ボリンジャーバンドを使うなら逆張りで勝つ
ボリンジャーバンドというのは統計学を基に作られたテクニカルチャートの一つです。つまり一定期間の過去の変動性から推測されるチャートを表示しており、今後どのくらいの範囲で価格が変動するかを予測することのできるツールといえます。
チャートをみると、大体のボリンジャーバンドは中心の移動平均線の上側に3本下側に3本標準僅差を表す線が配置されています。標準偏差の単位は、σ(シグマ)が用いられ、上から+3σ、+2σ、+1σ、−1σ、−2σ、−3σの順となっています。標準偏差とは、ある一定期間の平均値から比べて、どのくらいズレが生じているかを示す指標です。
標準偏差が小さければ全体的にバラつきが小さいことを表し、逆に大きければボラティリティー(価格変動)が大きいと判断できるのです。6本の線で作られるこのバンドによって視覚的にトレンドの強弱を把握しやすくなっており、ボリンジャーバンドはインジケーターの中でも人気の高いツールとなっています。
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ボリンジャーバンドによるトレンド判断
では、そのボリンジャーバンドによって視覚的にトレンドを判断していく基準は、まずそのバンドの幅です。基本的に移動平均線を挟んで構成されているので分かりやすいですが、バンドの幅が収束(スクイーズ )していると値動きも小さくなっており、この後に大きなトレンドが展開されることが予想されます。
反対にバンドの幅がどんどん拡大している状況(エクスパンション)だと、強いトレンドが発生し継続するであろうことが予想されます。収束から拡大していく流れが一般的であり、しかも一度発生したトレンドはなかなか収まらないため、そのまま順張りを取るトレーダーの方もたくさんいらっしゃいます。
またバンドの角度も目印となり、急な角度だとトレンドが変化していることを意味しています。ボリンジャーバンドも平均値を導き表示しているので、急激な為替相場の変動があるとチャートのバンドもいびつな形とやり参考になりにくくなります。
これはどのインジケーターでもそうですが、相場の急変動が起きるとチャートから判断しづらくなってしまう欠点は否めません。また強いエクスパンションが見られてもやはり「だまし」はありその後急落してしまう展開もあります。オシレーター系のツールを併用する、チェックする時間足を変えて見る、など対抗策もあるので、そうした手法を駆使して対策していきましょう。
ボリンジャーバンドを逆張りでトレードする
ボリンジャーバンドの幅の収縮度からエントリーのタイミングは順張りが人気です。狭かった幅がどんどん広くなる様子を確認してからエントリーすれば、あとは流れにのってトレンドが上向きに展開してくれる可能性が高いためと言えるでしょう。しかし、ボリンジャーバンドはコツを掴めば逆張りでエントリーして使いこなすことも可能なのです。
前述したように±1σ〜±3σで表されている線の位置関係が重要であり、このうちの±2σに注目します。為替レートと比較して、+2σを越えたら売り、-2σを越えたら買い、という判断をすることができるのです。なぜなら、統計学上±2σの中に標準偏差が収まる確率は約95.4%、±3σの中に標準偏差が収まる確率は約99.74%という結果が導き出されているためです。つまりその理論でいくと、±3σラインにタッチすればそこから反転する確率は約99.74%ということが読み取れるのです。
ボリンジャーバンドにおけるこの+3σ、−3σの線とチャートの関係に注目すれば、逆張り手法で高い勝率を期待することができます。しかし、このように理論上は簡単そうでもやはり例外はあります。それは強いトレンド発生中は相場が急変する可能性があるので、目安としてはバンドの幅が安定して水平状態を保っていること、収束・拡大などしておらず幅も安定している状態である時に仕掛けるようにしましょう。
まとめ
ボリンジャーバンドは一見難しいようで、6本の標準偏差の位置関係を抑えればロジックに乗っ取ったトレードをすることができます。何よりもボリンジャーバンド自体が統計学に基づいているため、今後の展開が計算式によって導き出されることはトレードにおける重要な根拠となっています。
数値によって裏付けられていると目安としても大変参考になり、この表示偏差の線が互いに干渉するタイミングの目印はそれぞれ是非マスターしておくと良いでしょう。
また、ボリンジャーバンドも視覚的に見やすいためモニターにはまた別のインジケーターを表示することもおすすめします。RSIなど少し特性の違う種類のものを表示しておけば、幅広い視点をカバーすることができます。順張りは一般的に多くのトレーダーによって用いられています。
しかし、理論上可能性のある展開を判断して逆張りでエントリーすることは、他のトレーダーと差をつける手法にもなります。ボリンジャーバンドの特性を生かして逆張り手法で狙いにいくのは今後のトレードをより有利に導いてくれると思いますが、逆にエントリーしては致命的となるタイミングもあるのでしっかり位置関係を理解しておきましょう。
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