通貨ペアの強弱とは?メリットとおすすめツールを紹介
通貨ペアには強弱という概念があります。通貨ペアの強弱を知ることで、今後相場がどのように動いていくのかを多角的に分析できるようになります。
この記事では通貨ペアの強弱を調べる方法と、通貨強弱を利用した取引方法について紹介していきます。
目次
通貨ペアの強弱とは?
通貨変動率を元にグラフ化したもの
通貨ペアの強弱とは、通貨変動率をグラフに表したものです。つまり強い通貨=変動率が高い=トレンドが発生している、ということが読み取れます。
強い通貨とは変動率がプラスの方向に高く、たくさん買われている通貨のことを言います。一方で弱い通貨は変動率がマイナスに動いていて、たくさん売られていることになります。
強弱を知ることでトレンドを把握できる
通貨強弱を知ることのメリットは、トレンドを把握できることです。
チャートを見るだけだと、これがレンジなのかトレンドなのか判断がつきにくいでしょう。しかし強弱を見ればもう少し詳しく判断することが可能です。
例えばこのドル円のチャートを見ると、底を迎えてこれから上昇していくように見えます。確かに通貨強弱を見ると、ドルが強く円が弱いので、しばらくは上昇チャートを描きそうだ、ということがわかります。
また、同じように通貨強弱を見ると、円よりもニュージーランドドルやオーストラリアドルが大幅に弱まっていることがわかります。
オーストラリアドルのチャートを見てみると、大きく右肩下がりになっていることがわかります。したがって、ドル円よりもオーストラリアドルの方がより強いトレンドに入っていて、こちらでエントリーした方が良さそうだ、という分析もできるでしょう。
このように通貨強弱を知ることで、今後どの通貨ペアがどういう方向で値動きしていくのかをより深くそして簡単に分析することができるのです。
通貨ペアの強弱を確認する3つの方法
それでは続いて、通貨ペアの強弱を知るにはどのようなツールがあるのかを紹介していきます。
1.みんなのFXで口座開設する
画像引用元:FXをもっとやさしく「みんなのFX」(2019年9月27日取得)
個人的にも愛用していて、最も簡単で尚且つ多機能なのがこれ。みんなのFXではスマホアプリ内で通貨強弱ツールを提供しています。口座開設していれば誰でも無料で利用できるので、メイン口座を別に持っていたとしても、通貨強弱のためだけにみんなのFXで口座開設することをおすすめします。
みんなのFXの通貨強弱は使い勝手が良いのが特徴です。まず期間は今日、昨日、1週間、1ヶ月、1年、10年から選べます。1日でも使えますし、1週間程度の長期でも使えるので、様々な期間から高く的に分析することができるでしょう。
また、よくあるグラフ表記だけでなく強弱の関係性の大きさをランキング形式で見ることもできます。ランキング上位または下位の通貨ペアはトレンド発生中の可能性が高いので、今エントリーするべき通貨ペアを簡単にソートできるでしょう。
さらにすごいのが、ファンダメンタルズ観点での通貨強弱ツールも使えることです(「ヒートマップ」と呼びます)。通常、通貨強弱ツールは価格変動率を元にしたグラフのことを指しますが、みんなのFXではニュースやSNSなどの情報を数値化して反映させた強弱ツールも利用可能です。
テクニカルだけでなくファンダメンタルズを用いた通貨強弱を利用することで、より多角的に分析することが可能です。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 34 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 |
みんなのFXで口座開設すると、スマホアプリから2種類の通貨強弱ツールが利用可能に。テクニカル観点だけでなく、ファンダメンタルズ観点からも強弱をチェックできるので、他のツールよりも詳しい分析が可能。
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- 500〜1,000Lot未満:10,000円獲得
- 1,000〜2,500Lot未満:15,000円獲得
- 2,500〜5,000Lot未満:30,000円獲得
- 5,000〜10,000Lot未満:50,000円獲得
- 10,000〜100,000Lot未満:100,000円獲得
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2.OANDA証券のツールを使う
