アメックスプラチナとダイナースプレミアムカードのスペック・特典・サービス比較
アメックスとダイナースは、旅行やグルメ・エンターテイメントなど会員限定の特別なサービスを利用できる、富裕層やアッパー層を中心に高い支持を得ているクレジットカードです。
その中でも、自分から申し込むことができないステータスカード、年会費143,000円(税込)のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(以降、アメックスプラチナ)とダイナースクラブ プレミアムカード(以降、ダイナースプレミアム)は、詳しいスペックは公開されておらず取得を目指している方でお困りの方も多いのではないでしょうか?
追記:アメックスプラチナは2018年10月15日から公式サイトから直接申込ができるようになりました。
この記事ではアメックスプラチナとダイナースプレミアムの両方を利用している筆者が2枚のカードを「機能別」に徹底比較。気になるスペックを確認しましょう。
※それぞれの詳しいスペックはリンク先の記事で紹介しています。
※記事中の情報は2017年11月時点のものです。本格的に取得を目指す際は、アメックス・ダイナースの公式サイトやコールセンター等で最新の情報をご確認ください。
目次
入会方法
アメックスプラチナは申込制・ダイナースプレミアムは招待制
今まではアメックスプラチナ、ダイナースプレミアムともに、カード会社からインビテーションの届いた下位カードでの利用実績等が優良な方のみが入会することができる「招待制」を採用していましたが、アメックスプラチナは2018年10月15日から公式サイトから直接申込ができるようになりました。
したがって、アメックスプラチナはどなたでも(ただし20歳以上)好きなタイミングで申し込めます。
一方の、ダイナースプレミアムは、原則*ダイナースクラブカードで利用実績を積んでインビテーションが届くのを待たなければなりません。
- アメックスプラチナ:直接申込可
- ダイナースプレミアム:インビテーションが届くのを待つ
入会してからインビテーションが届くまでの期間はカード利用者の実績や属性によるため、半年で届く人もいれば、待てども一向に届かない人もいます。
こちらの記事で紹介している通り、インビテーションの選考基準は公開されていませんが、少しでも早くインビテーションがほしいなら、常日頃カード会社に好かれること(例:利用額を増やす)やカード会社に嫌われることをしない(例:延滞・滞納をしない)ことを実践していくことが重要です。
*非公式ですが、ダイナースプレミアムの会員による紹介で直接申し込むこともできます。この場合、下位カードを保有している方は紹介による入会はできません。
機能別スペック比較
1.利便性(利用できる店舗数・支払方法・利用可能額・電子マネーなど)
カード名 | アメックスプラチナ |
ダイナースプレミアム |
---|---|---|
国際ブランド | アメックス | ダイナース + マスターカード(コンパニオンカード) |
支払方法 |
一括払い 2回払い ボーナス一括払い 分割払い リボ払い |
一括払い 2回払い ボーナス一括払い 分割払い リボ払い |
ショッピング利用限度額 | 個別に設定 | 個別に設定 |
利用枠の一時的な拡大 | ○ | ○ |
事前入金による利用枠の拡大 | ○ | × |
キャッシングサービス | × |
国内キャッシング対応 海外キャッシング対応 |
電子マネー | QUICPayに対応 | × |
Apple Pay | QUICPayに対応 | × |
その他決済方法 | コンタクトレス決済 | × |
キャッシングなど一部機能を除いて、利便性は概ねアメックスの方が高いです。
利用できる店舗数は国内外ともにアメックスの方が多いです。ダイナースは、ホテルやショッピングモールや空港、アマゾンやYahooショッピングなどのショッピングサイトにおいては利用できるところが多い一方、使えなくて困ることが何度もあります。(アメックスが使えなかったことは意外にも数えるほどです)
とはいえ、JCBが利用できる店舗ではアメックスもダイナースも利用できるようになってきました(一部端末が古い店舗では利用できないのでご注意を)し、コンパニオンカード(無料)を発行することでマスターカードブランドの加盟店での利用ができるようになり、利用範囲が劇的に拡大しました。コンパニオンカードには独自の特典があるので、追加の特典を利用することもできます。詳しくは下記の関連記事をご覧ください。。
電子マネーの対応状況は歴然。アメックスは後払い方電子マネーのQUICPayの他に、iPhone版おサイフケータイサービスのApple Payにも対応。海外ではカードを端末にかざすだけで決済できる独自サービス「コンタクトレス」を展開しています。(日本に導入される日はくるのでしょうか?)
