JCB法人カード全5種類徹底比較!メリット・特典徹底比較
株式会社ジェーシービーが発行する法人カードには、様々な種類があり、特徴もそれぞれ違います。そのため、どの法人カードに申し込むべきか悩む人も多いと思います。そこでこの記事では、JCBが発行する法人カードの種類、そして違いをまとめて紹介します。これから法人カードを申し込もうと思っている人はぜひ参考にしてください。
目次
JCB法人カードの種類
JCBの法人カードには主なものが5種類あります。これらはまずポイント還元型とキャッシュバック型に2分できます。ポイント還元型はクレジットカードによくあるように、カードを利用する度にポイントが貯まるタイプです。キャッシュバック型はポイントが貯まりませんが、カード利用額に応じて、翌月のカード利用料金から割引する形式でのキャッシュバックを受けることが可能です。
さらにポイント還元型には一般・ゴールド・プラチナの3つのグレードがあり、キャッシュバック型には一般・ゴールドの2種類があります。これを表にまとめると以下の通りです。
– | ポイント還元型 | キャッシュバック型 |
---|---|---|
一般カード | JCB一般法人カード | JCBビジネスプラス法人カード(一般カード) |
ゴールドカード | JCBゴールド法人カード | JCBビジネスプラス法人カード(ゴールドカード) |
プラチナカード | JCBプラチナ法人カード | 該当なし |
また、各カードの年会費等については以下の通りです。
カード名 | 本カード | 従業員カード |
---|---|---|
JCB一般法人カード |
・初年度無料 ・1,250円 |
・初年度無料 ・1,250円 |
JCBゴールド法人カード |
・初年度無料 ・10,000円 |
・初年度無料 ・3,000円 |
JCBプラチナ法人カード | 30,000円 | 6,000円 |
JCBビジネスプラス法人カード (一般カード) |
・初年度無料 ・1,250円 |
・初年度無料 ・1,250円 |
JCBビジネスプラス法人カード (ゴールドカード) |
・初年度無料 ・10,000円 |
・初年度無料 ・3,000円 |
恐らく多くの人が、グレードによる違いについてそれなりにご存知だと思います。例えばグレード上がることで、以下のような違いが生じます。
- 法人カードの年会費が高額になる
- 付帯サービスが充実し提供される特典が多くなる
- ポイント還元率の上限値が高くなる
- 付帯保険の補償金額が高額になる
したがって、より充実した特典を求めるならゴールドやプラチナを、コストを安く抑えたいなら一般カードに申し込みましょう。一方でポイント還元型とキャッシュバック型については、どのように異なり、どっちがお得なのかわからない人が多いと思います。結論から言うと、ほとんどの人はポイント還元型の方が向いています。
- キャッシュバック型:毎月のカード利用額が20万円以上で、かつ、JR・高速道路・ガソリンスタンド・タクシー・レンタカー・航空券・宿泊・旅行代理店で10万円以上の人におすすめ
- ポイント還元型:上記以外の人
以上の通り、一部の人はキャッシュバック型に申し込んだ方がお得になりますが、多くの人はポイント還元型の方がお得です。ではここからはポイント還元型とキャッシュバック型の違いについて具体的に説明していきつつ、その理由を紹介します。
JCB法人カード(ポイント還元型)のメリット
「JCB STAR MEMBERS」で利用金額に応じて還元率が上がる
ポイント還元型のJCB法人カードには利用金額に応じてポイントが貯まりやすくなる、「JCB STAR MEMBERS」という特典があります。これは年間(12月16日から翌年の12月15日)の利用金額によって翌年度のポイント付与レートが上昇するものです。
ポイント還元型のJCB法人カードはいずれも1,000円の利用につき1ポイント貯まります。そして1ポイントはおよそ5円として使えるので、還元率は0.5%です。JCB SATR MEMBERSが適用されると、より多くのポイントが貯まるので還元率もアップします。
年間利用金額 | 適用クラス名 | ポイント還元率※ | ||
---|---|---|---|---|
一般カード | ゴールドカード | プラチナカード | ||
