「FXで勝てない」を今すぐ改善する具体的方法と勝てない理由を解説!
FXの必勝法なんてものがあれば私が教えてほしいくらいです。そんなものはないに等しいと思います。しかし、勝つ確率を上げること、そして負ける確率を下げること、これらはそんなに難しいことではないと思います。
「FX 勝てない」などで検索すると、「メンタルを鍛えよう」などといった根性論を紹介するサイトも見かけます。しかしそれでは何をどうすれば良いのかわからないと思いますので、より具体的で今すぐ実践できる、「FXで勝てない」を改善する方法を解説していきます。
目次
FXで勝てない理由1:勝てる環境を作っていない
FXにおいて、取引環境つまりどのFX会社の口座で取引するのかは重要です。なぜなら、同じFXでも会社によってコストや仕組みが異なるため、何も知らないと損している恐れがあるからです。
FX会社の仕組みを知って、自分に合った環境でトレードすることが勝てないを脱却する1つ目のステップだと思います。
スプレッドが狭い業者を使う(コストを徹底的に下げる)
画像引用元:メタトレーダー4[MT4]で24時間取引可能!口座開設なら【ゴールデンウェイ・ジャパン】(2019年10月10日取得)
FXでも株でも国債でも、投資において重要なのが手数料を減らすことです。なぜなら投資の結果、上がるか下がるかを見極めるのは大変な分析力が必要になります。しかし手数料なら明確なので、投資初心者でも簡単にコントロールできるからです。
- 投資の結果生まれる損益:簡単には自分でコントールできない
- 投資の際に発生する手数料:簡単に自分でコントロール可能
国内FX会社においては、多くが取引手数料を無料で提供しています。その代わりスプレッドを設けていて、このスプレッドこそが実質的な手数料となります。
スプレッドが狭ければ狭いほど手数料が安く、広いほど手数料が高額だと言い換えることができます。
つまりFXで勝てない人は、分析力を鍛えることも大事ですが、まず自分でコントロール可能なコストであるスプレッドの改善に着手すると良い、ということです。
国内FX会社はほとんどが低スプレッドではありますが、その中でもFXTFという業者は、ドル円スプレッドが0.1銭なのをはじめ軒並みスプレッドを提供しています。
超低コストでの取引が可能なので、これまで勝てなかった人でも十分勝てる可能性があるでしょう。ぜひ検討してみてください。
- USDJPY、EURUSD、EURJPY、GBPJPY、GBPUSD、AUDJPY、NZDJPYいずれも他社より低スプレッド(午前8時から翌日午前5時まで)
- 口座開設で40種類以上のオリジナルインジケーターが使える
- デモ口座も使えるので、MT4の練習が可能
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 30 | 1000 |
ドル円スプレッド | ユーロドルスプレッド | ポンド円スプレッド |
0.1銭 | 0.2pips | 0.7銭 |
スプレッドの狭さで言えば最もおすすめなのがFXTF。ドル円スプレッドはわずか0.1銭であり、極限までコストを抑えて取引可能。勝てない人にまずおすすめするFX会社。取引ツールはMT4なので、チャート分析インジケーターを入れることで、取引ルールを作り出しやすい。
「ストップ狩り?」と思ったらNDD方式のFX会社を使う
FX会社が利益を得るためには、先ほど紹介したスプレッドだけではありません。実は多くのFX会社では投資家の損失がFX会社の利益になります。逆に投資家が利益を出すと、FX会社の損失になります。
このように投資家とFX会社の利益は常に相反し、これを「利益相反」と呼び、この関係があることはFX会社も認めています。
利益相反の適切な管理
私たちの取り扱う店頭外国為替証拠金取引やその他の金融商品は、その性格上、お客さまと私たちの間に利益の相反が生じ得ます。また、事業全体を通じて、私たちと私たちのグループ会社の利益とお客さまの利益とが相反する可能性も想定されます。
そのため私たちは、仮にお客さまとの間でそのような利益の相反が生じたとしても、お客さまの利益を不当に害することのないよう、利益相反管理方針を定め、その方針に従って情報の積極的な開示を行うとともに、利益相反取引を厳格に管理いたします。
引用元:お客さま本位の業務運営に関する基本方針|FXならGMO外貨(2021年9月29日取得)
このような関係にあるからこそ、FX会社は意図的にレートを操作して投資家が損するように仕組む、いわゆる「ストップ狩り」と呼ばれる行為を行うことがあると言われています。
実際にストップ狩りが起きたと見られるケースは多々ありますが、これがFX会社の意図によるものなのかどうかはわかりません。しかし利益相反の関係にある以上、意図的にストップ狩りが行われるリスクは常にあります。
