QUICPay(クイックペイ)とは?メリットからポイントやマイルが貯まるお得なクレジットカードまで徹底解説
QUICPay(クイックペイ)とは、ジェーシービーが運営している電子マネーのことです。使えるお店はコンビニや飲食店を中心に、ガソリンスタンドや自販機など豊富で、他の電子マネーと比較しても利用できるお店が多いのが特徴です。特にコンビニはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクス、ミニストップ、デイリーヤマザキなど主要コンビニを網羅しており、QUICPayさえあれば全国どこでも現金なしでもある程度生活できることから、キャッシュレス派の人に人気の電子マネーです。
QUICPay自体は費用も無料で年齢制限もありません。しかし、基本的にQUICPayに対応したクレジットカードを持つ必要があります。また、選んだクレジットカードによっては、QUICPayで買い物するとポイントやマイルが貯まって、お得に買い物できます。そのため、どのクレジットカードに入会してQUICPayを使うかが非常に重要になります。
それでは、QUICPayの仕組みや、QUICPayをお得に利用できるおすすめクレジットカードを紹介していきます。
QUICPayを使いたい人におすすめするクレジットカード
年会費(税別) | 還元率 | 国際ブランド |
---|---|---|
1,100円 | 0.5~1.0% | AMEX |
QUICPayで支払いたいならセゾンパール以外ありえない。このカードのQUICPayで支払うと、還元率が通常の6倍(3%)になるという素晴らしい特徴を持つ。ただし。カード単体では使えず、Apple PayもしくはGoogle Payなどの登録が必須だ。年会費は有料だが、初年度無料、次年度以降も年1回のカード決済で無料になるため、実質無料と言える。
暮らしの達人経由での新規入会でQUICPay決済時のポイント還元率が2%にアップ(通常の4倍)!(※毎年12月から翌年11月末までの1年間で、対象決済額が累計30万円に達した月の引き落とし分まで)
さらに以下の条件クリアで最大8,000円相当をプレゼント!
- 入会翌月末までに50,000円(税込)以上のカード利用で5,000円相当の永久不滅ポイント付与
- 条件1をクリアの上、キャッシング1回以上の利用で1,500円相当の永久不滅ポイント付与
- 条件1をクリアの上、ファミリーカードの発行で1,500円相当の永久不滅ポイント付与
目次
おすすめクレジットカード3選
年会費無料
三井住友カード(NL)ついに出た年会費無料の三井住友カード。還元率は0.5%だが対象コンビニ等では2.5%にアップ。カード番号はスマホアプリから確認可能。SBI証券での投資信託購入でポイント付与も。
QUICPay決済で還元率2%
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードApple PayまたはGoogle Payに登録してQUICPayとして決済すると、通常の4倍のポイントが貯まり、還元率2%にアップ(上限あり)。スーパーなどでの買い物はこのカードがお得。
QUICPayの基礎知識とメリット
まずはこれからQUICPayを持ちたいと考えている方のために基礎知識とメリットを紹介します。
QUICPayは電子マネーの一種で、クレジットカードとは異なります。電子マネーと言えばSuicaやICOCA、SUGOCAが馴染み深いと思います。実際にQUICPayもSuicaと同じようなもので、QUICPayカード(もしくはQUICPayが付帯しているクレジットカード)をお店に置いてある決済端末にかざすと、それだけで買い物ができる仕組みです。また、SuicaにモバイルSuicaというものがあるように、QUICPayにもおサイフケータイで使用するモバイル版もあります。
一方でSuicaと異なるのが支払いのタイミングです。Suicaは事前に現金をチャージ(入金)して使うプリペイド型の電子マネーです。Suica以外にも、楽天EdyやWAON、nanacoなども同じ使用方法です。
QUICPayの場合はこれらと異なり、なんとチャージが必要ない後払い型(ポストペイ型)の電子マネーです。これならば残高が足りずに買い物できない恐れがありませんし、いちいちチャージのために時間を割く必要もありません。これがQUICPay最大のメリットです。
同様の電子マネーはQUICPay以外にiD、PiTaPaくらいしかない、珍しい種類の電子マネーです。
そして後払いということで必要になるのがクレジットカードなのです。ポストペイ型電子マネーで支払った金額はクレジットカードに請求されます。例えばQUICPayで100円を払うと、結果的にクレジットカードで100円払ったことになるのです。このため、ポストペイ型の電子マネーに申し込むには、対応したクレジットカードが必要になるわけです(例外もあります)。
また、クレジットカードに請求がいくということは、クレジットカードで決済した時と同じようにポイントやマイルが貯まるということです。QUICPayは自販機やファストフードなど、通常はクレジットカードで支払いができないお店でも決済できるので、より多くの場所でポイントやマイルを貯められるのがメリットです。
QUICPayに対応しているクレジットカード
QUICPayはジェーシービーが運営している電子マネーなので、ジェーシービーが発行するクレジットカードであればほぼ確実に利用できます。しかもクレジットカードそのものにQUICPayがくっついてるものがほとんどなので、クレジットカード1枚でクレジット払いもQUICPay払いもできます。
