FXのエントリーポイントをどう見つける?5つの具体的方法を紹介
FXではどのタイミングでエントリーすれば良いか、判断に迷うことが多いはず。FXに慣れた人であれば、特にテクニカル分析を用いて、自分なりの根拠に基づいてエントリーします。
では実際にどのような根拠を用いれば良いのか、初心者でもわかりやすい分析方法を紹介していきます。
目次
初心者向け!エントリーポイントを見極める5つの方法
エントリーポイントの正確性が高まれば、FX取引はより利益が上げやすくなります。しかしそもそもエントリーポイントを探し出す方法はいくつもあるため、どの方法を採用するかによって勝率が変わってくることも事実。
こちらでは、特におすすめできるエントリーポイントを見極める方法を5つご紹介します。気になるものがあったらぜひ試してください。
トレンドラインを使う
相場には3つあり、上昇トレンド・下降トレンド・横ばい(トレンドレス)に区分されます。正確に現状の相場のトレンドが把握できれば、かなり高い確率で正確なエントリーポイントが導き出せます。
トレンドラインとは、相場の支持線や抵抗線のことであり、上昇トレンドの時には相場を支えているサポートライン(支持線)をチェックし、下降トレンドのときに相場の上値を抑えているレジスタンスライン(抵抗線)を確認しましょう。
上昇トレンドは山の部分と谷の部分の連続的な波ができます。サポートラインは、その谷と谷を直線で結ぶだけです。下降トレンドは切り下がるため山と谷の連続的な波ができるので、その山と山を直線で結んでいけばレジスタンスラインが作成できます。
例えば、上昇トレンドが認められたら、まずは安値を結び斜め上に真っ直ぐなラインを引きます。上昇トレンドの最中だからといって、ずっと相場が上昇し続けるわけではなく一旦下がることもあります。そこで安値で結んだトレンドラインに触れた時に買いのポジションを得ると、大きな利益が確保できる可能性が高まるわけです。
水平線を使う
レンジ相場において、極めて有効なエントリーポジションを見極めるポイントの一つです。
そもそも水平線とは文字通りに横に一直線に引いた線のことであり、価格が反転した近辺で引くことになります。つまりどの位置で相場が抵抗を受け反転しているのかが分かるラインなのです。
水平線で抵抗を受け価格が反転している間は、レンジ相場と考えられるので初心者だとポジションを得るのは難しいでしょう。狙い目となるのが水平線を突き破った時です。
水平線を突き破る(ブレイクアウト)=上昇トレンドか下降トレンドに入った、と考えられるため、その時にエントリーすると利益があげられる可能性が高まります。つまり上の水平線を超えた場合は買いのポジションを得て、下の水平線を越えた場合は売りのポジションを得るのが適切です。
注意したいのが、必ずしも相場がその方向に伸び続けるとは限らないところです。利益確定や損切りのポイントを見誤ると、一旦利益が出ていたとしても相場が反転して損失が高まることも考えられます。実際に少しブレイクアウトしても、少ししてレンジ内に戻ってくることもあるからです。
レンジ相場から少し抜けたくらいでは、様子見がおすすめです。ある程度大きく抜けてからエントリーするほうが安全と言えるでしょう。もちろん利益は小さくなりますが、確実に利益を上げるためにはちょっとした我慢も必要です。
移動平均線を使う
移動平均線とは、一定期間の平均価格を線にしたもののことを指します。値動きのブレを抑え、価格トレンドの方向性や強さを把握するためのテクニカルチャートです。難しいようにも感じますが、FXの取引ソフトには基本的に組み込まれている機能なので、使わなければ損です。
チャート画面で移動平均線を表示さたら、ゴールデンクロスやデッドクロスを確認しましょう。
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上へクロスすることを指しています。長期的な値動きに対して短期的な値動きが強く上昇していることを指しており、このポイントで買うと大きな利益が出ることも珍しくありません。
デッドクロスとはゴールデンクロスの逆のことであり、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へクロスすることを指しています。長期的な値動きに対し、短期的に下落していること示しているので、このポイントで売ると利益が出やすいとされています。
移動平均線はエントリーポイントの分析に大いに役立ちますが、問題点もあります。価格の変動に対し移動平均線の反応が送れるため、若干のタイムラグが発生するのです。よってスイングトレードのような長期的な取引には向いていますが、スキャルピングやデイトレードにはあまり向いていないので注意してください。
チャートパターンを使う
簡単に言ってしまえば、チャートの形状からエントリーポイントを探る方法です。ダブルボトムやペナントなど、チャートの形状からエントリーのタイミングを覚えましょう。
チャートからはトレンドの転換ポイントやトレンドの方向性など、様々な情報が探れます。では、どのようなチャート形状の時に、どのようにエントリーをすれば良いのでしょうか?