最後に、アメックスの指定した銀行口座に入金した分だけ利用可能枠が増額される「事前入金サービス」を紹介。1枚で数百万の利用可能枠を設定できるクレジットカードはごく稀なので「お金は持ってるのにカードが使えない」という高額利用者にはありがたいサービスです。日本のカード会社ではアメックスだけが導入している画期的なサービスで、同社が発行しているすべてのクレジットカード(ビジネスカードも可)でご利用頂けます。
事前入金サービスの詳細は、下の記事で詳しく解説しています。
2.ポイント・マイル積算率
カード名 | アメックスプラチナ |
ダイナースプレミアム |
---|---|---|
プログラム名 | メンバーシップリワードプラス | ダイナースクラブリワードプログラム |
有効期限 | なし | なし |
ポイント付与レート |
一般加盟店(円貨建て):100円→1ポイント 一般加盟店(外貨建て):100円→3ポイント(年間上限100,000ポイント/500万円分) ポイント優遇店:100円→3ポイント(年間上限100,000ポイント/500万円分) |
国内利用分:100円→1.5ポイント 海外利用分:100円→2.5ポイント(2022年3月15日まで) コンパニオンカード利用(国内&海外):100円→1ポイント |
対応マイル数 |
15種類 ANA 「ANAマイレージクラブ」、チャイナエアライン 「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」、デルタ航空 「スカイマイル」、ヴァージン アトランティック航空 「フライングクラブ」、タイ国際航空 「ロイヤルオーキッドプラス」、キャセイパシフィック航空 「アジア・マイル」、シンガポール航空 「クリスフライヤー」、ブリティッシュ・エアウェイズ 「エグゼクティブ・クラブ」、スカンジナビア航空 「SAS ユーロボーナス」、アリタリア-イタリア航空 「クラブ・ミッレミリア」、フィンランド航空 「フィンエアー・プラス」、エティハド航空 「エティハド ゲスト」、エミレーツ航空 「エミレーツ・スカイワーズ」、カタール航空「プリビレッジクラブ」、エールフランス/KLM航空 「フライングブルー」 |
5種類 ANA 「ANAマイレージクラブ」、アリタリア-イタリア航空「クラブ・ミッレミリア」、大韓航空「スカイパス」、デルタ航空「スカイマイル」、ユナイテッド航空「マイレージプラス」 |
移行レート |
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カード利用100円あたりの マイル積算レート |
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年間移行マイル数の上限 |
ANA 「ANAマイレージクラブ」 :40,000マイル その他のマイル:上限なし |
ANA 「ANAマイレージクラブ」 :40,000マイル デルタ航空 「スカイマイル」 :140,000マイル その他のマイル:100,000マイル |
年間移行手数料 |
ANA 「ANAマイレージクラブ」 :5,500円(税込) その他のマイル:無料 |
6,600円(税込) |
クレジットカードで最も注目される機能のポイントプログロムと提携マイレージ。
アメックスプラチナとダイナースプレミアムのマイレージ関連は様々な共通項があります。
- 海外利用でたくさんマイルが貯まる
- 複数の航空会社のマイルが貯まる
- 中でもANAマイルの移行レートが優遇されている
それぞれ特徴があるので一概に「どちらのカードが優れている」と優劣をつけることはできません。
以前は、ダイナースプレミアムがマイル加算率においてアメックスプラチナを圧倒していましたが、ポイント加算率と移行レートのダウン、リボ払いボーナスの廃止など、マイル関連の改悪が相次ぎました。一方のアメックスプラチナは海外利用分のポイント加算レートが3倍になる(ただし年間500万円分まで)「海外利用ボーナスポイントプログラム」や、Amazon.co.jpやYahoo! JAPAN、JALなどの対象加盟店・サービスの利用分のポイント加算レートが3倍になる(ただし年間500万円分まで)「メンバーシップ・リワード・プラス登録者限定ボーナスポイントプログラム」など、様々な施策を打ち出しました。このため、両者のマイレージ機能は甲乙つけがたいスペックになりました。
たとえば、カードの利用先が国内の店舗に限られるのであれば100円につき1.5ANAマイルが貯まるダイナースプレミアム、Amazon.co.jpでの利用額が多いなら100円につき3ANAマイルが貯まるアメックスプラチナ、というように、利用先、年間利用金額、マイル積算率、対応マイル数等に着目して各々の最適解を見つける必要があります。
筆者自身が使うならば現時点ではアメックスプラチナのプログラムに軍配。理由はANAマイル以外のマイレージプログラムのラインナップです。毎年貯まったポイントは真っ先にANAマイルへ移行しますが、ANAマイルへの年間移行マイル数の上限が40,000マイル。そのため、超過したポイントは他のマイルに移行しますが、ダイナースプレミアムがANAの他に提携しているマイレージプログラムである、デルタ航空、ユナイテッド航空、大韓航空、アリタリア航空の4社は、使い勝手があまりよくないと感じています(デルタ航空はまだ良い)。
