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携帯電話の分割購入は信用情報機関に記録が残る。ちょっとしたウッカリが取り返しのつかない事態を招くことも

公開年月日 : 2016/04/22 更新年月日 : 2020/03/19

携帯電話を契約した際に支払方法を「分割払い」にした時は少し注意した方がいいことがあります。

分割払いはローンを組んだとみなされるので「毎月きちんと返済しているか」という返済情報が信用情報機関に登録されます。

信用情報機関とは、カード会社やローン会社、銀行などの金融機関が共有するデータベースのことで、あなたのクレジットカードやローンの申込情報や利用情報が一定期間記録されます。

そこで、一定期間、携帯電話代金の支払が滞ると「この人お金を払っていません」という滞納情報(異動情報)が信用情報機関に記録されて、いわゆるブラックリストに登録されます。これにより、将来クレジットカードが作れない、住宅ローンが組めない、マンションを借りる時の保証会社の審査に通らない、携帯電話を分割購入できないなど、生活にさまざまな影響が生じます。

これは、クレジットカードやローンを組む場合、カード会社やローン会社は必ず申込者の信用情報を指定信用情報機関にアクセスしてチェックすることが法律で義務付けられているからです。このため、もし他社で滞納・未払いの情報が見つかると「この人は信用できない」とみなされて審査に落ちる可能性が極めて高くなるのです。

信用情報の記録は最後の支払日から5年間記録されます。つまり、1度の滞納・未払いの記録が残ると、5年間は金融関連の審査に落とされ続けます。

信用情報機関にはどのように記録されるのか?

ここからは実際に取得した信用情報を確認しましょう。これは私が5年前に分割購入したスマートフォンの信用情報です。平成23年に48,000円のスマートフォンを24回払いの分割契約したことがわかります。さらに、平成25年の5月に完済したので「31.終了状況」に完了と書かれています。

一番下の入金情報には2年分の毎月の入金状況が記録されています。$マークは「請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった」意味です。代金を滞納するとAマーク「お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)」が付いていわゆるブラックリストとなります。

NTTドコモ分割契約

信用情報の記録は最後の支払日から5年間記録されるため、私の場合は最終の支払が平成25(2013年)年5月なのであと3年間(平成30年4月まで)は記録が残ります。滞りなく完済しているので問題ありませんが、ここで滞納があったとしたらあと3年間は「信用できない人」を証明してしまう情報が記録され続けてしまいます。

ちなみに一括払いの場合は「割賦販売契約」に該当しないため信用情報に登録されません。

当時、分割払いで契約すると2年間通話料が割引される実質0円プランがあり、一括払いにするよりお得だという謳い文句に乗ってしまった形です。分割にして2年間使い続けるとたしかに金額的にはお得ですが、知っておかなければいけないこともあります。

たかがスマートフォンでも、分割払いを選んだら期日通りしっかり返済しましょう。ちょっとしたウッカリが取り返しのつかない事態を招くこともありますよ、という話でした。

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