FXのおすすめテクニカル分析を紹介!初心者がまず覚えておくべき6つの分析方法を解説
この記事の内容まとめ
- テクニカル分析にはトレンド系とオシレーター系の2種類がある
- トレンド系:トレンドの有無やトレンドの方向性などを見極める
- オシレーター系:買われすぎ・売られすぎを見極める
- トレンド系をメインに利用して、トレンドが確認できたらオシレーター系と併用させながらエントリーポイントを探る手法がおすすめ
- テクニカル分析も確実なものではないので、いろいろな分析・手法を試してみながら経験を積み、分析精度を上げていくことが大事
- テクニカル分析は、MT4を採用しているFX会社だとより簡単に利用できる。MT4採用会社ではFXTFがおすすめ
- MT4だけでなく、 DMM FXのプレミアムチャートも29種類のテクニカル分析を簡単に使えるのでおすすめ
FXで稼ぐためには根拠を持って取引することが大切です。その根拠として役立つのがテクニカル分析です。
テクニカル分析とは、過去のデータから将来の価格を予測する分析方法です。あくまで過去のデータが元なので必ずしも分析通りになるとは限りませんが、多くの投資家が活用しているため、自分以外の投資家がどのように考えているのか推測できる、という意味では有意義な分析方法です。
テクニカル分析には様々なものがありますが、この記事では主要な6つの分析方法に絞って、FX初心者向けに解説していきます。
目次
テクニカル分析には大きく2種類がある
テクニカル分析には、大きく分けて「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類があります。
トレンド系とはその名の通り、相場の流れがトレンドであるのか/レンジであるのかを見分けたり、トレンドの方向性を掴む分析方法です。
具体的には「移動平均線」「一目均衡表」「ボリンジャーバンド」などの手法がこれに該当します。
それに対してオシレーター系は通貨の「買われすぎ」「売られすぎ」を掴み、反発するタイミングなどを推測する分析手法です。
具体的には「RSI」「MACD」「ストキャスティクス」などの手法がこれに該当します。
初心者でも簡単にできる分析の手法としては、トレンド系を利用することをおすすめします。
トレンド系の分析を基にトレンドを判断し、一定のトレンドがあるのであれば、その流れに沿っていくことが理想的です。
また、トレンド系の分析手法と併せてオシレーター系の分析手法も利用することで、トレンドの長さを見極めることも可能です。
他にもオシレーター系を使うことで、トレンドを感じられないレンジ相場の場合でも、エントリーポイントを見極められやすくなります。
FX取引でおすすめのトレンド系テクニカル分析4つ
トレンドラインなどチャートに線を引く
トレンドラインは比較的大きな時間足でチャートを確認し、直近の高値や安値に真っ直ぐな線を引くだけの手法です。
非常に有名な手法ですので使われない人もいるのですが、まずはトレンドラインを引くことから初めてみるべきです。
直近の高値と安値を線にしておくことで、相場がレンジであるかどうかなどの判断をしやすくなります。
トレンドラインを利用した取引はいくつもありますが、例えば以下の取引手法がおすすめです。
- トレンドラインに差し掛かり、反発した段階でエントリー
- トレンドラインを突き抜けた段階でエントリー
前者はトレンドラインを突き破ることを諦める様子であり、トレンドの変換となる可能性が高い部分です。
後者はトレンドラインを突き抜けたものであり、そのままトレンドが変わらず突き進む可能性が高い部分です。
このようなタイミングをしっかりと待ち、狙い通りの動きをしたときにだけエントリーをするようにしましょう。
そうすることで、勝率を格段に高められるようになります。
移動平均線
画像引用元:単純移動平均線 | チャートの見方 | 為替レート&チャート | auじぶん銀行(2020年6月16日取得)
平均移動線とは、指定した期間の中で売買された金額を平均したものを線でつないだものです。
この移動平均線を利用することで相場のトレンドを判断しやすくなるメリットがあります。
例えば1日単位の移動平均線を見ると、プラスのトレンドであってもある1日だけはマイナスに転じていることがあります。
人によってはここで相場の転換だと取られるかもしれませんが、移動平均線がプラスであれば引き続きプラスの相場である可能性が高まります。
FXは予期せぬ動きをすることもありますので、1日単位で見ればマイナスが出ることもありえます。
ただ、移動平均線を踏まえて長期的に見ればずっとプラスの相場であるなど、目先の数値に囚われない取引が可能となります。
一目均衡表
画像引用元:一目均衡表 | チャートの見方 | 為替レート&チャート | auじぶん銀行(2020年6月16日取得)
一目均衡表は日本発のテクニカル分析であり、相場のバランスを視覚的に捉えやすいものだとされています。
ただ、その仕組みは5つの線を利用して分析するものであり、素人には何回であることがデメリットです。