アメックスであれば、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイント、シンガポール航空のクリスフライヤー、キャセイパシフィック航空のアジア・マイルなど個人的に活用しやすいプログラムが揃っているので、どちらかに絞るならアメックスプラチナを選択します。もちろん、2枚持ちができる人はその選択もアリです。
3.付帯保険
カード名 | アメックスプラチナ |
ダイナースプレミアム |
|
---|---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 付帯条件 | 自動付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円※2 | 最高1億円 | |
傷害・疾病治療費 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | |
賠償責任保険 | 最高1億円 | 最高1億円 | |
携行品損害保険金 | 最高100万円 | 最高100万円 | |
救援者費用保険金 | 最高1,000万円 | 最高500万円 | |
家族特約 | ○ | ○ | |
海外航空便遅延費用 | 乗継遅延費用 | 2万円 | 2万円 |
出航遅延・欠航搭乗不能費用 | 2万円 | 2万円 | |
受託手荷物遅延費用 | 2万円 | 2万円 | |
受託手荷物紛失費用 | 4万円 | 4万円 | |
国内旅行傷害保険 | 付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円 | 最高1億円 | |
入院保険金 | 日額5,000円 | 日額5,000円 | |
通院保険金 | 日額3,000円 | 日額3,000円 | |
手術保険金 | 5~20万円 | 5~20万円 | |
家族特約 | × | ○ | |
国内航空便遅延費用 | × | × | |
ショッピング保険 | 補償額 | 最高500万円 | 最高500万円 |
補償対象 | 海外:〇、国内:〇 | 海外:〇、国内:〇 | |
自己負担額 | 1万円 | 1万円 | |
その他保険 | キャンセル・プロテクション | ○ | ○ |
リターン・プロテクション | ○ | × | |
ホームウェア・プロテクション | ○ | × | |
ワランティー・プラス | ○ | × | |
個人賠償責任保険 | ○ | × | |
交通事故傷害保険/ 賠償責任保険付き |
× | ○ | |
ゴルフ保険 | ○ | ○ | |
テニス保険 | ○ | × | |
スキー保険 | ○ | × |
※2:自動付帯分の最高補償額5,000万円、旅費等を事前にカードで決済した場合に最高補償額が1億円に増額。
海外・国内旅行傷害保険やショッピング保険はほぼ互角のスペックです。
この他に、アメックスプラチナは他社にはないユニークな保険がたくさん付帯されていることに注目(表の「その他保険」の内容)。
中でも筆者の一押しは個人賠償責任保険、
個人賠償責任保険
会員ご本人様およびご家族が居住している住宅の所有・使用・管理および日常生活に起因する偶然な事故により他人に対して法律上の賠償責任を負った場合、1事故につき1億円を限度に保険金をお支払いいたします。
引用元:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード会員専用サイト「プラチナ・ウェブ」(2017年11月23日取得)
自転車事故や日常での偶発的なアクシデントで相手に怪我をさせてしまい多大な賠償責任を負ってしまうニュースを目にしますが、個人賠償責任保険はまさにこのようなアクシデントに対応、最大1億円まで補償してくれます(家族にも適用されます)。過去に自転車事故を恐れて毎月およそ3,000円の掛金で個人賠償責任に加入していた筆者にはたいへんありがたい保険で、おかげでアメックスプラチナ入会後に解約しました。
この他にもユニークな保険が付帯されているので確認していきましょう。
キャンセル・プロテクション
カード会員様や1親等以内のご親族、同行予定者の突然の病気やケガによる入院などで、予約されていた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行かれなくなった場合、キャンセル費用などの損害を補償するサービスです。 さらに、同行予定者1名分もあわせて補償いたします。
引用元:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード会員専用サイト「プラチナ・ウェブ」(2017年11月23日取得)
リターン・プロテクション
国内外の加盟店にてプラチナ・カードでご購入いただいた商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合には、下記へご連絡ください。購入日から90 日以内なら、アメリカン・エキスプレスにご返却いただくことにより、購入金額の全額をカード会員様の会員口座に払い戻しいたします。