また、「自分がポジションを入れた瞬間レートが逆に動いた!陰謀だ!」という都市伝説的な評判もよく見かけます。さすがに勝てないようにできているとまでは言いませんが、こうした利益相反の関係にある中でトレードするのは不気味に感じるものでしょう。
そこでおすすめなのが、利益相反の関係ではないFX会社を使うことです。FX会社には大きく2種類の会社があり、そのほとんどが利益相反の関係にある業者ですが、中には利益相反にならないFX会社もあるのです。
利益相反形式のFX会社をDD方式、利益相反でないFX会社をNDD方式の会社と呼びます。
- DD方式のFX会社:スプレッドが狭いことが多く、キャンペーンも派手。しかし、利用者の利益が会社の損失になるため、ストップ狩りなどの噂もあり
- NDD方式のFX会社:スプレッドが広いことが多く、キャンペーンは地味。しかし、利益相反の関係にならないため、透明性の高い取引環境
利益相反ではない=NDD方式を採用しているFX会社は、外為ファイネストやJFXが有名です。うまく稼げない人は、より透明性が高いNDD方式のFX会社でトレードしてみることも検討してみてください。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 41 | 1000 |
ドル円スプレッド | ユーロドルスプレッド | ポンド円スプレッド |
0.3銭 | 0.4pips | 1.0銭 |
JFX株式会社の「MATRIX TRADER」は公式には宣言していないものの、スキャルピングOKなことからNDD方式に近いシステムを導入していると思われる。利益相反の関係下で取引したくない人におすすめのFX会社。
ハイレバレッジへのこだわりをやめる
国内FX会社は金融庁の規制によりかけられるレバレッジは最大25倍ですが、海外のFX業者は888倍など、非常に高いレバレッジをかけることが可能です。少ない資金でたくさん儲けることができるため、どうしても海外FX会社に目が向いてしまうと思います。
しかしレバレッジが何倍だろうが、まず勝てなければ話になりません。それどころか、レバレッジが高いと確かに利益は大きくなりますが、損失も大きくなります。
FXが超うまい人であればハイレバレッジ口座で取り引きした方が良いでしょうが、勝てない人がハイレバレッジにしたところで、損失も膨らんですぐ退場となるだけです。勝てないのでハイレッジで取り返そうとするのではなく、まず勝てる確率を上げることが課題です。
よって、FXで勝てない人はレバレッジ最大何倍かにこだわるのをやめて、先に紹介したスプレッドが狭いFX会社等を使って、さらになるべくレバレッジを抑えてコツコツトレードすることをおすすめします。
FXで勝てない理由2:勝てない方法に固執している
まずは簡単に実践できるFX会社を変えること、について紹介してきました。しかしこれだけで勝てるようになるほどFXは簡単ではありません。
FXの勝敗を分けるうえで重要なのは、やはり取引方法です。きちんとした根拠に基づいて、発生する利益と損失を見越してトレードしましょう。
自分なりのルールを作って、ポジポジ病をなくす
どんな相場でも「今エントリーすれば勝てそうだ!」と思い込んでしまい、次から次へとポジションを持ってしまうなんて経験をした人は多いと思います。
しかしFXでなかなか稼げない人がたくさんポジションを持ってしまうと、結局損失額を増やすだけの結果になってしまいます。これをポジポジ病と呼び、FXで勝てない人の定説となっています。
ポジポジ病を治すためにおすすめなのが、エントリーのルール化です。つまりエントリーするかどうかを判断するための基準を作り、その基準に従って行動することです。
そのルール自体が本当に勝てるルールかどうかは一旦置いておいて、とにかく基準を設けることで、不必要なポジションを減らすことが期待できます。
例えば私がドル円の買いポジションを持つ際には、以下のルール(一部)を基に判断しています。このルール通りにやれば必ず勝てるわけではありませんが、少なくともルールを作る前よりも損失は減りました。
- ドル円が上昇かつユーロドルが下落
- インジケーター「SHI_Channel_Fast」の下段ラインにタッチまたは上段ラインをブレイク
「今エントリーしたら稼げそうだ!」と思っても、ルールを満たさないうちはエントリーしません。そうすることで不必要にポジションを持つことがなくなります。
つまりルール化することによって、ポジポジ病への抑止力に繋がるのです。これがルール化の最大のメリットだと思います。
補足:裁量トレードで勝てないなら自動売買がおすすめ?
