Kitaca(キタカ)へのチャージでお得になるクレジットカードを紹介!しかし、オートチャージ対応のSAPICAやモバイルSuicaの方がよりおすすめ
Kitaca(キタカ)をお得に使うには、Kitacaチャージに対応したクレジットカードを持つべきです。現金からではなく、クレジットカードからチャージすることで、金額に応じてクレジットカードのポイントが貯まります。
しかし、そもそも、北海道在住者の場合はKitacaではなくSAPICA(サピカ)やモバイルSuica(スイカ)を使うことをおすすめします。実はKitacaよりもこれらの交通系ICカードを使った方がお得だからです。
- Kitaca:クレジットカードからのチャージで還元率1%
- SAPICA:地下鉄や市電での利用で、利用額の10%分のポイントが貯まる(JR利用時は還元なし)
- モバイルSuica:ビューカードからのチャージで還元率1.5%
以上の通り、JR北海道をメインに使うならモバイルSuicaの方が優れており、札幌市営地下鉄を使うならSAPICAの方が優れています。よって、Kitacaは定期券利用者以外おすすめしません。
この記事で紹介している情報を理解し、自分にふさわしいICカード、クレジットカードを選べば、日々の交通費が圧倒的にお得になるでしょう。
Kitaca利用者におすすめするクレジットカードはこれだ!
- ビューカードの中で唯一年会費実質無料
- Suicaチャージで還元率1.5%!それ以外の利用でも常に1%であり他のビューカードより高い
- ビックカメラポイントカードとしても使えるので、ビックカメラでお得に買い物できる
年会費(税込) | 還元率 | 国際ブランド |
---|---|---|
524円 | 1.0~10% | VISA, JCB |
Kitaca定期券利用者じゃなければ、KitacaよりもモバイルSuicaを使った方がおすすめ。モバイルSuicaはおサイフケータイ対応AndroidまたはApple Pay対応iPhoneならば利用可能。そしてモバイルSuicaは、ビックカメラSuicaカードからチャージすると還元率1.5%となるため、Kitacaよりもお得。年会費も年一回のカード利用で無料になるので問題なし。オートチャージは関東の改札でしか対応していないのでJR北海道では使えないが、アプリ上からいつでもチャージ可能。
目次
おすすめクレジットカード3選
年会費無料
三井住友カード(NL)ついに出た年会費無料の三井住友カード。還元率は0.5%だが対象コンビニ等では2.5%にアップ。カード番号はスマホアプリから確認可能。SBI証券での投資信託購入でポイント付与も。
QUICPay決済で還元率2%
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードApple PayまたはGoogle Payに登録してQUICPayとして決済すると、通常の4倍のポイントが貯まり、還元率2%にアップ(上限あり)。スーパーなどでの買い物はこのカードがお得。
本当にKitacaで良いの?KitacaとSAPICAの違いをおさらい
公共交通機関の乗車に関して、KitacaとSAPICAで大きく異なるのが利用エリアの違いです。
まず、SAPICAの利用エリアを確認しましょう。SAPICAは北海道交通局が発行していて、札幌市営地下鉄を始め、札幌市電等でも利用できます。
- SAPICAの利用可能エリア
- 札幌地下鉄:南北線/東西線/東豊線
- ジェイ・アール北海道バス
- じょうてつバス
- 北海道中央バス
- 札幌市電
一方、KitacaはJR北海道が発行・運営しているものなので、JR北海道で利用できます。さらに2013年からはSuicaやICOCAなどのエリアとの相互利用が開始され、Kitaca1枚で九州まで旅行できるようになりました。また、同様にSAPICAエリアでも利用可能になったため、例えばKitaca1枚でJR北海道から札幌地下鉄に乗り換え、なんてことも可能です。
- Kitacaの利用可能エリア
- JR函館本線:小樽駅 – 岩見沢駅間
- JR千歳線:白石駅 – 沼ノ端駅間、南千歳駅 – 新千歳空港駅間
- JR室蘭本線:沼ノ端駅 – 苫小牧駅間
- JR札沼線(学園都市線):桑園駅 – 北海道医療大学駅間
- 交通系ICカード全国相互利用エリア
- SAPICAエリア
以上を比較すると、SAPICAはSAPICAエリアでしか使えないものの、KitacaならKitacaエリアとSAPICAエリアで使えるため、圧倒的に利用エリアが広いことがわかります。ただ、これはあくまでも利用エリアに関するお話です。お得に乗車するためには実はSAPICAの方が優れています。次の章で詳しく解説していきます。