ここでは一目均衡表を利用したトレードだけをご紹介し、その中でも最も簡単なものがローソク足を利用したものです。
これはローソク足が先行スパンによって形成された雲を突き抜けた際にエントリーする手法です。
雲を突き抜けるとなるとトレンドがそのまま続く可能性が高く、このタイミングでエントリーすることで勝率を高められます。
ボリジャーバンド
画像引用元:ボリンジャーバンド | チャートの見方 | 為替レート&チャート | auじぶん銀行(2020年6月16日取得)
ボリンジャーバンドは、価格変動率を意味するボラティリティを利用したテクニカル分析です。
こちらを利用することで相場の方向性を掴めたり、ボラティリティの変化に応じて次の値動きも予想できるなどのメリットを受けられます。
基本的にはボラティリティを示す標準偏差を6本のバンドで表し、現在の価格との差を確認するようにします。
ボリンジャーバンドは6本の線がありますので、内側・真ん中・外側の線に大別できます。
この線は標準偏差から導き出された価格の予想値となっていて、内側の線に収まる可能性は70%程度、外側の線に収まる可能性は99%程度です。
この線の内側に収まる可能性を期待値として、これからどのようなトレンドが生まれるのかを予想する手法です。
FX取引でおすすめのオシレーター系テクニカル分析2つ
RSI
画像引用元:RSI | チャートの見方 | 為替レート&チャート | auじぶん銀行(2020年6月16日取得)
RSIは「Relative Strength Index」の省略であり、相対力指数を意味します。
難しい言葉だとわかりにくいですが、相場が売られすぎなのか買われすぎなのか、それともバランスが取れているのかを判断するために利用します。
RSIの状況を踏まえて、順張りでポジションを取るべきか逆張りでポジションを取るべきかを判断します。
RSIは最小値を0、最大値を100とするオシレーターであり、30以下で売られすぎ、70以上で買われすぎと判断します。
上記のタイミングで相場の転換が見られるのであれば、そこが天井や底であり新たなトレンドが生まれるのではないかと予想できます。
MACD
画像引用元:MACD | チャートの見方 | 為替レート&チャート | auじぶん銀行(2020年6月16日取得)
MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の省略であり、移動平均収束拡散法を意味します。
画像引用元:MACD | チャートの見方 | 為替レート&チャート | auじぶん銀行(2020年6月16日取得)
こちらも難しい言葉ですが、平均移動線を利用したオシレーターであると捉えると良いでしょう。
MACDは0を基準に上下に引かれる線であり、0よりも上に位置していると上昇、下に位置していると下降のトレンドだと判断できるものです。
なお、平均移動線を利用したオシレーターであることから、トレンド系のテクニカル分析手法として取り扱われることもあります。
テクニカル分析の注意点
テクニカル分析には3つの注意点があります。
- 要人発言や指標発表に注意:急なトレンド変換や急激な相場変動が起こる可能性があり
- 予想に反したら損切りを行う:テクニカル分析も失敗することはあるため損切りも必須
- 逆張りは避ける:確固たる根拠がないのであれば順張りが王道
それぞれを以下でご説明します。
要人発言や指標発表に注意
テクニカル分析はあくまでも過去のチャートから将来を分析することを目的とした手法です。
要人発言や指標発表など、急激に相場が変動する際に適した分析手法ではありません。
そのため、要人発言や指数発表などの前にポジションを持っているのであれば、事前に約定して解消しておくなどの対策が必要です。
また、約定しない場合でも大きなマイナスが出ないようにストップロスを設定するなどの対策が必要です。
要人発言や指数発表はテクニカル分析では見いだせない予期せぬ動きをする可能性があります。
テクニカル分析に頼りすぎず、自分で対策をすることに注意したほうが良いでしょう。
予想に反したら損切りを行う
テクニカル分析は完璧な分析手法ではありませんので、セオリーに反した動きをすることもあります。
この動きをする理由は上記のような要人発言が原因と推測できる場合と原因が特に推測できない場合があります。
要人発言など原因が推測できるのであれば、その後はセオリーに沿った動きが期待できます。
しかし、原因が推測できない場合は、この先もセオリーに反した動きをしてしまう可能性はあります。
そのため、セオリーに反した動きかつ原因が推測できない場合は、容赦なく損切りをするべきです。
テクニカル分析は根拠を持って一定のルールのもとに取引をするものです。
このルールが崩壊してしまうと、ただのギャンブル的な取引になってしまいます。
ギャンブル的な取引で損を増やさないためにも、損切りをすることも意識したほうが良いのです。
逆張りは避ける
逆張りを避けた投資をすることも重要です。
テクニカル分析を利用すると、逆張りでも利益を出せる可能性はあります。
