ビットコインは今からでも儲かる?これから始める人が知っておくべき投資方法
2020年に入り史上最高値を更新し、2021年には史上初の1BTC=5万ドルを突破するという大きな盛り上がりを見せるビットコイン。あまりに高騰しているので、これまで仮想通貨に興味なかった人も、「少額で試してみようかな…」と考えている人は多いはず。
では実際に、今からでもビットコイン投資は儲かるのか?について解説していきます。
目次
ビットコインはリスク許容度に合わせて投資するべき
正直なところを言うと、今からビットコインに投資をして儲かるかどうかは分かりません。今が天井の可能性も当然ありますし、まだまだ高くなり1BTCあたり6万ドルや7万ドルを記録する可能性だって0ではないのです。
またビットコインを始めとした仮想通貨は、必ずしも買いから入る必要はありません。FXのように「売り」から入ることも可能であり(業者によります)、これから下がる場合でも儲けられます。
ビットコインにチャレンジするのであれば、まずは自分がどれくらいのリスクを許容できるか考え、その答えに応じて投資しましょう。例えば、あなたが10万円失っても特に生活に大きな支障をきたさないのであれば、10万円の投資をしましょう。10万円失うと厳しいというのであれば、1万円程度にしておくべきです。
ただ、リスクの許容度に関しては普段からあまり考えないことであり、イメージしにくい部分でもあります。
リスクの許容度を把握する方法として、3つのものがあります。
- 日常生活に影響のない程度
- 精神的に負担にならない程度
- 教育資金や老後資金などに影響がない程度
まずは、現状で急に失っても平気な額を考えてみましょう。あなたの生活費が月にいくらで、月にいくらの収入があるかを把握できれば簡単に計算できるはずです。赤字でなければ、現在持っている余剰資金(預金など)は失っても日常生活には影響がないと考えられますよね。
精神的な負担を感じない金額はかなり難しいですが、あなた自身の金銭感覚が重要になります。1万円を大金と感じるか、10万円を大金と感じるか、100万円を大金と感じるかによっても異なるでしょう。まずいくらくらいであれば、精神的に負担を感じずにビットコインの取引が出来るかを考えてみてください。仮に5万円や10万円を失うだけでも精神的にきついのであれば、数千円から1万円程度の取引から初めてみるべきです。
今は生活費に困らなかったとしても、子供が学校に入る年齢になったり、自身が定年退職を向かえた老後になったりした場合は、出ていくお金が増えたり、収入が少なくなったりするわけです。それらも頭に入れた上で、影響を受けない程度のリスクの金額を計算してみましょう。10年後や20年度のシミュレーションは難しいかも知れませんが、後悔しないためにも大事なことです。
今からビットコインを始める人におすすめの投資方法
儲かるか損するかわからないビットコインへの取引ですが、これから始める方におすすめの投資方法が2つあります。少額の積み立てでリスクを減らす方法、ナンピンして価格の上昇を待つ方法の2つです。
それぞれを詳しく解説するので、ビットコインの投資方法がわからない初心者は必見です。
一度に買わず少額を積み立てる
1BTC=5万ドルを突破して、さらに上昇し続けているビットコインですが(2021年2月現在)、今が天井かも知れないので一度にすべての資金をつぎ込むのは危険です。ビットコインは値動きの激しい仮想通貨であり、1BTCあたり100万円や200万円があっという間に上下することさえあります。実際に2021年の1月末のビットコイン価格は1BTCあたり300万円そこそこでした、それがわずか1ヶ月弱で500万円を超えているのですから、いかに過激な動きをしているかが理解できると思います。
ビットコインを一括で購入したら、価格が下がったときには手がつけられない状態になることも…。数十万円や数百万円の損失を生む可能性もあるのです。
そこでおすすめしたいのが少額の積み立てです。積立投資に関しては、月々1万円など少額のビットコインを購入し続けます。仮にあなたが30万円の資金を投資できるのであれば、一括で30万円分を購入するのではなく1ヶ月あたり1万円を30ヶ月間続けるわけです。
積立投資のように長期間購入する場合は、仮に現在が天井であったとしても、価格が下がった後も買い続けることになるため、購入平均価格が下がります。したがって、多少値が戻せば儲かる可能性が出てくるのですまり一括投資とし金額が同じであったとしても、リスクという観点から見ると積立投資のほうが低いことは明らかでしょう。
そもそも投資を長く続けると、常に上がり続ける、常に下がり続けるということはありえません。上がったり下がったりを繰り返していくので、積立投資であれば結果としてリスクを大幅に下げられます。
仮想通貨交換所にもよりますが、自動的に積立投資をしてくれるところもあります。つまりタイミングや感情に左右されずに低リスクな投資方法が選択できるので、初心者にこそ活用してほしい投資方法です。
