FXで勝つコツまとめ!負けるトレードを今すぐ改善する4つの具体的方法
FXは相場が上がるか下がるかを予想するだけなので、その勝率は基本50%です。そうは言ってもなかなか勝つことができず、この記事にたどり着いたことだと思います。
確かにFXで勝つか負けるかは常に50%なので、適当にトレードしても勝つことはあります。しかし「稼げる」かどうかはもっと低い確率の話になります。
この記事ではFXで勝つようになる具体的なコツを4つ紹介します。4つありますが、共通して言いたいことは「雰囲気でトレードせず、学ぼう」です。
目次
FXのコツ1:手数料(取引にかかるコスト)を徹底的に下げる
初心者がいきなり儲かる確率の高い分析方法を身につけるのは難しいでしょう。そこでまずは利益を出せる近道として確実に実践できる、手数料が安いFX会社で取引することをおすすめします。
「既に取引手数料無料の会社で取引してます!」と思われるかもしれませんが、実はFXの取引コストは「取引手数料」だけではなく、他に3つのコストがあります。
スプレッドが狭いFX会社を使う
これは有名ですが、スプレッドは実質的な取引手数料だと言われています。スプレッドが狭ければ狭いほど手数料が安いと言えます。
しかし実は、国内FX会社のほとんどがほぼ横並びのスプレッドを提供しています。そのため、公表されている数字だけを比較してもそこまでの優劣はありません。
会社名 | USDJPY | EURJPY | EURUSD |
---|---|---|---|
マネーパートナーズ パートナーズFXnano |
0.0銭※1 | 0.0銭※1 | 0.1銭 |
FXTF |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3銭 |
みんなのFX |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3銭 |
ヒロセ通商「LION FX」 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3銭 |
JFX「MATRIX TRADER」 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3銭 |
DMM FX |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.3銭 |
GMOクリック証券 |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.3銭 |
※:2024年04月16日時点での情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
※1:原則固定(例外あり)
※1:メンテナンス時間を除く
※1:キャンペーン期間(ドル円):4月22日~11月29日
※1:対象時間(ドル円):8時~28時
※1:対象時間(ユーロ円):9時~27時
※1:対象時間(ユーロドル):24時間
より大事なのは、提供されているスプレッドの配信率(提示率)です。スプレッドは「原則固定」とれているケースが多いのですが、相場が急激に変動した時には急激に拡がることがあります。このスプレッドの広がりにくさを表したのが配信率です。
例えばドル円スプレッドが同じ0.3銭でも、配信率が70%と90%では、後者の方がより有利な環境というわけです。
会社名 | ドル円スプレッド | 配信率(計測期間) |
---|---|---|
みんなのFX | 0.2 | 88.67%(3/2-3/31) |
DMM FX | 0.2 | 90.20%(3/1−3/13) |
FXTF | 0.2 | 99.98%(3/2-3/31) |
この配信率も考慮すると、今最もスプレッドが狭くて広がりにくくおすすめなのがFXTFです。この会社の口座なら、最も安定して取引コストを抑えることができるため、利益を出しやすい環境を構築できると言えます。
また、スプレッドから考えると必然的に取引する通貨ペアはドル円がベストということになります。
- USDJPY、EURUSD、EURJPY、GBPJPY、GBPUSD、AUDJPY、NZDJPYいずれも他社より低スプレッド(午前8時から翌日午前5時まで)
- 口座開設で40種類以上のオリジナルインジケーターが使える
- デモ口座も使えるので、MT4の練習が可能
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 30 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
FXTFはそのスプレッドの狭さが最大の魅力。ドル円スプレッドはわずか0.1銭であり、極限までコストを抑えて取引可能。FXで勝てない人にまずおすすめするFX会社。取引ツールはMT4なので、チャート分析インジケーターを入れることで多角的な分析も可能。口座開設で40種類以上のインジケーターを無料で利用可能。
約定力が高い(スリッページが発生しにくい)会社を使う
スプレッドと並んでもう1つ大事になるコストが約定力です。
例えば108.100円の買いポジションを、108.300円で決済しようとしたとします。しかしこの時、108.300円で決済ボタンを押したにもかかわらず、タイムラグが生じて108.280円で決済されてしまう、なんてことが起こることがあります。
このように注文時の価格と実際に約定した価格が異なることをスリッページと呼び、スリッページが発生すると、利益が少なくなってしまったり、損失が増えてしまったりすることがあるのです。
108.100円のポジションを108.300円で決済
- スリッページが発生しない→20pips分の利益が確定
- スリッページが発生して108.250円で決済→15pips分の利益が確定(5pips分の利益をとり逃す)