ただ、トレンドがどのタイミングで転換するかは、誰にもわかることではありません。
そのためによほど明確な根拠がない限り、逆張りは避けておくのが賢明です。
トレンドが転換しなかった場合、大きな損失を招く可能性があります。
基本的にはトレンドに沿ったポジションを持ち、トレンドの転換が疑われる場合は少し様子を見てから持つようにしましょう。
テクニカル分析への過信は厳禁!手法を検証して勝率を高めよう
テクニカル分析は完璧な分析手法ではありませんので、これさえできればFXで勝てると言い切れるわけではありません。
例えばゴールデンクロスと呼ばれる上昇トレンドを判断するための手法がありますが、この手法を利用してエントリーしても必ず上昇トレンドに入るとは限りません。
そのため、1つの手法だけを過信するのではなく、複数の分析手法を組み合わせてみるなどの試行錯誤が必要です。
例えばゴールデンクロスであれば、ゴールデンクロスしてから15分足をさらに確認し、トレンドが予想通りだと思われる場合のみエントリーするのです。
テクニカル分析は実際に利用してみることでスキルアップするものですので、まずは少額の取引で経験を積んでみることが重要です。
トレードの回数が増えてくると、テクニカル分析に+αで求められているものを実践的に感じられるようになります。
そのような自分なりの+αを見つけ出しながら、テクニカル分析の手法を検証していくべきなのです。
テクニカル分析がやりやすいおすすめFX会社
FXTF:MT4によって様々な分析ツールが利用可能
画像引用元:メタトレーダー4[MT4]で24時間取引可能!口座開設なら【ゴールデンウェイ・ジャパン】(2019年10月10日取得)
FXTFは取引ツールにMT4を採用しているFX会社です。
MT4は世界中で利用されている取引ツールであり、数多くのインジケーターが利用できることが特長です。
言うまでもなく、MT4のインジケーターにはテクニカル分析で利用できるものも多数含まれています。
テクニカル分析に利用できるものの例には、トレンドとレンジを見極めてくれるものや自動でトレンドラインを引いてくれるものなどが挙げられます。
インジケーターを利用することで、初心者から上級者まで幅広く簡単にテクニカル分析ができるためおすすめです。
しかも、FXTFは最低1,000通貨からの取引に対応しています。
つまり、少ない元金で取引できるFXであり、テクニカル分析の手法検討もしやすいFX会社です。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 30 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
1,000通貨からの少額取引が可能なことに加えて、ドル円のスプレッドが0.1銭とコストも低い。これだけ低スプレッドなら、FX始めたての人でも利益を出すのは難しくないだろう。取引ツールはMT4なので、インジケーターを使ってテクニカル分析を簡略化することも可能。
DMM FX:29種類のテクニカル指標が利用可能
画像引用元:FX取引をはじめるならDMMがお得!FX/CFD取引のDMM.com証券(2019年10月18日取得)
DMM FXでは分析手法としてプレミアムチャートと呼ばれるものを利用できます。
こちらは最初から利用できるものであり、29種類のテクニカル分析手法が搭載されています。
分析の選択肢が多いことから、様々な分析方法を活用し自分に適したものを見つけ出しやすいメリットがあります。
他にもメリットとして最短で即日口座開設が可能であるなど、FX会社の中でもスピーディーであることが挙げられます。
反面、最小取引単位は1万通貨であり、必要となる証拠金が高額になってしまうデメリットがあります。
また、取引量が増えることで損益額も大きくなってしまいます。
実践を踏まえてテクニカル分析を検証したいと考えているのであれば、リスクも大きいので注意が必要です。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 20 | 10000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 |
FXと言えばこれの定番会社。おすすめポイントは29種類のテクニカル分析が使えるプレミアムチャート。これを使えば誰でも簡単にテクニカル分析を活用可能。ただし、最小取引単位は1万通貨なので、損益額は大きくなりがちなので要注意だ。
テクニカル分析で根拠のあるトレードを身につけよう
テクニカル分析を身につけると根拠のあるトレードが可能となります。
必ずしも予想通りになるわけではありませんが、根拠を持つことで格段に勝率を高められます。
テクニカル分析の手法は人によって少しずつ異なるものです。
そのためテクニカル分析の結果を検証し、自分なりの精度の高い分析手法へとシフトしていくことも大切です。
上記でご紹介したような手法を軸として、自分なりのテクニカル分析手法を身につけてください。