FXで通貨強弱を使った取引手法を解説

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FXで通貨強弱を使った取引手法を解説

作成年月日 : 2022/06/01

FXで通貨強弱を使った取引手法を解説

ＦＸは国債や株式と違って、2つの異なる国の通貨を売買して行う取引形態です。米ドルだけを買う、ユーロだけを買う、という選択はできず、「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」といったように、異なる通貨をペアにして取引します。では、この通貨ペアの組み合わせをどこにしたら正解なのか？という点が気になりますよね。

証券会社は数多くありますが、通常どこでも通貨ペアは10～20前後を取り扱っています。その中でお好きな通貨の組み合わせを選択していけば良いのですが、バリエーションがあるとかえって迷ってしまいますよね。特に米ドルやユーロは馴染みがあるけど、自分にとってややマイナーな通貨は「大丈夫なのだろうか？」と不安に感じることもあるでしょう。そこで、着目したいのは通貨そのものの強弱性です。その通貨自体がFX市場においてどれだけ強いか把握することで、効率的に最適な通貨ペアを組み合わせることが期待できるでしょう。

通貨強弱とは何か？
どの通貨ペアを狙うか
通貨強弱のデメリット
まとめ

通貨強弱とは何か？

FXにおける通貨強弱とは、その通貨が単体でどの程度買われているか、売られているかを分析する手法のことを指しています。トレード中にこの通貨強弱を表示させるツールがあったり、この通貨強弱と他のテクニカル指標と組み合わせたり、日々のトレードの中で活用する方も多くいらっしゃいます。

通貨強弱の手法を使えば需要の高まっている通貨を知ることができ、そのような通貨はトレンドが発生しているといえます。多くの資金が流入しやすい通貨は買い圧力がどんどん高まり、その通貨の買いポジションを持っていると勝率がグンと高まります。一度トレンドが発生しそれが長期化すると、不安定な社会情勢の中ではどんどん通貨価値が上昇するので、より早く買いポジションを入れておくという戦略が重要です。

FXにおいて相場のほとんどはレンジ相場（ボックス相場）で大きな変動はありません。そうした中で利益を上げるワンランク上の手法は、通貨強弱と言っても過言ではないでしょう。通貨強弱をモニターに写し出すことでビジュアル的にも分かりやすく、より適切なタイミングでエントリーすることに役立ちます。

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どの通貨ペアを狙うか

通貨強弱を知っておけば、トレードにおいてどの通貨ペアを選択すればよいか判断する一つの基準になるでしょう。

多くの証券会社はFXビギナーの方にも分かりやすいように、通貨ペアランキングなどを公表しています。なので、手始めにまずはそこから何となく選択する方も多いのではないでしょうか。確かにランキング上位から選べば、通貨強弱ツールを使わずとも取引の多い通貨を自ずと選択できるので合理的とも言えます。

数ある通貨の中でも認知度の高いドルやユーロ、ポンドはメジャー通貨と言われるのに対して、南アフリカランドやトルコリラなどの通貨はマイナー通貨と分類されています。マイナー通貨は取引量が少ない分、何かあると大きく変動するためリスクの高い通貨ですが、レートが動いた時には一瞬で利益が出やすい魅力も一面として持っています。マイナー通貨はそれはそれでメリットがある局面もありますので、ご自身のトレードスタイルや期間なども考慮に入れて、適切な通貨ペアを選択することがおすすめです。

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通貨強弱のデメリット

一般的に多くの方がメジャー通貨から選択するかと思います。最初は思うようにいかなくても、MACDやパーフェクトオーダーといったテクニカル分析を加えたり、通貨強弱といったツールを取り入れたりと、徐々に研究や分析を加えていきましょう。

勝つFXには経験や知識、分析が重要です。そして、通貨強弱をメインにFXトレードを考えている方はデメリットにもご注意下さい。そもそも通貨というもの自体がその国の経済状況や社会情勢によって価値が大きく変動します。近年の戦争でロシアのルーブル通貨が大きく下落し、なかなか回復しないのもその一例と言えるでしょう。なので安定した情勢の時は基本的に大きな動きがあまりないメジャー通貨でも、国際情勢によっては下落は抗えない場合もあるということです。

また安定している国の通貨でも、朝強かった通貨が夜には弱くなっていたりと特に理由はなくとも1日のうちで変動することはよくあります。通貨強弱ツールを使って勝率を上げる方もいますが、どの分析やツールも相場によっては弱い局面があるのはどうぞお忘れのないようにして下さい。

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まとめ

日々ニュースや国際情勢をチェックしていても、様々な要因が絡まって複雑に変動するのが通貨というものです。特に2国間の通貨を選択するとなると情報量や判断基準も増えて大変ですよね。どの通貨が信頼され需要が高まっているのか、そのことを知る通貨強弱は日々のトレードにおいて心強いツールと言えるでしょう。

モニター上に表示させることができるので、視覚的に分かりやすいものは取引をより有利に導いてくれるはずです。トレードスタイルは様々ですが、初動を重視する人ほど多角的な視点でエントリーのタイミングを計っています。通貨強弱で通貨そのものの価値を意識しながら行うことは大変有効なアプローチの一つと言えます。

しかし、前述したように通貨強弱にもデメリットもあります。通貨というものは環境によって大きく変動するものですので、その性質をよく知った上で上手に取り入れていくと良いでしょう。

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