FXの口座開設審査は資産がいくら必要?目安額を紹介
FXの口座開設を申し込むと、勤務状況や投資経験などとともに、年収や金融資産額を聞かれます。この「どれくらいのお金を持っているのか」は、FXの審査項目の中でも重要になる基準だと思います。では、いくらあれば審査に通るのでしょうか?
これについてはもちろんどのFX会社も非公表なので、絶対的に「いくらの年収/資産があれば大丈夫」とは言えません。しかし、実は一部のFX会社では年収や資産額について下限(申し込み基準)を公表しています。
そこでこの記事では、各FX会社の申し込み基準を参照して、だいたいいくらくらいの資産があれば審査に通ることができるのかを推測していきます。
\資産30万円以上あれば審査通過の可能性あり!/
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FX会社は申込基準を公表している!ここから資産額の目安が推測できる
FX会社の公式サイトを見てみると、実は申し込み基準を公表しているケースがいくつかあります。この基準を満たすことで申し込むことが可能であり、審査を受けることができます。つまり申し込み基準では、審査に通るための最低限のラインの一部を公表しているわけです。
例えば国内最大手のDMM FXでは以下のように申し込み基準を公表しています。要点は以下にまとめてますので詳しく読む必要はありません。
- 個人のお客様の場合
- (1) 取引のリスク・商品の性格・仕組・内容について十分理解していること。
- (2) ご自身の判断と責任により取引を行うことができること。
- (3) 日本国内に居住する満 20 歳以上 75 歳未満の行為能力を有する個人であること。
- (4) 本取引にかかる法令その他諸規則又は定款、その他の内規に違反せず、本取引のために必要な法令上の条件を満たしていること。
- (5) ご自身専用でかつパソコン又はスマートフォンで利用できる電子メールアドレスをお持ちであること(他の方と共有のメールアドレスでのお申込は受け付けておりません)。
- (6) パソコン又は当社所定のアプリをインストールして使用することが可能なスマートフォンでお取引することができる環境があること。
- (7) 当社からの電子メール又は、電話で常時連絡をとることができること。
- (8) 適宜、当社ホームページに掲載しているお知らせをご確認頂けること。
- (9) ご自身でインターネットを通して取引・確認・管理が行えること。
- (10) 契約締結前交付書面、契約締結時交付書面、約款、取引残高報告書、証拠金の受領に係る書面その他法令規則上交付すべき書面を電磁的方法により提供することを、書面又は電磁的方法よりご承諾頂けること。
- (11) 振込先預金口座は、国内に存するご本人様名義の金融機関口座を指定すること。
- (12) 当社の定める「個人情報の取扱いについて」に同意し、本人確認書類として当社の指定するものをご提出いただけること。
- (13) 当社から交付された日本語による諸通知の記載内容が理解できること及び、日本語による電話等での会話ができ、意思の疎通に支障がないこと。
- (14) 反社会的勢力について以下の点を誓約すること。
※「反社会的勢力」には、法令規則その他の事情に鑑み、当社が反社会勢力と認めたものを含みます。
- 現在、且つ将来にわたって、暴力団員・暴力団準構成員・総会屋・社会運動標榜ゴロ等の反社会的勢力に該当しないこと。
- 現在、且つ将来にわたって、反社会的勢力の企業の役職員ではないこと。
- 自ら又は第三者を利用して、暴力的な行為、法的な責任を超えた不当な要求行為、取引に関して脅迫的な言動をし又は暴力を用いる行為、風説を流布し偽計を用い又は威力を用いて当社の信用を毀損し又は当社の業務を妨害する行為等を行わないこと。
- マネーロンダリング等の公序良俗に反する取引、その他不法又は不正の疑いのある取引に利用するために取引を行わないこと。
- 上記に関して虚偽の申告をし、若しくはいずれかに該当する行為をしたと当社が判断した場合には、取引が停止され、又は通知により口座が解約されても異議申立てをしないこと。また、これにより損害が生じた場合でも、全て自己の責任とすること。
- (15) 日本証券業協会及び一般社団法人金融先物取引業協会並びに日本商品先物取引協会の会員の役職者等ではないこと。
- (16) その他当社が定める基準を満たしていること。
引用元:お取引口座開設お申込受付基準(取引開始基準)(2019年11月29日取得)
要するに最低限の設備を持っていないとダメ、反社会的勢力はダメ、など当然のことが記載されているだけです。ほとんどの人が間違いなく基準をクリアできていると思います。
他社に関してもDMM FXと同じような文言が並びますが、そんな中でGMOクリック証券とFXTFは金融資産に関する文言も載っています。
100万円以上の金融資産をお持ちであること(法人の場合、資本金または基本財産の額が100万円以上であること)
引用元:GMOクリック証券 – 口座開設受付・申込基準(2019年11月25日取得)
年収・金融資産又は換金可能資産が30万円以上であること
引用元:取引口座開設の申込み受付基準(2019年11月25日取得)
このように、ひと通り調べた中ではこの2社だけが必要最低限の金融資産額を公表しています。したがって、資産に不安があっても、それぞれの基準を上回っているのであれば、申し込んでみても良いでしょう。
今回具体的に分かったのはこの2例だけではありますが、上記から推測する限り、他社の審査においても数十万から数百万の金融資産があれば、審査に通る可能性が出てくると思います。
また、GMOクリック証券においては年収ではなく金融資産を基準としていることも注目したい点です。これも完全に推測ですが、FX会社は取引をたくさん行ってもらうことで儲けを得ることができます。
そのため、「年収=将来手に入るお金」よりも「金融資産=今手元にあるお金」の方を重視しているのではないかと考えられます。つまり年収が低い人でも、金融資産、つまり貯金がたくさんあればFXの審査に通る可能性は高いのではないかと思います。
審査通過の確率を上げるためには、複数のFX会社に申し込もう
以上、申し込み基準に基づいていくつか推測していきました。しかしあくまで推測ですので、やはり絶対に審査に通るとも言い切れません。審査が不安な人が少しでも審査に通る確率を上げるには、複数のFX会社に申し込むしかありません。つまり、下手な鉄砲数打ちゃ当たる作戦です。
FXの審査においては、複数社申し込んでもペナルティなどがありません。また、審査に落ちたらもう二度とその会社に申し込めないという規定もありません。そのため、自分の属性で審査が通る会社が見つかるまで、節操なく申し込み続けると良いでしょう。このあたりの情報は、下記の関連記事でも詳しく解説しているのでそちらもご覧ください。
もっとも、FXの審査に落ちることはそうそうありません。審査に通ることより、FXで利益を上げる方がよほど大変です。スタートラインに立てるよう、鋼のメンタルでさっさと口座開設を済ませてしまいましょう。
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