主に地下鉄や札幌市電を利用するなら、SAPICAを使うべき理由
先に紹介した通り、SAPICAエリアはKitacaでも利用できます。しかし、SAPICAにあってKitacaにないのがポイント制度です。
SAPICAで地下鉄や市電に乗車すると、運賃の10%分のポイントが貯まります。そして貯まったポイントは1ポイント→1円として、次回の乗車時に自動的に運賃に充てられます。
つまり、片道170円の電車に乗れば17円分のポイントが貯まり、帰りは17円分がポイントから支払われるので、153円の運賃で済みます。もちろんこの153円に対してもポイントが貯まります。
Kitacaにはこのようなポイント制度がないので、Kitacaで地下鉄に乗っても全くお得になりません。また、10%という還元率はKitaca以外の交通系ICカードの中でも非常に高い割合です。東京だったらありえません。また、SAPICAなら地下鉄に限りますがオートチャージにも対応しているというアドバンテージがあります。
したがって、JR北海道だけでなく札幌地下鉄や市電を利用するのであれば、絶対にSAPICAを持っておくべきです。その上でJRも利用する機会があるのなら、SAPICA以外の交通系ICカードも持ちましょう。2枚のカードを使い分けるのは面倒かもしれませんが、手間をかけるだけの価値がSAPICAにはあります。
では、札幌地下鉄や市電はあまり利用せず、JR北海道や道外の交通機関を利用する人は、SAPICA以外にどのICカードを持つべきでしょうか?答えはKitacaではなく、モバイルSuicaです。
- 地下鉄や市電を利用するなら:SAPICAを持つべき
- JRや道外交通機関も利用するなら:SAPICA+モバイルSuicaを持つべき
主にJRを利用するなら、モバイルSuicaがおすすめ
「JR北海道を利用する機会が多い、または道外の交通機関も利用することがある」という方であれば、KitacaではなくモバイルSuicaを検討しましょう。モバイルSuicaはKitacaで利用できる交通機関であれば問題なく利用できるので、JR北海道はもちろん、札幌地下鉄でも利用可能です。そしてKitacaよりもモバイルSuicaをおすすめする理由は、クレジットカードからチャージした時の還元率が高く、いつでもチャージできるからです。
モバイルSuicaとは、おサイフケータイ対応携帯電話で利用できるSuicaのことで、アプリをダウンロードして手続きを踏めば誰でも簡単に利用できます。
モバイルSuicaにチャージするためには、アプリ内でクレジットカードを登録し、登録後はチャージ金額を選択するだけで、ネット回線があればどこからでもチャージできます。なお、モバイルではない通常のSuicaの場合、クレジットカードからチャージするための端末が必要になりますが、この端末はほとんど関東圏にしかありません。なので通常のSuicaではなくモバイルSuicaをおすすめしています。
モバイルSuicaへのチャージは、ほとんど全てのクレジットカードで可能です。したがって、現在メインで使っているクレジットカードがあるのならばそれを使うのも良いでしょう。もしも「特に決まったカードがない」「1番お得になるカードを知りたい」ということであれば、ビューカードと呼ばれるシリーズのクレジットカードを強くおすすめします。
ビューカードからモバイルSuicaにチャージすると、1,000円で6ポイントが貯まります。1ポイントは2.5円としてモバイルSuicaに還元できるため、1,000円チャージすると15円が戻ってくる計算です。還元率にすると1.5%となります。後述しますが、Kitacaにクレジットカードからチャージした場合の還元率は1%なので、モバイルSuicaの方がお得です。
また、おサイフケータイ版のモバイルSuicaの年会費が無料になる特典もあります。
複数あるビューカードの中でもおすすめなのは、ビックカメラSuicaカードです。Suicaチャージでの還元率は他のビューカードと同じく1.5%ですが、Suicaチャージ以外でのポイント還元率が他のビューカードよりも高いのがおすすめの理由です。他にも、カード名の通りビックカメラのポイントカードとしての機能も兼ねているため、ビックカメラでの買い物で最大10%のビックポイントが貯まります。ビックポイントは1ポイント→1円としてビックカメラで利用できるだけでなく、モバイルSuicaのチャージにも利用できます。
また、年に1回でもカードを使えば翌年度の年会費が無料になります。Suicaチャージに利用した場合でも対象となるので、実質的に無料のカードとして保有できるでしょう。コスト面でも非常に優れているため、初心者が一番扱いやすいビューカードだと言えるでしょう。
- ビューカードの中で唯一年会費実質無料