引用元:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード会員専用サイト「プラチナ・ウェブ」(2017年11月23日取得)
ホームウェア・プロテクション
現在お持ちの電化製品・パソコンやカメラなどが万一破損した場合でも、プラチナ・カードでのご購入の有無に拘らずご使用期間に応じて、ご購入金額の50〜100%を保証いたします。
引用元:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード会員専用サイト「プラチナ・ウェブ」(2017年11月23日取得)
ゴルフ・テニス・スキー保険
スポーツの中でも人気の高いゴルフ、テニス、スキーの保険が自動付帯されており、スポーツ・ライフの「万一」を幅広くカバーいたします。
引用元:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード会員専用サイト「プラチナ・ウェブ」(2017年11月23日取得)
いかがでしたでしょうか。電化製品が破損した際のホームウェア・プロテクションや、ワランティー・プラスは使う機会があるのではと思います。このようなアクシデントに備えて高価な買物をした際は購入した日のわかる書類は保管しておくように心がけています。
4.空港ラウンジサービス
カード名 | アメックスプラチナ |
ダイナースプレミアム |
---|---|---|
国内空港ラウンジ | 国内主要28空港 | 国内主要28空港 |
プライオリティ・パス 1,000ヶ所の提携ラウンジ利用 |
本会員への発行:〇 家族会員への発行:〇 同伴者の利用:1名まで無料 |
本会員への発行:〇 家族会員への発行:〇 同伴者の利用:1名まで無料 *コンパニオンカードを発行した場合は発行不可* |
その他提携ラウンジ | デルタスカイクラブ センチュリオンラウンジ |
ダイナース提携ラウンジ(およそ600ヶ所) ラウンジ・キー提携ラウンジ(およそ1,000ヶ所) |
どちらも世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」を無料で発行できるので、世界各地の主要空港においてラウンジの確保に困ることはほぼありません。同伴者も一名まで無料で利用できます。
両者を比較すると、デルタ航空やスカイチーム加盟航空会社のビジネスクラスでのフライトや上級会員しかアクセスできないデルタ航空が運営する「デルタスカイクラブ」(諸条件あり)やアメックスが運営するラウンジ「センチュリオンラウンジ」にアクセスできるアメックスプラチナに軍配が上がります。
ダイナースプレミアムは、1,000カ所以上の空港ラウンジを利用できる「ラウンジ・キー」や独自に世界600ヶ所以上の空港ラウンジと提携していますが、提携ラウンジのほとんどはプライオリティ・パスとも提携しているため、あまりベネフィットを感じることはありません。また、「ラウンジ・キー」はコンパニオンカードを発行した場合に使える特典である一方で、コンパニオンカードを発行するとプライオリティ・パスは発行できなくなる(すでにプライオリティ・パスを発行していた場合は無効化される)のでご注意ください。
※下の記事で、プライオリティ・パスとダイナースクラブ提携ラウンジの比較結果を詳しく紹介しています。
5.ホテルメンバーシップ特典
カード名 | アメックスプラチナ |
ダイナースプレミアム |
---|---|---|
ホテルメンバーシップ特典 |
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|
通常では年間数十の滞在もしくは宿泊が登録条件となるホテルグループ・ホテル予約サイトの上級会員プログラムですが、アメックス・ダイナースともに、カードを持っているだけで無条件で登録できる素晴らしいベネフィットを提供しています。
アメックスプラチナ会員(家族会員は対象外)は、無条件でシャングリラ、ヒルトン、マリオット、カールソンの上級会員資格に登録できます。マリオットホテルにはザ・リッツ・カールトン、さらにウェスティン、シェラトンをはじめとした旧スターウッドグループのホテルも含まれています。
一方のダイナースプレミアム会員(家族会員は対象外)は、 高級ホテル予約サイトの一休.comの最上級会員であるダイヤモンド会員に無条件で登録できます。ダイヤモンド会員を維持するためには半年で年間30万円以上の宿泊が必要ですが、会員である限りこれを維持できます。一休.comで予約するとホテルによっては客室のアップグレード、アーリーチェックインやレイトチェックアウトなどのダイヤモンド会員限定のサービスを受けられる他、個人的に最も大きなメリットと考える上級会員限定のプライベートセールに参加できます。ホテル公式サイトの宿泊料金よりも安いレートで売り出されることが多く、少しでも安く高級ホテルに泊まりたい人にはうってつけのサービスです。(私も頻繁に利用してます)
