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manacaの利用でお得なクレジットカード

公開年月日 : 2016/07/22 更新年月日 : 2017/04/13

manaca(マナカ)は名古屋市交通局と名鉄が共同で運営している交通系ICカードです。manacaをお得に利用するには、manacaチャージでポイントが貯まる唯一のクレジットカードである、名鉄ミューズカードを使う方法があります。しかし名鉄ミューズカードは「manacaでお得になる」よりも「名鉄百貨店でお得になる」クレジットカードです。したがって、manacaチャージで得するためだけにこのカードに入会するのはおすすめしません。

そもそもmanacaは全国の交通系ICカードの中でも、ポイントが貯まりやすく非常にお得なカードです。したがって、manacaをお得に利用するためには、クレジットカードを活用するよりもmanacaのポイント制度を熟知した方がよほど有益です。

よってこの記事では、一応最初に名鉄ミューズカードについて紹介しますが、それ以降はmanacaをお得に活用する方法や、東海地方の方におすすめしたい、manacaとSuicaの併用について紹介します。

manacaをお得に利用できるクレジットカード

名鉄ミューズカード 名鉄が発行している名鉄ミューズカードは、全クレジットカードの中で唯一、manacaチャージに対応しています。チャージ金額200円毎に1ポイントが貯まり、1ポイント→1円としてmanacaに還元できます。ポイント還元率にすると0.5%となり、現金でチャージするよりもお得にmanacaを利用できます。

ただし、このカードを使うには注意したいことが2点あります。1点目は、年会費が1,250円(税別)かかる点です。年間5万円以上のカード利用で次年度年会費が無料になりますが、manacaへのチャージは無料条件の対象外です。したがって、manacaチャージだけにカードを利用した場合、年間27万円のチャージでやっと年会費の元が取れる計算になります。

2点目は、manacaにチャージできる施設が限られている点です。名鉄ミューズカードからmanacaにチャージするためには、名鉄の主要駅にある「μstar station」を使う必要があります。普段名鉄を利用しない方であれば、チャージのために対象の駅に行かなければいけません。そうなるともはや本末転倒です。

以上の理由から、お得に使えることは使えるのですが、あまりおすすめできないのが現状です。それでも問題ない、という方だけ入会してください。

名鉄ミューズカード(公式サイト)

なお、2017年中にオリコからmanaca一体型クレジットカードが発行されるとの情報も出ていますので、そちらの情報が出揃ってから比較してみるのも良いでしょう。既にオートチャージができるようになる、と報じられていますので、かなり期待できるカードが登場しそうです。

マナカマイレージを使いこなせばもっとお得に

manacaをお得に利用するならば、リスクのあるクレジットカードよりもmanacaのポイント制度を活用するべきです。manacaのポイントはマナカマイレージと呼ばれ、相互利用エリアをのぞいた全利用可能エリアの月間利用金額などに応じて自動的に貯まります。まずはmanacaの利用エリアをまとめました。

manacaの利用可能エリア
名古屋市地下鉄:東山線/鶴舞線/名城線/名港線/桜通線/上飯田線
あおなみ線
ゆとりーとライン
名古屋鉄道
名鉄バス
豊橋鉄道:渥美線/市内線
リニモ
交通系ICカード全国相互利用エリア

各ポイントの貯まり方は以下にまとめました。

名古屋市地下鉄、ゆとりーとライン、あおなみ線でのマナカマイレージの貯まり方

名古屋市交通局、ゆとりーとライン、あおなみ線でのmanacaの通常ポイント付与率

区分 1カ月間の路線毎の利用額合計 ポイント付与率
大人用マナカ 小児用・割引用マナカ
市バス・地下鉄
あおなみ線
ゆとりーとライン
2,000円以上 5,000円未満 1,000円以上 2,500円未満 10%
5,000円以上 10,000円未満 2,500円以上 5,000円未満 12%
10,000円以上 15,000円未満 5,000円以上 7,500円未満 12.5%
15,000円以上 7,500円以上 13%

合計金額は路線毎に算出されるので、たとえ市バス1,000円、ゆとりーとライン1,000円で合計2,000円分利用したとしても、それぞれ2,000円未満なのでポイントは貯まりません。

名古屋市交通局、ゆとりーとラインでのmanacaの昼間ポイント付与率

区分 1カ月間の路線毎の利用額合計 ポイント付与率
大人用マナカ 小児用・割引用マナカ
市バス※1
ゆとりーとライン※1
2,000円以上 1,000円以上 30%
地下鉄※1 2,000円以上 1,000円以上 20%