画像引用元:FXトレードならOANDA証券(オアンダジャパン)株式会社(2020年5月25日取得)
OANDA証券もみんなのFXと同じように通貨強弱ツールを提供しています。口座開設なしでも5分足のデータを閲覧可能です。
口座開設すると、最長10年間のデータの中から任意の期間を指定して閲覧することができます。また、1ヶ月間でUSD50万通貨以上の取引を行ってゴールドステータスにランクアップされれば、1分足でも見ることが可能です。
PCからも閲覧できるので、みんなのFXと比較するとこちらの方が見やすいというメリットもあります。
通貨の強弱チャート(Currency Strength) | OANDA FX Lab-education(オアンダ ラボ)
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 71 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.3銭 | 0.5銭 | 0.8〜1.2銭 |
公式サイトから通貨強弱ツールを利用可能。口座開設することで、最大10年間の範囲内で通貨強弱を確認できる。また、MT4にも対応しているので通貨強弱インジケーターを導入することも可能。
3.MT4のインジケーター使う
MT4があれば、通貨強弱インジケーターを使って取引画面に通貨強弱情報を表示することも可能です。
通貨強弱を表示するインジケーターにはたくさんの種類があります。中には有料のものもあるので、まずは無料のものから試してみると良いでしょう。
特にFXTFならば口座開設することで通貨強弱インジケーターを無料で使うことが可能です。MT4をお持ちでない方はFXTFで口座開設すると、MT4と通貨強弱インジケーターが同時に手に入るのでおすすめです。
手数料 | 通貨ペア数 | 最小取引単位 |
---|---|---|
無料 | 30 | 1000 |
スプレッド | ||
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
口座開設すると44種類のインジケーターを無料で使うことができる。中には通貨強弱インジケーターもあるので、MT4で取引したい人におすすめ。取引環境も良く、ドル円スプレッドが0.1銭原則固定というのが最大のメリット。
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みんなのFXの通貨強弱を使って取引する方法
主な通貨強弱ツールは以上の通りです。ここからは、これらの中でも個人的にも愛用してみるみんなのFXを使った取引方法について紹介していきます。
通貨強弱ランキングを見て通貨ペアとエントリー方向を決める
まずみんなのFXのスマホアプリを使って、通過強弱のランキングを確認しましょう。ランキング上位または下位の通貨ペアを確認し、最もトレンド発生中の傾向が高い通貨ペアを選び、トレンドの方向を確認します。
なお、計測期間に関しては本日と一週間を見て短期、長期で確認するようにしています。基本的には短期と長期で同じ方向のトレンドが続いているときにエントリーを検討します。
ヒートマップを見て分析を補足する
続いてみんなのFX独自の特典である、ヒートマップを使って確認します。決定したエントリー方向と同じ方向に強弱が出ていればベターです。
チャートを確認する
もちろん通貨強弱だけでなく実際のチャートも確認します。
チャートを見ると、トレンドを描いているものの抵抗帯があればもうひと波乱あるかもしれません。
通貨強弱以外のテクニカル分析も使って、本当にここでエントリーするべきなのかどうか、最後にもう一度確認します。
いけそうならエントリーする
ときには妥協する時もありますが、以上を確認の上エントリーします。だいたい予想通りには動いてくれるのですが、難しいのはどのタイミングで決済するか。
ここまで紹介した手段を使えば含み益こそ生じるのですが、じゃあすぐ利確するのか、それとももう少し様子を見てみるのか、それが難しいところです。時には利確の様子を見続けてたら一気に相場が反転し、含み損に転じることもあります。
個人的には、トレール注文を使って少額でも利益を出していくのが良いかなと思っています。1つの参考にしてください。
通貨ペアの強弱を知って取引に役立てよう
通貨ペアの強弱を知ることで、誰でも簡単に取引の根拠の1つに使うことができます。ツール自体は先に紹介したように無料で使うことができまず。ぜひ一度通貨強弱を使ってチャートを分析してみてください。