円を売ってドルを買う方法を解説!実は外貨預金よりもFXの方が低コスト
ものすごい円安が進行していて、円の価値は下がり続けています。そんな中おすすめなのが、円を売ってドルを買う方法です。つまり円からドルに両替することです。
たとえば1ドル=130円の時に円を売ってドルを買い、1ドル=135円まで円安が進行したときにドルから円を戻すと、差額の5円が儲かります。
このように、どんどん円を売ってドルを買い、円の価値がより暴落してところでドルから縁に戻すことで儲けられます。この「円を売ってドルを買う」を詳しく解説していきます。
目次
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外貨預金とFXの手数料を比較
「円を売ってドルを買う」これを行うためには「外貨預金」もしくは「FX」を利用します。漠然と「FXの方がリスクが高くて危険」とのイメージを持ってると思います。これは確かにその通りでもありますが、正しくは「FXならば外貨預金と同じようにリスクを抑えた取引もできるし、ハイリスクな取引も可能」です。つまりFXの方が取れる選択肢が多いと言えます。
さらに実はFXの方が手数料が安いというメリットもあります。例えばSBI銀行とSBI FXトレードで、円を売ってドルを買ったときのコストはそれぞれ以下の通り。
- SBI銀行:1ドルあたり4銭
- SBI FX:1ドルあたり0.09銭
同じSBIでも、FXならばコストは1/100で済みます。なお、SBI FXの手数料(スプレッド)は拡大することがありますが、少なくとも4銭を超えるケースは皆無です。
よって、リスクを考慮しても手数料を考慮しても、あえて外貨預金を利用するメリットはほとんどないでしょう。
補足:FXは差金決済なのでドルが手に入るわけではない
もしもドルを買う目的が「儲けたい」ではなくて、「ドルで決済したい」「海外に行くからドルが欲しい」など、「ドルを持つこと」が目的ならばFXではなく外貨預金を利用する必要があります。
なぜならFXの場合実際にドルが手に入るわけではないからです。円を売ってドルを買ったら、その後必ずドルを売って円に戻さなければいけません。
FXで円を売ってドルを買う方法
ではFXで円を売ってドルを買う方法を紹介します。まずFX会社での口座開設が必要です。どの会社を使うかによって特徴が違いますが、微々たるものなので別にどこでも構いません。迷うのは時間の無駄です。気になるところがあればそれでOKです。
個人的にはみんなのFXを使っていて、初心者でも使いやすい業者だと思っています。特にどこで口座開設するべきか決まっていなければみんなのFXに申し込んでみてください。最短で申し込んだその日に口座開設が完了します
てなわけでここからはみんなのFXを使って円売りドル買いの方法を解説していくけど、他のFX会社でも手順はそんなに変わらんので参考にしてちょ。
補足の達人
必要証拠金を入金する
画像引用元:FXをもっとやさしく「みんなのFX」(2019年9月27日取得)
まずはみんなのFXで口座開設してください。詳しい手順は下記関連記事で解説しています。
口座開設が完了したら、続いてお金を入金します。いくら入金するべきかは、本来なら狙う利益額やかけられるリスクに応じて自分で決めるものです。ただいきなりそんなこと言われてもわからないと思うので、「全額失っても諦められるだけの金額」を入金してください。
例えば「40万失ったらさすがにきついけど、20万円だったらまだ正気でいられる…」という場合は20万円以内で決めてください。先の通り、FXはリスクを抑えて取引すれば元手が0になるようなことはありません。
しかし、FXは一時的には初心者でも簡単に稼げるので、かなりハマります。そしてハマった結果、欲を出して大損します。なのでまずは「失っても良い金額」だけを入金してください。
自分自身もそうなんですけど、最初は「この金額の範囲でしかやらないぞ!」と思っていても、絶対に追加入金してしまいます。「FXって簡単に稼げるじゃん!もっと入金しよ!」からの「調子に乗って元本割れした…FXもうやめます…」は誰もが通る道です。
補足の達人
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 34 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 |
みんなのFXはスワップ・スプレッドいずれも良好。初心者におすすめしたいFX会社。
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キャンペーン期日:未定
USDJPYでASK(買)する
みんなのFXには「WEBトレーダー」と「FXトレーダー」の2種類がありますが、よりシンプルな「WEBトレーダー」を使えば良いでしょう。
今回選ぶ通貨ペアはUSDJPYです。いずれの通貨ペアでも、前にきている通貨を売買することになります。赤色の「(買)Ask」ボタンを押すと、円を売ってドルを購入してくれます。
数量(Lot)やスリッページなどいろいろな項目がありますが、この辺はそのままで良いでしょう。
タイミングを見て決済注文を出す
購入が完了したら、「ポジション紹介」タブを選ぶと保有しているポジションが表示されます。約定評価損益がプラスになったら決済することで利益が確定します。
出金する
決済が完了したら損益結果が口座に反映されます。これを出金する際には、「FX口座」から「入出金口座」に振替しましょう。
その後すぐに出金手続きが可能です。
FXは小ロットで取引すればローリスク
先の通り、FXはリスクが高いことだけを指摘されますが、リスクを抑えて取引すれば外貨預金となんら変わりはありません。ただしあまりにリスクを抑えすぎてもあんまり面白くありません。
ちょっとしたシミュレーションをします。20万円を入金して、ドル円0.1Lotを購入するとします。この時1円の値動きがあると1,000円の損益が発生します。
今ドル円はかなりの円安に突入していて、2022年に入ってからおよそ30円ほど円が暴落しました。つまり円安前に0.1Lotのポジションを持っていた場合、現在の損益は3万円ということになります。
今回のような大規模な値動きがあったとしても、0.1Lotしかポジションを持っていなければ3万円の損益しか発生しないわけです。
一方でこれが1Lotだった場合は当然30万円の損益となります。元手が20万円しかないので、1ドル=125円くらいなったところでロスカットされるでしょう。ロスカットされれば強制的に含み損が決済されるため、20万円を全て失うようなことはありません。
結局のところFXで「全財産産失う」「借金を負う」なんてことは、普通にやっていればありえません。一瞬で超絶激しい値動きが起こった場合や、お金を借りて投資した場合などレアケースに限られます。
最初はとにかく損しないことを目標に、コツコツトレードすると経験値が溜まって良いと思います。
補足の達人
円安の今は「円を売ってドルを買う」戦略が正解
先の通り、今は超絶円安が進んでいる状態です。24年ぶりのレートだそうです。今後もまだ円安が進むかどうかはわかりませんが、少なくとも2022年は「円を売ってドルを買う」を繰り返すだけで儲かる相場でした。
個人的には、短期的に円高方向に触れることもあれど、円安局面が続いていくものと考えています。
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FXは「所有」することができず、必ず「買ったものは売る」「売ったものは買い戻す」とするのがルールです。そして元の状態に戻った時に発生した損益だけが手に入ります。こうした取引のことを差金決済取引(CFD)と呼び、FXはCFDの一種です。
補足の達人