積立投資のデメリットとしてあげられるのが、大きな利益が上げにくいところです。お話したように、ビットコインの購入価格が平均化されるため、仮想通貨の取引の成功話でよく聞くような2倍や3倍の儲けについては達成しにくいです。堅実派におすすめの取引方法と言えます。
押し目を狙ってひたすらナンピン
ナンピンとは仮想通貨や株など保有している銘柄の価格が下がったときに、さらに買い増しをして平均購入価格を下げることです。例えばビットコインが500万円のときに1BTCを購入したものの300万円まで下がったとします。その300万円のときに1BTCを購入すると、平均購入価格は1BTC当たり400万円になります。これがナンピンです。
リスクのある購入方法ではありますが、値が下がると同時に買い増すため、価格が戻ってきた場合に利益が上げやすいのがメリット。ただナンピンには2つの注意点があります。資金量とナンピンのルールです。
ナンピンするためには資金が必要であるため、無限にし続けられません。下降トレンドが長期化すると、資金が枯渇することだって考えられるのです。前もって、どの程度まではナンピンできるかを計算した上で取引を開始しましょう。
いくら下がったらナンピンするかも考えておく必要があります。前持ってルール化しておかないと、数万円下がっただけでナンピンし続けてしまい、下降トレンドにのまれて資金を失うことも考えられます。例えば30万円または50万円下がったらナンピンする、など決めておき、そのルールを機械的に守るべきです。
ビットコインについては、日々史上最高値を記録していますが、日によっては値下がりすることもあります。そういった押し目をひたすら狙う手法でもあるので、リスクを回避する取引方法として採用を検討してみてください。
今から始める人におすすめの仮想通貨交換業者
おすすめの取引手法である積立投資ができたり、手数料に優れていたり、取引所が利用できるなどメリット満載の初心者向けおすすめ仮想通貨交換業者を2つご紹介します。どちらもセキュリティに優れており安心して取引できるので、一つに絞れなかったら両方に申込んでみてはいかがでしょうか。
コインチェック:取引手数料無料!ビットコインの取引環境としてはベスト
画像引用元:仮想通貨取引所・販売所の口座開設|Coincheck(コインチェック)(2021年1月8日取得)
初心者にとって気になるのが、手数料です。1回の売り買いごとに多額の手数料を取られていては、いつまで経っても利益が確保できません。その点、コインチェックであれば取引手数料が無料です。さらに取引所が使えるため、お得な値段による売り買いが出来る点も魅力の一つでしょう。自動的に毎月1万円から仮想通貨を購入してくれる積立投資も用意されています。
まず手数料ですが、取引所手数料はTaker 手数料とMaker 手数料も0%。つまり一切手数料が発生しないのです。もちろん、販売所の取引手数料も発生しません。ただ手数料相当額(スプレッド)として0.1%から5.0%が発生するので販売所での取引には注意しましょう。
取引所が用意されている点もコインチェックをおすすめする理由の一つになります。仮想通貨の取引では、取引所または販売所で取引することになります。取引所はユーザー同士が取引するため、双方の価格が一致すればどんな金額でも売り買いが出来るのです。つまりお得に購入したり、高く売ったりすることも可能ということ。一方で販売所に関しては、仮想通貨交換所と取引することになります。仮想通貨交換所としても儲けがほしいため、スプレッドと呼ばれる実質的な手数料を加えた上で売り買いをしてくるのです。スプレッドは状況にもよりますが、数万円以上になることもあるため利益を上げるのは簡単ではありません。したがってユーザー同士が自由に売買できる取引所が用意されているコインチェックであれば、初心者でも利益が比較的上げやすいと考えられるのです。
コインチェックは積立投資(Coincheckつみたて)に対応しており、月々1万円の少額から仮想通貨の積み立て購入が可能です。入金から購入まですべて自動化されているので、あなた自身がタイミングなどを考える必要はありません。ちなみにコインチェックの積立投資では、月イチつみたてプランと毎日つみたてプランの2つが用意されています。月イチつみたてプランは月に1度だけ買い付けを行うものであり、毎日つみたてプランは1ヶ月の投資金額を日割りで投資していくものです。より低リスクでの積み立てを計画しているのであれば、毎日つみたてプランを選んでください。
コインチェックの積立投資は、ビットコイン以外にも様々な仮想通貨で対応しています。ビットコインが天井に達しており、今後長く下降トレンドに入る、と予想しているのであれば、他の仮想通貨を狙うのもありでしょう。
ビットコインなどの仮想通貨を購入したものの、使い道がわからない方も多いのではありませんか。いわゆる売り時を掴むのが難しいのも仮想通貨の取引の大きな特徴です。そこでおすすめしたいのがCoincheck貸暗号資産サービスです。業者側に一時的に仮想通貨を貸し付けることで利息を得られるものになります。最大年率は5.0%にもなるため、すぐに売る予定がないのであれば活用してみてはいかがでしょうか?
