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仮想通貨「販売所」と「取引所」の違い。販売所を使うと損をする?

公開年月日 : 2018/04/20 更新年月日 : 2018/05/02

bitFlyerのスクリーンショット

引用元:bitFlyer(2018年4月20日取得)

bitFlyerZaif、Coincheckなどのいわゆる仮想通貨の「取引業者」には、「販売所」と「取引所」と呼ばれる2つの仮想通貨売買窓口があることを知っていますか?例えばbitFlyerには「ビットコイン販売所」と「ビットコイン取引所」があり、どちらでもビットコインを売買できます。

しかし、仮想通貨の売買に慣れている人は、「販売所」を使わずに「取引所」だけを使う人がほとんどだと思います。その理由は、「販売所」と「取引所」には様々な違いがあり、仮想通貨を売買して利益を上げることにおいては「取引所」を使う方が有利だからです。

「販売所」と「取引所」の違いを比較し、なぜ「取引所」で仮想通貨を売買する方が有利なのかを解説していきます。

「販売所」と「取引所」とは?

「販売所」と「取引所」に共通しているのは、どちらも仮想通貨の売買をすることができるという点です。1つの「取引業者」に「販売所」と「取引所」の両方がある場合もあれば、どちらか1つしかない場合もあります。

販売所と取引所の違い1:取引相手が違う

「販売所」も「取引所」も仮想通貨の売買が可能ですが、売買を行う相手が違います

「販売所」では「取引業者」を相手に仮想通貨を売買します。つまり利用者はbitFlyerやZaifを相手に仮想通貨の売買を行います。一方「取引所」では、利用者同士で売買を行います。「取引業者」は取引場所を提供しているだけなのです。

この売買を行う相手の違いによって、注文の成立のしやすさが異なります

「販売所」では、売買相手となる取引業者が決めたレートで仮想通貨が売買されます。したがって、利用者がいくら分の仮想通貨を購入・売却したいかを入力して注文するだけで、その通りに簡単に購入・売却ができます。

EX-ICカード

「取引所」では利用者同士で仮想通貨を売買するので、例えば購入する場合には、売ってくれる人を探さなければいけません。そのため、「取引所」には仮想通貨を購入したい人と売却したい人の情報が並んだ「板」と呼ばれるものがあります。例えば板に「1BTCを80万円で売りたい」という条件の注文があれば、その情報を出した人から1BTCを80万円で購入することができます。

自分から「1BTCを80万円で買いたい」という条件で注文を出すことも可能です。この場合、その条件で売っても良いという人が現れれば売買が成立します。誰も条件に乗ってこなければあなたの注文は成立せず、一定期間後に注文が自動的にキャンセルされます。

このように、「販売所」は常に相手がいる状態ですが、「取引所」は注文の条件によっては相手が見つからず、成立しない可能性があります。

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販売所と取引所の違い2:手数料が違う

「販売所」は「取引所」と比較して、簡単で確実に仮想通貨を売買できるため、初心者は「取引所」ではなく「販売所」で売買する人が多いと思います。しかし、「販売所」の方が「取引所」で売買するよりも割高(売却時は割安)で、比較すると「販売所」を使うと損をする可能性があります。

「販売所」も「取引所」も取引手数料が設定されていますが、「販売所」の取引手数料は無料で「取引所」の手数料は有料のケースが多くあります。このため「販売所」で売買する方がお得だと思われがちですが、「販売所」には「スプレッド」と呼ばれる実質的な手数料があり、実際には「取引所」の方がお得になることが多いのです。

EX-ICカード

bitFlyerを例に説明します。bitFlyerの「販売所」では上記のように購入価格と売却価格に差をつけて提示しています。この時点では20,210円の差が生じており、この取引業者が発生させる価格差のことを「スプレッド」と呼びます。取引業者が利益を上乗せして仮想通貨を販売するため、このような価格差が生じます。

