航空会社別、日本-北京便 特典航空券のマイル数を徹底比較
北京は長い歴史を持つ古都であり、万里の長城をはじめとした世界遺産が7つも登録されています。また、北京ダッグや屋台の串焼きなどのグルメを堪能できる美食の街でもあります。PM2.5による大気汚染も警戒されていますが、2016年秋に高さ7mと世界最大の空気清浄機が設置されるなど、少しずつではありますが環境に対するいう意識というものが芽生えてきているようです。空気清浄機自体の効果は焼け石に水だったそうですが…。そんな北京ですが現在日本からは、JAL日本航空、ANA全日空などの定番の航空会社から、エティハド航空やパキスタン国際航空など馴染みの少ない航空会社まで、合計8社の直行便が運航しています。
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航空会社/レターコード | マイル | アライアンス | 就航空港 | シートクラス |
---|---|---|---|---|
日本航空/JL | JALマイレージバンク | ワンワールド | 成田、羽田 | ビジネス/エコノミー |
全日空/NH | ANAマイレージクラブ | スターアライアンス | 成田、羽田、関西 | ビジネス/エコノミー |
中国国際航空/CA | フェニックスマイル | スターアライアンス | 成田、羽田、関西、中部、札幌、那覇、福岡 | ビジネス/エコノミー |
深セン航空/ZH | フェニックスマイル | スターアライアンス | 関西 | ビジネス/エコノミー |
中国東方航空/MU | イースタンマイルズ | スカイチーム | 関西、中部 | ビジネス/エコノミー |
エティハド航空/EY | エティハド・ゲスト | – | 中部 | ビジネス/エコノミー |
海南航空/HU | フォーチュンウイングスクラブ | – | 羽田 | ビジネス/エコノミー |
パキスタン国際航空/PK | – | – | 成田 | ファースト/ビジネス/エコノミー |
※:シートクラスは「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」の3種類に分類しています。会社によって、シートの名称が異なりますが、表中では「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」に統一しています。
北京に無料で旅するために、マイルを利用して航空会社の特典航空券に交換する場合、必要になるマイル数は使用するマイルや航空会社によってバラバラです。
そうなると、これからマイルを貯める人や複数のマイルを貯めている人にとって、北京に行くにはどのマイルを使ってどこの航空会社の特典航空券に交換するのが一番お得なのか気になるところではないでしょうか?
そこで、日本と北京の往復特典航空券に必要なマイル数を調査した結果、定番のJAL・ANAマイルの他、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントを日本航空の特典航空券に交換する場合もお得なことがわかりました。
- お得なマイルx航空会社の組み合わせ
- エコノミークラス:JALマイルx日本航空(16,000~20,000)、ANAマイルx全日空(17,000~23,000)、Aviosポイントx日本航空(いつでも20,000)、ANAマイルx中国国際航空or深セン航空orエティハド航空(いつでも20,000)
- ビジネスクラス:ANAマイルx全日空(35,000~43,000)、ANAマイルx中国国際航空or深セン航空orエティハド航空(いつでも40,000)、Aviosポイントx日本航空(いつでも40,000)、JALマイルx日本航空(40,000~48,000)
この記事では、調査結果について詳しく紹介していますのでお役立てください。
目次
調査結果:日本~北京国際線特典航空券 最低必要マイル数(往復)
使用するマイル | 交換する特典航空券 | エコノミー | ビジネス | ファースト |
---|---|---|---|---|
日本航空 JALマイレージバンク |
日本航空/JL | 17,000/JALカード割引※1 18,000/ディスカウントマイル※1 20,000/通常 |
40,000/曜日限定特典※2 48,000/通常 |
– |
中国東方航空/MU | 21,000 | 42,000 | – | |
ブリティッシュエアウェイズ Aviosポイント |
日本航空/JL | 20,000 | 40,000 | – |
全日空 ANAマイレージクラブ |
全日空/NH | 17,000/ローシーズン※3 20,000/レギュラーシーズン※3 23,000/ハイシーズン※3 |
35,000/ローシーズン※3 40,000/レギュラーシーズン※3 43,000/ハイシーズン※3 |
– |
中国国際航空/CA | 20,000 | 40,000 | – | |
深セン航空/ZH | 20,000 | 40,000 | – | |
エティハド航空/EY | 20,000 | 40,000 | – | |
ユナイテッド航空 マイレージ・プラス |
全日空/NH | 30,000 | 60,000 | – |
中国国際航空/CA | 30,000 | 60,000 | – | |
深セン航空/ZH | 30,000 | 60,000 | – | |
中国国際航空 フェニックスマイル |
全日空/NH | 60,000 | 106,000 | – |