このように、スリッページが発生しやすい会社だと、いくらスプレッドが狭くてもそれ以上のコストになりえてしまいます。実はスリッページが発生しにくいかどうかも、取引コストを抑える上で重要な指標となります。
約定力が高いFX会社で言えば、FXプライムbyGMOの選べる外貨がその最右翼です。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
|
20 | 1000 |
スプレッド(原則固定) | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.1銭 | 0.6銭 | 1.1銭 |
スベリにくい強靭なサーバーが特徴。取引手数料こそ有料だが、スプレッドは0.3銭と狭いので、約定力重視の方におすすめ。
スワップが優れたFX会社を使う
スワップポイントも取引のコストになりますが、あくまでスワップが発生するのはポジションを保有しながら営業日を跨ぐことが条件になるので、スプレッドや約定力ほど重要ではありません。
しかし、スイングトレードで取引することが多い人はスワップもしっかりチェックしておきましょう。
ドル円 | ポンド円 | トルコ円 | メキシコ円 | 南アフリカ円 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
みんなのFX |
買い | 2 | 4 | 35 | 5.1 | 12.2 |
売り | -5 | -7 | -35 | -5.1 | -12.2 | |
DMM FX |
買い | 4 | 11 | - | 8 | 12 |
売り | -7 | -14 | - | -11 | -18 | |
GMOクリック証券 |
買い | 4 | 4 | 34 | 4 | 10 |
売り | -7 | -7 | -37 | -7 | -16 | |
FXプライムbyGMO「選べる外貨」 |
買い | 2 | 2 | 35 | 7 | 17 |
売り | -17 | -17 | -45 | -10 | -23 | |
サクソバンク証券 |
買い | -13 | -30 | 51.01 | 3.72 | 7.5 |
売り | -26 | -46 | -65 | -8.73 | -9.5 | |
外為オンライン |
買い | 0 | 5 | 35 | 5 | 5 |
売り | -25 | -30 | -95 | -15 | -20 | |
FXTF |
買い | 2.9 | 1.9 | 35.1 | 5.0 | 7.0 |
売り | -55.9 | -57.5 | -64.4 | -17.0 | -21.0 | |
OANDA証券 |
買い | 1 | 1 | 29 | -3 | 12 |
売り | -12 | -12 | -109 | -5 | -28 | |
ヒロセ通商「LION FX」 |
買い | 2 | 1 | 36 | 8 | 13 |
売り | -83 | -90 | -66 | -13 | -23 | |
JFX「MATRIX TRADER」 |
買い | 2 | 1 | 36 | 8 | 13 |
売り | -83 | -90 | -66 | -13 | -23 |
※1:全て10,000通貨単位で換算
※2:1日分のスワップを表記
また、スワップを比較する際には、高い低いだけではなく、買いスワップと売りスワップの差額も見ておきましょう。
例えば上記の表の通り、みんなのFX以外の会社は、買いスワップと売りスワップに差があります。これは、実際に発生するスワップにFX会社の取り分を上乗せしているためです。
しかしみんなのFXは差額が0なので、スワップに利益の上乗せがありません。その分、利用者も無駄なコストを払わずに済みます。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 34 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
スワップは売りと買いの差額がなく、余計なコストがかからない。最小取引通貨は1,000通貨なので、DMM FXやGMOクリック証券よりも少額な低リスクトレードが可能。裁量トレードで勝てない人は自動売買のみんなのシストレに移行するのもアリ。
最終的にどこの会社がベストかは今後見定めていこう
以上、3つのコストを元におすすめのFX会社を紹介しました。ではどの会社が最も優れているのかというと、それは人(取引手法)によります。
個人的な意見では、まずはスプレッドが狭いFXTFで取引を始めてみることをおすすめします。ただし、FXTFは約定力が弱めです。そのため、スキャルピングやデイトレードなら他社を利用した方が良いとも言えるので、その辺りは実際に使ってみつつ、見極めていきましょう。
FXのコツ2:取引ルールを定める
「取引する際には、必ず根拠を持ちましょう」というのが定説です。その理由は主に2つあります。
- 後から結果を検証することができるから
- ポジションを無駄に持つことを防げるから
しかしいきなり根拠を持てと言われても、すぐには実践できないと思いますので、簡単な方法を紹介します。
水平線を引いて値動きを観察してみる
FXには様々な分析方法があります。移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDなどなど…。いろいろな指標ややり方があるので、全ての手法を学ぶのは大変でしょう。
そんな人に試して欲しいのが、前日の高値と安値に水平線を引く手法です。高値安値は多くのトレーダーが意識するものであり、実際に水平線を引いて、そのラインの前後での値動きを見てみましょう。
必ずしもそうとは言えませんが、例えば高値ラインをブレイクすると、しばらく上昇トレンドが続く、という現象が見られやすいと思います。