30万円以上 | スターePLUS | 0.55%(1.1) | 0.55%(1.1) | 0.6%(1.2) |
50万円以上 | スターβPLUS | 0.6%(1.2) | 0.6%(1.2) | 0.65%(1.3) |
100万円以上 | スターαPLUS | 0.75%(1.5) | 0.75%(1.5) | 0.8%(1.6) |
300万円以上 | ロイヤルαPLUS | – | 0.8%(1.6) | 0.85%(1.7) |
※:カッコ内は1,000円あたりのポイント付与レートを示します。通常は1,000円で1ポイント付与で、還元率0.5%です。
例えばJCB一般法人カードで50万円以上カード利用すると、翌年度は「スターβPLUS」が適用されて、1,000円の支払いにつき1.2ポイント貯まります。つまり「スターβPLUS」の状態で月間20万円カードを利用すると、240ポイントが貯まる計算です。この時、もしも小数点以下が発生した場合は切り捨てられます。
また、年間100万円以上利用した場合ポイントの還元率は0.75%です。法人カードのポイント還元率としては比較的高い部類に入ると言えるでしょう。
還元率が0.5%以上で年会費は1,375円(税込)なので、損益分岐点を計算すると、年間27万円のカード利用額があれば、年会費の元が取れるだけのポイントが貯まります。入会の目安にしてください。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーで還元率アップ
JCBにはJCB ORIGINAL SERIESパートナーと呼ばれるサービスも用意されています。こちらはJCBと提携している企業でJCB法人カードを利用すると通常よりも多くのポイントを獲得できるサービスです。提携店でカードを利用すると、通常の2倍〜10倍のポイントが獲得できます。
- 昭和シェル:ポイント2倍(還元率1%)
- Amazon:ポイント3倍(還元率1.5%)
- 一休.comレストラン:ポイント3倍(還元率1.5%)
- オリックスレンタカー:ポイント6倍(還元率3%)
ちなみにポイント2倍と言っても、必ず1,000円で1ポイントの付与レートに対して2倍となります。先に紹介したJCBスターメンバーズによるボーナスポイントとは別に算出されます。以下のポイント付与例を参考にしてください。
- ノーマルランクの方がAmazonを利用した場合:1,000円で3ポイント付与(3倍特典)
- スターα PLUSの方がAmazonを利用した場合:1,000円で3ポイント付与(3倍特典)+0.5ポイント付与(50%UP特典)
ポイントモール「Oki Dokiランド」で還元率アップ
JCBはポイントモールである「Oki Dokiランド」も提供しています。Oki Dokiランドには400程度の通販サイトなどが掲載されていて、このサイトを経由することで2倍から20倍のポイントを獲得することが可能です。通販サイトなどによってどの程度ポイントが多く獲得できるのかは異なります。
- Amazon:ポイント2倍(還元率1%)
- 楽天市場:ポイント2倍(還元率1%)
- Yahoo!ショッピング:ポイント2倍(還元率1%)
- じゃらん:ポイント2倍(還元率1%)
- ビックカメラ.com:ポイント4倍(還元率2%)
- エクスペディアのホテル(海外・国内):ポイント4倍(還元率2%)
- 一休.com (宿泊予約):ポイント4倍(還元率2%)
大手通販サイトであれば、楽天市場やAmazonもこのOki Dokiランドを経由することでポイント獲得が2倍になります。家電量販店なども掲載祭されていますので、パソコンなど会社の備品を購入するときもOki Dokiランドを経由すると大量ポイントの獲得に繋がります。
補足:Oki Dokiポイントのおすすめな使い道
法人カードの利用で貯めたOki Dokiポイントはどのように利用すると良いのでしょうか。Oki Dokiポイントの使いみちは多数あり、「商品と交換」「商品券と交換」「キャッシュバック」「電子マネーへの移行」などがあります。中でもおすすめなのは、JCBギフトカードへの交換です。JCBギフトカードは多くのお店で金券として使う事ができ、また、1,050ポイントで5,000円分と交換できるので、ポイント還元率も高くなります。