:合計金額は路線毎に算出されるので、たとえ市バス1,000円、あおなみ線1,000円で合計2,000円分利用したとしても、それぞれ2,000円未満なのでポイントは貯まりません。また、昼間ポイントの場合は市バスと地下鉄の利用金額も別々で計算されます。
※1:平日の10〜16時、または土日休日に利用した分は、こちらのポイント利率が適用されます。

市バス・地下鉄、あおなみ線、ゆとりーとラインは、月間の利用金額に応じてポイントが貯まります。市バス・地下鉄で月に5,000円利用すれば、ポイント利率は12%で600円分のポイントが貯まります。また、昼間の対象時間中や、土日休日に月間2,000円以上利用した場合は、なんとポイント利率が最大30%になります。実際に5,000円利用した場合は1,500円分も戻ってくる計算です。

例を出して計算してみます。バス・地下鉄で月間17,000円利用して、そのうちバスの昼間ポイント分が4,000円、地下鉄の昼間ポイント分が2,000円だとします。すると、以下の通りにポイントが算出されます。

バス・地下鉄で17,000円利用した場合に貯まるポイント
4,000円×30%=1,200ポイント
2,000円×20%=400ポイント
11,000円×12.5%=1,375ポイント
合計2,975ポイント

この通り、17,000円の利用で合計2,975ポイントが貯まりました。最終的な還元率は17.5%となります。ただmanacaで乗車しただけで、ここまでお得になるのです。

名鉄、リニモでのマナカマイレージの貯まり方

名鉄、リニモでのmanacaの利用金額ポイント付与率

月間利用金額 ポイント付与率
0〜2,000円の部分 0%
2,001〜5,000円の部分 2%
5,001〜10,000円の部分 4%
10,001〜20,000円の部分 6%
20,001円の部分 8%

:利用金額は路線毎に算出されるので、たとえ名鉄で1,200円、リニモで800円利用したとしても、それぞれ2,000円未満なのでポイントは貯まりません。

名鉄、リニモでのmanacaの利用回数ポイント付与率

月間利用回数 0〜10回 11〜40回 41回以上
ポイント付与率 0% 3% 6%

:利用回数は路線毎に算出されるので、たとえ名鉄で8回、リニモで6回利用したとしても、それぞれ10回未満なのでポイントは貯まりません。

名鉄、リニモの場合は利用金額と利用回数に応じて別々にポイント利率が決まり、月間の利用額に対してポイントが付与されます。

例えば名鉄で1ヶ月に30回乗車して、17,640円利用した場合、まず以下の通りに利用金額ポイントが貯まります。

17,500円利用した場合の利用金額ポイント
0〜2,000円の部分:2,000円×0%=0ポイント
2,001〜5,000円の部分:3,000円×2%=60ポイント
5,001〜10,000円の部分:5,000円×4%=200ポイント
10,001〜20,000円の部分:7,640円×6%=458.4ポイント(10ポイント未満は切り捨てられるので、実際は450ポイント)
合計710ポイント

利用回数ポイントが貯まります。これは簡単で、30回の乗車なのでポイント利率は3%となり、17,640×3%=529.2で、10ポイント未満は切り捨てられて520ポイントとなります。利用金額ポイントと利用回数ポイントは合計されて、最終的には710+520で1,230ポイントが付与されます。

名鉄バスでのマナカマイレージの貯まり方

名鉄バスでのmanacaのポイント利率
乗車金額の2%
乗車金額が2,000円到達時に50ポイントボーナス
乗車金額が5,000円到達時に100ポイントボーナス
乗車金額が10,000円到達時に150ポイントボーナス

豊橋鉄道でのマナカマイレージの貯まり方

豊鉄渥美線・市内線でのmanacaのポイント利率
月間利用回数に応じてポイント利率が変化
0〜9回:0%
10〜19回:1%
20〜39回:3%
40回以上:5%

以上、manacaのポイント制度をまとめました。よりお得に利用するためには、現在の利用額や利用回数を細かく把握しておいた方が良いですが、そこまでしなくても十分にお得です。しっかりポイントを活用して交通費を節約しましょう。ちなみにmanacaのポイントは無記名式でも貯まります。また、名古屋市交通局発行のものでも、名鉄発行のものでも貯まるポイントに違いはありません。唯一、名鉄発行の記名式manacaのみ名鉄百貨店での買い物でポイントが貯まりますが、manacaで買い物しない人は気にしなくて良いでしょう。

以上の通り、単体でこれ以上ないくらいお得なICカードのmanacaですが、JRや県外の交通機関では1ポイントも貯まりません。したがって、もしもmanacaエリア外でも交通費を節約したい場合は、モバイルSuicaの利用をおすすめします。

