ETCカードを無料で発行できるおすすめクレジットカードまとめ
ETCカードを発行するためには、まずクレジットカードに入会する必要があります。クレジットカードに入会した後、または入会する時にETCカードも申し込むことで、ETCカードを発行してもらうことができます。
この時、どのカード会社にETCカードを発行してもらうかが重要です。なぜなら、ETCカードを発行する会社やクレジットカードの種類によって、ETCカードの発行手数料や年会費、ポイントの貯まり方が違うからです。全く同じETCカードなのに、発行会社によっては年会費がかかる場合があったりするわけです。
また、ETCカードは無料でも、クレジットカードそのものに年会費がかかる場合もあります。そこでこの記事では、クレジットカードの年会費が無料で、なおかつETCカードも年会費・発行手数料が無料のカードの中でも、さらにポイント還元率が高いなどのメリットを持つカードを紹介していきます。
- クレジットカードの年会費は有料&ETCカードの年会費は無料
- クレジットカードの年会費は無料&ETCカードの年会費は有料
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目次
オリコカード・ザ・ポイント:ETCカードの利用でも還元率1%
これからETCカードを発行しようと考えている人に、最もおすすめしたいのがオリコカード・ザ・ポイントです。その理由は、クレジットカードもETCカードも完全無料で発行できるうえ、ポイント還元率が1%と高いからです。
オリコカード・ザ・ポイントで決済すると、100円の支払いでオリコポイントが1ポイント貯まります。オリコポイントは1ポイント=1円の価値で、Amazonギフト券などに交換したり他社ポイントに移行したりすることができます。したがって、還元率は1%です。もちろんETCの利用でも同様にポイントが貯まるので、還元率は1%です。
還元率が1%のクレジットカードは、楽天カードやヤフーカードなどもありますが、これらのカードはETCカードの発行手数料や、ETCカード年会費がかかります。したがって、オリコカード・ザ・ポイントを最もおすすめします。
また、オリコカード・ザ・ポイントは、入会後半年間は獲得できるポイントが2倍になります。ETCの利用でも100円で2ポイント貯まるので還元率は2%であり、この期間だけはクレジットカードの中でも上位の還元率を誇ります。ただし、こちらの特典で獲得できるポイントは5,000ポイントが上限です。そのため、半年間で50万円以上利用すれば特典を上限まで獲得できます。
他にも、オリコカード・ザ・ポイントにはiDとQUICPayの2種類の電子マネーが付帯されている、という珍しいメリットもあります。iDもQUICPayも後払い式の電子マネーです。そのため、Suicaや楽天Edyなどとは違い事前にチャージする必要がなく、「支払いに使おうと思ったら残高不足で支払いで傷、めんどくさいし恥ずかしかった」という失敗を防ぐことができます。
このように1枚のクレジットカードに2つの電子マネーが付帯しているので、「クレジットカードの加盟店」「iDの加盟店」「QUICPayの加盟店」の3ヶ所で支払いが可能です。通常はカード払いができない自販機やファストフード店でも、オリコカード・ザ・ポイントがあれば電子マネー払いで決済することが可能です。
iDやQUICPayでの支払いは、クレジットカードの利用代金と合算されて請求されます。クレジットカードの支払いと同じ扱いですので還元率も1%、入会後半年間であれば2%が適用されますのでお得です。
オリコカード・ザ・ポイントは、ETCを無料で使えるだけでなく、ポイント還元率が高くてお得で、さらに2種類の電子マネーのおかげで様々なお店で決済ができ、ポイントを貯めることができます。お得なだけでなく利便性も高いため、非常におすすめなクレジットカードです。
ENEOSカード S:ENEOSで値引き&ロードサービスが無料で使える
ETCカードを無料で発行しつつ、ロードサービスにも無料で加入でき、さらにエネオスでの給油がお得になるENEOSカード Sもおすすめです。
ENEOSカード Sは年会費に注意点があります。このカードの年会費は初年度無料で2年目から1,375円(税込)がかかります。しかし、年に1回カードを利用すると翌年度の無料が無料になるため、クレジットカードを使い続ける限りは無料で維持することができます。ENEOSカード S経由で発行したETCカードを使った場合でもカード利用条件を満たせるので、年に1回は高速道路を利用する人ならば、問題ないでしょう。