このほか、ダイナースプレミアム会員は世界中の独立系ホテルが加盟するホテル連合のプリファードホテルズの会員に無条件(年会費無料)で登録できます。提携ホテルでの空室状況に応じた客室のアップグレード、16時までのレイトチェックアウト、2名までの朝食無料(コンチネンタル)の特典が受けられます。
アメックスはホテルグループと、対するダイナースは予約サイトやホテル連合と提携していてダブりはありません。ラグジュアリーなホテルに泊まる機会の多いホテラーにとっては、いずれも魅力的なベネフィットです。
6.ホテル宿泊優待
カード名 | アメックスプラチナ |
ダイナースプレミアム |
---|---|---|
ホテル宿泊優待 |
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無料宿泊優待 |
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× |
アメックスプラチナ、ダイナースプレミアムいずれも、会員専用のトラベルデスクを経由して(もしくはクーポンコードを入力して)ホテル・旅館を予約すると、優待料金での宿泊、アーリーチェックインやレイトチェックアウト、朝食サービスなど様々なベネフィットを受けられます。サービスは多岐に亘りますが、基本的なサービス内容はお話した通りです。
アメックスとダイナースどちらのサービスがお得なのかは、宿泊日・対象のホテル・客室のグレード等によって変動するため一概に優劣をつけられません。私はいつも泊まりたいホテルを見つけて、アメックス・ダイナース双方に宿泊料金と特典内容を確認し、お得と判断した方を経由して予約しています。また、国内ホテルに関しては先に紹介した一休.comのプライベートセールを利用することも多いです。
この他に、アメックスプラチナ会員は1年に1回、カードの更新時(入会初年度は入会時)にハイアットやヒルトン、プリンスホテルなど国内の提携ホテルに2名1泊無料宿泊できるフリーステイギフトがもらえます。こちらはダイナースプレミアムにはない画期的なサービスです。
アメックスプラチナ・ダイナースプレミアムの比較表まとめ
カード名 | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード |
ダイナースクラブプレミアムカード |
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---|---|---|---|
入会資格 | インビテーション 対象のカード※1 |
アメリカン・エキスプレス・カード アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
ダイナースクラブカード |
性別 | 男・女 | 男・女 | |
学生 | × | × | |
高校生 | × | × | |
年会費 (税込) |
本人会員/初年度 | 143,000円 | 143,000円 |
本人会員/2年目以降 | 143,000円 | 143,000円 | |
家族カード会員/初年度 | 無料 | 無料 | |
家族カード会員/2年目以降 | 無料 | 無料 | |
基本機能 | 国際ブランド | アメックス |
ダイナース + マスターカード(コンパニオンカード) |
支払方法 |
一括払い 2回払い ボーナス一括払い 分割払い リボ払い |
一括払い 2回払い ボーナス一括払い 分割払い リボ払い |
|
ショッピング利用限度額 | 個別に設定 | 個別に設定 | |
利用枠の一時的な拡大 | ○ | ○ | |
事前入金による 利用枠の拡大 |
○ | × | |
キャッシングサービス | × | 国内キャッシング対応 海外キャッシング対応 |
|
電子マネー | QUICPayに対応 | × | |
Apple Pay | QUICPayに対応 | × | |
その他決済方法 | コンタクトレス決済 | × | |
ポイント | プログラム名 | メンバーシップリワードプラス | ダイナースクラブ リワードプログラム |
有効期限 | なし | なし | |
ポイント付与レート |
一般加盟店(円貨建て):100円→1ポイント 一般加盟店(外貨建て):100円→3ポイント(年間上限あり) ポイント優遇店:100円→3ポイント(年間上限あり) |
国内利用分:100円→1.5ポイント 海外利用分:100円→2.5ポイント(2022年3月15日まで) コンパニオンカード利用(国内&海外):100円→1ポイント | |
対応マイル数 | 15種類 ANA 「ANAマイレージクラブ」、チャイナエアライン 「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」、デルタ航空 「スカイマイル」、ヴァージン アトランティック航空 「フライングクラブ」、タイ国際航空 「ロイヤルオーキッドプラス」、キャセイパシフィック航空 「アジア・マイル」、シンガポール航空 「クリスフライヤー」、ブリティッシュ・エアウェイズ 「エグゼクティブ・クラブ」、スカンジナビア航空 「SAS ユーロボーナス」、アリタリア-イタリア航空 「クラブ・ミッレミリア」、フィンランド航空 「フィンエアー・プラス」、エティハド航空 「エティハド ゲスト」、エミレーツ航空 「エミレーツ・スカイワーズ」、カタール航空「プリビレッジクラブ」、エールフランス/KLM航空 「フライングブルー」 |
