大韓航空・スカイパスが貯まるおすすめのクレジットカード
韓国のフラッグキャリアである大韓航空は、日本各地の空港に直行便を就航している、知名度の高い航空会社です。最近では「ナッツリターン事件」がマスコミ報道されたことにより、良いも悪いもその名が広く知れ渡ることになりました。
同社のマイレージプログラムであるスカイパスは、自社便でのフライト時はファーストクラスなら区間基本マイルの150~200%、エコノミーなら一番低い予約クラスにおいても70%が加算されるため、自社便利用者はマイルが貯まりやすいことで有名です。
一方で、日本と仁川国際空港の往復特典航空券に交換するために必要マイル数は、JALマイルだと最低11,000マイル、ANAマイルだと最低12,000マイルであるのに対して、スカイパスは最低でも30,000マイル必要、とかなり割高です。したがって、カードショッピングを中心にマイルを貯める陸マイラーにとっては効率の悪いマイルです。
スカイパスが貯まるクレジットカードはさまざまなカード会社から発行されています。しかし、カード利用100円ごとに1マイル以上が貯まる高レートなカードは、JCB、三菱UFJニコス、三井住友トラストクラブ、アメックスの4社から発行されている7種類のカードに限られています。なお、ここでは、直接申込ができない招待制のカードであるダイナースプレミアムカードは除外します。
- SKYPASS/JCBカード(1,375円/税込)
- SKYPASS/JCBカードゴールド(11,000円/税込)
- SKYPASS DCカード(3,300円/税込)
- SKYPASS DCカードゴールド(11,000円/税込)
- ダイナースクラブカード(24,200円/税込)
- スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(34,100円/税込)
- SKYPASS MUFGカードプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(22,000円/税込)
以上の7種類のカードは、JALマイルやANAマイルの提携カードのようにフライトごとにボーナスマイルの貯まる特典はありません。したがって、フライトマイルは考慮せず、ショッピングにおける付与レートやカード利用入会ボーナス、入会後一定期間のカード利用額に応じてボーナスマイルが貯まる「期間限定ボーナス」など、ふだんのショッピングでどれだけマイルが貯まるかを中心にカード選びをするべきです。
この中でも、本気でスカイパスだけを貯めたいなら最もマイルのレートが高いSKYPASS MUFGカードプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめですが、「スカイパスをたくさん貯めたい」といっても、マイル付与レート以外にもそれぞれの利用スタイルや利用額に合わせてカードを選ぶべきです。
そこで、この記事では、スカイパスが貯まるクレジットカードのスペックを比較し、さまざまな利用スタイルに応じておすすめのカードを厳選して紹介しますのでお役立てください。
一長一短の特徴を持つマイルですが、頻繁に韓国国内線に乗る人や、日本航空や全日空の就航していない地方空港から頻繁に渡韓する人にとって便利なマイルであることに間違いはありません。
【PR】飛行機に1回も乗らずに入会するだけでスカイチームの上級会員になれるクレジットカード
目次
スカイパスの貯まるクレジットカードのスペック比較表
カード名 | JCB カード |
JCB ゴールド |
ダイナース クラブ |
スターウッド プリファードゲスト |
SKYPASS MUFG プラチナ・アメックス |
---|---|---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | ダイナース | AMEX | ||
年会費(税込) | 1,375円 | 11,000円 | 24,200円 | 34,100円 | 22,000円 |
電子マネー | QUICPay | なし | |||
マイル獲得方法 | カード利用で直接マイルが貯まる | 獲得したダイナースクラブリワードプログラムから移行 | 獲得したポイントから移行 | カード利用で直接マイルが貯まる | |
ショッピングマイル※1 | 1マイル | 1マイル | 1マイル※2 | 最大1.25マイル※3 | 最大2マイル※4 |
フライトボーナスマイル | なし | ||||
カード入会ボーナス | なし | 5,000マイル | |||
期間限定ボーナス | なし | 最大30,000マイル相当※5 | 最大25,000マイル相当※6 | 5.000マイル | |
獲得可能マイル | スカイパスのみ | ANAマイルなど5つのマイル | ANAマイルなど40以上のマイル | スカイパスのみ | |
海外疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高300万円 | 最高300万円 | 最高300万円 | 最高200万円 |
国内空港ラウンジ | 0 | 43か所 | 48か所 | 37か所 | 43か所 |
海外空港ラウンジ | 0 | 1か所 | 600か所 | 2か所 | 1か所 |
※1:100円のカード利用で獲得できるマイル数を掲載しています。
※2:移行手数料として6,600円(税込)/年間が必要です。
※3:通常の移行レートは3,000ポイント→1,000マイルですが、60,000ポイント単位で交換すると15,000ポイントのボーナスが加算され60,000ポイント→25,000マイル(通常の1.25倍)で移行可能です。
※4:通常の付与レートは100円で1マイル。リボ払いサービス「楽Pay」を設定している場合のみ、100円につき2マイル貯まります。
※5:入会後、3ヵ月以内にショッピングでカードを50万円以上利用すると貯まります。(2020年13月31日まで)
※6:入会後、3ヵ月以内にショッピングでカードを10万円以上利用すると30,000ポイントが貯まり、それを60,000ポイント貯めてから交換した場合のレートです。
