Binance(バイナンス)の手数料を徹底解説
引用元:Binance(2018年5月14日取得)
Binance(バイナンス)は海外の仮想通貨取引所で、取り扱っているコイン銘柄の種類が100種類以上もある点から、世界最大手とも言われています。ビットコインやイーサリアム、リップルなどの有名どころだけでなく、日本の取引所ではどこも扱っていないようなコインまで豊富に扱っています。
これだけ種類が豊富だと、手数料も複雑だと思われるかもしれませんが、Binanceの手数料体系はむしろ日本の取引所よりもシンプルです。しかし海外の取引所ゆえに手数料を説明しているページも英語で書かれているため、シンプルだとはいえ、詳細がわからない人も多いかと思います。
Fee Structure on Binance(公式サイト)
そこでこの記事では、Binanceで発生する手数料を、日本語で、できる限りわかりやすく解説していきます。
Binance(バイナンス)の取引方法と手数料
取引所・現物取引の手数料
まず手数料の前に覚えておくべきことは、Binanceでは円やドルの入金ができない点です。仮想通貨同士を売買することになるので、例えばビットコインを購入するためには、Binanceにイーサリアムやビットコインキャッシュなどを取引の前に入金しておく必要があります。
そしてコインを売買する際に手数料がかかり、取引金額の0.1%が徴収されます。つまり1万円分のビットコインをイーサリアムで購入する場合、1万円と10円分のイーサリアムが必要になるわけです。
Binanceの手数料を安くする方法
Binanceの手数料は、バイナンスコイン(以降、「BNB」と表記します)と呼ばれるコインで支払うことで、取引金額の0.05%に抑えることができます。
BNBとはBinanceが独自に発行している仮想通貨のことで、Binanceでのみ購入することが可能です。BNBを購入するためにはビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインなどの仮想通貨をBinanceに入金する必要があります。
BNBを購入したら、アカウントページの「Using BNB to pay for fees」がオンになっていることを確認しましょう。この状態で売買を行うと、手数料の支払いが自動的にBNBで行われ、手数料率は0.05%が適用されます。
入出金手数料
最後に、Binanceの入出金手数料を紹介します。入金に関しては、Binance側では手数料はかかりません。好きなだけ入金してください。出金(送金)に関しては、コインごとに以下の通りに決まっています。
コイン名 | 最小出金額 | 出金手数料 |
---|---|---|
バイナンスコイン(BNB) | 0.68 | 0.34BNB |
ビットコイン(BTC) | 0.002 | 0.0005BTC |
ネオ(NEO) | 1 | 無料 |
イーサリアム(ETH) | 0.02 | 0.01ETH |
ライトコイン(LTC) | 0.02 | 0.01LTC |
クアンタム(QTUM) | 0.02 | 0.01QTUM |
イオス(EOS) | 0.6 | 0.3EOS |
ビットコインキャッシュ(BCC) | 0.002 | 0.001BCC |
テザー(USDT) | 8.8 | 4.4USDT |
トロン(TRX) | 120 | 60 TRX |
ダッシュ(DASH) | 0.004 | 0.002DASH |
リップル(XRP) | 22 | 0.25XRP |
モネロ(XMR) | 0.1 | 0.04XMR |
ジーキャッシュ(ZEC) | 0.01 | 0.005ZEC |
リスク(LSK) | 0.2 | 0.1LSK |
カルダノ(ADA) | 4 | 1ADA |
ステラ(XLM) | 21 | 0.01XLM |
ネム(XEM) | 8 | 4XEM |
※2018年5月14日時点の情報です。出金手数料は状況に応じて頻繁に変更されるので、最新情報は公式サイトにてご確認ください。