残念ながら他社のポイントや、マイルとの交換はできないので気をつけましょう。
- ポイント還元型の法人カードに申し込む
- JCB一般法人カード(公式サイト)
- JCBゴールド法人カード(公式サイト)
- JCBプラチナ法人カード(公式サイト)
JCB法人カード(キャッシュバック型)のメリット
ポイント交換が不要
キャッシュバック型の大きなメリットとしてポイント交換が不要であることが挙げられます。ポイント還元型の場合、貯めたポイントを交換する作業が必要になりますし、どの商品と交換するべきなのか悩んでしまうこともあるでしょう。そして何より、ポイントをしっかり管理しておかないと、有効期限が訪れて失効してしまう恐れもあります。
それに対してキャッシュバック型のJCB法人カードは、利用金額からキャッシュバック額を算出し、自動的にキャッシュバックしてくれるため、管理する必要がありません。
なお、このカードのキャッシュバックとは口座にお金が振り込まれる形式ではなく、カードの利用金額から相殺される形式で行われます。その点だけ覚えておきましょう。
毎月最大15,000円のキャッシュバック
キャッシュバック型のJCB法人カードでは最大で毎月15,000円がキャッシュバックされるようになっています。まず、キャッシュバックの流れ以下の通りです。
- JCB法人カードを一ヶ月で5万円以上利用することでキャッシュバック率が決定される
- キャッシュバック率が決定された翌月に法人カードを利用する
- 算出されたキャッシュバック率で翌月のクレジットカード利用額のうち交通費・出張旅費利用額※の合計額からキャッシュバック額が決定する
- 翌月のカード利用料金から差し引かれる
※交通費・出張旅費とはJR・高速道路・ガソリンスタンド・タクシー・レンタカー・航空券・宿泊・旅行代理店で支払った金額のことを指します。
キャッシュバックを受けるためには最低限月間5万円はJCB法人カードを利用する必要があります。キャッシュバック率は月間の利用金額に応じて以下のように変動します。
月間利用金額 | キャッシュバック率 |
---|---|
5万円未満 | 0% |
5万円以上20万円未満 | 0.5% |
20万円以上40万円未満 | 1.0% |
40万円以上60万円未満 | 1.5% |
60万円以上80万円未満 | 2.0% |
80万円以上100万円未満 | 2.5% |
100万円以上 | 3.0% |
5万円未満の場合にはキャッシュバック率が0%でありキャッシュバックを受けられません。100万円以上になると3%となります。キャッシュバック率が決まると、「翌月の交通費・出張旅費」からキャッシュバック額が算出されます。
例えばカード利用額が20万円であれば、キャッシュバック率は0.5%に決定します。そして「翌月の交通費・出張旅費」が合計7万円であれば、7万円×0.5%で、350円のキャッシュバックを受けることができます。
以上を考慮すると、毎月のカード利用額が20万円以上で、かつ、JR・高速道路・ガソリンスタンド・タクシー・レンタカー・航空券・宿泊・旅行代理店で10万円以上であれば、ポイント還元型のJCB法人カードよりもお得になります。したがって該当する人はキャッシュバック型の法人カードに申し込んだ方がお得であり、それ以外の方はポイント還元型の法人カードの方がおすすめだというわけです。
- キャッシュバック型の法人カードに申し込む
- JCBビジネスプラス法人カード(一般カード)(公式サイト)
- JCBビジネスプラス法人カード(ゴールドカード)(公式サイト)
JCB法人カードの一般カードとゴールドカードを比較
ポイント還元型とキャッシュバック型のどちらを申し込むかが決まったとしても、今度は一般カードにするか、ゴールドカードにするかという悩みが出てくるでしょう。ここからは、一般カードとゴールドカードの主な違いを比較して紹介します。
ゴールドカードは保険が充実
一般カードとゴールドカードはどちらも海外旅行保険、国内旅行保険、ショッピング保険が付帯していますが、付帯条件と補償額に違いがあります。
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 (利用条件付き) |
死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 5,000万円※1 |
