航空会社別、日本-韓国・ソウル便 特典航空券のマイル数を徹底比較
昨今の政治状況や反日感情から「近くて遠い国」といわれる韓国ではありますが、少ない日数と予算で手軽に行けることからその人気は高く、首都ソウルにはシーズン問わず多くの観光客が訪れています。ソウルには現在、JAL日本航空、ANA全日空、大韓航空などの大手航空会社から、ピーチ航空をはじめとした格安航空会社LCCなど合計9社の直行便が運航しています。
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航空会社/レターコード | マイル | アライアンス | 就航空港 | シートクラス |
---|---|---|---|---|
日本航空/JL | JALマイレージバンク | ワンワールド | 成田、羽田 | ビジネス/エコノミー |
全日空/NH | ANAマイレージクラブ | スターアライアンス | 羽田 | ビジネス/エコノミー |
アシアナ航空/OZ | アシアナクラブ | スターアライアンス | 成田、羽田、関西、中部、福岡、札幌、仙台、宮崎、広島、高松 | ビジネス/エコノミー |
大韓航空/KE | スカイパス | スカイチーム | 成田、羽田、関西、中部、福岡※1、札幌、青森※1、新潟※1、小松、岡山※1、鹿児島※1、那覇※1、北九州 | ファースト/ビジネス/エコノミー |
チェジュ航空/7C | Refresh Point | – | 成田、関西、中部、福岡、札幌、松山、沖縄 | エコノミー |
ティーウェイ航空/TW | – | – | 成田、関西、中部、熊本、福岡、札幌、佐賀、大分、那覇 | エコノミー |
イースター航空/ZE | – | – | 成田、関西、福岡、札幌、那覇 | エコノミー |
ピーチ航空/MM | – | – | 羽田、関西、那覇 | エコノミー |
エアソウル/RS | – | – | 成田、関西、静岡、広島、鳥取、山口、高松、長崎、富山、熊本 | エコノミー |
※:シートクラスは「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」の3種類に分類しています。会社によって、シートの名称が異なりますが、表中では「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」に統一しています。
※1:ファーストクラスはありません。
ソウルに無料で旅するために、マイルを利用して航空会社の特典航空券に交換する場合、必要になるマイル数は使用するマイルや航空会社によってバラバラです。
そうなると、これからマイルを貯める人や複数のマイルを貯めている人にとって、ソウルに行くにはどのマイルを使ってどこの航空会社の特典航空券に交換するのが一番お得なのか気になるところではないでしょうか?
そこで、日本と韓国・ソウルの往復特典航空券に必要なマイル数を調査した結果、定番のJAL・ANAマイルの他に、エティハドゲストをアシアナ航空の特典航空券に交換する場合もお得なことがわかりました。
- お得なマイルx航空会社の組み合わせ
- エコノミークラス:エティハドゲストxアシアナ航空(いつでも12,000)、JALマイルx日本航空(11,000~15,000)、ANAマイルx全日空(12,000~18,000)、ANAマイルxユナイテッド航空orアシアナ航空(15,000)
- ビジネスクラス:エティハドゲストxアシアナ航空(20,000)、ANAマイルx全日空(25,000~)、エティハドゲスト x全日空(27,000)
一方、韓国のフラッグキャリアである大韓航空のスカイパスやアシアナ航空のアシアナクラブは比較的交換レートが悪いため、これらのマイルは日本〜ソウル間では消費せず、他の路線を使う時に特典航空券と交換した方が賢明と言えます。
この記事では、調査結果について詳しく紹介していますのでお役立てください。
目次
調査結果:日本~韓国・ソウル国際線特典航空券 最低必要マイル数(往復)
使用するマイル | 交換する特典航空券 | エコノミー | ビジネス | ファースト |
---|---|---|---|---|
日本航空 JALマイレージバンク |
日本航空/JL | 11,000/JALカード割引※1 12,000/ディスカウントマイル※1 15,000/通常 |
30,000/曜日限定特典※2 36,000/通常 |
– |
ブリティッシュエアウェイズ Aviosポイント |
日本航空/JL | 15,000 | 30,000 | – |
全日空 ANAマイレージクラブ |
全日空/NH | 12,000/ローシーズン※3 15,000/レギュラーシーズン※3 18,000/ハイシーズン※3 |
25,000/ローシーズン※3 30,000/レギュラーシーズン※3 33,000/ハイシーズン※3 |
– |
ユナイテッド航空/UA | 15,000 | 30,000 | – | |