画像引用元:あなたのFX応援団|FXブロードネット(外為証拠金 FX取引)(2019年12月02日取得)
FXで勝てない人向けの記事を見てみると、自動売買をおすすめするものもいくつか見かけます。確かに自動取引でもポジポジ病を治せるので、1つの改善方法としてはありだと思います。
ただし、自動売買は決して簡単なものではありません。自動売買には自動売買なりに、注意しなければいけないポイントがたくさんあります。
特に資金管理は非常に大切で、自動とはいえ証拠金維持率をしっかり管理してやる必要があります。
そんなわけなので、裁量トレードで勝てないからと言って、安易に自動売買に手を出すのはおすすめしません。
自動売買の仕組み、メリットデメリット、裁量トレードとの違いをきちんと学んでから導入を検討してみてください。
初心者が勝てないのは当たりまえ!低リスクトレードで経験を積もう
最後に。FX始めたての初心者が雰囲気でトレードしてもそう簡単には勝てません。何事もそうですが、上達するには勉強していくこと、経験を積み重ねていくことが不可欠です。
FXでの勉強方法は本を読むなど情報のインプットが主になると思います。そして得た知識はアウトプットして初めて自分のものになります。
その際、デモ口座や少額取引が可能な口座で実践してみることで、損失を抑えながら経験を積むことができます。
デモ口座で経験を積む
まだまだFX歴が浅い本当の初心者であれば、やはりデモ口座を使って取引してみることをおすすめします。
「デモ口座は実際にお金を使っている感覚がないのでおすすめしない」という意見もあります。ただデモ口座は絶対に損することがないので、様々な手法を調べるのには適していると思います。目的を持ってデモ口座を使うことは悪いことではありません。
特にGMOクリック証券は本番環境の分析ツールも使えるのでおすすめです。ただし、デモ口座の有効期限は1ヶ月なのでご注意ください。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 18 | 10000 |
ドル円スプレッド | ユーロドルスプレッド | ポンド円スプレッド |
0.2銭 | 0.4pips | 1.0銭 |
取引高は7年連続1位で、大人気のFX会社。デモ口座は1ヶ月間有効で、さらに定評のある取引ツールを使うことができるので、様々な取引手法を試すことが可能。
少額取引が可能な口座で手法の検証をする
デモ口座で自分なりに勝てそうな手法が身についたら、次は少額取引が可能な口座で、実際にお金を使って取引してみると良いでしょう。
DMM FXやGMOクリック証券など人気のFX会社は、最小1万通貨単位で取り引きします。しかし1万通貨でのトレードだと、小さい値動きでも損益が大きくなってしまいます。
したがって、最小1,000通貨単位で取引できる会社の方がよりリスクを抑えたトレードが可能なのでおすすめです。
1ドル=110円の時にポジションを持って111円に上がった時に決済した場合の損益
- 1,000通貨単位の場合:1,000円の損益が確定
- 1万通貨単位の場合:1万円の損益が確定
FXで勝てないのであれば、まずきっちり勝てるトレードできるようになるまで、取引通貨単位を抑えて少額のトレードを心がけましょう。そして取引に自信が持てるようになってきた際に、それから取引通貨量を増やせば良いのです。
いきなり数十万円の儲けを狙うのではなく、まずは数万円儲けることを目的にして取引し続けることをおすすめします。
少額取引が可能なFX会社としては、みんなのFXやFXTFを検討してみると良いでしょう。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 34 | 1000 |
ドル円スプレッド | ユーロドルスプレッド | ポンド円スプレッド |
0.2銭 | 0.3pips | 0.8銭 |
1,000通貨単位での取引が可能。スプレッドの狭さ、デモ口座が無期限で使えることも魅力。また、最短即日での口座開設に対応しているので、申し込んだその日のうちに取引することも可能詳しくはこちらを参照。