ちなみにENEOSカードにはENEOSカード S、ENEOSカード C、ENEOSカード P、と3種類ありますが、ENEOSカード S以外は年会費が無料にならないのでご注意ください。
それではENEOSカード Sの魅力を紹介していきます。まず、このカードに入会すると無料のロードサービスにも加入できます。10kmまでのレッカー牽引、ガス欠やインキー、パンクなど30分以内で完了する軽作業は完全無料で対応してもらえます。一方、以下の作業をお願いした場合は、作業料が発生します。
- 修理の際に部品交換など実費が発生する場合
- レッカー牽引の距離が10kmを超えてしまう場合
- 修理などの対応時間が30分を越える場合
※年に3回以上ロードサービスを利用した場合には3回目から出勤費用が発生
もう1つの強みが、ENEOSでの支払いでENEOSカード Sを使うと、自動的に会員価格からガソリン・軽油が2円/L引き、灯油が1円/L引きになることです。いつでもお得にENEOSで給油できるので、ガソリン代の節約にも繋がります。
他にも、ENEOSでカーメンテナンス用品への支払いに利用した場合には1,000円の支払いにつき20ポイントが貯まります。ENEOS以外でカードを利用した場合は、1,000円で6ポイント貯まります。1ポイントは1円分の価値を持つので、還元率は0.6〜2%となります。なお、ENEOSでの給油でカードを利用した場合はポイント付与の対象外なのでお気をつけください。
以上、ENEOSカードSは実質年会費無料のクレジットカードで、ETCカードも無料。その上、ロードサービス、ガソリンの割引、ポイント還元と、充実した特徴を持つクレジットカードです。ぜひ頻繁に車・バイクに乗る人はぜひ検討してみてください。
出光カードまいどプラス:ロードサービス無料付帯&出光で割引
「ENEOSカードは魅力的だけど、ENEOSよりも出光派…」という人は、出光カードまいどプラスへの入会を検討してください。こちらのカードは無条件で年会費無料&ETCカード無料、さらにENEOSカードのように出光で値引きを受けられ、ロードサービスも格安で加入できます。
まずガソリン値引きについて紹介します。出光での給油で出光カードまいどプラスを使うと、月間300Lまではガソリン・軽油が2円/L引き、灯油が1円/L引きされます。
さらに年会費550円(税込)を別途払って「値引きプラスサービス」に加入すると、月間カード利用額に応じて、月間100Lまではガソリン代が更に値引きされます。月間給油額が3万円を超えるのであれば、年会費を払ってでもこちらのサービスに加入した方がお得です。
月間ショッピング利用金額 | 値引きプラスサービス値引き額 | 標準の値引き額 | 合計値引き額 |
---|---|---|---|
3万円未満 | 0円/L | 2円/L | 2円/L |
3~4万円未満 | 1円/L | 3円/L | |
4~5万円未満 | 2円/L | 4円/L | |
4~5万円未満 | 3円/L | 5円/L | |
6~7万円未満 | 4円/L | 6円/L | |
7~8万円未満 | 5円/L | 7円/L | |
8万円以上 | 6円/L | 8円/L |
ロードサービスについては、年会費825円(税込)が別途必要になります。ENEOS同様に、30分以内の軽作業や10km以内のレッカー牽引は作業料が無料です。
ETCカードも即日発行:セゾンカードインターナショナル
続いてカード利用で貯まるポイントの有効期限が無期限で、申し込みから発行までが早いセゾンカードインターナショナルを紹介します。
このカード利用すると、1,000円の支払いにつき1ポイントが貯まります。このポイントは永久不滅ポイントと呼ばれ、貯まったポイントは5円相当の価値を持つので還元率は0.5%です。また、名前の通り永久不滅ポイントには有効期限がありません。そのため、ポイント失効の恐れがないので、精神的に楽かもしれません。
そして非常に珍しいのが、なんと申し込んだその日にクレジットカードとETCカードを入手できる、という特徴です。そのためETCカードが急に必要になった場合などに助かるでしょう。
