暮らしの達人 > クレジットカード > クレジットカードの審査が不安な人必見!おぼえておきたい審査のポイント基本編

クレジットカードの審査が不安な人必見!おぼえておきたい審査のポイント基本編

公開年月日 : 2016/03/11 更新年月日 : 2016/11/28

VISAブランドのロゴを中心としたカードたち

クレジットカードを作る前には必ず審査があり、審査に落ちてしまえばそのクレジットカードは作ることができません。どんなに欲しいクレジットカードがあったとしても、その審査に通らないと持つことはできませんから困ってしまいますよね。

審査に落ちてしまうと、なんだか自分の存在を否定されたみたいで、恥ずかしいしどうしたらよいのかわからないし、誰にも相談できずに1人で悩んでしまうなんて事もよくあると思います。

  • 借金があるとダメなのか?
  • 非正規雇用は審査に不利なのか?
  • 住民税が未納だとブラックリストなのか?
  • 審査に甘いカードはあるか?

審査に落ちた場合にもその理由は教えてもらえませんので、自分の何が悪いのかわからず、上のような色々な疑問や悩みをインターネットで調べたりもするでしょう。

しかし、ネット上には嘘・デマ・間違った情報が拡散され、クレジットカードの審査に関しての正しい情報はほとんどありません。審査の正確な基準というのは公開されていませんので、見つかる情報というのはすべて嘘か本当かわからないような適当な口コミや個人の体験談なのです。最近ではスマホひとつでさまざまな情報を調べられて便利な反面、誤った情報を信じて取り返しのつかない行動を取ってしまえば傷口を広げることになりかねません。

そこで、この記事ではクレジットカードの専門家という立場から、クレジットカードの審査に関して最低限おぼえておいてほしいポイントをお伝えします。その上で、サイト内の関連ページをお読み頂き、審査に関する正確な知識をつけてえてほしいと思います。

無理なくクレジットカードが持てるように、少しずつ審査に詳しくなりましょう。ぜひお役立てください。

クレジットカードの審査で悩んでいる人必見 おさえておくべき5つのポイント

1.審査に落ちた理由は絶対に教えてくれない

クレジットカードの審査に落ちてもカード会社は審査落ちの理由を教えてくれません。

どれだけ悔しくて納得がいかなくて腹立たしくて、カード会社に電話してオペレーターを問い詰めても、泣いても怒鳴り散らしても無駄です。そんなことをしたら逆に「この人すぐ怒る注意」と社内システムに記録されて要注意人物としてマークされる恐れもあるのでやめましょう。

では、なぜ審査落ちの理由を教えてくれないでしょうか?

実は、カード会社は、審査に落ちた理由を開示する法的義務がないのです。義務もないのにあえて開示したところで、落ちたという結果は変わらないですし、納得いかない申込者とトラブルになることが目に見えているためあえて教えてはくれないのです。

審査落ちの理由をカード会社に尋ねても絶対に教えてくれないことは理解できましたでしょうか。聞いても時間の無駄です。聞かないようにしましょう。いくらゴネてもあなたに得はなく、お互い嫌な気持ちになるだけです。

「どうすれば審査に通りやすくなるのか?」を探るためには、カード会社に聞くのではなく、審査に関する基本的な知識を独学で身につけていかなくてはならないのです

目次へ戻る

2.審査はスコアリングで自動&各社独自の基準で行われる

「申込用紙は気持ちを込めて丁寧に書く。履歴書と同じです。」と書いてあるブログを読んで笑ってしまいましたが、字の上手下手や気持ちの有無は審査にはほぼ影響がないと考えてください。もちろん心構えとしては素晴らしいですが…

なぜなら、最近の「ほとんどの」クレジットカードでは、スコアリングという仕組みを使ってコンピューターで自動審査を行っているからです。

スコアリングとは、申込フォームに入力された年齢や職業などの申込者の情報を、カード会社の基準にしたがってそれぞれ得点を付けて、その合計点が基準を上回ればカードを発行する、下回れば不合格といった機械的な審査方法です。最近ではほとんどのカード会社がこの方法で自動審査を行っています。

申込みをしてからたった2分で審査結果メールが届くような超スピード審査のクレジットカードがあるのはこのためです。このような場合はすべて機械処理で、人の手は一切入っていないと考えて良いでしょう。

つまり、あなたが入力した情報のほとんどは自動でスコア化されていると考えてください。

さらに、申込情報に対する評価の基準はカード会社によってバラバラです

たとえば、職業欄の選択肢が、

  • 役員・経営者
  • 会社員(管理職)
  • 会社員(一般社員)
  • 公務員
  • 医師・歯科医師
  • その他

となっていた場合でも、A社は公務員のスコアを一番高く設定していて、B社では医師・歯科医師を1番高く評価しているなんてことがあり得ます。

これは、カード会社が長年培ってきた情報によって、どのような顧客が貸し倒れリスクが低いかを判断していたり、「医者の会員を増やしたい」のように獲得したい顧客層を優遇しているものであったり、つまりはカード会社の方針の表れでもあります。そして、クレジットカードごとに合格基準を自由に設定できるので、クレジットカードごとに審査の難易度も変わってくるのです。