傷害・疾病治療費 | 100万円 | 300万円 |
賠償費用 | 2,000万円 | 1億円 |
携行品損害 | 1旅行につき20万円 | 1旅行につき50万円 |
救援者費用 | 100万円 | 400万円 |
※:補償額は全て最高額です。
※1:航空券などの旅費をカード決済した場合は最高1億円。
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 5,000万円 |
入院費用 | 補償なし | 5,000円/日 |
通院費用 | 補償なし | 2,000円/日 |
手術費用 | 補償なし | 20万円 |
※:補償額は全て最高額です。
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
適用条件 | 海外でカードを使って購入した商品のみ対象 | 国内外問わずカードを使って購入した商品が対象 |
補償額 | 最高100万円/年間 | 最高500万円/年間 |
補償期間 | 購入日から90日間 | 購入日から90日間 |
自己負担額 | 1事故につき1万円 | 1事故につき3,000円 |
まず旅行保険の大きな違いが、付帯条件の違いです。一般カードは利用付帯なので、事前に旅費などをカード決済する条件を満たさなければ、保険が適用されません。一方ゴールドカードは自動付帯なので、カード決済の条件なしで保険が適用されます。
また、ショッピング保険では、一般カードが海外で購入した商品だけが対象なのに対して、ゴールドカードは国内で購入した商品も対象です。どちらが優れているかは明白ですね。
さらにゴールドカードには渡航便遅延保険があります。これは、搭乗予定の飛行機が欠航したり、ロストバゲージ被害に遭ったときに補償してくれる保険制度です。細かい条件はありますが、いざというときに頼りになります。渡航便遅延保険の有無も気にしてどちらのカードに入会するか、よく検討しましょう。
ゴールドカードは空港ラウンジが使える
法人カードでも、ゴールドカードには空港ラウンジの無料利用特典があります。対象のラウンジは以下の通りです。
- 新千歳空港
- 函館空港
- 青森空港
- 秋田空港
- 仙台国際空港
- 新潟空港
- 富山空港
- 小松空港
- 成田国際空港
- 羽田空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
- 伊丹空港
- 岡山空港
- 広島空港
- 米子空港
- 山口宇部空港
- 高松空港
- 松山空港
- 徳島空港
- 福岡空港
- 北九州空港
- 長崎空港
- 熊本空港
- 大分空港
- 鹿児島空港
- 那覇空港
- ダニエル・K・イノウエ空港(ハワイホノルル)
一般カードにはラウンジ利用特典がないので、飛行機を利用した出張などが見込まれている場合にはゴールドカードへの入会を検討しましょう。
JCBプラチナ法人カードがおすすめな人
ポイント還元型の法人カードのみ、プラチナカードも存在します。プラチナカードと聞くとインビテーションがなければ入会できないイメージがありますが、JCBプラチナ法人カードは自分から申し込むことが可能です。では、どのような人がJCBプラチナ法人カードに申し込むべきなのか、その特典・メリットを考慮して紹介します。
めんどくさい仕事はコンシェルジュにお願いできるので、少数精鋭の法人におすすめ
JCBプラチナ法人カードはコンシェルジュデスクを利用することが可能です。コンシェルジュデスクとは、秘書のような役割を持っていて、JCBに限らず、プラチナカードであればだいたい付帯しているサービスです。
利用例としては、「〇〇日に出張でXXに行くので、予算〜円以下のホテルを探して欲しい」、「お客さんとの接待があるので、ビジネスにぴったりな雰囲気のレストランを手配してもらいたい」などの依頼を任せることができます。日ごろ業務に追われていると事務的なことは億劫になることも少なくありません。そのためコンシェルジュに依頼して、それらの手間を省けるようになっています。
コンシェルジュでデスクの利用料は無料です。JCBプラチナ法人カードは年会費33,000円(税込)と高額なカードですが、コンシェルジュデスクが無料で使えることを考慮すると、決して高いだけのカードとは言えないでしょう。