「スプレッド」は仮想通貨の相場に応じて変化し、価格差が広ければ広いほど利用者は利益を出しにくくなります。

「販売所」にはこの「スプレッド」と呼ばれる実質的な手数料がありますが、「取引所」は利用者同士が取引するため、「スプレッド」がありません。そのため「販売所」と「取引所」とでは仮想通貨の売買価格が異なります。例としてbitFlyerでの「販売所」と「取引所」のビットコインの価格を比較してみます。

EX-ICカード

上記の通り、「販売所」では1BTCを購入するのに878,619円が必要ですが、「取引所」では1BTCを866,686円で購入可能です。つまり「販売所」ではなく「取引所」で購入するだけで11,933円もお得に購入できます。売却する場合も「販売所」は1BTCを858,409円で売却するのに対して、「取引所」では866,160円で売却できます。

売買手数料を考慮しても「取引所」の方がお得なため、冒頭でも述べたように、仮想通貨の売買に慣れている人は「取引所」を利用することが多いと考えられます。

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販売所と取引所の違い3:取引所では信用取引、先物取引、FXも可能

「取引所」では仮想通貨の信用取引、先物取引、FXもできることがあります。

これらの取引はレバレッジ取引とも呼ばれ、手持ちの資金以上の取引をすることができます。担保となる証拠金を入金すると、「取引業者」によって定められた倍率のレバレッジをかけることができます。例えばbitFlyerのFXでは、最大15倍のレバレッジをかけることができ、証拠金1万円を入金すると15万円分の仮想通貨を購入できます。

少ない資金でも大きな取引が可能になるため、ハイリスク-ハイリターンな取引だと言えます。

100倍のレバレッジをかけられるBitMEX

また、仮想通貨を持っていなくても売却から取引を開始することもできます。例えば1BTCが80万円の時に1BTCを売却し、1BTCが70万円に値下がりしたら1BTCを買い戻します。こうすることで差額の10万円が手元に残ります。この取引方法を「空売り」と呼び、相場が値下がりしている状態でも利益を出せるので、下落リスクを軽減することができます。

なお、これらの取引では必ず反対売買を行わなければいけません。売却から開始した場合は必ず買い戻さなければいけませんし、購入した場合は必ず売却しなければいけません。

同じレバレッジ取引でも、信用取引、先物取引、FXがそれぞれどのように異なるのかは、また別の記事で説明します。

仮想通貨の「FX」「先物取引」「信用取引」の違いを紹介

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販売所と取引所の違い4:売買できるコインの種類が違う

「販売所」と「取引所」では売買できる仮想通貨の種類が異なります。例えばZaifの「販売所」ではビットコインとモナコインの売買が可能ですが、「取引所」ではそれらに加えてネムやイーサリアムなどの売買も可能です。たまたまZaifでは「取引所」の方が扱っている種類が多い状態ですが、どちらの方が取り扱いが多いのかは「取引業者」によって異なります。

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販売所と取引所の違い5:取引所では仮想通貨同士の売買ができる

「販売所」では法定通貨と仮想通貨を売買しますが、「取引所」ではビットコインを使ってイーサリアムを購入するなど、仮想通貨同士の取引も可能です。それによるメリットは…すみません、思い浮かびません。しかしこれもまた「販売所」と「取引所」の違いのひとつと言えるでしょう。

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仮想通貨で利益を得るなら「取引所」を利用しよう

みなさんが仮想通貨を売買する目的は利益を得ることだと思います。それを考慮するとコストが安い「取引所」で売買をするのがおすすめです。

もしも目当ての仮想通貨が「取引所」で売買できなければ、海外の取引業者も調べてみると良いでしょう。ただし、海外の取引業者は日本円で売買できない場合がほとんどなので、まず日本の「取引所」で円を使ってビットコインを購入し、海外の「取引所」に送金する必要があります。

最後に、「取引所」で仮想通貨を売買できる「取引業者」の一部を紹介しておきます。詳しい情報はリンク先をご覧ください。

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