このようにカード会社はスコアリングという仕組みを使って独自の審査基準を設定していることを覚えておきましょう。

目次へ戻る

3.過去に延滞などの金融事故がなかったかは簡単に確認できる

カード利用者がクレジットカード発行会社にもっとも嫌われることは、カード代金を支払わないこと、支払いが遅れること、いわゆる未払いや支払遅延です。

カード会社はこのような事態を避けるために審査を行っていますので、返済が滞りそうな人には初めから審査で落としてカードを発行しません。返済が滞りそうな人かどうかを判断するには、過去にそういうことをしていないかどうかが一番わかりやすい判断基準となります。このような理由から、カード会社は過去に延滞や未払い、さらには債務整理や自己破産のあった人には敏感です。

カード会社は、カード申込者が過去数年間にいわゆる金融事故を起こしたかどうかがわかるようになっています。なぜなら、数か月にわたる延滞などの金融事故を起こすと、カード会社は信用情報機関という場所に、その事実を登録しているからです。(このような事故情報を異動情報と呼びます)

登録された信用情報はカード会社各社で共有され、審査の時に必ず信用情報機関に登録されている申込者の信用情報を確認します。そこで異動情報が発見された場合は、審査に落ちる確率が高いです。(「審査に落ちる」と断言しているサイトもありますが、100%落ちるわけではありません)

もしも過去に異動情報にあたるような行為をした心当たりがある方は、個人信用情報にどのように登録されているのか簡単に確認することができます。

信用情報機関は、

  • CIC
  • JICC
  • 全銀協

以上3つがありますが、カード会社の多くはCICに登録している情報を確認します。CICでは個人信用情報をインターネットで開示申請をして確認することができるので確認してみてください(有料です)。

信用情報機関のCIC

目次へ戻る

4.キャッシング枠はむやみに希望しない

クレジットカードには、カードショッピングの利用限度額であるショッピング枠の他に、カード会社からお金を借りられるキャッシング枠がついているものもあります。

クレジットカードのキャッシング枠は一般的に希望する人だけが申請をして設定します。そしてキャッシング枠を付ける際には必ず審査があります。

クレジットカードのキャッシング枠を希望して申請する場合、すでにローン会社などから借入のある人は注意が必要です。

なぜなら、2010年に制定された総量規制というルールによって、年収の3分の1以上の借入がある人はそれ以上お金を借りることができなくなってしまったからです。たとえば年収600万円ですでに200万円の借入のある人は、これ以上お金を借りられません。

したがって、総量規制で決められた金額いっぱいにお金を借りている人に対して、これ以上キャッシング枠を与えることはできませんから、カードの審査に落ちる恐れがあります(キャッシング枠だけ却下される場合もあります)。また、総量規制が義務になってしまった以上、キャッシング枠に対して敏感になっているカード会社もあるでしょう。「他社の借入額なんてわかんないでしょ」と思うかもしれませんが、先ほど紹介した信用情報機関で現在の他社借入額はすぐに把握することができます。

もしすでに借入のある人でキャッシング枠を希望する場合は年収と借入額を計算した上で申込みましょう。また、借入のない人でも、必要でない限りキャッシング枠を希望しない方が無難と言えるでしょう。

※「総量規制」にカウントされる借入は消費者金融のキャッシングやクレジットカードのキャッシング枠が対象で、銀行からの借り入れや自動車ローンは含まれません。このあたりは他のページで詳しく解説します。

目次へ戻る

5.同時申込みは避けるべきか?

ほぼ同じタイミングで複数枚のクレジットカードを申込むことを「同時申込」や「多重申込」と言います。

一般的に、この「同時申込」「多重申込」は、諸説ありますが審査が不利になるのが通説です。

何枚も同時にクレジットカードに申し込むと「お金に困っているのか?」「金策に奔走しているのではないか?」と勘ぐられてしまい、よい印象を与えないのが根拠のようです。

信用情報機関にはクレジットカードの申込履歴が半年間残るため、カード会社は申込者がその間にどこのクレジットカードに何枚申し込んだか把握ができます。先ほど紹介したスコアリング審査で、同時申込をしている申込者をプラス評価しない、もしくは審査に落とすと決めているカード会社があるかもしれません。

このような話がある以上同時申込は避けた方が無難とも言えそうです。しかし一方で、私は過去に2回ほぼ同じタイミングで複数のクレジットカードを申込んだことがありますがすべてカード発行されています。

同時申込は延滞や未払いのような一発アウトな行為ではなく、この他のスコアリングの評価のほうが重視されることに間違いありません。同時申込でも通る人は通る、落ちる人は落ちる。不要な同時申込は避けるべきなのは当然である一方で、審査の中においてはさほど重要とは言えない項目だと考えます

目次へ戻る

審査に関するQ&A

どうしてもカードがほしい。審査の甘いクレジットカードはあるのでしょうか?