他にも目立ったヒゲなど、いくつか水平線を引いてみて、そのポイントを差し迫った時の値動きを参考にしてからポジションを持つ、というやり方を試してみましょう。
これなら初心者でも簡単にできますし、簡単に仮説を立ててトレードできます。あとはより精度の高い水平線を引けるよう検証を続けていけば儲かるコツが見えてくるかもしれません。
損切り・利食いの目標を設置する
一度ポジションを持ったら、どこで決済するのかのラインを決めておきましょう。
一般的には、20pipsが利食い・損切りの目安だと言われています。例えばドル円なら、小数第一位を基準に、±2の範囲に逆指値を置いておくと良いでしょう。
ただこの20pipsと言うのはあくまで一般的な説。調べたことありませんが、20pipsを目標とするのが最も優れているというデータはおそらくないと思います。
しかし、あらかじめ利食い・損切りのラインを決めておくことで、焦って変なタイミングで決済してしまうミスを防げます。一度決めたルールはきちんと守ることで、後々の検証にも活きてきます。まずは20pipsを目標にして取引しても良いでしょう。
FXのコツ3:マインドを変える
3つ目のコツは、手法というよりも心のあり方です。FXで儲けるために必要な心持ちを解説します。
注意:メンタルを鍛えれば稼げるわけではない
FXはメンタルが大事だというのはよく見られる話ですが、メンタルがあれば勝てるという話でもありません。なので大事な部分だけ簡単に説明します。
様々な情報を取捨選択する
まず今回FXで勝つためのコツを紹介してきましたが、同じようなタイトルの記事や本は無数にあります。そしてそれらは、必ずしも同じ内容とは限りません。
結局のところ、FXにおける最適解はその人や取引手法、時期によって異なります。そのため、全てを鵜呑みにするのではなく、自分に合っていると思えるものを選択して深掘りしてってください。
どんな手法も勝ち続けることは難しい(延々改善を続けていく)
また、同じく取引手法もいろいろなものがおすすめされています。一時的に勝つことはできるかもしれませんが、永久に勝ち続けることは難しいでしょう。
どんな手法でも、日々検証を行ってより精度を高めていくことを怠らないよう心がけましょう。
FXのコツ4:勝てる方法が見つかるまではリスクを抑えてトレードしよう
ここまで3つのコツを紹介してきました。特に1と2は身に付けたり、見極めたりするのに時間がかかるだろうと思います。
その際、少しでもお金を減らさないように、検証時に使えるノウハウを紹介します。
デモ口座を利用しよう
ご存知でしょうが、FX会社にはデモ口座を用意しているところがあります。これらの会社ならデモ用の資金でトレードできるので、自分の資金を減らしません。
デモ口座には有効期限が定まっているものもあるのでご注意ください。また、デモ口座はあくまででも環境であり、スプレッド等は本番環境と異なる可能性があります。
取引単位を調節しよう
デモ口座だと上記の通り、実際の取引環境とは異なるのに加えて、やはり自分のお金を使わないリアリティのなさが気になると思います。
そこでデモ口座に満足できない人におすすめなのが、取引単位を調節して少額取引することです。注文時にLot数を減らすことで少額での取引が可能です。
ただし、FX会社によって注文できる最小通貨単位が異なるので注意が必要です。おすすめは1,000通貨単位で取引できるFX会社です。
会社名 | 最小取引単位 | 必要証拠金額 (1ドル=100円の場合) |
取引手数料 |
---|---|---|---|
SBI FXトレード |
1 | 4円 | 無料 |
ネオモバFX |
1 | 4円 | 無料 |
OANDA証券 |
1000 | 4,000円 | 無料 |
みんなのFX |
1000 | 4,000円 | 無料 |
FXTF |
1000 | 4,000円 | 無料 |
外為ファイネスト |
1000 | 4,000円 | 無料 |
ヒロセ通商「LION FX」 |
1000 | 4,000円 | 無料 |
楽天FX |
1000 | 4,000円 | 無料 |
FXプライムbyGMO「選べる外貨」 |
1000 | 4,000円 |
|
JFX「MATRIX TRADER」 |
1000 | 4,000円 | 無料 |
サクソバンク証券 |
1,000 | 4,000円 | 無料 |
GMO外貨 |
1000 | 4,000円 | 無料 |
DMM FX |
10000 | 40,000円 | 無料 |
GMOクリック証券 |
10000 | 40,000円 | 無料 |
レバレッジを抑えよう
FXはレバレッジがかけられるのが魅力ですが、最初のうちはレバレッジを抑えて取引にしておきましょう。レバレッジをあげてしまうと、ロスカットされる可能性が高まってしまうからです。
しかし、レバレッジは自分で任意の値を決められるものではありません。証拠金やポジション数に応じてレバレッジが決まる、というパターンがほとんどです。
そのため、自分が今どのくらいのレバレッジをかけているのかは、逐一計算しなければいけません。それが嫌な人は、GMO外貨で取引することをおすすめします。この会社は、自分でレバレッジを固定することができます。例えばレバレッジ1倍に設定しておけば常に1倍で取引できるため、ロスカットが発生しません。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 24 | 1000 |
スプレッド(原則固定) | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.8銭 |
GMOグループのFX会社。通常、FXのレバレッジは実行レバレッジと言って証拠金やポジション状況から自動的に決定される仕組みだが、GMO外貨では自分で最大レバレッジを固定できる。レバレッジ1倍コースなら常にレバレッジなしでロスカットのリスクがない。