ライフカードの審査ガイド・審査落ちしないためのポイントまとめ
ライフカードを発行しているライフカード株式会社は、アイフル株式会社の傘下に入るグループ企業です。つまり、ライフカードは消費者金融系のクレジットカードなので、特にインターネット上で「ライフカードの審査は甘い」と言われることがよくあります。
しかし本当にライフカードは他社と比較して審査が甘いのでしょうか?どのような根拠でそう呼ばれているのでしょうか?この記事では、そもそもライフカードの審査がどのような仕組みで行われていて、他社と比較して本当に審査が甘いと言えるのかどうか、詳しく掘り下げていきます。
また、ライフカードへの入会を考えている方のために、審査に通る確率を上げるためにやるべきこともまとめて紹介します。ライフカードの審査に関する疑問はここで全て解消してしまいましょう。
目次
ライフカードの審査は甘いのか?
クレジットカードの中でもライフカードの審査は甘いものなのでしょうか。これからライフカードに入会するにあたって、審査の難易度を気にしている人も多いと思います。
冒頭でも紹介したように、ライフカードがアイフルのグループ会社であることから、「ライフカードの審査は甘い」と言われることがよくあります。しかし、結論から述べるとライフカードの審査が甘いとされる根拠はどこにもありません。そもそもライフカードの公式サイトに「うちは審査が甘いですよ」と書かれているわけではありません。
そのため、残念ながら誰でも簡単に審査に通る、というわけではなく、一般的なクレジットカードと会社同様に、安定した収入を得ていなかったり、過去にクレジットカードやカードローンの滞納をしたことがある人は、ライフカードの審査にも落ちてしまうと考えられます。
ライフカードの申し込み資格
まずはライフカードの申し込み資格を確認しておきましょう。公式サイトによると申し込み資格は以下のように定義されています。
日本国内にお住まいの高校生を除く18歳以上で、電話連絡が可能な方。
引用元:ライフカード<年会費無料>|クレジットカードはライフカード(2018年8月24日取得)
クレジットカードの申し込み条件としては一般的なものでしょう。クレジットカードは他社においても高校生を除く18歳以上でしか発行することができません。また、場合によっては在籍確認や申し込みの確認があるので、電話連絡が可能であることも一般的なことです。
注意しておくべきことは未成年の場合には親権者の同意が必要なことです。ライフカードは未成年である18歳以上20歳未満が申し込みのできるクレジットカードです。そのためこの範囲内に当てはまってしまう人は親権者の同意が必要です。
未成年であるかどうかの定義はクレジットカードを申し込みするタイミングで決まります。仮に来月20歳になる場合でもフライングで審査してもらうことはできません。このような場合には親権者の同意を得るか20歳になる日以降にライフカードの申し込みをするかどちらかにしましょう。
必要書類
ライフカードの申し込みでは、オンライン上でカード利用金額の引き落とし口座を設定することができます。対象の金融機関を設定した場合は、必要書類を提出する必要がありません。
対象金融機関以外を引き落とし先に設定する場合に、運転免許証などの本人確認書類の提出が必要になります。詳細は公式サイトをご確認ください。
また、キャッシングを希望する場合は収入証明書の提示を求められることもあります。収入証明書の提示を求められている場合には以下の書類のいずれかが必要になります。
- 収入証明書一覧
- 源泉徴収票
- 給与の支払明細書
- 支払調書
- 確定申告書
- 青色申告決算書
- 収支内訳書
- 納税通知書
- 所得(課税)証明書
- 年金証書
- 年金通知書
ライフカードの審査基準
ライフカードの審査基準について考えてみましょう。とはいえどもライフカードの審査基準が明確に公開されているわけではありません。
しかし、ライフカードは審査が比較的短時間で完了するクレジットカードであり公式サイトでも最短で3営業日発行であることをアピールしています。このことから審査を短縮化するために自動審査と呼ばれるものを利用していると考えられます。
自動審査とは、クレジットカードの申し込み内容を点数化するスコアリング方式を利用して審査に通過するかどうかを判断するものです。そのため申し込みで問われている内容を確認してみることで審査基準をなんとなく推測することが可能です。実際にライフカードで求められている入力内容から審査への影響を考えてみましょう。
大項目 | 小項目 | 選択肢 | 審査への影響 | |
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お申込みご本人について | お名前 | – | 影響なしと思われます。 | |
フリガナ | – | 影響なしと思われます。 | ||
性別 |
|
影響なしと思われます。 | ||
生年月日 | – | 影響なしと思われます。 | ||
電話番号 | – | 影響なしと思われます。 | ||
メールアドレス | – | 影響なしと思われます。 | ||
メールアドレス(確認) | – | 影響なしと思われます。 | ||
自宅郵便番号 | – | 影響なしと思われます。 | ||
自宅住所 | – | 影響なしと思われます。 | ||
自宅住所フリガナ | – | 影響なしと思われます。 | ||
ご家族 | 配偶者 |
|
配偶者が居る場合のほうが生活が安定していると判断される可能性はあります。ただ、これも共働きであるかどうかによって判断は変わるでしょう。 | |
同居されている家族人数(お申込者含む) |
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同居人数、生計を同一にしている人数が多いかどうかでも判断は変わると思われます。養う人数が多いほうが多くの収入を安定して得ていると考えられるので、多い方が有利かもしれません。 | ||