スカイパスが貯まるおすすめクレジットカード3選
本気でスカイパスを貯めるなら:SKYPASS MUFGプラチナ・アメックス
数あるマイルの中でもスカイパスだけを集中して貯めるなら、三菱UFJニコスが発行するSKYPASS MUFGプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが断トツでおすすめです。その理由は、カードショッピングにおいて100円の利用ごとに最大で2マイル貯まること。これは、他のカードを圧倒する高レートであり、最もスカイパスが貯まります。
100円で2マイルを貯めるには注意点があります。通常のカードショッピングにおけるマイル付与レートは、100円の利用で1マイルですが、支払方法を三菱UFJニコスのリボ払いサービスである「楽Pay」に設定して買物をすると、通常の2倍にあたる100円で2マイルが貯まるのです。お店では「リボ払いにします」と伝える必要はありません。「一括払いでお願いします」と伝えて買い物しても自動的にすべてがリボ払いになり、2倍のマイルが貯まることになります。
「リボ払いなら利息がかかるのではないか」と思われがちですが、利用した金額を翌月に繰り越さなければ利息はかかりません。そこで、リボ払いの返済額をカード利用限度額いっぱいに設定しておけば、一括払いと同じ要領で全額が当月に引き落とされるので、翌月に繰り越されることがなく、利息がかからずに2倍のマイルが貯まるのです。
- カード請求が翌月に繰り越される:繰り越し分の金額で利息がかかる
- リボ設定額を限度額に設定する:利息がかからない
つまり、利息は払いたくないけどたくさんマイルを貯めたいなら、MUFGプラチナAMEXに入会して、支払方法を「楽Pay」にし、リボ払い返済額を「全額」に設定する、これだけでなんの不自由もなく100円で2マイルが貯まります。
以上の理由からSKYPASS MUFGプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード は、スカイパスを集中して貯めたい人にとっては最強のカードと言えるので真っ先に入会を検討すべきです。
「年会費実質無料」で色々なマイルを貯めるなら:SPGプリファードゲスト・アメックス
冒頭でお伝えした通りスカイパスはJALマイルやANAマイルと比較して一部路線を除いて特典航空券への交換レートが悪いため、日本国内に在住なら「スカイパスだけを集中して貯めたい」という人よりも、「一部の路線の特典航空券に交換する時だけ貯めたポイントをスカイパスに交換したい」という人の方が多いと考えます。
そこで、そのような方は、スカイパスを含めた40種類以上のマイルに高レートで交換できるポイントの貯まるSPGプリファードゲスト・アメックスを選ぶべきです。
このカードは、スカイパスを含めた40種類以上の航空会社のマイレージプログラムへ都度選択して移行できるポイント(旧名:スターポイント)が貯まります。移行可能なマイレージには、JALマイルやANAマイルなど日本人に馴染みの深いものも含まれています。
通常はカード決済100円につき3ポイントが貯まり、3,000ポイント単位で1,000マイルに交換できるので、100円につき1マイルが貯まるという計算になります。しかし60,000ポイント単位で交換すると25,000マイルと交換可能になるため、つまり100円につき1.25マイルが貯まります。たくさんマイルを貯めたいなら60,000ポイント単位で交換すべきです。
年会費はクレジットカードの中でも高額の34,100円(税込)に設定されているため「マイルを貯めるだけなのに高すぎるじゃないか」と感じる方もいるかもしれませんが、入会2年目から毎年、世界中のMarriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)加盟ホテルに無料で1泊できるギフト券がもらえます(一部除外ホテルあり)。
日本では、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルやウェスティンホテル東京、シェラトン沖縄サンマリーナリゾートなど、1泊3万円を超える高級ホテルも加盟しているため、これらのホテルに1泊2名無料で泊まれるだけでも年会費のモトが取れます。高級ホテルに泊まる習慣のある方や年に1度は贅沢にホテルステイをしたい方にとっては年会費実質無料でスカイパスがたくさん貯まるカードと考えればお得であることは間違いありません。
「旅先に応じて色々なマイルを使いたい、スカイパスも選択肢のひとつ」という方はまずは検討すべきカードです。
手軽にマイルを貯めたいなら:SKYPASS/JCB一般カード
「年会費高すぎるよ!2万、3万も毎年払えないよ!絶対に!」という方は、年会費1,375円(税込)のSKYPASS/JCB一般カードをおすすめします。
「1,375円でも高い!年会費無料がいい!」という方は諦めてください。これ以上安い年会費でスカイパスが貯まるクレジットカードはありません。
JCBと電子マネーのQUICPayが使える一般加盟店での買物は100円につき1マイルが貯まります。Apple Payを使わずに、電子マネーの利用のみでスカイパスが貯まるのはJCBカードだけなので、マイルを貯める機会が他のカードと比べて格段に広がります。
また、カードショッピングで100円に1マイルのレートはJALカードやANAカードでもおなじみですが、多くのJALカードやANAカードは年会費に加えてマイル付与レートをアップさせる「ショッピングマイル・プレミアム」や「マイル移行手数料」という名で追加費用がかかるため、年間のコストはおよそ4,000円から7,000円になります。一方、SKYPASS/JCB一般カードなら、追加の年会費や移行手数料など、年会費以外のコストは一切不要です。
このように、SKYPASS/JCB一般カードは安い年会費でそれなりにマイルが貯まりやすいことがわかります。先に挙げた2枚がそれ以上にたくさんマイルが貯まるというだけで、カード利用額がそれほど高くない場合には年会費の差額を考えてもこちらのカードで十分です。
入会するだけでスカイチームのエイリートプラス会員になれるカードもおすすめ!