審査の基準はカードによって全く違います。つまり、審査に甘いカードは必ずあります。

審査に甘いカードは確かにあります。

審査に甘いカードのある理由の1つ目は、2.審査はスコアリングで自動&各社独自の基準で行われるで紹介した通り、多くのカード会社は、申込フォームに記入した申込者情報を参考に、「この職業は何点」「勤続年数が〇年なら何点」と言ったように、属性をスコア化して評価をします。その項目をどう評価するかは各社に委ねられていて、つまりカード会社が独自の基準で審査をしているので、審査の難易度に差が出て当然という理屈です。「審査に甘い会社はひとつもない!絶対だ!」とかわけのわからないことを断言している人がいたらそれは明らかな間違いです。

2つ目の理由は、暮らしの達人ではクレジットカードの広告を掲載していますが、広告経由でカードに申し込んだ人数とカード発行に至った人数を確認することができます。そこで、たとえばAカードの審査通過率は70%、Bカードは30%といったようにカードごとに審査通過率がバラバラなことを確認しています。審査通過率が異なる、つまり審査の甘いカードがあることの証明でもあります。

重視する審査ポイントはカードによって異なるため、たとえ審査通過率が高いカードでもあなたにとって審査が甘いとは限りません。しかし一般的に審査通過率の高いカードに申し込んだ方がカードを取得できる確率が上がるのは当然です。

そこで気になる審査通過率の高いカードは、関連記事で紹介しているので是非お役立てください。

関連記事:
審査の甘いクレジットカードはあるか?

審査のないクレジットカードはありませんか?

残念ながら、審査のないクレジットカードはありません。しかし、銀行が発行しているデビットカードなら審査なしで作れます。

どうしてもクレジットカードの審査に通らない人は、審査不要のデビットカードに申し込む手段もあります。デビットカードにもVISAやJCBといった国際ブランドがつき、クレジットカード加盟店であればクレジットカードと同じように利用できるものが主流です。

デビットカードとは、使った金額がすぐに銀行口座から引き落とされるカードで、銀行がキャッシュカードと一体型で発行しているものもあります。

  • クレジットカード:使った金額は後日決まった日にまとめて引き落とされる
  • デビットカード:使った金額はその都度引き落とされる

それ以外にも、デビットカードは、高校生でも入会できる、信用情報に登録されないなど、さまざまな特徴があります。一方で、支払方法が選べないなど制約はありますが、クレジットカードと同じようにコンビニやネットショッピングで利用できるので、クレジットカードの審査が通らない人におすすめしている決済手段です。

関連記事:
デビットカードの特徴・メリットからおすすめのカードまでわかりやすく解説

過去に「過払金返還請求」をしたカード会社のクレジットカードはやはり作れないのでしょうか?

一般的に、このような不義理な行為をした人間にもう一度カード使ってほしいと思いますか?お客様は神様ではありません、諦めて他の会社のクレジットカードに申し込みましょう。

過去に過払金返還請求をした人が、そのカード会社のクレジットカードの審査に通る確率は極めて低いと考えてください。審査結果はそのカード会社の独断で決めることになりますが、一般的にはカード会社は過去に過払金返還請求をした人の情報を社内に記録していて、「こいつには二度とカード発行するな」「要注意人物だから金貸すな!」という「社内ブラック」として扱っています。したがって、申込情報が社内ブラックリストと一致したら、その場で審査落ちするでしょう。

過払い金返還請求は、「裁判所の見解はこうだった」という理屈で、契約当時にお互いの同意の上で決めたことを無視して自分の利益にしようとする行為です。法的には合法かもしれませんが、契約を覆されたクレジットカード会社にとって、そのような面倒でケチでねちっこいトラブルメーカーとは再びお付き合いたいとは思いませんよね。自業自得です。

したがって、過払金返還請求をしたカード会社は諦めて他のカード会社に申し込みましょう。幸いにも、完済後の過払金返還請求であれば、その情報は信用情報機関には登録されません。つまり、他のカード会社には過払金返還請求をしたことはわからないため、そこは安心しましょう(名簿屋から情報を仕入れているかもしれませんが…)。

クレジットカードを発行しなくてもETCカードを作れる方法はありませんか?

クレジットカードの審査に通らないけどETCカードを入手したい人は「ETCパーソナルカード」を作ることになります。

ほとんどのETCカードはクレジットカードの追加カードとして発行されます、すなわちETCカードを作るためにはほぼクレジットカードの審査が必要であり、クレジットカードの審査が通らない人がETCカードを作ることは無理であるように思えます。

実は、クレジットカードの発行無しに作れるETCカード「ETCパーソナルカード」があります。

これは、あらかじめ月間平均利用額の4倍にあたる金額を保証金という名目で預けることにより、預けた金額の4分の1までの金額が高速道路で利用できるというETCカードです。最初にお金を預ける仕組みのため、入金の手間はかかりますが、クレジットカードの発行なし、審査なしで入手できる唯一のETCカードですので、事情があってクレジットカードを作れない人にとっては大変貴重なものと言えるでしょう。

目次へ戻る

ニーズ別おすすめカード

クレジットカードの審査に関する新着記事

アップルペイ ゴールドカード プラチナカード 学生カード デビットカード ポイント