分かりやすいのがダブルトップとダブルボトムでしょう。
ダブルトップとは、下から上に上昇しているものが高値を2回つけて下降しているものです。つまり上の抵抗線近づいたものの、2回とも跳ね返されているため、その後下降トレンドに入りやすいのです。ダブルトップがチャートに表示されている場合には、売りのポジションを得るのがセオリーです。
ダブルボトムは、上から下降してきて相場が2回安値を付けたものの上昇へ向かうパターンのことを指しています。下の抵抗線の突破を2度試みたものの跳ね返されたため、今後は上昇する可能性が高いのです。よってダブルボトムの場合は、買いのポジションが適切とされます。
もう一つ把握しておきたいチャートパターンの一つにペナントがあります。下降ペナントと上昇ペナントがあり、相場がトライアングルのパターンを作った上で上昇したり、下降したりするものです。下降してきた上でペナント状になった場合は、下降ペナントになりやすいので売りが適切です。上昇してきた上でペナント状になった場合は、上昇しやすいので買いがおすすめですよ。
チャートパターンは数え切れないほどあるので、その全てを把握するのは難しいでしょう。そこで活用してほしいのが、OANDA証券の提供しているオートチャーティストです。一つ一つのパターンを覚えていなくても、16種類のチャートパターンを瞬時に自動判別しお知らせしてくれるので、あとはポジションを判断するだけです。特にFX初心者にとっては嬉しい機能でしょう。
インジケーターに教えてもらう
OANDA証券提供しているオートチャーティストを利用したとしても、自分でエントリーポイントを判断しなければなりません。悩んでしまいポジションの獲得が遅れて、大きな利益をあげ損ねる方も少なくありません。そんな方は、エントリーポジション自体をプログラムに任せるのもおすすめです。
例えば、世界的な取引プラットフォームであるMT4で利用できるインジケーターの中にはエントリーポイントを教えてくれるものもあります。ただ国内FX会社でMT4に対応しているところは少なめなので、どこでも利用できるわけではありません。
MT4が利用できるFX会社としておすすめなのがFXTFです。口座開設すると、様々なインジケーターが無料で利用できます。後は教えてもらったエントリーポイントでポジションを得るか自分で判断するだけです。
ちなみに精度の高いインジケーターを利用したい場合には、有料のものも検討しましょう。中には2万円から3万円程度するものもあるので、口コミなども確認した上で購入するか判断してみも良いかもしれませんね。
テクニカルも万能ではない!複数の根拠を組み合わせてエントリーポイントを探す
精度が高いとされるテクニカル分析ですが、残念ながら万能とは言えません。相場がセオリー通りに動くとは限らないのはもちろんのこと、ひどい場合には全く逆に動くダマシもあります。
こちらで紹介した5つの方法も使いながら、複数の分析方法を組み合わせたりして、自分ならではの攻略法を構築するのもおすすめです。
まずは自分の戦略を理解することから始めましょう。トレンド相場で利益をあげようとしているのか、それともトレンド相場で利益をあげようとしているのでしょうか?戦略によって採用されるテクニカル分析も異なってきます。例えばレンジ相場で利益をあげようとしているのに移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスを探してばかりいては意味がありませんよね。
では、どうやってよりエントリーポイントの精度を高めていけばよいのでしょうか?