この記事ではマイルを貯めることに注目してクレジットカードを紹介してきました。次に紹介するデルタ・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードはデルタ航空のスカイマイルが貯まるクレジットカードですが、入会するだけで上級会員になれるため、大韓航空利用時にもスカイチームラウンジや優先チェックインなど、上級会員限定の特典が使えるのでおすすめです。
まずデルタアメックスゴールドに入会すると、デルタ航空のゴールドメダリオンになれます。ゴールドメダリオン会員はスカイチームのエリートプラスとして扱われるため、デルタ航空のカードに入会するだけでスカイチーム全体で上級会員になれるわけです。
ただし年会費は28,600円(税込)と高額で、2年目以降は前年に150万円以上の決済がないと、ゴールドエリート会員が失効してしまいます。お財布に余裕がある人や、スカイチーム所属航空会社を頻繁に利用する人におすすめします。詳しくは下記の関連記事もご覧ください。
マイレージに関する新着記事
ANAカード12種類を徹底比較 特徴・違いを一覧表でわかりやすく解説
JALカード18種類を徹底比較 特徴・違いを一覧表でわかりやすく解説
フライトゼロでも上級会員!スカイチームやJAL・ANAユーザーもお得なデルタ・アメックス・ゴールドの魅力
ANA/JALどっちのマイルがおすすめ?国内線の特典航空券のレートと行き先で比較
ANAマイルで国際線の特典航空券と交換する際の注意点・必要マイル・行き先まとめ
JALマイルで国際線の特典航空券と交換する際の注意点・必要マイル・行き先まとめ
マイルで海外旅行するならANA/JALどっちのマイルを貯めるべきか?
ANAカードのおすすめはコレ!ANAマイルが貯まるベストな選択肢を提案します
【2019】ANAカードの新規入会キャンペーンとは?これからANAカードに申し込む人が覚えておくべき注意点まとめ
マイル別:マイルが貯まるクレジットカード
チャイナエアライン・ダイナスティフライヤーが貯まるおすすめのクレジットカード
ユナイテッド航空・マイレージプラスが貯まるおすすめクレジットカード
航空会社別:お得なクレジットカード一覧
スターアライアンス
- 全日本空輸
- アシアナ航空
- 深セン航空
- 中国国際航空
- エバー航空
- シンガポール航空
- タイ国際航空
- エア・インディア
- ニュージーランド航空
- エア・カナダ
- ターキッシュ エアラインズ
- ルフトハンザドイツ航空
- TAPポルトガル航空
- エーゲ航空
- オーストリア航空
- スイス国際航空
- アドリア航空
- クロアチア航空
- スカンジナビア航空
- ブリュッセル航空
- LOTポーランド航空
- コパ航空
- アビアンカ・エルサルバトル
- アビアンカ航空
- エチオピア航空
- 南アフリカ航空
- エジプト航空
ワンワールド
- 日本航空
- マレーシア航空
- スリランカ航空
- カタール航空
- ロイヤル・ヨルダン航空
- カンタス航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- エア・ベルリン
- イベリア航空
- フィンランド航空
- S7航空
- TAM航空
- ラン航空
スカイチーム
- 大韓航空
- チャイナエアライン
- 厦門(アモイ)航空
- 中国東方航空
- ベトナム航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア
- デルタ航空
- エア・ヨーロッパ
- エールフランス
- KLMオランダ航空
- アリタリア-イタリア航空
- タロム航空
- チェコ航空
- アエロフロート・ロシア航空
- アエロメヒコ航空
- アルゼンチン航空
- ケニア航空