格安SIMとは?ドコモ、au、ソフトバンクのスマホを使ってる人なら携帯料金が圧倒的に安くなる!仕組みや注意点から契約方法までの完全ガイド
携帯料金を節約するためには、格安SIMに乗り換えるのが最も簡単で、効果も大きい方法です。ドコモ、au、ソフトバンクならだいたい月5,000円前後を支払うことになると思いますが、格安SIMなら2〜3000前後で済みます。
- 月々5GB使う場合
- ドコモ:5,150円(税別)※2年縛りなし
- mineo:2,280円(税別)※2年縛りなし/月6GBまで利用可能
通話料金はどちらも同じく20円/30秒(ドコモは家族間通話が無料)です。
では、なぜ格安SIMに乗り換えるだけでこれほど安くなるのか?そして、格安SIMにデメリットはないのか?色々と疑問も湧いてくると思います。
そこでこの記事では、これから携帯代を節約するために格安SIMに申し込もうと考えている人に向けて、格安SIMの基礎知識について紹介していきます。この記事で格安SIMとは何かを身につけた上で、格安SIM業者と契約すると、失敗する確率を下げることができるでしょう。
格安SIMとは?なぜ携帯料金が安くなるのか
格安SIMは決して怪しいものではありません。キャリアよりも料金が安いのは、きちんとした理由があります。簡単に説明していきます。
まず三大キャリアと呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクは、自前で回線設備を用意しています。ドコモはドコモ専用の回線を、ソフトバンクはソフトバンク専用の回線を持っています。一方、格安SIM業者は自分の回線を持っていません。実は、キャリアにお金を払って、回線を貸してもらっているのです。
自前で回線設備を用意しようとすると、莫大な費用がかかります。その費用を回収しなければいけないので、携帯キャリアはいずれも高額な料金プランを用意せざるを得ません。
しかし格安SIMは借り物回線なので、自分たちで設備を用意する必要がありません。そのため、キャリアよりも定額なプランを提供することができているわけです。
「いくら格安SIM業者は設備投資しなくても良いとは言え、キャリアから回線を借りるレンタル料がかかるでしょ?それなのにこんなに安いの?」と思った方、その通りです。実はこのレンタル料は、法律によって適性価格で販売することが義務付けられています。
そのためキャリアは高額なレンタル料を取ることもできず、格安SIM業者の躍進を黙って見届けるしかないのです。一方で格安SIMは適正価格で回線を借りることができるので、安価なプランを提供しています。
格安SIMに乗り換えることでデメリットがあるのか
格安SIMが安い理由は以上の通りです。しかし残念ながら格安SIMも完璧ではなくデメリットもあります。中でも致命的なのが通信速度です。
先ほど説明した通り、格安SIMは回線設備を自前ではなく借りている状態です。インターネットの速度というのはよく道路状況に例えられます。例えばキャリアの場合は、3車線ある広い道路です。これなら車がたくさん走っていても渋滞することはありません。一方格安SIMは1車線です。当然、車の数が増えれば渋滞してしまいます。
このように、キャリアと格安SIMでは使える回線の量に違いがあるため、格安SIMの回線は明確に速度や快適さでキャリアに劣ります。
もちろん使い物にならないほど遅い、ということは5年間格安SIMを使ってきてなかったのですが、ランチ・ディナータイムなどスマホを使う人が増える時間帯はやはり遅くなることも多いようです。
したがって、多少遅くなってでも料金を安くしたい、Wi-Fiのない環境でスマホを使うことはあまりない、という人のみ格安SIMに申し込むことをおすすめします。その他、格安SIMに関するメリットデメリットは別の記事でもまとめているので、そちらも参考にしてみてください。
キャリアから格安SIMに乗り換える方法と注意点
キャリアから格安SIMに乗り換えるには、MNPを使う方法が一般的です。過去、ドコモからauにMNPする、といった感じで、電話番号はそのままに携帯会社を乗り換えた経験がある方も多いと思います。キャリアからキャリアへの乗り換えも、キャリアから格安SIMへの乗り換えもやることは同じです。まずは更新月になったら転出元にMNP予約番号を発行してもらい、続いて転出先にMNP番号を提出の上契約するだけです。
この時注意点は大きく2つ。
1つ目は、格安SIM業者には基本的に店舗がないことです。つまり、ネット上で申し込むことになります。SIMカードが届いたらスマホのSIMカードと交換し、設定を行うと利用可能になります。
申し込みから自宅に届くまでは数日かかるので、月末に申し込むと、SIMカードが届くまでに転出元の契約が切れてしまい、手元に届くまでネットが使えなくなる恐れもあります。気をつけましょう。
2つ目の注意点は、回線の種類です。先ほど紹介した通り、格安SIM業者はキャリアから回線を借りています。例えばmineoならDプラン、Aプラン、Sプランと3つのプランがあり、それぞれドコモ、au、ソフトバンクの回線を使用しています。もしもあなたのスマホがドコモで契約したものであれば、ドコモ回線を使用しているDプランでなければ通信できません。
格安SIM業者によっては、1種類の回線しか扱っていない場合もありますのでお気をつけください。
なお、SIMフリーのスマホや、SIMロック解除済みのスマホであれば回線の種類に関係なく利用できます。
格安SIMに乗り換えよう
以上、格安SIMに関する基礎知識を紹介しました。仕組みからメリットデメリットまでしっかり把握した上で、自分に合った業者を見つけてください。
しかし格安SIM業者は非常に多いので、どこがベストなのか判断するのも難しいと思います。そこで暮らしの達人では、おすすめ格安SIM業者を紹介しているページもあるので、こちらも参考にしてみてください。
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