貸暗号資産サービスはビットコインだけではなく、イーサリアムやリップルなどのその他の仮想通貨にも対応しています。ただ、貸出期間によって利率が異なるので注意してください。貸出期間は、14日間・30日間・90日間・180日間・365日間の中から選びます。最大年率の5.0%は、365日を選んだ場合に該当する利率になります。
こちらの貸暗号資産サービスを利用すると、貸出期間が終了するまでは勝手に下ろすなどはできません。心配な方は、短期間の貸し出し等に限定するのがおすすめですよ。
取引窓口 | 入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
販売所・取引所 | 無料 | 407円 |
BTC取引手数料 | ||
販売所 | 取引所(Taker) | 取引所(Maker) |
無料 | 無料 | 無料 |
これからビットコイン取引をするならまずおすすめの会社。コインチェックは取引所で仮想通貨を購入することができて、取引手数料も無料。最も有利な環境で取引できる。また、ビットコインを積立購入することもできるので、ビットコインの買い時を分析する必要もない。
\年利最大5%でレンディング可能/
GMOコイン:より少額からの積み立てに対応
画像引用元:ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)の取引ならGMOコイン(2021年1月21日取得)
コインチェックと同様に取引所が用意されているため、お得な価格で仮想通貨の売り買いが可能です。ただコインチェックのように取引手数料が無料ではないため、高頻度の売り買いを想定している方は注意が必要です。自動積立にも対応しており、こちらはコインチェックよりも少額な月1,000円から設定が可能です。より少額の資金しか仮想通貨の取引に利用できないのであれば、GMOコインを活用しましょう。
まずGMOコインの取引所における手数料を確認しましょう。取引所の場合は、Taker 手数料が0.05%でありMaker 手数料は-0.01%になります。手数料が-の場合は受け取れることになるため、実質的な手数料は0.05%-0.01%ということで0.04%と把握していただいて問題ありません。 ちなみにレバレッジ取引もでき取引手数料自体は無料ですがロスカット手数料として建玉ごとに0.5%、さらにレバレッジ手数料として建玉ごとに1日あたり0.04%の手数料が発生します。
レバレッジは最大4倍と抑え気味ではありますが、リスクが高いので初心者の方にはおすすめできません。興味がある方は、取引に慣れてきてから検討してはいかがでしょうか。
GMOコインの自動積立サービスは「つみたて暗号資産」といい、毎月1,000円から投資できるので少額の資金がない方でも利用できます。毎月1,000円であれば、年間でも12,000円の資金で運用できることになります。チェックコイン同様、ビットコインだけではなくその他の仮想通貨の取引もできます。
購入した仮想通貨の売却のタイミングがわからない方は、「貸暗号資産」を活用しましょう。コインチェックと異なり中途解約が可能なので、保有している仮想通貨が急激な値上がりをした場合などにも対処できます。ただ中途解約の場合は貸借料は支払われることがなく、解約手数料(償還時に受取予定の貸借料の10%)が発生するので注意してください。年率は1ヶ月のコースだと1%であり、3ヶ月のコースだと3%になります。
自動売買に興味がある方にもGMOコインはおすすめです。APIと呼ばれる取引の自動化や取引価格の自動取得などの、プログラムを使った取引環境の構築が可能なのです。使い方は簡単であり、会員サイトにログインし、その後左のメニューから申し込みを行います。あとは個別に設定していけば、取引を自動化できます。設定によっては大きな損をすることもあるので、初心者には難しいかも知れませんが、ある程度慣れてきたら利用を検討してみるのも良いでしょう。特に仕事をしているなど、四六時中チャートを見ていられない方には利用価値があります。
取引窓口 | 入金手数料 | 出金手数料 |
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販売所・取引所 | 無料 | 無料 |
BTC取引手数料 | ||
販売所 | 取引所(Taker) | 取引所(Maker) |
無料 | -0.01% | 0.05% |
GMOコインにおいても、ビットコインの積み立て購入が可能。月々1,000円から積み立てることができるので、コインチェックよりも少額で始められる。GMOコインにおいても取引所でビットコインを売買することが可能。購入時は0.5%の手数料がかかるが、売却時には逆に0.01%分の手数料をもらうことができる。
「今からでも儲かるかはわからない」はビットコイン以外も同じ
今からでも儲かるかはビットコインに限らず、どんな取引でも確実なことは言えません。特に仮想通貨は、取引自体の歴史が浅くビットコインに至っては現状で最高値を更新し続けています。このまま高値の更新をし続ける可能性もあれば、天井を向かえており一気に下降する可能性もあるでしょう。
ネットをチェックしてみると、今後の値動きを予想している自称専門家もいます。しかし、他人の予想に任せてお金を投資するのは危険です。彼らの予想を信じて投資しても責任を取ってくれるわけがありませんよね。
一方で、仮想通貨は値動きが激しいため大きな利益を挙げられるチャンスがあることも事実。そこでおすすめしたのが、リスクを限定した上での投資です。
あなた自身が耐えられる程度の資金を使って投資する分には、大きな危険性はありません。ビットコインであれば取引量も多いため、価値がゼロになることもないと考えられます。マイナスになったとしても全額失うことは考えにくく、一定額は取り戻せるでしょう。
まずは生活に影響のない余剰資金を使って、リスクの低い積立投資を行ってみてください。もしうまくいきそうもなければ、途中で撤退すれば良いのです。特にGMOコインであれば、月々1,000円から積立投資が出来るのでリスクを抑えたい方におすすめです。