株式会社ジェーシービーが発行するクレジットカードの特徴と種類
株式会社ジェーシービーは1961年に誕生した業界大手の発行会社です。発行しているカードの種類は多く、年会費無料の若年層向けカードから、ブラックカードクラスの高級カードまで揃っています。また、他社と提携した提携カードも豊富です。この記事ではJCBが発行しているカードの特徴と種類を紹介していきます。
商号 | 株式会社ジェーシービー |
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所在地 | 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア |
設立 | 1961年1月25日 |
カード会員数 | 123,004,000人(2018年9月末日時点) |
貸金業者登録番号 | 公式サイト参照 |
カードの紛失・盗難時問い合わせ番号 | 公式サイト参照 |
目次
JCBが発行しているクレジットカードの6つの特徴
JCBが発行しているカードは特定のカードを除き、共通する特徴・特典があります。その中でも人気の特徴・特典や、他社にはないものを6つピックアップしたので1つずつ見ていきましょう。
1.カード利用で貯まったポイントは利用用途が豊富!ディズニーランドチケットとの交換も!
JCBが発行するカードで買い物すると、支払金額に応じてOki Dokiポイントが貯まります。
貯まったポイントは家電、商品券、提携するポイントとの交換はもちろん、旅行代金、保険料金への充当、レストラン、ホテルの利用券など、豊富な特典と交換できます。交換の申請はJCB会員専用サイトのMyJCBか、電話、郵送でできます。
また、JCBはディズニーと提携しており、Oki Dokiポイントでディズニーランド/ディズニーシーの入園チケット、年間パス、周辺ホテルの宿泊チケット、オリジナルグッズなどのディズニー関連商品と交換できます。
ポイントから話は逸れますが、毎年抽選でJCBカード会員を貸し切りのディズニーランドに招待する「JCBマジカル」というキャンペーンが行われており、この特典のためだけにJCBカードに入会する人も多いようです。
2.電子マネーのQUICPay、ETCカードが無料で使える
JCBが発行するクレジットカードなら、カード申込時に電子マネーのQUICPayとETCカードを無料で発行できます。
まずはQUICPayについて紹介します。QUICPayはクレジットカードと一体になった電子マネーで、読み取り端末にクレジットカードをかざすことで支払いが完了します。
QUICPayで支払った金額はカード利用分として後日請求されるので、他の電子マネーのように事前のチャージが不要です。また、QUICPayでの支払い分もOki Dokiポイント付与の対象となります。
続いてETCカードについて紹介します。ETCカードはETC車載器に取り付けることで、高速道路を乗り降りする際にETCゲートを使えます。
高速道路の利用金額はETCカードに紐付いているクレジットカードから引き落とされます。つまり、ETCカード利用分もOki Dokiポイントの付与対象となります。
他のクレジットカード発行会社でもETCカードの発行サービスを行っていますが、年会費や発行手数料が有料の場合がほとんどです。JCBなら完全無料で利用できるので、ETCカードのためにJCBカードに申し込むのも良いでしょう。
3.JCBトラベルなら旅行の手続き・準備を任せられる!ポイント払いも可
JCBの特典で特に人気なのがJCBトラベルです。旅行に関する手続きの代行や、最適な旅行プランの提案などを行ってくれる他、貯めたOki Dokiポイントを1ポイント=5円としてツアー料金に充当できます。また、ツアーに申し込んだ場合は、JCBが発行するカードで払えばもちろんOki Dokiポイントも貯まります。
4.海外旅行でのサービス・特典が豊富
JCBは海外旅行でも重宝するカードです。JCBが発行しているほとんどのカードには海外旅行保険が付帯していて、ツアー料金や旅行中の公共交通機関の運賃をカード決済すると補償の対象となります。
保険金が支払われるのは主に以下の場合です。
- 旅行中に死亡したり後遺障害を負った場合
