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【一覧表】新NISAのクレカ積立はどれがおすすめ?証券会社とクレジットカードの組み合わせを比較

公開年月日 : 2023/12/20

【一覧表】新NISAのクレカ積立はどれがおすすめ?証券会社とクレジットカードの組み合わせを比較

2024年から始まる新NISAは、クレジットカードでの投資信託購入に対応しています。クレジットカードで購入することでポイントが貯まるため、現金で積み立てるよりも有利です。

そしてどのクレジットカードが使えて、どのくらいのポイントがもらえるのかは、「どの証券会社でどのクレジットカードを使うか」によって左右されます。

どれがベストな組み合わせなのかは人による部分が多いのですが、まずは単純に還元率など数字で比較した結果を紹介します。

その後、私が「SBI証券で三井住友プラチナプリファードを使って積み立てる」選択を選んだ理由も紹介していきます。

どの銘柄を積み立てているのかも紹介します!

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新NISAはどのクレカで積立するのがおすすめ?各組み合わせを比較!

どの証券会社でどのクレジットカードを使えば良いのか、比較項目は色々とありますが細かく見たらキリがないので、ここでは単純に「年会費」「ポイント還元率」「投資上限額」の3項目を比較して、クレカ積立で最も利益を得られる組み合わせはどれかを比較してみました。

クレカ積立対応の主な証券会社とクレジットカード比較表

証券会社 カード名 年会費 還元率 月額投資上限 見込み利益※1
楽天証券 楽天カード 無料 1.0%※2 10万円 12,000円
楽天ゴールドカード 2,200円 1.3%※2 10万円 12,800円
楽天プレミアムゴールドカード 11,000円 1.5%※2 10万円 7,000円
SBI証券 三井住友カードNL 無料 0.5% 5万円 3,000円
三井住友カードゴールドNL 5,500円 1.0% 5万円 500円
三井住友カードプラチナプリファード 33,000円 5.0% 5万円 -3,000円
マネックス証券 マネックスカード 550円※3 1.1% 5万円 6,050円
auカブコム証券 au Payカード 無料 1.0% 5万円 6,000円
tsumiki証券 エポスカード 無料 0.5% 10万円 6,000円
大和コネクト証券 セゾンカードデジタル 無料 0.5% 10万円 6,000円

※1:1年間投資上限いっぱいで積み立てた場合に獲得できるポイントから年会費を引いた金額。
※2:楽天キャッシュへのチャージを含む。
※3:初年度無料。投資を含め年1回のカード利用で翌年度の年会費無料なので、投資を続ける限りは毎年無料で使える。

上記表を見ると、楽天証券で楽天カードを使って積み立てるのが最もお得な組み合わせだと言えます。

利益額で言えば楽天ゴールドカードがトップですが、年会費無料の楽天カードと比較して得られる利益は+800円だけなので、年会費無料の楽天カードで十分でしょう。

楽天ゴールドカードって以前は楽天市場での還元率が楽天カードよりも高かったけど、今は同じになっちゃったし、ほとんどメリットのないカードになってしまった。

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ただし、楽天証券での積立には細かい注意点もあるので次の項目で解説していきます。

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結論:楽天証券×楽天カードが最もおすすめ!

楽天カード

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先の通り、単純に比較すると楽天証券で楽天カードを使って積み立てるのがおすすめです。この方法ならポイント還元率が高い上、カード年会費もかからないので無駄なコストがかかりません。楽天カードを持っていない人も、投資のためだけに楽天カードを発行してもデメリットがありません。

1点だけ注意したいのが、楽天証券でのクレカ積立はちょっと特殊で、カードに加えて楽天キャッシュを使う必要があることです。楽天キャッシュとは楽天版のAmazonギフト券みたいなものです。楽天カードから楽天キャッシュにチャージすることで、チャージ額の0.5%が還元されます

そして楽天証券では、楽天カード単独では月5万円までしか購入できません。しかし楽天キャッシュでも月5万円まで購入できます。つまり、 10万円のうち半分は楽天カードで直接購入し、もう半分は楽天カードから楽天キャッシュにチャージして購入することになります。

  • 楽天カードでの積立:月5万円までで還元率0.5%
  • 楽天カードから楽天キャッシュにチャージして積立:月5万円までで還元率0.5%(チャージ時)
  • 合計投資額月10万円で還元率1%!