プライオリティパスを無料発行できるので、海外出張が多い法人におすすめ
プライオリティパスとは、世界中1,000箇所以上の空港ラウンジを利用できる会員証のことです。申し込むためには、通常399ドル(約4万円)の年会費がかかります。しかし、JCBプラチナ法人カード会員なら、なんとプライオリティパスを年会費無料で発行することができます。
空港ラウンジが使えれば、設備が充実した快適な空間で飛行機を待つことできます。そのため海外出張が多い方ならば、プライオリティパスのために入会するのも良いでしょう。
JCB法人カード共通の特典まとめ
JCBが発行する法人カードとして共通の特典も多く提供されています。ここからは中でも重要な特典を4つご紹介します。
ETCカードを無料で発行可能
JCB法人カードは、全ての種類でETCカードの発行に対応しています。しかもJCB法人カードならETCカードを年会費無料で発行することが可能です。そのためETCカードの維持費を考える必要がないというメリットがあります。
JCB法人カード1枚につき、ETCカードも1枚発行できます。そのため、次に紹介する従業員カードを発行することで、従業員にもETCカードを発行して持たせる事が可能になります。
- 関連記事:
- ETCカードを発行できる法人カード
従業員カードの追加発行
JCB法人カードは「従業員カード」(「追加カード」とも呼びます)を発行することが可能です。個人向けのクレジットカードで言う家族カードのようなもので、従業員名義でカードで、それらの支払いも全て代表者に請求されます。そのため、従業員に使ってもらうことで立替が不要になり、経費精算が楽になる、というメリットがあります。
年会費は一般カードの場合1,375円(税込)で、ゴールドカードの場合は3,300円(税込)です。
他社の法人カードの場合、従業員カードの発行枚数には上限があります。しかしJCBの場合は従業員カードの発行枚数に上限がありません。そのため、今後従業員が増える見込みがあるのであれば、後々困らないように上限がないJCB法人カードに入会しておくと役立つでしょう。
- 関連記事:
- 追加カードを発行できる法人カード
エクスプレス予約
JCBは東海道・山陽新幹線の予約サービスであるエクスプレス予約と提携しています。このエクスプレス予約はネットから新幹線の予約が出来るだけではなく、割引価格で予約できるお得なサービスです。また、予約した後は、発車直前まで無料で変更が可能であるなどネット予約らしい特典も用意されています。さらには専用のICカードで乗車出来ることで改札もスムーズに通ることが可能です。
エクスプレス予約は法人カード1枚に対して1枚ずつ発行できます。そのため従業員カード会員でも利用することが可能です。新幹線を利用する機会が多い会社であれば交通費の精算は面倒な作業となってしまいます。そのためエクスプレスを積極的に利用することは精算作業簡略化という特典に繋がるでしょう。
エクスプレス予約の詳細については、以下の関連記事で紹介していますのでご覧ください。
ガソリン給油専用カード・スピードバス
JCBでは、エッソ・モービル・ゼネラルでガソリン給油を利用する法人向けにガソリン給油専用カード(エッソ・モービル・ゼネラルコーポレートカード)やスピードパスを発行しています。どちらもエッソ・モービル・ゼネラルでのガソリン給油にしか使えないため、従業員カードの用途制限版と言えるでしょう。読み取り機にカードまたは端末をかざすことで決済でき、法人カードに請求される仕組みです。
「従業員のガソリン給油立替をなくしたいけど、従業員カードを持たせるのはちょっと…」というニーズを持った方におすすめです。
JCB法人カードの審査に落ちた人、開業直後の人におすすめする法人カード
JCB法人カードに限らず、法人カードは個人向けカードよりも審査が厳しいと言われています。なぜなら法人は個人よりも貸し倒れのリスクが高いので、経営実績がない会社や、経営状況が良くない会社には発行したくない、というカード会社の思惑があります。そのため、法人カードの審査に通りたければ「設立して3年経ってからにするべき」「黒字になってから申し込むべき」などと言われることもあります。
