FXはルールを作れ!守れ!おすすめルールと遵守テクニックを紹介
FXではルールが大事だと言われます。その理由は2つ。「ルールを守ることで取引の結果を検証できるから」と「リスクをコントロールできるから」です。
ルールに基づいた取引を行った結果稼げれば、今後もそのルールを守れば稼げる可能性が高いでしょう。一方でルール通りにやって稼げなければ、ルールの欠点を検証してブラッシュアップすることができます。
また、エントリーや損切りをルールの範囲で行うことで、むやみやたらにエントリーして損失を増やしまくってしまう悲劇を避けることができます。
では実際にどういうルールが必要で、ルールを守るためにはどうすれば良いのか解説していきます。
目次
FXで作るべき4つのルール
FXで安定した利益を上げ続けるためには、いきあたりばったりな取引は厳禁です。ここではシンプルではあるものの、極めて重要なFX取引における4つのルールを一つずつご紹介します。「もうやってるよ」という方もいるかも知れませんが、新たな発見があるかもしれないのでぜひじっくり読んでみてください。
エントリーポイントのルール
ポジポジ病というものを聞いたことはあるでしょうか?根拠もないのにポジションを得てしまうことをポジポジ病といいます。つまり何も分析なしに取引している状態であり、極めて危険と言っても差し支えありません。
FXで成功するためには、必ず取引する上での根拠が必要です。根拠なしに取引してしまえば、なぜ利益が上がったのか、なぜ損失が出たのかも分かりません。
その根拠で最も重要とされるのが、エントリーポイントのルールです。代表的なものをいくつかご紹介します。
まずはテクニカル分析でゴールデンクロスがでたときだけエントリーするものです。高い勝率を誇るものであり、初心者にはうってつけです。ゴールデンクロスとは短期線が中期線を下から上に突き抜けていくことを指しており、チャートの移動平均線を活用します。ゴールデンクロスがでていると、為替レートが上昇しやすいため買いから入ると大きな利益をあげやすいですよ。
雇用統計(経済指標)の発表後の方向性を見てからエントリーするのもおすすめの手法の一つです。経済指標などの発表後は、相場が一定方向に進むトレンド相場になりやすいです。レートが上がり続けたり下がり続けたりするため、後追いでも良いので素直に相場に沿ってエントリーすると利益があげられる可能性が高くなります。
4時間足RSIを利用したエントリーポイントの決定もおすすめします。RSIとはオシレーター指標の一つであり、一定期間の幅値から買われ過ぎや売られ過ぎを判断できるものです。一般的に4時間足RSIが70%以上であると買われ過ぎと判断されるため、今後レートが下落する可能性が高いです。一方で30%以下であると売らすぎと判断できるため、今後レートは上昇すると考えられます。
他にもボリンジャーバンドを利用したエントリーポジションの確立や上昇トレンド中の押し目買いや下落トレンド中の戻り売りなどもあります。まずはそれぞれのエントリーポイントを試してみて、より勝率が高いものを探してください。経験を積めば、自分にマッチしたエントリーポイントが見えてくるはずです。
利確ポイントのルール
利益をどの程度狙うかを前もって決めておきましょう。
最初から利確ポイントを決めておくと、メンタルに左右されずに取引できます。決めておかないと、「もっと利益が出るのでは?」と思いポジションを保有し続け返って損失が出るような状況も考えられます。逆に「早めに利確しないといずれ損失に転じる」と思い利確を早めてしまい、チャンスを逃すケースも珍しくありません。
利確ポイントは、自分の取引スタイルから決めるのもおすすめです。例えばスキャルピングやデイトレードなどの短期間取引であれば、10pipsから20pipsの小幅な利益に設定しましょう。一方でスイングトレードなど中長期の取引をおこなう場合は100pipsなどの大きな利益を狙うのがおすすめです
損切りポイントのルール
FXでは損失管理も極めて重要であるため、どこまで損失が出たら損切りするか等を前もって決めておきましょう。仮に損切りしないと含み損のポジションを保有し続けることになり、状況によっては大きな損失を出すことも考えられます。
損切りのポイントは取引方法によっても若干差が出てくることもありますが、よく耳にするのは資金の2%に相当する損失額です。たとえば100万円の証拠金がある場合は、2万円マイナス(証拠金が98万円)になったら損切りするのです。
また目標とする利益幅から決定する手法もあります。例えば50pipsの利益を狙っているのであれば、マイナス25pipsの時点で損切りします。利益よりも低い損切りポイントを定めることで、結果として利益の方がより大きく出やすくなりますよ。
資金管理のルール
FXの資金である証拠金維持率に注目したルールも確立させましょう。
そもそもエントリーポイントのルールを守っていたとしても、たくさんエントリーできることもあるでしょう。ポジションを多く抱えると、ロスカットされるリスクが上昇するのです。そこで大きな役割を果たしてくれるのが、資金管理のルールです。
