電子マネーおすすめはコレ!選び方と利用例を紹介
現金よりもスピーディーに支払いができ、ポイントも貯まってお得な電子マネー。利用者は増え続けているようで、2014年には主要電子マネーの累計発行数が2億件を突破したそうです(電子マネー推進検討会調べ)。
そんな中「自分もそろそろ電子マネーを」と思う方も多いかもしれません。しかし、電子マネーは複数あるので、いざ電子マネーを持とうと思ってもどれを選んだら良いのか迷ってしまうでしょう。
この記事では、自分に適した電子マネーを選ぶポイント、そして実際に電子マネーを利用している人に聞いた利用例を紹介していきます。
電子マネー別お得なクレジットカード
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
- iD
- QUICPay
- SAPICA
- Kitaca
- Suica
- PASMO
- TOICA
- manaca
- ICOCA
- PiTaPa
- SUGOCA
- nimoca
- はやかけん
利用可能な店舗数で比較して選ぶ
電子マネーは種類によって使える店舗数が異なります。使えなければ意味がないので、まずは使える店舗数が多い電子マネーを紹介します。
利用可能な店舗数が最も多い電子マネーは、ドコモが発行しているiDです。正確な店舗数は不明ですが、決済端末の設置数が約59万台と公表されているので、利用可能な店舗数も59万店に近いだろうと推測できます。次に店舗数が多いのは、約38万店で使える楽天Edy、その次が約35万店のQUICPayです。
また、ショッピングではなく電車やバスで電子マネーを使うことが目的であれば、普段使っている鉄道会社、バス会社が発行する電子マネーを持ちましょう。
以上の内容をまとめると、以下の通りになります。
- 様々なお店で買い物に使いたい:iD、楽天Edy、QUICPay
- 電車やバスをよく使う:JR東日本ならSuica、東京メトロならPASMO、JR関西ならICOCAなど…
支払い方式で比較して選ぶ
電子マネーにはプリペイド式(前払い)、ポストペイ式(後払い)の2種類の支払い方式が存在します。それぞれのメリット・デメリットや該当する電子マネーを紹介していきます。
プリペイド式電子マネーのメリット・デメリット
プリペイド式電子マネーはチャージして使う電子マネーで、利用した分の金額がチャージ残高から引かれていきます。
このタイプのメリットは、ポイントを2重取りできる点です。やり方は簡単で、クレジットカードでチャージするだけです。一部のクレジットカードに限られますが、チャージ金額に応じてクレジットカードの利用ポイントが貯まります。更に、電子マネーで決済することで電子マネーの利用ポイントも貯まります。つまり、チャージと利用でポイントを2重取りできるわけです。
お得な反面、いちいちチャージしなければいけない点をデメリットに感じる利用者も多いでしょう。ただ、最近では残高が設定金額以下になれば自動的にチャージしてくれる「オートチャージ」機能付き電子マネーも増えてきました。オートチャージができれば、プリペイド式電子マネーのデメリットを解消しつつポイントも貯められます。
もう1点デメリットを挙げると、楽天Edyや無記名式の交通系ICカードには不正利用の補償がないことです。
- プリペイド式電子マネー:楽天Edy、WAON、nanaco、au WALLET、Suica、ICOCAなど
- オートチャージ対応のプリペイド式電子マネー:楽天Edy、WAON、Suica、PASMO、SUGOCAなど
- 不正利用の補償がない:楽天Edy、無記名式のSuica、PASMO、ICOCAなどの交通系ICカード
ポストペイ式電子マネーのメリット・デメリット
ポストペイ式電子マネーは後払いなので、支払った金額は登録したクレジットカードから引き落とされます。プリペイド式に比べるとチャージする必要がなく、残高不足に陥ることもないのでスムーズに支払えるメリットがあります。また、不正利用に関する補償もあるので安心して利用できます。
ポストペイ式電子マネーはクレジットカードが必要になるため、プリペイド式電子マネーに比べると入手に手間がかかります。高校生以下の学生や何らかの原因によりクレジットカードが持てない人は、ポストペイ式電子マネーも持てません。
なお、ポストペイ式の電子マネーにはポイント制度がありません。ただ、電子マネーの利用金額はクレジットカードに請求が行くので、クレジットカードの利用ポイントが貯まります。還元率が高いクレジットカードから引き落とせば十分お得に買い物できますので、ポストペイ式電子マネーを選ぶときには、引き落とし先のクレジットカードにも注目しておきましょう。
- ポストペイ式電子マネー:iD、QUICPay、PiTaPa、Visa payWaveなど
貯まるポイントで比較して選ぶ