手間はかかりますが、間接的に楽天カードで10万円購入でき、合計還元率が1%となる仕組みです。

ただし!楽天はサービスの改定頻度がめっちゃ高い!クレカ積立も元々1%だったのに、0.2%に下がったと思ったら0.5%になって今に至ります。楽天モバイルの不振もあって、最近は悪い方向への改定が多い印象。

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代行手数料0.4%以上の銘柄ならポイント還元率アップだが…:

上記の通り、楽天カード+楽天キャッシュでの積立では還元率1%となります。この時、代行手数料0.4%以上の銘柄を買う場合は1.5%にアップします。しかしこれは要するに「手数料が高い商品を買う場合は還元率上乗せ」というものです。わざわざ還元率を上げるために手を出すのはおすすめしません。

楽天カード
  • 年会費無料でポイント還元率1%の高コスパ
  • カード利用で貯まるポイントは1ポイント=1円としてカード請求金額から差し引き
  • 楽天証券を通して投資信託の購入が可能
年会費 還元率 国際ブランド
無料 1.0~3.0% VISA, Master, JCB, AMEX

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新規入会+カード利用で最大5,000円相当のポイントプレゼント!

  1. 新規入会後、「楽天e-NAVI」での受け取り申請でもれなく2,000ポイント付与
  2. 申込日の翌月末までに1回以上のカード利用で3,000ポイント付与(期間限定ポイント)

キャンペーン期日:未定

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楽天証券
  • 毎月10万円までクレカ積立可能
  • 国内単元株の取引手数料完全無料
  • 楽天ポイントを使って投資信託や国内株を購入可能
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2024年中にすべての証券会社で投資上限10万円になる可能性あり

楽天証券は楽天カードと楽天キャッシュを併用して月間10万円まで積立できるのがメリットです。同じように、 tsumiki証券・大和コネクト証券も毎月10万円までクレカ決済できるため、他社よりも有利です。

一方でSBI証券・マネックス証券・au株コム証券は月間5万円までしか積み立てることができません。

このように証券会社によって上限に差がある理由には、法律の影響があります。しかし今後この法律が改正予定であり、おそらくどの会社も10万円まで投資できるようになると思われます。

マネックス証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:清明祐子、以下「マネックス証券」)は、「マネックスカード」での投資信託の購入上限額を、2024年に予定されている金融商品取引法に関する内閣府令が改定され次第速やかに、月5万円から月10万円に変更できるよう対応いたしますことをお知らせいたします。

引用元:「マネックスカード」での投信積立上限額についてのお知らせ | 最新情報 | マネックス証券(2023年12月20日取得)

今の所は楽天証券が圧倒的おすすめですが、この法改正を受けてまた各社改定が行われるだろうと思われます。特に楽天証券のライバルであるSBI証券が、このまま楽天証券との差を放っておくとは思えません。おそらく何か仕掛けてくるでしょう。

NISA口座の引越しは可能:

NISA口座は1人1つしか持てませんが、証券会社を途中で変えることは可能です。ただし、手続きできるタイミングとできないタイミングがあるのでちょっと面倒です。また、保有している投資信託も別の会社に移すことが可能です。ただしこちらは手数料がかかる。

以前SBI証券が「楽天証券からSBI証券に投資信託を移す場合は手数料無料」っていうキャンペーンを行なってたことがあります。ライバルだからね。

補足の達人

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私の新NISA設定内容を紹介

還元率に注目すると楽天証券×楽天カードがおすすめだと言えます。しかし、いろいろな面で比較してみると、その他の組み合わせの方が魅力的なケースもあります。

私の場合、楽天証券ではなくSBI証券×三井住友プラチナプリファードという組み合わせを選びました。私がそうしている理由を紹介していきます。

また、この組み合わせで実際にどんな銘柄を積み立てているのかも紹介するので、こちらも参考にしてください。

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SBI証券×三井住友プラチナプリファードを選んだ理由

三井住友プラチナプリファード

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改めて先ほどの比較表を見てください。SBI証券×三井住友プラチナプリファードは還元率5%と、驚異の値を誇ります。

クレカ積立対応の主な証券会社とクレジットカード比較表

証券会社 カード名 年会費 還元率 月額投資上限 見込み利益※1
楽天証券 楽天カード 無料 1.0%※2 10万円 12,000円
楽天ゴールドカード 2,200円 1.3%※2 10万円 12,800円
楽天プレミアムゴールドカード 11,000円 1.5%※2 10万円 7,000円
SBI証券 三井住友カードNL 無料 0.5% 5万円 3,000円
三井住友カードゴールドNL 5,500円 1.0% 5万円 500円
三井住友カードプラチナプリファード 33,000円 5.0% 5万円 -3,000円
マネックス証券 マネックスカード 550円※3 1.1% 5万円 6,050円
auカブコム証券 au Payカード 無料 1.0% 5万円 6,000円
tsumiki証券 エポスカード 無料 0.5% 10万円 6,000円
大和コネクト証券 セゾンカードデジタル 無料 0.5% 10万円 6,000円

