訂正仕訳：簿記で仕訳を間違えてしまった場合の訂正の仕方を解説

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公開年月日 : 2018/07/06 更新年月日 : 2018/08/29

このページでは、仕訳を間違えてしまった場合の訂正の仕方を解説します。

取引を誤って記帳した場合は下の手順で確認します。

①　誤った仕訳を考える: 誤って記帳してしまった仕訳の内容を確認します。試験では「貸方科目を貸方科目に誤って記帳していた」のように出題されるため、誤った仕訳を考える必要があります。
②　誤りを取り消す仕訳を考える: 記帳した仕訳をなかったことにするために貸借逆の仕訳を行い相殺します。
③　正しい仕訳を考える: 　本来の正しい仕訳を考えます。

既に①は記帳済のため②と③で考えた仕訳が訂正仕訳になります。

東京商店は大阪商店から売掛金1,000円を現金回収した際、貸方科目を売上と仕訳したため訂正するための仕訳を示しなさい。

最初に誤った仕訳を考えます。1,000円を現金回収したので借方（左側）に現金、貸方科目を売上と仕訳してしまったため貸方（右側）に売上と記入しました。本来は売掛金を計上すべきところでした。

仕訳-訂正仕訳-①誤った仕訳
借方科目	金額	貸方科目	金額
現金	1,000	売上	1,000

続いて、②誤りを取り消す仕訳を考えましょう。間違った仕訳をなかったことにするため、単純に①の逆仕訳を行います。

仕訳-訂正仕訳-②誤った仕訳の取り消し
借方科目	金額	貸方科目	金額
売上	1,000	現金	1,000

最後に、③正しい仕訳を転記します。売掛金を現金回収したので、現金を借方（左側）、売掛金を貸方（右側）に記入します。

仕訳-訂正仕訳-③正しい仕訳
借方科目	金額	貸方科目	金額
現金	1,000	売掛金	1,000

問題文は「訂正するための仕訳を示しなさい」と出題されるため、下の通り②と③の仕訳を書けば正解です。

仕訳-訂正仕訳-仕訳解答①
借方科目	金額	貸方科目	金額
売上	1,000	売掛金	1,000

または、

仕訳-訂正仕訳-仕訳解答②
借方科目	金額	貸方科目	金額
売上現金	1,000 1,000	現金売掛金	1,000 1,000

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