アシアナ航空/OZ | 15,000 | 30,000 | – | |
ユナイテッド航空 マイレージ・プラス |
全日空/NH | 16,000 | 60,000 | – |
ユナイテッド航空/UA | 16,000/セイバー特典 60,000/スタンダード特典 |
50,000/セイバー特典 100,000/スタンダード特典 |
– | |
アシアナ航空/OZ | 16,000 | 60,000 | – | |
アシアナ航空 アシアナクラブ |
全日空/NH | 40,000 | 60,000 | – |
ユナイテッド航空/UA | 40,000 | 60,000 | – | |
アシアナ航空/OZ | 30,000 | 45,000 | – | |
シンガポール航空 クリスフライヤー |
全日空/NH | 25,000 | 45,000 | – |
ユナイテッド航空/UA | 25,000 | 45,000 | – | |
アシアナ航空/OZ | 25,000 | 45,000 | – | |
大韓航空 スカイパス |
大韓航空/KE | 30,000/通常期 45,000/ピーク期 |
45,000/通常期 65,000/ピーク期 |
65,000/通常期 95,000/ピーク期 |
デルタ航空 スカイマイル |
大韓航空/KE | 15,000 | 30,000 | 不明 |
チャイナエアライン ダイナスティ・フライヤー |
大韓航空/KE | 45,000 | 60,000 | 80,000 |
エティハド航空 エティハドゲスト |
全日空/NH | 16,000 | 27,000 | – |
アシアナ航空/OZ | 12,000 | 20,000 | – | |
大韓航空/KE | 22,000 | 30,000 | 不明 |
※:2018年5月7日時点の情報です。特典航空券への交換に必要なマイル数が旅程距離によって算出される場合は、特別な記述がない限り成田空港を起点としています。利用空港や経由地、日程等によって変動する場合がありますので、ご計画の際は必ず公式サイトおよびコールセンターでご確認ください。
※1:シーズンによって必要マイル数が異なります。ディスカウントマイル/JALカード割引適用期は公式サイト-JAL国際線特典航空券 マイル早見表をご確認ください。
※2:2019年3月31日の搭乗まで、火・水・木・金の日本発便、月・火・水・木の海外発便を優待レートで交換可能。(対象外期間などの確認はこちら)
※3:シーズンによって必要マイル数が異なります。ローシーズン(閑散期)、レギュラーシーズン(通常期)、ハイシーズン(繁忙期)の期間は公式サイト-ANA国際線特典航空券 搭乗日を確認をご確認ください。
解説:エディハドxアシアナ航空の組み合わせが最強、JAL・ANAマイルも好条件
エティハドゲスト:アシアナ航空の特典航空券へいつでも好条件で交換できる ビジネスクラスは最強レート
ソウルとの往復航空券にシーズンを問わず最も少ないマイル数で交換できるのは、エティハド航空のエティハドゲストでした。エティハドゲストは提携しているアシアナ航空の特典航空券に交換できるのですが、その際に必要なマイル数はエコノミークラスは12,000マイル、ビジネスクラスはたったの20,000マイル、すべての組み合わせの中で断トツに少ないマイル数です。
アシアナ航空は日本発のソウル便を成田羽田の他にも、関西、中部、福岡、札幌、仙台、宮崎、那覇と多くの地方空港に就航しています。地方に在住している人でもエティハドゲストがあれば、アシアナ航空の特典航空券に交換することで保有マイルを節約できるばかりか、国内線の乗り継ぎを回避できるため手間と不要な出費を省くことができます。
エティハドゲストが貯まるおすすめクレジットカード
しかし、そもそも「エディハド航空なんてマイル貯める機会ないよ!」と思うかもしれませんが、たとえフライトをしなくてもアメリカン・エキスプレスが発行する一部のカードは貯めたポイントをエティハドゲストに交換できます。意外と多くの方がエディハドゲストを貯められるカードを持っているのです。
中でもおすすめなのが、マイル交換レートが高いスターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(通称SPGアメックス)です。このカードは、カード利用100円につき3ポイント貯まります。貯まったポイントは3ポイント→1マイルのレートで、エティハドゲストに交換できます。つまり、100円で1マイル貯まる計算になります。しかも、一度に60,000ポイントをマイルに交換すると、15,000ポイントのボーナスポイントがもらえます。そのため、60,000ポイントで25,000マイルと交換できることになり、この場合は100円で1.25マイル貯まる計算になります。