※1:1年間投資上限いっぱいで積み立てた場合に獲得できるポイントから年会費を引いた金額。
※2:楽天キャッシュへのチャージを含む。
※3:初年度無料。投資を含め年1回のカード利用で翌年度の年会費無料なので、投資を続ける限りは毎年無料で使える。

年間60万円投資できるので、得られるポイントは合計30,000円相当です。しかし年会費が33,000円(税込)もするので、差し引きすると-3,000円となります。投資のためだけに使用すると手数料負けするのでおすすめできません

しかし、三井住友カードプラチナプリファードには下記のメリットがあります。

  • 基本のポイント還元率が1%
  • 対象店での利用で還元率最大20%
  • 年間100万円利用ごとに10,000円相当のボーナスポイント付与(400万円まで)(還元率最大2%)
  • 「選べる無料保険」で、個人賠償責任保険などに無料で加入できる
  • 家族カードが無料
  • カード番号をアプリで確認可能

要するに、投資だけでなく普段の還元率も高いので、メインカードとして使えるのです。さらに以前他人の自転車を破損させたけど、「選べる無料保険」のおかげで保険金を受け取れたこともあります。自転車保険などの代わりとしても使えます。

あまり万人受けするカードではないとは思いますが、お得・安心・便利な魅力があり、年会費33,000円(税込)を考慮しても自分に適しているカードだと思ったので選びました。もちろん新NISAでは毎月5万円マックスで積み立てていく予定です。

三井住友プラチナプリファード
  • 通常還元率1%ポイント重視のプラチナカード
  • SBI証券での投資信託購入で還元率5%にアップ
  • 年間100万円のカード決済ごとに10,000ポイントのボーナスポイントを贈呈
年会費(税込) 還元率 国際ブランド
33,000円 1% VISA
お申込み
SBI証券
  • 国内株取引手数料完全無料!スプレッドなし!
  • Vポイント・dポイント・Pontaで投資信託を購入可能
  • 毎月5万円までクレカ積立可能
お申込み

SBI証券が業務停止に!?:

12月15日に「SBI証券が不正行為を働いた」と報じられ、SBI証券もこれを認めました。今後業務停止命令が出される見込みとも言われています。

これを受けてSNS上では「SBI証券で取引できなくなるの!?」みたいな投稿が増えましたが、おそらくそこまで大ごとにはならないだろうと思われます。

ただし、これによってSBI証券の信用が失われたのは事実です。

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投資銘柄は「eMAXIS Slim 全世界株式」いわゆる「オルカン」

私が積み立てている銘柄は、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。「オール・カントリー」を縮めて「オルカン」と呼ばれます。おそらく投資信託の中でも1,2を争う人気の銘柄だと思います。

オルカンを選んだ理由は以下の2つです。

  • 信託報酬(投資信託の手数料)が激安
  • これ1つで世界中の銘柄に分散投資できる

信託報酬はただの手数料なので、低ければ低いほど良いものです。

ちなみに「投資信託はノーロードのものから選べ!」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。ノーロードとは、購入手数料が無料の投資信託のことを言います。信託報酬はそれとはまた別の手数料です。信託報酬が0円の投資信託はないと考えてOKです。

そして「全世界株式」と言われる通り、オルカンは世界中の株式で構成されているインデックスファンドです。これ1つで世界中に分散投資できるため、低リスクと言われています。

ただし、「分散すればするほど優れている」というものでもありません。例えばオルカンには中国の会社の株も組み込まれています。この先中国がさらなる成長を遂げれば良いのですが、万が一バブル崩壊みたいなことになれば、その分ダメージを受けます。

とはいえ、オルカン構成銘柄の半分以上がアメリカ株です。なので、アメリカ経済がどうにかならない限りはそんなに問題ないでしょう。

オルカン以外に人気の投資信託の中には、他にも「先進国の株だけ」「アメリカ株だけ」みたいなものもあります。個人的には「アメリカ株だけ」でも十分に分散投資されていると感じますし、先の通り全世界株式に投資することがベストとは限りません。銘柄選びに正解はありませんし、人気銘柄のこれまでの運用成績を比較してみると、そう大差ありません。

私の場合は「世界トップ経済国のアメリカ株にさえ分散投資できればそれで十分であり、全世界に投資する必要はない」と考えているものの、手数料の安さを重視してオルカンに決めました。どの銘柄を買えば儲かるかなんて分かりませんが、コスト面を考えればオルカンがベストなのは事実で確実です。

SBI証券で人気の3銘柄の信託報酬を比較すると以下の通り!オルカンがベストとは言っても、0.1%以下の世界なのでこれもまたそんなに差があるわけでもない。

補足の達人

  • 三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.05775%
  • 三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.09372%
  • SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:0.0938%

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