結局のところ検証を繰り返すしかない
がっかりな回答になるかもしれませんが、様々なテクニカル分析やエントリーポイントを自分なりに検証していく他ありません。練習を重ねて、どの取引方法の勝率が高いのか確かめるのです。
ただ練習で高額の資金を使うのは極めて危険なので、まずは少額取引を行いましょう。少額取引とは1通貨から1,000通貨でおこなう取引のことであり、仮に損失が出たとしても数円から数千円程度に抑えられます。
デモトレードを活用した練習を検討している方もいるかも知れませんが、実際とは異なるチャートであり、お金も一切かかっていないので学びにならない可能性も高くおすすめできません。デモトレードを利用するくらいであれば、多少のリスクを背負った少額トレードで、前述した5つのエントリーポイントを試してみましょう。その中で自分にマッチしたものが見つかったら、1万通貨取引など高額の取引を行って大きな利益を狙えば良いのです。
エントリーポイント探しの練習におすすめのFX会社
エントリーポイントを把握するための練習台としておすすめなのがみんなのFXです。
みんなのFX:少額取引可能!さらに通貨強弱アプリが使える
画像引用元:FXをもっとやさしく「みんなのFX」(2019年9月27日取得)
1,000通貨から取引でき、しかも通貨強弱と呼ばれる通貨ごとの強弱を可視化したツールが使えるためトレンド発生のエントリーポイントの検証に役立ちます。ちなみに為替強弱については別記事で詳しく解説しているので、気になる方はそちらをご覧ください。
みんなのFXは、FX取引の実質的手数料であるスプレッドが狭く設定されていることでも知られています。
またスワップポイントにも優れており、中にはプラススワップとマイナススワップが同額に設定されているものもあるほどです。FX取引の魅力といえば、なんといってもスワップポイントが受け取れるところでしょう。特に高金利通貨である南アフリカランドやトルコリラ、そしてメキシコペソの取引を望んでいる方は、スワップに優れるみんなのFXの利用を検討しましょう。
サーバーなどとの関係で、約定率が低い会社も少なくありません。しかしみんなのFXであれば社内バックテストで99.9%の高い約定率を記録しています。注文した価格と差が生まれるスリッページが発生しにくいのて安定した取引ができる点も魅力の一つです。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 34 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 |
テクニカル分析を覚えても、結局のところ確実に儲かる方法はない。しかし儲かる確率が高い方法を見つけ出すことは可能。みんなのFXは1,000通貨で取引できるので、ローリスクローリターンな取引が可能。検証には持っていの環境だ。
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エントリーポイントだけでなく決済ポイントを決めるのも重要
ここまでエントリーポイントのお話をしてきましたが、FXで利益を得るためにはエントリーポイントだけに注目していては失敗します。決済ポイントを誤ってしまえば、どんなに適切なポイントでエントリーしたとしても損失が出るかもしれれません。したがってエントリーポイントだけではなく、出口戦略とも言える決済ポイントの検証も行いましょう。
ちなみにエントリーポイントの検証と決済ポイントの検証は比較的似通っています。チャートパターンからもある程度探れることがあるからです。もちろんエントリーポイントと同様に専用のインジケーターから教えてもらうことも可能です。MT4が利用できるFXTFのような国内FX会社を探しておくのもおすすめでしょう。
決済ポイントに関しては、大幅に利益が出ている場合に限られるかもしれませんがトレール注文のような注文方法によって決定するのもおすすめです。決済ポイントの練習もエントリーポイントと同様に重要なので、まずは低リスクな少額取引に対応したFX会社で検証を重ねましょう!