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国税の支払いはクレジットカードがお得で便利!おすすめクレジットカードまとめ

公開年月日 : 2018/01/12 更新年月日 : 2018/07/05

国税クレジットカードお支払サイト

引用元:国税クレジットカードお支払サイト(2018年1月11日取得)

2017年1月に「国税クレジットカードお支払サイト」が登場したことにより、クレジットカードで以下の国税を払うことが可能になりました。

  • 申告所得税及び復興特別所得税
  • 消費税及び地方消費税
  • 法人税(連結納税を含む)
  • 地方法人税(連結納税を含む)
  • 相続税
  • 贈与税
  • 源泉所得税及び復興特別所得税
  • 源泉所得税
  • 申告所得税
  • 復興特別法人税(連結納税を含む)
  • 消費税
  • 酒税
  • たばこ税
  • たばこ税及びたばこ特別税
  • 石油税
  • 石油石炭税
  • 電源開発促進税
  • 揮発油税及び地方道路税
  • 揮発油税及び地方揮発油税
  • 石油ガス税
  • 航空機燃料税
  • 登録免許税(告知分のみ)
  • 自動車重量税(告知分のみ)
  • 印紙税

引用元:クレジットカード納付のQ&A|納税証明書及び納税手続関係|国税庁(2018年1月11日取得)

これにより家にいながら納付できるようになっただけでなく、国税の支払いでポイントやマイルを貯めることが可能になりました。しかし、クレジットカードで国税を支払うと以下の手数料がかかります。

  • 1円~10,000円 82円
  • 10,001円~20,000円 164円
  • 20,001円~30,000円 246円
  • 30,001円~40,000円 328円
  • 40,001円~50,000円 410円

※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料82円が加算されます。

引用元:国税クレジットお支払サイト(2018年1月11日取得)

もしも還元率が低いクレジットカードを使えば、手数料が発生する分、かえって損をしてしまう恐れもあります。そのため、どのクレジットカードで支払うかが重要です。

そこで暮らしの達人では、国税をお得に支払うことが可能なおすすめのクレジットカードを、以下の3点を基準にピックアップしました。

  • 還元率が高い
  • ANAマイルがたくさん貯まる
  • JALマイルがたくさん貯まる

各カードのおすすめの理由と、カードの魅力をそれぞれ紹介していきます。

また、納税額が高額な方は、クレジットカードの限度額によってカードで払いたくても払えない悩みを抱えていると思います。そこで高額な税額でもクレジットカードで払う方法についても最後に紹介しますのでご覧ください。

還元率2% 国税の支払いでお得:LINE Pay

Line Pay

※追記
LINE Payの還元率は、一律2%から0〜2%の変動制となりました。そのためLINE Payでの支払いが最もお得だとは言えなくなりました。
現在おすすめな方法は、P-one WizカードやREX CARDなど、還元率1%を超えるクレジットカードで払うことです。
これらのカードについて詳しい情報は下記の記事をご覧ください。

2018年のおすすめクレジットカード11選

LINE Payはクレジットカードではなくプリペイドカードですが、「国税クレジットカードお支払サイト」で利用できます。一般的にクレジットカードやプリペイドカードの還元率は1%でも高いと言われますが、LINE Payは2%を誇ります。そのため、手数料を加味してもお得な支払いが可能です。

ポイントについて詳しく紹介します。LINE Payで決済すると100円の支払いにつき2ポイントが貯まります。1ポイントは1円としてLINE Payの残高に還元できます。つまり100円の支払いで2円が還元されるため、還元率は2%と言えます。

手数料を考慮した場合の還元率は0.3〜1.2%です。支払う税額が30,001円や50,100円など、その手数料が適用される範囲内でより低い金額であれば還元率は低くなります。また、4,100円未満の金額を支払う場合は還元されるポイントよりも手数料が上回り、損をしてしまうので気をつけましょう。

LINE Payはプリペイドカードなので事前にチャージしておかないと支払いができません。いちいちチャージするのが面倒であれば、指定の銀行口座に入金しておくことでオートチャージすることもできます。チャージ残高は100万円までです。

本人確認を行った場合。行わない場合は10万円までしかチャージできないので注意。

以上のように、LINE Payは国税の支払いでおすすめのカードです。

また、LINE Payは国税だけでなくJCB加盟店でクレジットカード同様に支払い可能です。その場合も還元率は2%と高いので、還元率にこだわる方はLINE Payをメインに使うのも良いでしょう。

また、貯まったポイントは振込手数料216円を払えば、1,000ポイント→1,000円として、カード残高を指定口座に出金できます。貯めたポイントを現金化できるため、ポイントの使い勝手も優れていると言えるでしょう。

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JALカードよりもJALマイルが貯まる:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、国税の支払いでJALカードよりもJALマイルを貯めることができるため、JALマイラーにおすすめします。

  • JALカード:100円で1マイル
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:2,000円で22.5マイル(100円で1.125マイル)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードで決済すると、1,000円につき永久不滅ポイントが1ポイント貯まります。永久不滅ポイントは1ポイント→2.5マイルのレートでJALマイルに移行できます。しかしこれではJALカード以下のマイルしか貯まりません。