電子マネーで決済するとポイントが貯まります。貯めたポイントは電子マネーに還元する以外に、提携ポイントに交換できるものもあります。電子マネー毎に貯まるポイントの一例を以下に紹介します。また、リンク先の記事ではポイントの使い道も掲載されているので、電子マネー選びの参考にしてください。
- 楽天Edy:楽天スーパーポイント
- モバイル楽天Edy:楽天スーパーポイント、ANAマイレージクラブ、Ponta、Tポイントなど14種類
- WAON:WAONポイント
- nanaco:nanacoポイント
- au WALLET:WALLET ポイント
- Suica:Suicaポイントクラブ
- PiTaPa:ショップdeポイント
- SMART ICOCA:J-WESTポイント
- SUGOCA:SUGOCAポイントサービス
- iD、QUICPay:引き落とし先に設定したクレジットカードの利用ポイントが貯まる
電子マネーの利用例
ここからは、電子マネーを利用している人に聞いた利用例を紹介していきます。その電子マネーを選んだ理由、どこにメリットを感じているのかを紹介していますので、電子マネー選びの参考にしてください。
30代個人事業主男性の電子マネー利用例
利用している電子マネー
- PASMO
- 楽天Edy
- nanaco
主な利用用途
電車バスの乗車、コンビニでの買い物
入会のきっかけ&おすすめポイント
自分は複数の電子マネーを場面によって使い分けています。まず、東京メトロを頻繁に利用するのでPASMOを使っています。
次に手に入れたのはnanacoです。nanacoは健康保険料の支払いに使えるので、クレジットカードからnanacoにチャージして支払うと少しだけお得になるのです。
しかしnanacoは私の行動範囲だとセブンイレブンくらいでしか使う場面がないので、他のコンビニやファストフードでも幅広く使える楽天Edyを使い始めました。
楽天Edyのおかげで現金を使う頻度が減ったので、ATMに行く機会も減りました。電子マネーは便利でお得だし、飲食店を選ぶときは電子マネーが使えるかどうかも考慮するようになりました(笑)
そしてプリペイド式電子マネーユーザーなら必須の技、クレジットカードからのチャージでポイント二重取りも実践していますね。特にnanacoは元々の還元率が1%と高いので、クレジットカードからチャージすると還元率2%超えも狙えます。現金払いと比べて大きな差がつくポイントです。
20代フリーター男性の電子マネー利用例
利用している電子マネー
- QUICPay
主な利用用途
コンビニ、スーパーでの買い物
入会のきっかけ&おすすめポイント
そもそも持ち物は減らしたい主義なので、現金もなるべく持たなくて済むように電子マネーを検討し始めたのがきっかけです。
最初は利用可能な店舗数が多い楽天Edyを使っていましたが、チャージがめんどくさくてポストペイ式の電子マネーに乗り換えることにしました。
ちょうどJCBエクステージカードを持っていたので、QUICPayを追加で発行しました。
QUICPayでも利用可能な店舗数は多く、主要コンビニや最寄りのスーパーでも使えてとても便利です。
一度使ったらその便利さゆえにプリペイド式には戻れない、と言われているポストペイ式電子マネーのQUICPayを利用しているそうです。
QUICPayの引き落とし先に設定されているJCBエクステージカードは、セブンイレブンで利用するとポイントが3倍になる特典があります。QUICPayでの利用分も3倍の対象となるので、コンビニを利用するときは主にセブンイレブンを優先しているんだとか。
30代会社員男性の電子マネー利用例
利用している電子マネー
- モバイルSuica
主な利用用途
電車バスの乗車
入会のきっかけ&おすすめポイント
東海地方在住なので周りはTOICAやmanacaの利用者が多いのですが、私が選んだのはモバイルSuicaです。
モバイルSuicaは携帯電話がSuicaの代わりになるので、これ1つで改札が通れてとても便利です。
ポイント面で見ると他にもお得な電子マネーがあるそうですが、携帯電話だけで電車に乗れるのはモバイルSuicaだけでしょう!
インタビューの時にも「なぜポイントが貯まるmanacaではなくSuicaなのか?」と指摘しましたが、彼にとって重要なのはポイントではなく、モバイルで利用できるかどうかだそうです。
モバイルSuicaを含め、おサイフケータイ対応電子マネーのメリットは主に以下の3つが挙げられます。
・携帯電話1つで複数の電子マネーが使える
・電子マネーの発行手数料がかからない
・ネット回線を使っていつでもチャージできる
おサイフケータイに対応している携帯電話の所有者であれば、電子マネーを利用しない手はないでしょう。
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