生計を同一にされている人数(お申込者含む) |
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お住まい |
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税金なども多く掛かることから、安定してまとまった収入がないと家を自己所有できないと考えられます。そのため、自己所有が最も高い評価になると思われます。 マンションとアパートの違いは明確には定まっていないようですが、3階建て以上だとマンションだと一般的には言われるようです。 |
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家賃のお支払い |
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家賃の支払いがある場合には毎月一定の金額がその支払に利用されてしまいます。そのため収入のうち全てがクレジットカードの支払いに充てられるとは判断されず多少評価が下がることがあるかもしれません。 | ||
住宅ローンのお支払い |
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家賃・ローンがないことに不都合はないでしょう。当然、負担なしの方が評価が高いと思われます。 | ||
居住年数 | – | 長ければ長いほど有利になると思われます。ただし、数字だけで良し悪しを評価できるものでもないので、いずれの年月でも大きな差はないと思われます。 | ||
お勤めの状況 |
|
クレジットカードは安定して収入を得ていることが重要です。そのため努めていて固定給の管理職や一般職が最も安定して高い評価を得ていると思われます。 | ||
お勤め先情報 | お勤め先名 | – | 勤めている企業の規模によって収入の安定性が大きく左右されます。そのため有名な企業、財閥系などの方が安定性の面で良い評価を受けると考えられます。 | |
お勤め先カナ | – | 影響なしと思われます。 | ||
電話番号 | – | 電話番号自体に影響はありませんが、ないよりはあった方が信用が高く有利になるでしょう。 | ||
業種 | 影響なしと思われます。 | – | ||
業種 |
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一般的に士業と呼ばれる資格が必要な仕事は評価が高いと考えられます。それに続いて公務員も安定性が高く評価が高いと思われます。 | ||
お仕事の内容 |
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専門性の高い仕事であるほど審査で有利であると考えられます。業種と同様に士業は専門性が高い職業となりますので、希少性が高く安定した職業であると判断されると考えられます。 逆に営業職やアーティスト、スポーツ選手などは収入が不安定となりやすい仕事内容であります。これらはもしかすると審査で不利になっているかもしれません。 |
||
所属部署 | – | 部署があると大企業だと見なされる可能性もあるので、書ける部署があるなら書いた方が審査には良い影響を与えると思います。 | ||
年収 | – | 年収が高いに越したことは無いと思われます。 | ||
勤続年数 | – | 長いほど有利になると考えられます。 | ||
お勤め先の規模 |
|
会社規模が大きい方が収入の安定性が高いと見なされる可能性が高いので、有利になるでしょう。 | ||
キャッシングサービスについて | 他社からのお借り入れ | – | 年収に対する借り入れ金額が大きいと審査に不利になる恐れがあると考えられます。 | |
キャッシングご利用希望額 | – | カード発行の審査には影響なしだと思われます。 | ||
運転免許証 | – | 影響なしと思われます。 | ||
カードショッピングについて | お取引の目的 |
|
影響なしと思われます。 | |
AUTOリボサービス |
|
影響なしと思われます。 | ||
暗証番号について | カード暗証番号 | – | 影響なしと思われます。 | |
インターネット会員登録について | LIFE-Web Desk | – | 影響なしと思われます。 | |
追加サービスについて | ライフカードiD |
|
影響なしと思われます。 | |
ETCカード |
|
影響なしと思われます。 | ||
家族カードについて | 家族カード |
|
影響なしと思われます。 |
何度も言いますが、審査に影響があるかないかはあくまでも想像です。そのため実際のライフカードの審査でこのような評価がされている保証はできない点に注意してください。
また、ライフカードを発行したいからといって評価が高くなりそうな選択肢を選ぶのは言うまでもなくいけないことです。クレジットカード会社も怪しい部分があれば事実確認をします。そのときに嘘をついていることが判明すれば審査には落ちてしまいますし、その後ライフカードでクレジットカードを発行するときに悪影響を与える可能性すらあります。
ライフカードの審査に落ちないために気をつけるべきこと
ライフカードに申し込みするときには気をつけるべきことが4つあります。ここに注意しなければクレジットカード審査に落ちてしまう可能性があります。ライフカードの審査で不利にならないためにも注意しなければならないことを解説します。
嘘を書かない
クレジットカードの審査では嘘を申告することは許されません。これはクレジットカードが信用に基づいて支払いをする仕組みですので、嘘なく申請することが求められているからです。意図して嘘をつかないようにするのは当然ですが、意図せず間違えて申告した結果、カード会社に「嘘をついている」との印象を与えてしまう恐れもあるので、入力内容はきちんと確認しておきましょう。
多重申込をしない