しかし、中には開業直後でも審査に通りやすい法人カードもあります。そのようなカードは、審査対象が法人ではなく個人です。そのため、開業直後であっても、個人の信用情報がきちんとしていれば審査に通る可能性があります。
- 一般的な法人カード:審査対象が法人→開業直後だと信用がないので審査に落ちやすい
- これから紹介する法人カード:審査対象が個人→開業直後でも個人の信用があれば審査に通りやすい
したがって、既にJCB法人カードの審査に落ちてしまった人、または、開業直後の人は、これから紹介する法人カードへの入会を検討してみてください。
ライフカードビジネスライト
ライフカードから新しく発行された法人カードです。元々ライフカードは法人カードを発行していたのですが、そちらは審査対象が法人格でした。今回新しくリリースされたライフカードビジネスライトは個人格に対して審査が行われます。そのため、公式サイトにも「会社設立・開業すぐでも申込みOK」と書かれています。
ライフカードビジネスライトの特徴は年会費が無料であることです。個人カードとは違い、法人カードの中で年会費が無料なのは珍しい特徴だと言えます。しかし、カード決済でポイントが貯まりません。そのため、「とにかく年会費無料のカードじゃないと嫌だ!」という人にのみおすすめします。
エグゼクティブゴールドフォービズ
法人カードは基本的に法人だけでなく個人事業主も申し込み可能です。ただし、オリコのエグゼクティブゴールドフォービズに関しては、法人用のカードと個人事業主用のカードが別々に用意されています。
- 個人事業主用:エグゼクティブゴールドフォービズ エス
- 法人用:エグゼクティブゴールドフォービズ エム
別々に用意されていると言っても、カードスペックはほとんど変わりません。審査対象もどちらも個人です。
エグゼクティブゴールドフォービズは年会費2,200円(税込)とJCB法人カードよりも若干高額ですが、「ゴールド」と名がつくように、ゴールドカードに位置付けられます。
このカードの特徴は年間カード利用額が200万円以上だと、還元率が1.1%になることです。法人カードの中で、還元率が1%を超えるものは多くありません。また、元々の還元率も0.6%とJCB法人カードよりも高いのが特徴です。
カードスペック的にも優れた法人カードですので、ぜひ検討してみることをおすすめします。カードの詳細は以下のリンク先をご覧ください。
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード
このカードの審査は個人格も法人格も両方チェックしているようですが、開業直後でも審査に通りやすい法人カードです。そう言える理由は、アメックス自体が開業直後の法人を相手に、カード入会を促すDMを送ってくるからです。
設立直後の法人がクレジットカードを作る時にアメックスをおすすめしている根拠
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカードは年会費が12,200円(税込)と、一般クラスのカードにも関わらず、JCBのゴールド法人カードよりも高額です。しかし、ただ高額なだけではなく、充実したカードスペック・特典を持っています。
アメックスは100円で1ポイント貯まり、貯めたポイントは15社の航空会社のマイルと交換することがかのです。還元率は通常0.3〜0.5%ですが、年会費3,300円(税込)を別途払って「メンバーシップリワード・プラス」に登録すれば、0.5〜1%に還元率がアップします。
さらに旅行保険も充実しており、特に同行する家族まで保険の対象となる「家族特約」という制度があります。空港ラウンジ特典もあり、また、空港と自宅間で手荷物1つを無料で配達してくれる特典も利用可能です。
他にも、先に紹介したように、アメックスには「事前承認」「事前入金」の2つの制度によって、一時的に限度額を超えてカードを利用することができます。
特典が豊富に付帯していて、ビジネスに役立つだけでなく、プライベートでも役立ってくれるでしょう。従業員カードも1枚6,600円(税込)で発行できます。従業員カードでもほとんどの特典が使えるため、従業員に持たせてあげることで福利厚生にも繋がります。興味があれば、詳細を見て入会を検討してみてください。
発行会社で法人カードを選ぶ
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