当座預金出納帳:当座預金勘定の詳細を把握できる補助簿の役割と記入例を解説
公開年月日 : 2018/07/06
更新年月日 : 2018/09/07
このページでは、補助簿のひとつである「当座預金出納帳(とうざよきんすいとうちょう)」の役割や記入例を解説します。
当座預金出納帳とは
当座預金出納帳とは、当座預金勘定の増減を詳しく記載した補助簿のことで、以前に解説した現金出納帳と似ています。
当座預金に入出金があった際に当座預金出納帳に都度記入するため、預金の動きや用途、残高など、総勘定元帳では分からない情報を把握することができます。
現金出納帳との相違点は当座借越により残高がマイナスになるケースがあることです。
当座預金出納帳のフォーマットと記入例
当座預金出納帳のレイアウトは利用する会社が使いやすいように自由に決められますが、日商簿記3級ではおおむね下のようなレイアウトで出題されることが多いです。
サンプルのフォーマットでは、①日付、②摘要、③収入・支出、④借方/貸方・残高を記入します。それぞれの記入ルールは以下の通りです。
項目 | 記帳ルール |
---|---|
① 日付欄 | 取引の行われた月日を記入します。 |
② 摘要欄 | 取引の内容を簡潔に記載します。 |
③ 金額記入欄 |
当座預金に関する取引金額を収入、支出の何れかに記載します。 増加した場合は収入、減少した場合は支出に記載します。 |
④ 残高記入欄 |
当座預金の残高を記載します。 当座借越により残高がマイナスの場合は、借/貸欄に貸と記載します。 |
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