- Suicaチャージで還元率1.5%!それ以外の利用でも常に1%であり他のビューカードより高い
- ビックカメラポイントカードとしても使えるので、ビックカメラでお得に買い物できる
年会費(税込) | 還元率 | 国際ブランド |
---|---|---|
524円 | 1.0~10% | VISA, JCB |
Kitaca定期券利用者じゃなければ、KitacaよりもモバイルSuicaを使った方がおすすめ。モバイルSuicaはおサイフケータイ対応AndroidまたはApple Pay対応iPhoneならば利用可能。そしてモバイルSuicaは、ビックカメラSuicaカードからチャージすると還元率1.5%となるため、Kitacaよりもお得。年会費も年一回のカード利用で無料になるので問題なし。オートチャージは関東の改札でしか対応していないのでJR北海道では使えないが、アプリ上からいつでもチャージ可能。
また、もしもANAマイルやJALマイルを貯めているのであれば、ANA VISA SuicaカードやJALカードSuicaでも良いでしょう。これらのカードもビューカードの一種なので、上記の特典が活用できる他、チャージ金額に応じてマイルが貯まります。
モバイルSuicaが使えなければ、Kitacaを選ぼう
モバイルSuicaは先に紹介した通り、対応携帯電話を持つ必要があります。ビューカードならばカードタイプのSuicaでも札幌駅と新千歳空港駅にあるビューアルッテを使ってチャージできてポイントも貯まるのですが、それ以外の駅では現金チャージしかないので、お得に使うには面倒です。
また、定期券を利用したいためKitaca以外の選択肢が使えないという人もいるはず。
Kitacaを使わざるを得ないのなら、Kitaca+クレジットカードを利用しましょう。SAPICAやモバイルSuicaよりも還元率は下がりますが、それでも現金払いよりはまだお得です。
Kitacaがお得になるクレジットカード2選
Kitacaをお得に利用するには、クレジットカードからのチャージでポイントを貯める方法があります。とはいえ、Kitacaにチャージできるクレジットカードはたった6種類しかありません。その中でもおすすめできる特徴を持つ2枚のカードを紹介します。
JRタワースクエアカードKitaca:チャージでポイントが貯まるが、オートチャージ不可
どうしてもKitacaが良い!という人におすすめなのがJRタワースクエアカードKitacaです。Kitacaにチャージできるカードの中では還元率が高く、しかも年会費を簡単に無料にできるからです。
JRタワースクエアカードKitacaからKitacaにチャージすると、チャージ額の1%相当のポイントが貯まります。例えば100円チャージすると1ポイントが貯まります。貯めたポイントは、アピア・エスタ・パセオ・札幌ステラプレイスで使えるお買物券と500ポイント→500円分として交換できます。還元率は1%であり、モバイルSuicaと比較すると低いのですが、Kitacaにチャージできるカードの中では最も高い値です。しかしポイントの使い道が少ないのがデメリットです。
年会費は初年度無料で翌年度から1,375円(税込)となります。ただし、年1回でもカード利用があれば翌年度も無料になります。Kitacaチャージでの利用も対象なので、Kitacaを使い続ける限りは実質無料のカードとして維持できるでしょう。
イオンカードKitaca:還元率は0.5%だがポイントの使いやすさがメリット
還元率よりも貯まるポイントの使いやすさで選ぶなら、イオンカードKitacaをおすすめします。その理由は、Kitacaにチャージすると電子マネーのWAONに還元できるWAONポイントが貯まるからです。
イオンカードKitacaからKitacaにチャージすると、200円ごとに1ポイントが貯まります。還元率にすると0.5%とJRタワースクエアカードKitacaに劣るものの、WAONに還元できるため、ポイントの使いやすさではKitacaにチャージできるカードの中でも突出しています。
WAONはイオンやミニストップなどのイオングループ店の他、吉野家、ファミリーマート、ローソン、マクドナルド、コスモ石油など多くの提携店で利用できます。WAONを発行するには手数料が300円(税込)かかりますが、イオンカードKitacaをお得に利用するならば必ず発行しましょう。
カードの年会費は完全無料なので余計なコストがからないのも魅力です。その他、イオングループでの利用ならいつでもポイント2倍、更に毎月20日・30日は5%割引になる特典もあります。イオングループ以外でも毎月10日はカード利用で貯まるポイントが2倍になります。(Kitacaチャージなど一部の利用は対象外)。