中国国際航空/CA | 45,000 | 80,000 | – | |
深セン航空/ZH | 60,000 | 106,000 | – | |
深セン航空 フェニックスマイル |
全日空/NH | 60,000 | 106,000 | – |
中国国際航空/CA | 45,000 | 80,000 | – | |
深セン航空/ZH | 60,000 | 106,000 | – | |
デルタ航空 スカイマイル |
中国東方航空/MU | 35,000 | 60,000 | – |
中国東方航空 イースタンマイルズ |
日本航空/JL | 50,000 | 75,000 | – |
中国東方航空/MU | 48,000 | 70,000 | – | |
エティハド航空 エティハドゲスト |
全日空/NH | 24,000 | 42,000 | – |
エティハド航空/EY | 124,499※4 | 317,502※4 | – |
※:2016年11月13日時点の情報です。特典航空券への交換に必要なマイル数が旅程距離によって算出される場合は、特別な記述がない限り成田空港を起点としています。利用空港や経由地、日程等によって変動する場合がありますので、ご計画の際は必ず公式サイトおよびコールセンターでご確認ください。
※1:シーズンによって必要マイル数が異なります。ディスカウントマイル/JALカード割引適用期は公式サイト-JAL国際線特典航空券 マイル早見表をご確認ください。
※2:2018年3月31日の搭乗まで、火・水・木・金の日本発便、月・火・水・木の海外発便を優待レートで交換可能。(対象外期間などの確認はこちら)
※3:シーズンによって必要マイル数が異なります。ローシーズン(閑散期)、レギュラーシーズン(通常期)、ハイシーズン(繁忙期)の期間は公式サイト-ANA国際線特典航空券 搭乗日を確認をご確認ください。
※4:中部国際空港-北京首都国際空港間の往復特典航空券の必要マイル数を算出。
解説:JAL&ANAマイル、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがお得
日本航空便ならJALマイルとAivosポイントが断トツでお得
成田と羽田から運航している日本航空便の特典航空券と交換するなら、JALマイルとブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブクラブ(Aviosポイント)の2つが断トツでお得なことがわかりました。ワンワールドに加盟する航空会社のマイルの中でも、短距離路線ならJALマイルとAviosポイントの交換レートは断トツにお得です。
JALマイルとAviosポイントは20,000マイルで成田・羽田〜北京路線のエコノミークラスの往復特典航空券と交換できます。
さらにJALマイルでは、期間限定(毎年およそ3か月間)ではありますが、ディスカウント期間を設定していて、搭乗日がディスカウント期間に該当する場合は、エコノミークラスの往復特典航空券を17,000マイル、JALカード会員なら16,000マイルで交換することができます。適用期間は春ごろの最も渡航の需要が少ない期間に設定されていますが、国内線の往復とさほど変わらないマイル数で北京まで行けるこの期間は圧倒的に狙い目です。
一方で、ビジネスクラスの交換レートは今年に入って改悪されてしまい通常で48,000マイル、ANAマイルと比べて若干見劣りする結果になりました。しかし、日本発が「火・水・木・金」、海外発が「月・火・水・木」になる場合は通常よりも少ないマイルで特典航空券に交換できる「曜日限定特典」が適用され、ビジネスクラスの往復特典航空券がANAマイルのレギュラーシーズンと同レートの40,000マイルで交換できます。週4日も該当するため、出発日と帰国日を調整して旅の計画を立てればお得にマイル交換ができます。
一方、Aviosポイントは、JALマイルとは違いシーズン問わず年間通していつでも一定の必要マイル数でJALの往復特典航空券と交換できます。エコノミークラスは20,000マイル、ビジネスクラスは40,000マイルになります。
また、JALマイルやANAマイルと比較した時のおもなメリットは以下の通りです。
- 特典航空券が利用できないブラックアウト期間がないこと(JALマイルはお盆や年末の利用不可)
- 10,000マイルで片道特典航空券も取得可(JALマイルは条件付で取得可/ANAマイルは取得不可)
- 当日出発便の特典航空券も取得可能(JALマイルは4日前の予約必須)
- ビジネスクラス特典航空券が40,000マイル(JALマイルは通常48,000マイル)
- 短距離路線がお得 渡航距離650マイル以内であれば往復9,000マイルから交換可(JALは通常12,000マイルから)
比較的少ないマイル数で片道特典航空券を取得できるため、中国沿岸部やヨーロッパなどで距離の短いエリアをいくつも周遊する際には大活躍です。必要マイルは片道4,500マイル。これは、主要マイルの中ではもっとも少ないマイル数です。
こんなにたくさんの魅力の詰まったAviosポイントですが、「ブリティッシュエアウェイズは乗らないからマイルを貯める機会がないよ」と誤解されてしまいがちです。しかし、たとえフライトをしなくても、アメリカン・エキスプレスが発行する一部のカードを使えば、100円のカード利用で1マイル以上を貯めることができます。アメリカン・エキスプレスのユーザーなら、貯めたポイントをJALマイルに移行できない代わりにAviosポイントに移行して日本航空の特典航空券へ交換できるため、Aviosポイントを愛用しているJALユーザーは相当数いると言われているほどです。(Aviosポイントが貯められるクレジットカードは、ブリティッシュエアウェイズのマイルが貯まるおすすめのクレジットカードのページで紹介しています。)