SPGアメックスではなく、メンバーシップ・リワードが貯まるアメックスカードの場合は、100円で0.8マイルのレートでエティハドゲストと交換することになるため、SPGアメックスの方が非常に貯めやすいと言えます。
以上のことから、ソウルへの渡航を検討している人は、アメックスカードでエティハドゲストを貯めて、アシアナ航空の特典航空券と交換することをおすすめします。「広島空港でオーバーラン事故を起こしたアシアナ航空なんかに乗りたくない!」という方は別ですが。
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JALマイル:ディスカウント期間を狙って日本航空の特典に交換するのが一番お得
エコノミークラスの日本〜韓国特典航空券において、エティハドゲストxアシアナ航空の組み合わせに勝る好条件は期間限定ではありますがJALマイルしかありません。
JALマイルは、毎年およそ3か月間、最も少ないマイル数でJAL便のエコノミークラス特典航空券に交換できます。JALマイルは、ディスカウント期間を設定していて、搭乗日がディスカウント期間に該当する場合は、 日本航空の日本~韓国・ソウル便のエコノミークラス往復特典航空券を12,000マイル、さらにJALカード会員なら11,000マイルで交換することができます。適用期間は年間3か月程度が設定されています。通常期間は15,000マイル必要ですので、ディスカウント期間を利用したエコノミークラスはメチャメチャお得です。
一方でビジネスクラスの交換レートは今年に入って改悪されてしまい、エティハドゲストやANAマイルと比較すると見劣りする結果になりましたが、どうしても日本航空のビジネスクラスに乗りたい人には、JALマイルの曜日限定特典を使うか、Aviosポイントで交換するのが良策です。そのうちのJALマイル曜日限定特典は、日本発が「火・水・木・金」、海外発が「月・火・水・木」になる場合は通常よりも少ない30,000マイルでビジネスクラスの往復特典航空券に交換できるお得なプランです。週4日も該当するため、出発日と帰国日を調整して旅の計画を立てましょう。
先に紹介した通り、JALカードに入会すると一般のJAL会員よりも少ない必要マイル数で特典航空券と交換できます。そのためJALマイラーにとってJALカードは必需品でしょう。しかし、マイルを貯めるという点においては、実はJALカードよりも貯まりやすいカードがあります。それが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードです。
JALマイルが貯まるおすすめクレジットカード
JALカードの場合、「JALカード・ショッピングマイルプレミアム」に加入したとしても、100円の支払いで1マイルしか付与されません。しかし、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは無料サービス「SAISON MILE CLUB」に加入すると、2,000円で22.5マイル貯まります。100円換算だと1.125マイル貯まるわけです。わずかですがJALカードを上回ります。
ただし、ポイント付与の内訳は支払い1,000円毎に10マイル付与+2,000円毎に2.5マイル分の永久不滅ポイント付与となります。また、このレートで貯まるのは1年間で150,000マイルまでが上限となります。100円単位で上限なく貯まるJALカードとは仕組みが違うので気をつけましょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの年会費は22,000円(税込)ですが、年間のカード利用額が200万円を超えると、翌年度の年会費が半額の11,000円(税込)になります。「プラチナ」の名がつくカードではありますが、むしろプラチナカードの中では格安と言えます。コンシェルジュデスクをはじめ、様々な特典も付帯しているので、ぜひ入会を検討してみてください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードに申し込む
ANAマイル:全日空、ユナイテッド航空、アシアナ航空の特典航空券に好条件で交換できる
ANAマイルは全日空だけでなくユナイテッド航空、アシアナ航空の航空券、いずれの特典航空券にも好条件で交換できます。
全日空の特典航空券に交換する際には、搭乗日によって、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンに分類されていて、それぞれ必要マイル数が異なることに注意が必要です。年間およそ4か月間がーシーズンに設定されており、その期間が狙い目です。エコノミークラスの特典航空券を見てみると、ローシーズンはJALマイルやエティハドゲストと肩を並べる好レートであることがわかります。
また、ユナイテッド航空やアシアナ航空のエコノミークラス特典航空券に交換すればシーズンを問わず15,000マイルで交換できます。ハイシーズンに韓国・ソウルに旅行したい場合は、全日空よりもユナイテッド航空かアシアナ航空の特典航空券に交換することで、貯めたANAマイルを節約できます。