JRや県外の交通機関も利用するなら、モバイルSuicaとの併用でお得

モバイルSuicaとは、おサイフケータイ対応の携帯電話で利用できるSuicaのことです。アプリをダウンロードすれば誰でも簡単に利用開始できます。ただし、953円(税別)の年会費がかかります。また、Apple Payに対応してiPhoneやApple WatchでもモバイルSuicaを利用できます。こちらの場合は年会費完全無料です。

モバイルSuicaを使うメリットは、ほとんどのクレジットカードからチャージ可能で、なおかつクレジットカードのポイントも貯まる点です。カードタイプのSuicaだと一部のクレジットカードからチャージできないので、モバイルの方が選択肢が広がります。しかも、一度カードを登録しておけば、以降はネット回線さえあればボタン1つでいつでもチャージできます

モバイルSuicaへのチャージでおすすめしたいクレジットカードは、ビューカードと呼ばれる種類のクレジットカードです。これらのカードからモバイルSuicaにチャージすると、1,000円で6ポイントが貯まります。1ポイントは2.5円としてモバイルSuicaに還元できるので、1,000円で15円が戻ってくることになります。ポイント還元率が1.5%と、一般的なクレジットカードの3倍に当たります。楽天カードやリクルートカードよりも高いポイント還元率になるので、交通費の節約に大きく貢献してくれるでしょう。さらに、ビューカードをモバイルSuicaに登録しておけば、モバイルSuicaの年会費が無料になります。

複数あるビューカードの中でも特におすすめしたいカードを3枚紹介します。

ビックカメラSuicaカード

ビックカメラSuicaカード ビューカードの中でもまず検討して欲しいのが、ビックカメラSuicaカードです。このカードの年会費は初年度無料で、さらに年に1回利用すれば翌年度も無料になります。もちろんモバイルSuicaへのチャージ1回で条件クリアとなります。コストがかからないため、ビューカード初心者でも扱いやすいカードでしょう。

モバイルSuicaにチャージした場合のポイント還元率は1.5%と、他のビューカードと変わりありません。しかし、モバイルSuica以外に利用した場合は、他のカードがだいたい0.5%なのに対して、ビックカメラSuicaカードは1%と一段上です。モバイルSuicaチャージ専用カードとして使うのももちろんおすすめですが、メインんカードとして使うのにも悪くないでしょう。

また、ビックカメラの名の通り、ビックカメラポイントカードとしての機能も持っています。ビックカメラでこのカードを使って購入すると、最大10%のビックポイントが貯まります。ビックポイントも1ポイントを1円としてモバイルSuicaに還元できるので、貯めたポイントは無駄になりません。

ビックカメラSuicaカード(公式サイト)

JALカードSuica

JALカード Suica(JCB) JALマイルを貯めている方であれば、Suicaチャージ1,000円ごとにJALマイル5マイル分のポイントが貯まる、JALカードSuicaもおすすめします。

年会費は初年度無料で翌年度から2,000円(税別)となります。さらに年会費3,000円(税別)を払ってJALカードショッピングマイル・プレミアムに登録すると、1,000円で10マイル分のポイント付与にレートがアップします。日々の交通費でマイルを稼げる、貴重なJALカードです。

もちろん、ビューカードでありながらJALカードの1種でもあるので、新規入会後にJAL便に搭乗すると1,000マイル貯まる他、様々なボーナスマイル制度があります。

JALカードSuica(公式サイト)

ANA VISA Suicaカード

ANA VISA Suicaカード ANAマイルを貯めている方ならば、Suicaチャージ1,000円ごとに5マイルが貯まるANA VISA Suicaカードが最適です。年会費は初年度無料で翌年度から2,000円(税別)です。さらに10マイルコースと呼ばれる有料オプションを追加すると、年間6,000円(税別)の登録料がかかりますが、1年間は1,000円ごとに10マイルが貯まります。

こちらもカードもビューカードであり、かつANAカードでもあるので、他のANAカード同様に新規入会だけで2,000マイルが貯まる特典があります。

ANA VISA Suicaカード(公式サイト)

ビューカードなら、モバイルでなくても一応チャージ可能

ここで紹介したビューカードには、クレジットカードにSuica機能が付いています。したがって、1枚のカードでクレジットカードとしてもSuicaカードとしても使えるわけです。しかも、モバイルSuica対応端末を持っていなくても、ビューカードがあればSuicaにチャージできます。ただし制約があり、ビューアルッテと呼ばれる専用ATM上で、チャージの度に手続きを行う必要があります。愛知県ではビックカメラ名古屋駅西店にあります。毎回こちらに行かなければいけないのは面倒ですが、一応、ビューカードさえあればモバイルSuicaがなくてもクレジットカードからSuicaにお得にチャージできるので、場合によっては活用しても良いでしょう。

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