ところがSAISON MILE CLUBに登録すると、1,000円の支払いにつきJALマイルが10マイル貯まるようになります。同時に2,000円の支払いにつき、永久不滅ポイントも1ポイント(2.5マイル相当)が貯まります。つまり2,000円の支払いで22.5マイルが貯まるわけです。

なお、貯められるマイルは1年間で150,000マイルまでなので、年間1,500万円を超える決済額を見込む方は注意しましょう。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはJALマイルが貯まりやすいこと以外にも魅力が豊富です。

このカードはプラチナカードですが、年会費が22,000円(税込)と比較的安く、しかも年間で100万円以上決済すると、翌年度の年会費が半額の11,000円(税込)になります。

年会費が安い割に特典が豊富で、コンシェルジュデスクやプライオリティパスの無料発行など、プラチナカードらしい特典が付帯しているのも魅力です。

カード名に「ビジネス」とあるので法人カードだと勘違いしやすいのですが、このカードは引き落とし口座を個人名義の口座にも法人名義の口座にも指定できます。そのため、実際には個人でも法人でも利用できます。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(公式サイト)

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ANAマイルが貯まりやすく、ANAカードの中でも年会費が安い:ANA VISA Suicaカード

ANA VISA Suicaカード

国税の支払いでANAマイルを貯めるなら、おすすめなのはANAカードです。ANAカードなら1,000円の支払いにつき10マイルが貯まります。

ANAカードにはたくさんの種類がありますが、国税の支払いでANAマイルを貯めることが目的ならば、年会費を最も安くできるANA VISA Suicaカードがおすすめです。その理由は、一般クラスのANAカードの中で、年会費を最も安くできるからです。

アメックスを除き、一般クラスのANAカードの年会費は2,200円(税込)です。しかしVISAブランドのANAカードなら、マイ・ペイすリボに登録することで年会費の割引を受けられます。その中でもANA VISA Suicaカードは割引額が1,249円と最も大きく、年会費826円(税込)になります。

マイ・ペイすリボとはリボ払いのことであり、登録しておくとカードの支払い方法が自動的にリボ払いになります。クレジットカードに詳しい方なら「リボ払いって危険なんじゃないの?」と疑問を感じるかもしれません。しかし安心してください、マイ・ペイすリボは毎月の支払額を自由に設定できるため、毎月の支払額をカード利用限度額と同額にしておけば一括払いと同様に利用できます。名目上がリボ払いになるだけで、他の部分は登録前と何も変わらずなんのデメリットもありません。それでいて年会費割引特典の対象となるため、利用者にとっては得しかない特典です。

2021年2月以降の年会費から、「年1回以上のカード利用」→「年1回以上のリボ払い手数料支払い」に条件が変更されます。

その他、PASMOへのチャージでもマイルが貯まるソラチカカードなど、様々な特徴を持ったANAカードがあります。詳しくは下記の関連記事で紹介しているので、是非チェックしてみてください。

関連記事:
ANAカード12種類を徹底比較 特徴・違いを一覧表でわかりやすく解説

ANA VISA Suicaカード(公式サイト)

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クレジットカードの限度額が気になる際に使える分割納付とアメックスカードの事前入金制度

クレジットカードには利用限度額が設定されているため、税額が高かったりカードを使いすぎたりすると、1回では支払いきれないことがあります。そんな時には複数回に分けて納付しましょう。

クレジットカードで国税を納付する際、支払金額は自分で申告します。例えば100万円の納税を行う場合、今月は50万円、来月は50万円と2回に分割して支払うことができます。

納付期限に余裕がない場合は、複数のクレジットカードで支払うのも有効です。例えば200万円の納税を行う場合、限度額が50万円のクレジットカードが4枚あれば、同じ日に4回の支払い手続きを行うことで納付可能です。

LINE Payの場合は100万円までのチャージしかできませんが、支払い→チャージ→支払い…と繰り返すことで、100万円を超える納税も可能です。

アメリカン・エキスプレス・カード

何度も手続きするのが面倒であれば、事前入金制度によって限度額を超えて利用できるアメックスのクレジットカードを使うのも良いでしょう。事前入金とは、あらかじめアメックスが指定する口座に入金しておくことで、限度額を振込金額分増やせる制度のことです。つまり500万円振り込んでおけば、500万円の税金も1回で支払えます。

事前入金についての詳細は以下の関連記事をご覧ください(法人カードを対象として書いていますが、個人向けカードの利用枠に関しても同様です)。

関連記事:
法人カードの利用枠を簡単・確実に引き上げられるアメックスの事前入金サービス

なお、税額が1,000万円を超える場合はシステムの都合により、アメックスでも1回での支払いができません。500万円×2回など分割して支払いましょう。

アメックスは通常100円の支払いで1ポイントが貯まりますが、国税の支払いでは200円で1ポイントに半減してしまいます。つまり国税の支払いでは還元率が0.5%になるため、手数料を考えるとかえって損してしまう恐れもあります。ただ、アメックスは貯めたポイントをマイルに移行できるため、マイルを貯めることが目的の方ならば、検討してみても良いでしょう。

関連記事:
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッドが発行するクレジットカードの特徴と種類

アメリカン・エキスプレス・カード(公式サイト)

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