ロスカットを避けるためにも、証拠金維持率が1,000%を割ったらそれ以上のポジションを持たない等のルールを採用しましょう。またレバレッジを5倍から10倍程度に抑える方法も有効です。国内FXは規制があるため最大25倍とレバレッジが規制されていますが、それでも10倍を超えてくるとロスカットの危険性は一気に高まります。特に相場が激しく動きやすい高金利通貨(新興国通貨)の取引を検討している方はレバレッジを抑えましょう。
ちなみに前述した損切りポイントのルールも資金管理に大きく関わります。適切な値で損切りできていれば、損失額が抑えられるので証拠金維持率がコントロールできますよ。
少額トレードでルールを検討しよう
4つのFXのルールを守ればある程度は安定した取引が継続できるはずです。しかしルールを決める上での細かい設定は、資金量や経験によるので人それぞれであることも事実。したがって、まずは少額トレードでどのようなルールなら問題なく実行できそうか検討しましょう。1通貨から1,000通貨程度の取引であれば、仮に損失が出たとしてもある程度抑えられますよ。
画像引用元:SBI FXトレードは取引手数料0円、スプレッドも業界最狭水準にてご提供(2020年4月30日取得)
少額トレードにおすすめなFXで業者にSBI FXトレードがあります。1通貨から取引ができるため、証拠金が数円で済むこともあるほどです。さらに実質的な取引手数料であるスプレッドも狭く設定されています。
1通貨から1,000通貨までの取引であれば、米ドル/円は0.09銭、ユーロ/円は0.28銭から0.3銭、南アフリカランド/円は0.78銭から0.8銭、英ポンド/円は0.5銭から0.69銭です。ちなみに1,001通貨以上の取引になると若干スプレッドが上昇するので、将来的には高額取引を望んでいる方は要注意です。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 34 | 1 |
スプレッド(1,001〜10万通貨) | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.19〜7.80銭 | 0.40~15.80銭 | 0.90~18.80銭 |
なんと最小1通貨から取引することができるので、超低リスクなトレードが可能。1,000通貨いかで取引した場合は各通貨ペアのスプレッドも狭くなる。トレール注文が使えるので決済タイミングを逃しがちな初心者にもおすすめ。また、口座開設で500円もらえるのでそれを元手に取引を始めることも可能。
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ルールを更新するのはOKだが例外はダメ
ルールを守って取引をしていたとしても勝てなかったりロスカットされたりすることはあります。相場は予測不能な動きをすることもあるため、勝率100%というルール自体は存在しません。
仮に損失が出た時には採用したルールの何が悪かったのかを考え、同じ失敗を繰り返さないように今後の糧としましょう。あなた自身のルールの精度を、より高めていくことが重要になるのです。
ここで気をつけてほしいのが、例外的なルールの変更です。一つの取引だけ例外として、損切りポイントを変更したり、「今回はもっと利益が伸びそうだからルールを外れてもう少し利確するのを待とう」などと考え、より大きな利益を狙ったりするようなことはおすすめできません。一時的な例外を作ってしまうと、正確な検証ができなくなるからです。またルールが形骸化してしまい、自分で様々な例外を作るようになり、結果としてルール自体がなくなる恐れもあります。つまりルールを更新するのはOKですが、例外を設けてはならないのです。
ルールを守るための3つのテクニック
ルールを確実に履行していくためにはどのようなことが必要になるのでしょうか?こちらでは簡単な3つのテクニックをご紹介します。自分で作ったルールを守る自信がない方、実際に破った経験がある方はぜひ参考にしてください。
あらかじめ注文を出しておく
利確ポイントと損切りポイントが決定しているのであれば、ポジションを得た時点で注文を出しておきましょう。FX会社では指値注文および逆指値注文と呼ばれる、予約系の注文方法にも対応しているのです。
指値注文とは、現状よりもあなたにとって有利な売買価格を指定して発注する方法です。その金額に到達した時点で自動的に決済されるため、注文画面とにらめっこしている必要もありません。
逆指値注文も指値注文と同じく希望する売買価格を指定して発注する方法ですが、ポジションを得た価格よりも不利な条件で発注します。つまり損切り時に利用できるものであり、リスク管理に大いに役立ちます。
自分で決済する成行注文をメインで取引する方も少なくありません。しかし、メンタルに左右されてしまい安定した取引にならないことも…。その点、指値注文も逆指値注文も注文した値に到達すれば強制的に決済してくれます。メンタルに関係なく自分の利確ポイントと損切りポイントが検証できるメリットがあるのです。