ETCカードを即日発行するためには、セゾンカードインターナショナルに申し込みした後にセゾンカウンターへ受け取りに行く必要があります。セゾンカウンターは都心部を中心に全国の商業施設内にありますので、クレジットカードの申し込み時に最寄りのセゾンカウンターを受け取り場所に指定しましょう。
なお、セゾンカードインターナショナルの申し込みフォーム内に「ETCカードも同時に発行するか」を問う項目があります。ここで「申し込む」を選びたくなると思いますが、即日で受け取るためには「申し込まない」を選択しなければなりません。
もし申し込みフォーム内で「申し込む」を選択してしまうと、「郵送でETCカード発行を申し込む」との意味になってしまいます。郵送で発送されるとETCカードを即日受け取ることはできなくなってしまいます。ここは間違えやすいところなので注意してください。
ETCカードを即日発行したいときには、一旦ETCカードを同時発行せずに申し込みます。そして審査通過後、セゾンカウンターでセゾンカードインターナショナルを受け取るときに初めてETCカードに申し込みをします。クレジットカードを発行してもらう際に、ETCカードも発行してほしい旨をスタッフに伝えるとその場で対応してもらうことが可能です。
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もしも最寄りにセゾンカウンターがなければ、郵送で送ってもらうしかありませんが、郵送での発行は最短で4営業日後に行われます。他社のクレジットカードの場合、ETCカードの発行に1週間以上掛かるものも少なくありません。そのため、郵送で申し込んだとしても比較的早くETCカードを入手できることに違いはありません。
イオンカードセレクト:ETCゲート衝突で車両破損時に補償あり
イオンカードシリーズでETCカードを発行すると、自動的に「ETCゲート車両損傷お見舞金制度」の対象となります。これはETCゲートを通過する際に、開閉バーに衝突して車両が損傷してしまった場合に年に1回のみ、一律5万円のお見舞金が支払われる制度です。そのため、万が一開閉バーに衝突してしまった場合でも、この制度で修理費などに充てるお見舞金を受け取れます。
しかも、このお見舞金制度の適用条件は公式サイトによると以下のように定義されています。
クレジットカード会員さまご本人が運転、または同乗されたクルマが、ETCカードを使用中(挿入中)に、ETC料金所ゲートの開閉バーに衝突し、車両損傷があった場合が対象となります。
引用元:ETCゲート 車両損傷お見舞金制度|暮らしのマネーサイト(2018年9月21日取得)
イオンカードのETCカードを使っているのであれば、カード会員本人が雲底している時だけでなく、別の人が運転していて、それに道場している場合も補償対象となります。そのため免許を取ってすぐの家族や友人が高速道路を利用する場合でも、自分が同乗しておけば、補償を受けられます。
ETCゲート車両損傷お見舞金制度自体はどのイオンカードにもあります。しかし、イオンカードの中でも最もおすすめなのが、イオンカードセレクトです。
その理由は、イオンカードセレクトはイオンカードシリーズの中で唯一、WAONチャージでポイントが貯まるからです。ただし、イオンカードセレクトからのチャージでポイントを獲得するためには事前にWAONのオートチャージ設定をしておく必要があります。
イオンカードセレクトからWAONをチャージすると「WAONポイント」が200円につき1ポイント貯まります。1ポイントは1円として使えるので還元率は0.5%です。また、WAONを利用するときにもWAONポイントが200円(税込)につき1ポイント貯まります。WAONの利用でも還元率は0.5%です。
イオンカードセレクトからチャージしたWAONで支払いをすると上記の通りポイントの二重取りが可能です。200円(税込)で合計2ポイントが獲得でき、2円の価値があるので還元率は合計で1%です。他のイオンカードの場合は、チャージはできてもポイントが貯まらないので、二重取りができません。
そしてもちろん、イオンカードセレクトも年会費完全無料でETCカードも発行することができます。
発行会社でETCカードを選ぶ
- アメックス
- イオンフィナンシャルサービス株式会社
- 出光クレジット株式会社
- SBIカード株式会社
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- 株式会社エムアイカード
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