Google Pay(グーグルペイ)とは?使い方からモバイルSuicaとの違いまで徹底解説!KyashやLINE Payも登録可能なのが強み!
画像引用元:Google Pay(日本)– ポイントも支払いもこれ 1 つで(2019年6月6日取得)
iPhoneにApple Payがあるように、AndroidにはGoogle Payがあります。以前はAndroid Payとも呼ばれていました。
そもそもAndroidには既に似たようなサービスのおサイフケータイがあったり、Android端末でもGoogle Payに対応していないものがあったりしたため、イマイチ話題に挙がることが少ないように見受けられます。
しかし、Google PayにはGoogle Payならではの特徴やメリットがあり、Androidユーザーなら一度利用を検討してみても良いでしょう。この記事ではGoogle Payでできることや、おすすめの使いこなし術、そしてモバイルSuicaやおサイフケータイとの違いについて解説していきます。
目次
Google Payとは?
画像引用元:Google Pay(日本)– ポイントも支払いもこれ 1 つで(2019年6月6日取得)
このところPayPayやLINE Payなど〇〇Payと呼ばれるものが続出しています。しかしGoogle Payはそれらとは異なり、単独で決済するのではなく、Google Pay内に電子マネーやクレジットカードを登録して決済します。
さらにGoogle Payは競合サービスであるApple Payよりも対応している電子マネーが多いメリットがあります。
- Apple Payで使える電子マネー
- Suica、iD、QUICPay
- Google Payで使える電子マネー
- Suica、iD、QUICPay、nanaco、楽天Edy、WAON
対応機種に注意!全てのAndroidが使えるわけではない
Goole Payは最新の端末ならば全て使える、というわけではありません。Andoroidの中でも、Felicaに対応した端末でしか利用することができません。つまり、おサイフケータイ対応端末のみでGoole Payを使うことができます(ちなみにあくまでも「NFC」ではなく「Felica」対応出ないとダメ)。
例えばhuawei p20 liteやOPPO R15 Neoなど、特に海外の格安スマホにはFelicaを積んでいない端末が出回っているのでご注意ください。
Google Payの使い方
それでは続いてGoogle Payの利用開始方法から支払い方法まで、一連の使い方を紹介していきます。
登録方法
画像引用元:Google Pay(日本)– ポイントも支払いもこれ 1 つで(2019年6月6日取得)
Google Payの利用を開始するには、まずアプリをダウンロードする必要があります。アプリ内から、利用したい電子マネーを追加することで利用を開始できます。
Google Pay – これからのお財布 – Google Play のアプリ
また、クレジットカードやプリペイドカードをGoogle Payに読み取らせると、iDまたはQUICPayとして利用できます。
- iDとして使えるカード
- ライフカード、三井住友カード
- QUICPayとして使えるカード
- ジャックス、ジェーシービー、Kyash、LINE Pay
チャージ方法
iDまたはQUICPay以外の電子マネーは、基本的にアプリ内でクレジットカードからチャージして利用します。ただし、電子マネーによっては対応しているクレジットカードに制限があるのでご注意ください。
- Suica、楽天Edyへのチャージ
- VISA、MasterCard、JCB、American Express
- WAONへのチャージ
- 各種イオンカード
- nanaco
- クレジットカードチャージ不可(nanacoアプリ上からはクレジットカードチャージ可能)
なお、地味なメリットして、Google Payでは1円単位でチャージできることが挙げられます。
決済方法
Google Payの設定が完了したら、いよいよ支払いです。使えるお店は、各電子マネーに基づきます。つまりGoogle PayのWAONで支払いを行いたければ、WAON加盟店から探せば良いわけです。「Google Pay加盟店」というものはありません。
それぞれの加盟店にて、利用する電子マネーを告げた上で、スマホを読み取り端末にかざせば決済が完了します。アプリを立ち上げる必要はありません。
Google Payのメリット
ポイントカードも登録可能