ANAマイルが貯まるおすすめクレジットカード
ANAマイルが貯まるクレジットカードで最もおすすめなのが、ANA ワイドゴールドカード VISA/Masterです。その理由は、条件を満たすことでマイル付与レートが他のANAカードよりも高くなるからです。
このカードのマイル付与レートは1,000円で最大10マイルですが、マイ・ペイすリボに登録してリボ払い手数料を支払うことで、1,000円で最大13マイルが貯まります。マイ・ペイすリボでは、毎月の支払額を変更することができます、そのため、あえてリボ払い残高を数百円残すように支払うことで、リボ払い手数料を最小限に抑えつつ、13マイルをゲットすることが可能になります。
さらにANA ワイドゴールドカード VISA/Masterは年間300万円以上カード利用すると、翌年のカード利用額に応じてボーナスポイントが貯まる制度があります。この2つの特典を使うことで、他のANAカードよりも高いレートでマイルを貯めることが可能になります。
また、WEB明細への登録+マイ・ペイすリボの登録で、年会費が15,400円(税込)から10,450円(税込)へと減額する特典もあります。そのため、ANAカードの中でもコスパが高いメリットがあり、多くの方におすすめできます。
※2021年2月以降の年会費から、「年1回以上のカード利用」→「年1回以上のリボ払い手数料支払い」に条件が変更されます。
ANA ワイドゴールドカード VISA/Masterに申し込む
関連記事:マイル別 おすすめクレジットカード
JALカードやANAカードを中心に、世の中には数えきれないほどのマイレージが貯まるクレジットカードがあります。
今回、各マイルを貯めるのにおすすめなクレジットカードを紹介しましたが、中にはマイルを貯めるだけでなく、「もっと年会費が安い方が良い」「空港ラウンジが使える特典も欲しい」など、様々なニーズを持ってクレジットカードに入会したいと考える人も多いと思います。
暮らしの達人では、ANAカードやJALカードの比較記事や、航空会社別のおすすめクレジットカードのまとめ記事など、マイルとクレジットカードについてまとめた記事が多数あります。もしも時間がありましたら、これらの記事にも目を通して頂き、自分に合ったクレジットカードを探してみてください。
- 関連記事1:マイル別 おすすめのクレジットカード
- JALマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- ANAマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- 関連記事2:ANA/JALカードの比較
- ANAカード12種類を徹底比較 特徴・違いを一覧表でわかりやすく解説
- JALカード18種類を徹底比較 特徴・違いを一覧表でわかりやすく解説
- 関連記事3:必要マイル早見表
- エティハドゲスト 特典航空券 必要マイル数 一覧
- JALマイレージバンク 特典航空券 必要マイル数 一覧
- ANAマイレージクラブ 特典航空券 必要マイル数 一覧
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航空会社別:お得なクレジットカード一覧
スターアライアンス
- 全日本空輸
- アシアナ航空
- 深セン航空
- 中国国際航空
- エバー航空
- シンガポール航空
- タイ国際航空
- エア・インディア
- ニュージーランド航空
- エア・カナダ
- ターキッシュ エアラインズ
- ルフトハンザドイツ航空
- TAPポルトガル航空
- エーゲ航空
- オーストリア航空
- スイス国際航空
- アドリア航空
- クロアチア航空
- スカンジナビア航空
- ブリュッセル航空
- LOTポーランド航空
- コパ航空
- アビアンカ・エルサルバトル
- アビアンカ航空
- エチオピア航空
- 南アフリカ航空
- エジプト航空
ワンワールド
- 日本航空
- マレーシア航空
- スリランカ航空
- カタール航空
- ロイヤル・ヨルダン航空
- カンタス航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- エア・ベルリン
- イベリア航空
- フィンランド航空
- S7航空
- TAM航空
- ラン航空
スカイチーム
- 大韓航空
- チャイナエアライン
- 厦門(アモイ)航空
- 中国東方航空
- ベトナム航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア
- デルタ航空
- エア・ヨーロッパ
- エールフランス
- KLMオランダ航空
- アリタリア-イタリア航空
- タロム航空
- チェコ航空
- アエロフロート・ロシア航空
- アエロメヒコ航空
- アルゼンチン航空
- ケニア航空