意外と知られていないのがクレジットカードの多重申込みです。ほぼ同時期にクレジットカードの申し込みをすることを多重申込みと呼んでいて、これをしてしまうと審査に落ちる可能性があります。
クレジットカードの申込状況は信用情報と呼ばれるものに記録されます。そしてこの信用情報はクレジットカードの審査で必ずクレジットカード会社が確認するものです。そのため他社のクレジットカードに申し込みをしているかどうかは、すぐに確認できてしまいます。この確認時に多重申込が発覚すると審査に落ちてしまう可能性が高まりますので注意しましょう。
多重申込みでクレジットカード審査に落ちてしまう可能性があるのは、「多重申込み=クレジットカードがないと困る人=お金がない人」とクレジットカード会社が判断するからです。どうしてもクレジットカードを手に入れたいがためにクレジットカードに多重申込みする危ない状態の人と見なされてしまうことで審査に落ちやすくなります。
身の丈に合った希望限度額にする
ライフカードは限度額が10万円から200万円までの範囲内で設定されます。そのため、人によっては高額な100万円まで手に入れたいと希望限度額を高めに申し込みすることもあるかもしれません。
しかし、身の丈に合っていない希望限度額にすると審査に落ちてしまう可能性があります。なぜなら希望限度額が高すぎる人は、やはりお金に困っている人だと見なされることがあるからです。限度額はクレジットカードを手に入れてから増枠審査も受けられますので、まずは欲張らない限度額でライフカードを発行することを意識しましょう。
個人信用情報機関に異動情報がないかを確認する
クレジットカードの審査で特に重要視されるのが信用情報です。この信用情報に問題が無いかどうかを確認することも大切です。 信用情報で特に注意しなければならないのは「異動情報」が書かれていないかどうかです。異動情報が書かれているとクレジットカードの審査にほぼ通過しません。書かれているかどうかは信用情報機関への簡単な手続きで確認することが可能です。
信用情報に異動情報が書かれているのはいわゆるブラックと呼ばれる状態です。クレジットカードの支払い遅延などを続けてしまうなど金融事故を起こすことで異動が書かれるようになります。また最近ではクレジットカードの支払いだけではなく「携帯電話の端末を分割で購入しているが支払いを遅延した」「奨学金の返済をする必要があるが滞納している」といった理由でも異動情報が書かれてしまうケースがあります。クレジットカードやローンで遅延していない場合でも、これらが原因ではないかを確認してみましょう。
異動情報は最低でも5年間は個人信用情報に記録されてしまいます。その間はクレジットカードの発行が難しくなりますので、心当たりがある人は申し込みの前に確認してみましょう。
学生なら学生専用ライフカードに申し込もう
学生でもライフカードに申し込みをすることは可能です。しかし学生の場合には別途用意されている、学生専用ライフカードに申し込みをすることをおすすめします。学生専用ライフカードとはその名の通り学生だけが発行できるライフカードで、申し込み条件は以下の通りです。
高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の方がお申込みいただけます。
引用元:学生専用ライフカード|クレジットカードはライフカード(2018年8月27日取得)
このカードは学生でも審査に通りやすいだけでなく、通常のライフカードの特典に加えて、学生ならではの特典も付帯しているのが特徴です。
- 海外ショッピング利用キャッシュバック
- 海外旅行保険付帯、学生専用お問い合わせ窓口の用意
- ポイントの還元率が優遇
この中でも特に注目したいのは海外ショッピングでキャッシュバックが受けられる部分です。海外ショッピングで学生専用ライフカードを利用すると、利用金額の5%をキャッシュバックで受けることが可能です。年間の条件は5万円と制限はありますが、留学や学生旅行などで海外に出向く機会が多い場合にはお得です。
ライフカードの審査に落ちた人におすすめするクレジットカード
ライフカードの審査に落ちてしまった場合には、他社のクレジットカードに申し込みすることをおすすめしています。特に、ライフカードとは異なった観点で審査している2種類のクレジットカードがおすすめです。
ACマスターカード
最初におすすめするのは、アコムが発行しているACマスターカードです。その理由は、ライフカードとは異なり、信用力ではなく返済能力を重視して審査をしていると考えられるからです。
ACマスターカードの審査に関する考察は関連記事にまとめているので、興味がある人はご覧ください。
ACマスターカードはひと昔前までポイントやキャッシュバックなどの特典がなかったので、「入会しやすいけど現金と比較して特にお得なわけでもない」という物足りないカードでした。しかし近年、カード利用額の0.25%がキャッシュバックされる仕組みが導入され、還元率0.25%のクレジットカードになりました。
年会費も無料であり、スペック的にはライフカードに似ていると言えます。もしもライフカードに落ちてしまったのであれば、真っ先におすすめしたいクレジットカードです。
アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレスはステータスが高いクレジットカードで、ライフカードの審査に落ちる人であればアメリカン・エキスプレス・カードの審査なんて到底通らないと考えている人が多いかもしれません。
しかし、アメリカでは信用だけでなく、現在の返済能力を重視して審査を行うカード会社が多く、アメックスもその1つです。そのため、実はライフカードの審査に落ちてもアメックスの審査に通る、という可能性があるわけです。
- 関連記事:
- ブラックでも審査に通るクレジットカード
アメックスの年会費は13,200円(税込)と、ライフカードと比較すると高額ではありますが、ライフカードの審査に落ちてしまった人は検討してみると良いかもしれません。