他にも、モバイル版のQUICPayにのみ対応しているクレジットカードや、Apple Payに登録することでQUICPayとして利用できるクレジットカードなどがあります。一部を下記にまとめます。
- 入会すれば誰でもQUICPayが使える主なクレジットカード
- JCB一般カード
- JCBゴールドカード
- JCBカードエクステージ
- JCBゴールドエクステージ
- JCBエイト(EIT)
- オリコカード ザ ポイント(OricoCard THE POINT)
- オリコカード ザ ポイント プレミアムゴールド
- リクルートカード
- JALカード(JCB)
- ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- ANA JCB 一般カード
- ENEOSカード S
- ENEOSカード P
- ENEOSカード C
- QUICPayを使うためにおサイフケータイ対応端末が必要になる主なクレジットカード
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンカードインターナショナル
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- QUICPayを使うためにApple Pay対応端末が必要になる主なクレジットカード
- JALカード Suica(JCB)
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンカードインターナショナル
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- エポスカード
- REX CARD Lite
- 「ビュー・スイカ」カード
- ビックカメラSuicaカード
- MUFGカード・イニシャルカード
- MUFGカード ゴールド
- 楽天カード
- ヤフーカード
QUICPayをお得に利用できるクレジットカード
QUICPayを利用する際には、引き落とし先に設定するクレジットカードを慎重に選びましょう。QUICPayで支払うとクレジットカードから引き落とされるため、クレジットカードのポイント還元率や貯まるポイントの種類によって、お得になる度合いが異なるからです。
例えば、還元率0.5%のクレジットカードを引き落とし先に設定した場合は、QUICPayの支払いでの還元率も0.5%となります。さらに還元率1%のクレジットカードを引き落とし先に設定すれば、QUICPayでの支払いでも還元率が1%になります。
また、好きなポイントやマイルが貯まるクレジットカードを引き落とし先に設定すると、QUICPayでの利用でも好きなポイントやマイルが貯まります。
- QUICPayをお得に利用するためのクレジットカードの選び方
- ポイント還元率が高いものを選ぶ
- 貯まるポイントが使いやすい・貯まって嬉しいものを選ぶ
以上を踏まえたうえで、QUICPayをお得に利用できるおすすめクレジットカードを紹介していきます。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード:還元率は最強の3%!
「QUICPayでお得にカード決済したい!」というニーズをお持ちなら、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードで間違いありません。このカードは通常、支払額1,000円につき1ポイントが貯まる、還元率0.5%の平凡なカードです。しかし、QUICPayでの決済時はポイントが6倍となり、還元率は3%に大幅アップします。
なお、注意点が1つあります。それは、このカード単独ではQUICPay決済ができないことです。Apple PayやGoogle Pay、もしくはおサイフケータイ対応端末のみで利用可能なセゾンQUICPayのいずれかを使って決済する必要があります。逆に言えば、上記3つのいずれかのサービスに対応している端末を持っていないと、カードに入会してもQUICPay決済できません。
また、この特徴はキャンペーンなので一時的なものです。ただし終了期間は告知されていません。また既に1年以上続いているので、今後も継続される見込みが高いでしょう。
年会費は1,100円(税込)かかります。しかし初年度は無料で、年1回のカード決済があれば翌年度も無料になります。つまり年に1回でもカードを利用していれば無料で使い続けることができます。
年会費(税別) | 還元率 | 国際ブランド |
---|---|---|
1,100円 | 0.5~1.0% | AMEX |
QUICPayで支払いたいならセゾンパール以外ありえない。このカードのQUICPayで支払うと、還元率が通常の6倍(3%)になるという素晴らしい特徴を持つ。ただし。カード単体では使えず、Apple PayもしくはGoogle Payなどの登録が必須だ。年会費は有料だが、初年度無料、次年度以降も年1回のカード決済で無料になるため、実質無料と言える。
暮らしの達人経由での新規入会でQUICPay決済時のポイント還元率が2%にアップ(通常の4倍)!(※毎年12月から翌年11月末までの1年間で、対象決済額が累計30万円に達した月の引き落とし分まで)
さらに以下の条件クリアで最大8,000円相当をプレゼント!