- 旅行中に怪我や病気で治療を受けた場合
- 旅行中に他人を怪我させたり、ものを壊して損害賠償を請求された場合
- 旅行中に携行する所有物を盗まれたり事故により壊れた場合
- 旅行中に行方不明になり、捜索活動等が行われた場合
JCBカードの中でもゴールドカードなどの一部のカードは、付帯条件が利用付帯ではなく自動付帯しているものもあり、それらのカードの所有者であれば、カードで決済していなくても保険金が支払われます。
保険以外にもハワイのワイキキ・トロリーや、韓国の仁川空港とソウル間の鉄道で、JCBカードを提示するだけで運賃が無料になるキャンペーンも行われています。
更にJCB公式サイトでのダウンロードや、空港で配布されている「JCB優待ガイド」には、JCBが発行しているカードで支払うと優待サービスを受けられる海外加盟店が掲載されています。海外旅行の際はこのガイドがあるとよりお得に、充実した旅行ができるでしょう。
5.空港ラウンジ特典で待ち時間も快適に
JCBが発行するゴールドクラス以上のカードがあれば、クレジットカードと当日の航空券・搭乗券を提示するだけで、国内28か所の主要空港に属しているラウンジを無料で利用できます。空港によっては国内線だけでなく国際線にあるラウンジも利用できます。また、海外だとハワイのホノルル国際空港のラウンジも無料利用の対象です。
ラウンジではフリードリンクや無線LANサービス、雑誌や新聞を読みながら過ごせます。空港によっては喫煙スペースや、有料ですがアルコールやシャワー室を提供している場合もあります。
6.ショッピングガード保険が付帯する
JCBが発行するカードにはショッピングガード保険が自動付帯しています。これは、クレジットカードで購入した商品が、90日以内に破損・盗難などの被害に遭った際に、商品の購入金額や修理費用を補償してくれる掛け金無料の保険です。
ほとんどのカードは海外で購入した商品だけが補償対象ですが、ゴールドカード等であれば、国内で購入した商品も補償対象となります。
2種類のJCBカードと、それぞれの特徴
ここまでJCBカード全体に共通する特典を6つ紹介してきました。ここからは更に細かい部分を見ていきます。
JCBが発行しているカードには、他のクレジットカードと同じように2種類のカードが存在します。1つめはJCBが単独で発行している「プロパーカード」です。2つめは他社と提携して発行している「提携カード」です。
どちらも同じJCBカードですが、それぞれ異なる特徴を持っています。そこで次からはプロパーカードの特徴と、提携カードの特徴を紹介していきます。
プロパーカードはJCB独自の特典とグレードアップが魅力
プロパーカードはJCBが発行するメインのカードであり、JCB独自の特典が受けられます。例えばJCBオリジナルシリーズと呼ばれるラインナップに属したカードであれば、セブンイレブンやスターバックス、Amazonなどでカードを使うと2倍以上のポイントが貯まります。
また、長くカードを使うと信用度が上がり、JCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBザ・クラスと、よりステータスが高く、よりエグゼクティブな特典が付帯したカードを保有できます。
大手カード会社のメインカードを持つ安心感や、将来的にゴールドカードやプラチナカードを持ちたいと考えているなら、プロパーカードに申し込むと良いでしょう。
提携カードは、提携会社で利用するとメリットが大きい特化型のカード
JCBと他社が提携して発行しているクレジットカードのことを提携カードと呼びます。例えばANAと提携して発行しているANA JCB 一般カードや、東京地下鉄株式会社と提携したTokyo Metro To Me CARD PrimeなどがJCBの提携カードに該当します。
これらの提携カードは、提携会社が運営しているサービスやお店での利用時に便利でお得になる特典が多いのが特徴です。もしも自身が頻繁に利用しているサービスやお店と提携したカードがあれば、そのカードに入会すると大きなメリットを受けられるでしょう。
また、独自のポイントが貯まったり、貯めたポイントを独自のレートで交換できたりもします。カード毎に大きく異なる特徴を持つので、それぞれのカードスペックをよく見比べましょう。