,000円→10マイル 1,000円→10マイル 1,000円→13マイル 1,000円→13マイル 1,000円→13マイル 100円→1マイル
航空券・ツアー
代金での
マイル付与レート※7,9
1,000円→20マイル 1,000円→20マイル 1,000円→20マイル 1,000円→20マイル 1,000円→20マイル 100円→2.5マイル
カード利用額に応じたボーナスポイント あり なし なし なし なし なし
ボーナスマイル 新規入会 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル
年間継続 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル 1,000マイル
搭乗毎 フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
フライトマイルの
10%をプラス
貯まるポイント Oki Dokiポイント Oki Dokiポイント
メトロポイント※10
Vポイント Vポイント Vポイント メンバーシップリワード
海外旅行保険
(金額は最高額)
付帯条件 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 利用付帯
死亡・後遺障害 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 3,000万円
傷害・疾病
治療費用
× × × × × 100万円
賠償責任 × × × × × 3,000万円
携行品損害 × × × × × 30万円
救援者費用 100万円 100万円 100万円 100万円 100万円 200万円
家族特約 × × × × ×
国内旅行保険
(金額は最高額)※11
付帯条件 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯 利用付帯
死亡・後遺障害 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1,000万円 2,000万円
傷害入院
費用日額
× × × × × ×
手術費用 × × × × × ×
傷害通院
費用日額
× × × × × ×
家族特約 × × × × ×
渡航便遅延保険 × × × × × ×
ショッピング保険 補償範囲 国内:×/海外:○ 国内:×/海外:○ 国内:×/海外:○ 国内:×/海外:○ 国内:×/海外:○ 国内:○/海外:○
補償額
(金額は最高額)
100万円 100万円 100万円 100万円 100万円 200万円
空港ラウンジ × × × × × 国内28空港
+海外2空港
ビジネスきっぷ
パッケージ
ツアー割引
機内
販売割引
空港店舗での割引
優先チェックイン × × × × × ×
手荷物宅配 × × × × × ×
プライオリティパス × × × × × ×
コンシェルジュ
デスク
× × × × × ×

※1:これらのカードは特定の条件を満たすことで、年会費が割引になります。
※2:最初からカードに付帯。支払いで200円につき1マイルが貯まる。カードからチャージ可能だが、マイルは貯まらない。
※3:利用の際には別途申し込みが必要。支払いで最大1,000円で10マイルが貯まる。アメックスはQUICPayのモバイル版のみ使用可。
※4:利用の際には別途申し込みが必要。PiTaPaの利用で貯まるショップdeポイントはANAマイルに移行可能。年1回の使用がないと年会費1,100円(税込)が発生。
※5:最初からカードに付帯。チャージ1,000円につき10マイルが貯まる。Suicaポイントクラブ加盟店での利用では、店舗の規定に応じてSuicaポイントが貯まる。
※6:最初からカードに付帯。チャージ1,000円につき10マイルが貯まる。
※7:マイル移行手数料を払った場合。
※8:リボ払い手数料を払った場合。
※9:ANAカードマイルプラス特典分を含んだレートです。
※10:PASMOでの東京メトロへの乗車やPASMO定期券の購入でメトロポイントが貯まる。メトロポイントはANAマイルに移行 可能。
※11:飛行機搭乗中・飛行場場内にて怪我を被った際に発生した費用を補償。
※12:初年度は無料。
※13:基本会員が無料の場合、家族会員も無料。

このように、他のANAカードと比較した場合でも特に目立つようなデメリットはありません。したがって、例えsuicaを使わない人であっても、ANA VISA Suicaカードを持つ価値は十分あるでしょう。

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マイル移行手数料6,600円(税込)を節約する方法

ANAカードの利用で貯まるVポイントは、マイル移行手数料を払うことで1ポイント→2マイルという高いレートで移行することが可能です。せっかくANA VISA Suicaカードが実質無料のANAカードだと言っても、年間6,600円(税込)のマイル移行手数料がかかるのであればそのメリットも薄くなってしまいます。

そこで、最後にこのマイル移行手数料を節約する方法を紹介します。

まず、マイル移行手数料の仕組みを理解しておきましょう。マイル移行手数料が必要になるタイミングは、1ポイント→2マイルのレートでポイント移行を行うときです。一度マイル移行手数料を払っておけば、4月〜翌年度3月末までの間はいつでも2マイルのレートでポイント移行できます

そして重要なのが、マイルに移行する前のポイント、つまりVポイントの有効期限です。Vポイントの有効期限はポイント獲得月から2年間です。つまり2018年9月に獲得したポイントは、2020年の9月末に失効します。

2年間有効なので、マイル移行も毎年行うのではなく、2年に1回行うことでマイル移行手数料を節約することができます。少しわかりにくいかもしれませんが、要するに「カードに入会した年の2年後の4/1〜4/30にマイル移行手数料を払って、以降2年おきに繰り返す」ことでマイル移行手数料を節約できます。

マイル移行手数料節約方法
2018年にANA VISA Suicaカードに入会した場合、2020年の4月中にマイル移行手数料を支払う
2021年の3/31までは貯まったポイントを全てマイルに交換しておく
2021年の3/31から2022年3/31まではポイントの交換はしない
2022年の4/1になったら、再びマイル移行手数料を支払ってマイルに交換する

なお、ANAマイルへの移行は自動方式と応募方式がありますが、自動方式は毎年自動的にポイントがマイルに交換される=毎年マイル移行手数料が必要になるので、必ず応募方式を選びましょう。応募方式は任意のタイミングでマイルに交換できます。

ANA VISA Suicaカードに申し込む

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