- 入会翌月末までに50,000円(税込)以上のカード利用で5,000円相当の永久不滅ポイント付与
- 条件1をクリアの上、キャッシング1回以上の利用で1,500円相当の永久不滅ポイント付与
- 条件1をクリアの上、ファミリーカードの発行で1,500円相当の永久不滅ポイント付与
リクルートカード(JCB):還元率常時1.2%
JCBブランドを選んだ場合のみに限定されますが、このカードに入会すれば、後からカードタイプのQUICPayを無料で追加発行できます。
リクルートカードはポイント還元率が1.2%と高いことで人気を得ています。これはつまり100円の買い物で1.2円分のポイントが返ってくる計算になります。一般的なクレジットカードの還元率は0.5%程度で、あの楽天カードでも1%止まりなので、リクルートカードの優位性がわかると思います。
貯まるポイントはリクルートポイントというリクルートカード特有のポイントが貯まります。以前はリクルートグループのサービス内でしか利用できず評判が悪かったのですが、現在では1ポイント→1ポイントのレートでPontaに交換できるようになり、デメリットは解消されました。
Pontaならご存知の方も多いと思いますが、ポイントカードのPontaカードがあればローソンやGEO、昭和シェル、ケンタッキーなど様々なお店で1ポイント=1円として利用できます。
また、リクルートカードは年会費が無料という点も忘れてはいけません。年会費有料のカードでもこれほどの還元率を常時誇るカードはありません。メリットの大きなカードですので、QUICPayの引き落とし先として使うだけでなく、普段の買い物やサービスの利用などにも活用してもらいたいおすすめクレジットカードです。
オリコカード ザ ポイント:還元率1%で年会費無料!コスパ抜群
オリコカード ザ ポイントも年会費無料でポイント還元率1%というコストパフォーマンスの高さを誇ります。さらにこのカードの売りは、初めからカードにQUICPayが搭載されていることと、QUICPay以外にもiDという電子マネーを利用できることです。2種類の電子マネーをこのカード1枚で利用できるため、非常に多くのお店で電子マネー払いできるわけです。
オリコカード ザ ポイントは国際ブランドをJCB、VISA、マスターカードの3つから選択できます。どのブランドを選んでも、発行されたクレジットカードに初めからQUICPayの機能が付いてきます。したがって、リクルートカードのようにクレジットカードとQUICPayカードを別々に持たなくても良い、というメリットがあります。
しかも、利用できる電子マネーはQUICPayだけでなく、iDもあります。つまりオリコカード ザ ポイント1枚で、クレジットカード払い、QUICPay払い、iD払いの3種類の支払い方法を利用できます。これがあるだけで、日常生活での現金の出番は大きく減るでしょう。
もちろん、QUICPayの利用でもiDの利用でもポイント還元率は1%です。貯まるポイントはオリコポイントで、Amazonギフト券やTポイント、楽天スーパーポイントなどに交換できます。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード):QUICPayでの決済でANAマイルが貯まる
ANAマイルを貯めている方であれば、QUICPayの利用でANAマイルが貯まるANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)をおすすめします。
ソラチカカードはANAカードの1種で、月間のカード利用額1,000円につき最大10マイルが貯まります。QUICPayがあれば、クレジットカード払いに対応していないファストフード店や自販機でも支払えるため、他のANAカードではマイルを貯められないお店でもソラチカカードならマイルを貯められます。
QUICPayが使えるANAカードはソラチカカードだけでなく、JCBブランドのANAカードであれば全て利用可能です。したがってQUICPayを使ってANAマイルを貯めることが目的であれば、どのカードを選んでも構いません。
ここであえてソラチカカードを選んだのは、このカードはQUICPayが使えるカードの中では唯一PASMOも付帯していて、PASMOへのチャージでもマイルが貯まるからです。さらには東京メトロに乗車する度にもマイルに交換できるポイントが貯まるため、利用環境によっては他のANAカードと比較して圧倒的にマイルが貯まりやすい特徴を持ちます。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
JALカード(JCB):QUICPayでの決済でJALマイルが貯まる
JALマイルを貯めている方であれば、JALカード(JCB)に入会しましょう。 JALカードの中で唯一、入会後にカードタイプのQUICPayを無料発行できます。
JALカード(JCB)を利用すると、200円の支払いでJALマイルが1マイル貯まります。QUICPayの支払いでも、200円で1マイルが貯まります。
また、年会費3,300円(税込)を払ってJALカードショッピングマイル・プレミアムに入会すれば、通常のカード払いでもQUICPay払いでも100円で1マイル付与にレートがアップするため、入会しておくことをおすすめします。
JALカード(JCB)の上級カードであ理、空港ラウンジサービスや優先チェックインサービスなどが付いた、年会費11,000円(税込)のJALカードCLUB-A(JCB)、同じく18,700円(税込)のJALカードCLUB-Aゴールド(JCB)でもQUICPayが使えます。
ショッピングでマイルを貯めるのが中心であればJALカード(JCB)で十分だと思いますが、JAL便に搭乗する機会があるのであれば、搭乗時のボーナスマイル付与レートが高く、便利な特典も付帯している上級カードを検討しても良いでしょう。スペックを比較してみてください。
なお、JCBブランドのJALカードには他にJALカード OPクレジットとJALカード Suicaがありますが、これらのカードではQUICPayを申し込めません。ただし、JALカード Suicaの場合は、Apple Payに登録することでQUICPayとしての支払いが可能になります。もしもiPhone7/7Plusや最新のApple Watchを持っているならば、こちらのカードに入会しても良いでしょう。