Google Payならではの魅力として、Tポイントカードとdポイントカードの2種類のポイントカードを登録できることが挙げられます。
アプリ内にバーコードが表示されるので、それを読み取ってもらうことでポイントを加算・使用することができます。
KyashとLINE Payのバーチャルカードも登録可能
Google Payには、KyashとLINE Payというプリペイドカードも登録可能です。しかもKyashもLINE Payも、バーチャルカードを登録することができます。
どちらもアプリをインストールすることで、即時かつ年会費無料でバーチャルカードを発行することができます。Kyashは常時2%還元、LINE Payは0.5〜2%還元で、どちらもお得に買い物することが可能です。
バーチャルカードはあくまでもアプリ上で生成されるカードなので、実店舗では使うことができず、オンラインストアでの決済にしか使えません。しかしGoogle Payに登録すると、QUICPayとして利用できるようになるため、実店舗でもKyash、LINE Payで決済できるようになります。自販機やファストフード店でも、間接的にKyashやLINE Payで払うことができるわけです。
利便性、お得さを考えると、これはGoogle Payの魅力の中でも非常に大きいものだと思います。KyashもLINE Payもまだよく知らない、という人は下記関連記事を読んで、利用を検討することをおすすめします。
おサイフケータイやモバイルSuicaとの違い
ここまで紹介したように、Google Payはその機能のほとんどがおサイフケータイやモバイルSuicaと被ります。では、具体的にどのような違いがあるのかをまとめていきます。
まずおサイフケータイとの比較については、はっきり言ってほとんど違いがありません。唯一Google Payのメリットとして、1つのアプリで電子マネーだけでなくポイントカードをも管理できることが挙げられますが、革新的なメリットとは言いがたいでしょう。他にも、通常QUICPayやiDには対応していないクレジットカードでも、Google Payに登録することで決済可能になる、というメリットもあります。またオンライン決済にも使えるという特徴があったりします。
一方でおサイフケータイなら、より多くの電子マネーに対応しているし、dポイントカードもtポイントカードも携帯電話を読み取り端末にかざすだけ、という明らかな優位性の高さがあります。そのため、どちらかと言うとGoogle Payよりもおサイフケータイの方が優れている、と言う印象を受けます。
Google PayではSuicaを無料で登録/利用することもできまし、ビューカード以外のクレジットカードからチャージすることもできます。しかしモバイルSuicaがなければオートチャージを使うことができません。また、定期券やモバイルSuica特急券を利用するにはモバイルSuicaが必要になります。
Google PayはモバイルSuicaと違い無料でSuicaを利用することができるため、たまに電車に乗るだけならば全く問題ありませんが、頻繁に乗ったり、定期券を利用したかったりするのであれば、やはりモバイルSuicaは必須でしょう(モバイルSuicaの年会費は2020年2/26以降に無料になる予定)。
以上を踏まえると、Google Payだけを使うと言うよりも、おサイフケータイやモバイルSuicaなどの各電子マネーアプリとの併用がベストな選択肢になると思います。逆に、今おサイフケータイやモバイルSuicaを使っている人は、Google Payを使い始める必要はあまりないかもしれません。
グーグルペイにはキャンペーンがある
最後に、Google Payにはキャンペーンが開催されることを紹介しておきます。キャンペーンをうまく適用させることで、おサイフケータイよりもお得に決済できる可能性があります。下記にキャンペーンページを紹介していますので、グーグルペイ利用の際には現在行われているキャンペーン内容をご確認ください。
Google PayはPayPayや楽天ペイなどのスマホ決済(QR・バーコード決済)とは違う
最後に、同じ〇〇Payでも最近話題のPayPayやLINE Pay、楽天ペイなどとGoogle Payは全く違う仕組みのものです。決済スピードで言えばGoogle Payの方が早いのですが、PayPay等のスマホ決済は還元率20%など、超絶お得なキャンペーンを頻繁に開催しているのが特徴です。下記の関連記事では今話題の〇〇Pay系アプリを7つ比較して紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。