5種類 ANA 「ANAマイレージクラブ」、アリタリア-イタリア航空「クラブ・ミッレミリア」、大韓航空「スカイパス」、デルタ航空「スカイマイル」、ユナイテッド航空「マイレージプラス」 |
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移行レート |
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カード利用100円あたりの マイル積算レート |
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年間移行マイル上限 |
ANA 「ANAマイレージクラブ」 :40,000マイル その他のマイル:上限なし |
ANA 「ANAマイレージクラブ」 :40,000マイル デルタ航空 「スカイマイル」 :140,000マイル その他のマイル:100,000マイル |
|
年間移行手数料 |
ANA 「ANAマイレージクラブ」 :5,500円(税込) その他のマイル:無料 |
6,600円(税込) | |
海外旅行 傷害保険 |
付帯条件 | 自動付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円※2 | 最高1億円 | |
傷害・疾病治療費 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | |
賠償責任保険 | 最高1億円 | 最高1億円 | |
携行品損害保険金 | 最高100万円 | 最高100万円 | |
救援者費用保険金 | 最高1,000万円 | 最高500万円 | |
家族特約 | ○ | ○ | |
海外航空便遅延費用 | 乗継遅延費用 | 2万円 | 2万円 |
出航遅延・欠航搭乗不能費用 | 2万円 | 2万円 | |
受託手荷物遅延費用 | 2万円 | 2万円 | |
受託手荷物紛失費用 | 4万円 | 4万円 | |
国内旅行 傷害保険 |
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円 | 最高1億円 | |
入院保険金 | 日額5,000円 | 日額5,000円 | |
通院保険金 | 日額3,000円 | 日額3,000円 | |
手術保険金 | 5~20万円 | 5~20万円 | |
家族特約 | × | ○ | |
国内航空便遅延費用 | × | × | |
ショッピング 保険 |
補償額 | 最高500万円 | 最高500万円 |
補償対象 | 海外:〇、国内:〇 | 海外:〇、国内:〇 | |
自己負担額 | 1万円 | 1万円 | |
その他保険 | キャンセル プロテクション |
○ | ○ |
リターン プロテクション |
○ | × | |
ホームウェア プロテクション |
○ | × | |
ワランティー・プラス | ○ | × | |
個人賠償責任保険 | ○ | × | |
交通事故傷害保険/ 賠償責任保険付き |
× | ○ | |
ゴルフ保険 | ○ | ○ | |
テニス保険 | ○ | × | |
スキー保険 | ○ | × | |
空港ラウンジ | 国内空港ラウンジ | 国内主要28空港ラウンジと提携 同伴者1名まで無料 |
国内主要28空港ラウンジと提携 同伴者1名まで無料 |
プライオリティ・パス 1,000ヶ所の提携ラウンジ利用 |
本会員への発行:〇 家族会員への発行:〇 同伴者の利用:1名まで無料 |
本会員への発行:〇 家族会員への発行:〇 同伴者の利用:1名まで無料 |
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その他提携ラウンジ |
デルタスカイクラブ センチュリオンラウンジ |
ダイナース提携ラウンジ(およそ600ヶ所) ラウンジ・キー提携ラウンジ(およそ1,000ヶ所) |
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ホテルメンバーシップ特典 |
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ホテル宿泊優待 |
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無料宿泊優待 |
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× |
※1:非公式ですがアメックスプラチナとダイナースプレミアムの会員による紹介で直接申し込むことも可能。この場合、下位カードを保有している方は紹介による入会はできません(2017年11月現在の情報)
※2:自動付帯分の最高補償額5,000万円、旅費等を事前にカードで決済した場合に最高補償額が1億円に増額。