取引時間のルールを作る
FXに没頭してしまうと、例外を作るなどルールを破ってしまいがちです。そこで有効になるのが、取引時間の制限です。
FXは約24時間取引ができるため、時間がある時は1日中トレードし続けている方も少なくありません。しかし多くのトレードに参加し続けると、当然一つ一つの精度は落ち損失が出る可能性も高まります。より集中して取引するためにも、取引時間を前もって決めておきましょう。
例えば20時から24時までトレードし、その他の時間はチャートを見るだけで注文はしない、と決めておくのです。そうすることでFXに没頭することが避けられ、無駄なポジションを得る機会も減ります。
自動売買を活用する
ご紹介したルールをどうしても守れないのであれば、裁量トレードには見切りをつけたほうが良いでしょう。だからといって、FX自体を諦める必要はありません。
FXには自動売買と呼ばれるシステムもあり、専用のソフトに一定のルールを落とし込んであとは勝手に売り買いしてもらうことも可能です。おすすめなのは世界的な取引プラットフォームであるMT4であり、専用のEAをダウンロードして利用することです。
ちなみにEAとは、自動売買ソフトに組み込んで使用する自動売買プログラムのことを指しています。MT4には数十種類以上のテクニカル指標があるなど、それだけでも有効活用できますが、様々なEAが利用できるためより精度の高い取引ができるのです。
画像引用元:選ばれるFX自動売買「MT4・ZERO」(2019年10月18日取得)
ただMT4が利用できる国内FX会社の数は限られているので注意しましょう。おすすめなのは外為ファイネストです。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 30 | 1000 |
スプレッド※ | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.4〜0.8銭 | 0.4〜1.0銭 | 0.8〜1.6銭 |
※スプレッドは変動制(表示スプレッド2020年7月外為ファイネスト調べ)
取引ツールにMT4を採用。EAと呼ばれるプログラムを組み込むことで、自動売買を利用できる。自動売買ならロジックに基づいて自動的に取引してくれるので、初心者でも利益を出せる可能性あり。
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- 50lot~100lot未満:1,000円
- 100lot~200lot未満:2,000円
- 200lot~500lot未満:4,000円
- 500lot~1,000lot未満:10,000円
- 1,000lot~2,000lot未満:20,000円
- 2,000lot~3,000lot未満:40,000円
- 3,000lot~4,000lot未満:60,000円
- 4,000lot~5,000lot未満:80,000円
- 5,000lot~6,000lot未満:100,000円
- 6,000lot~7,000lot未満:120,000円
- 7,000lot~8,000lot未満:140,000円
- 8,000lot~9,000lot未満:160,000円
- 9,000lot~10,000lot未満:180,000円
- 10,000lot以上:200,000円
ルールに忠実な取引をしよう
FXで作るべき4つのルール、およびルールを守ることに必要なことを解説しました。
4つのルールとしては、エントリーポイント・利確ポイント・損切りポイント・資金管理をご紹介しました。どれも重要ですが、注目してほしいのが取引前に決めておくところです。エントリー方法も前もって決めておかなければ、正しいポジションは得られないでしょう。
利確ポイントも前もって決めておくことで安定した取引ができますし、損切りについてもリスク管理ができます。資金管理についても、事前に決めておかなければ適切な証拠金維持率やレバレッジは設定できないでしょう。
4つのルールを遵守していく意思も極めて重要です。前もって正確な数値等を決めていたとしても、一つ一つの取引でぶれていたら失敗することは目に見えています。そこでおすすめなのが指値注文や逆指値注文で予め注文を出しておくこと、取引時間を決めておく、自動売買を利用する等です。
特に指値注文と逆指値注文は、簡単に利用できるので覚えて損はありません。取引時間の設定は自分のプライベート時間を守ることにも繋がりますよ。時間を決めないとダラダラと取引をし続けてしまい、食事をする時間もない、とったことにもなりかねません。
FXの成功の鍵を握っているのが、取引ルールです。正しいルールを設定し、後はそれを守れば高い勝率を誇ることになるでしょう。まずはルール観忠実な取引を心がけることから始めてください。当サイトで紹介したルールに慣れてきた頃には、一定の利益をあげられているはずです。