このように、日本〜北京便であれば、JALマイルとAvoisポイントは搭乗クラスと渡航の時期によってどちらがお得なのかが微妙に異なりますので、それぞれの特徴やメリットを活かしてどちらのマイルで特典航空券と交換するか検討すべきです。
ANAマイルは、全日空、中国国際航空、深セン航空、エティハド航空の特典航空券に好条件で交換できる
日本〜北京路線において、ANAマイルは全日空と中国国際航空、深セン航空、エティハド航空、以上4社のいずれの特典航空券にも好条件で交換できます。
JALマイルは日本航空の特典航空券にしか交換できない一方で、ANAマイルは選択肢が多く、対象の4社を合わせると就航空港は成田、羽田、関西、中部、札幌と幅広く、国内線の乗り継ぎを回避できる地方在住者も増えるでしょう。便数も多いことから、渡航する時間帯やシートや機内サービスなど、自分の好みに応じて好きな便をチョイスできるのも魅力です。
なかでも、全日空とエティハド航空は、航空会社の格付け機関であるスカイトラックス社が運営するエアライン・スター・ランキングにおいて最高位の5つ星を獲得しており、機内設備やサービスに定評のあるエアラインです。特にエティハド航空はエミレーツ航空とカタール航空とあわせて「中東の御三家」と呼ばれており、潤沢な資金にものを言わせて超豪華設備を備えたエアラインとして有名です。しかも、北京便はそのままアブダビに向かう長距離路線のため、シートや設備はより豪華な造りになっています(特にビジネスクラス)。中部国際空港からの出発になりますが旅の楽しみの一つとして選んでみるのも良いでしょう。
ANAマイルを全日空の特典航空券に交換する際には、搭乗日によって、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンに分類されていて、それぞれ必要マイル数が異なることに注意が必要です。年間およそ4か月間がローシーズンに設定されており、その期間が狙い目です。
ローシーズンのエコノミークラス特典航空券であれば17,000マイルと、JALの通常時よりお得に交換でき、JALのディスカウント期間に匹敵するほどお得なレートです。また、レギュラーシーズンでも20,000マイルと、JALの通常時と同じマイル数で交換できます。ゴールデンウィークや年末年始やお盆前後はハイシーズンに設定されているため、この期間は23,000マイル必要で、JALマイルよりも必要マイル数が多くなってしまいますが、この期間はANAマイルを全日空以外の3社のエコノミークラス特典航空券に変えることでこれを回避できます。ANAマイルを中国国際航空、深セン航空、エティハド航空の特典航空券にする場合、シーズン問わず20,000マイルで交換できますので、そちらを利用すればハイシーズンも関係なくお得にANAマイルを利用できてしまうのです。
また、ビジネスクラスの特典航空券を利用したい場合も、ANAマイルはおすすめです。なぜなら、全日空便であればローシーズンにはなんと35,000マイルとすべての組み合わせの中で断トツに少ないマイル数で交換できるからです。また、全日空以外の3社の航空券にはシーズンを問わずいつでも40,000マイルで交換でき、JALマイルのように曜日を調整する必要のない所も利点と言えます。
関連記事:各社のマイルが貯まるおすすめクレジットカード
JALカードやANAカードを中心に、マイレージが貯まるクレジットカードが世の中には数えきれないほどあります。カードがありすぎて、どのカードを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
また、ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントやエティハド航空のエティハドゲストは、その航空会社にフライトする機会はなくともアメックスが発行するクレジットカードで貯めたポイントからマイルに交換できるなど、マイルを貯めるテクニックはたくさんあります。
そこそこカードのことに詳しい方でも、日々新しいカードが誕生している状況で、最新情報をウォッチし続けるのは難しいと思います。
暮らしの達人では、航空会社ごとに得するクレジットカードや、たくさんマイルの貯まるクレジットカードを厳選して紹介しています。
特典航空券への近道になるよう、下記に紹介する関連記事をお役立てください。
- 関連記事1:マイル別 おすすめのクレジットカード
- JALマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- ブリティッシュエアウェイズのAviosポイントがたくさん貯まるおすすめカード
- ANAマイルがたくさん貯まるおすすめカード
- 関連記事2:必要マイル早見表
- JALマイレージバンク 特典航空券 必要マイル数 一覧
- Aviosポイント 特典航空券 必要マイル数 一覧
- ANAマイレージクラブ 特典航空券 必要マイル数 一覧
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航空会社別:お得なクレジットカード一覧
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