DMM Bitcoinの手数料まとめ。販売所・FXの手数料を徹底解説
DMMグループに属する仮想通貨取引所の「DMM Bitcoin」では、販売所とFXが利用可能です。販売所ではビットコイン、イーサリアムの2種類しか取引できませんが、FXではこれらに加えてイーサリアムクラシック、ネム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュと7種類の仮想通貨を取引できるのが魅力です。
DMM Bitcoinでは、これらの取引方法ごとに発生する手数料が異なります。公式サイトに手数料の種類・金額が記載されていますが、これを読んだだけではよくわからない人もいると思います。
そこでこの記事では、「公式サイトを見ただけではよくわからないよ」と嘆く人に向けて、DMM Bitcoinの手数料をできる限りわかりやすく解説していきます。
DMM Bitcoinの取引方法と手数料
DMM Bitcoinでは「現物取引(販売所)」「レバレッジ取引(FX)」と2種類の取引方法があり、取引方法に応じて手数料が発生するタイミングや金額が異なりますので順番に紹介していきます。
現物取引(販売所)の手数料
DMM Bitcoinで仮想通貨の現物売買をするには、「仮想通貨現物売買」を利用します。これは一般的には「販売所」と呼ばれているので、この記事でも以降は「販売所」と呼びます。
「販売所」で扱っているビットコインもイーサリアムも、手数料無料で売買可能です。しかし「販売所」には「スプレッド」と呼ばれる実質的な手数料があります。
スプレッドは手数料一覧ページには明記されていないので、「販売所は手数料無料なんだ!いいじゃん!」と思うかもしれませんが、このスプレッドがあるために、買う時は相場よりも高く、売るときは相場よりも安く、不利な金額で売買することになるのです。そのため、売買で利益を出したい人には、販売所の利用はおすすめしません。
スプレッドの詳しい説明については、関連記事をご覧ください。
レバレッジ取引(FX)の手数料
DMM Bitcoinでは「レバレッジ取引」という名称のFXも利用可能です。FXでは、注文や決済での手数料は無料ですが、レバレッジ手数料が0.04%/日かかります。
このレバレッジ手数料とは何かを説明する前に、仮想通貨のFXについておさらいします。FXは現物売買と異なり、仮想通貨を購入しても自分のものになるわけではありません。そのためFXにおいて購入した仮想通貨のことを、「買いポジション(ロングポジション)を持っている」といいます。またFXでは、仮想通貨を持っていないのにいきなり売却し、後から売った分だけ買い戻す「空売り」という取引方法も使えます。このように売りから取引を開始した場合は「売りポジション(ショートポジション)を持っている」といいます。
買いポジションを持っている場合は売却すると、売りポジションを持っている場合は買い戻すとポジションが解消され、一連の取引が終了します。そして終了した結果生じた利益または損失が利用者に与えられます。
より詳しいFXの仕組みについて詳しく知りたい方は、関連記事もご覧ください。
レバレッジ手数料は、この「買いポジション」または「売りポジション」を持っている状態で、日をまたいだ場合に発生します。詳しくは公式サイトに記載されているので引用します。
建玉金額の0.04% / 日のレバレッジ手数料がロールオーバー時に発生
引用元:仮想通貨取引の手数料について – 【DMM Bitcoin】 – 今、仮想通貨を始めるならDMMビットコイン(2018年6月28日取得)
例えば午前8時に1BTCを購入したとします。その日の午後11時に1BTCを売却してポジションを解消した場合の手数料は0円です。しかし、ポジションを解消することなく、翌日の午前0時を過ぎてまだ買いポジションを持っていた場合に、上記の計算式に応じたポジション手数料が発生します。
FXの手数料は、他の取引所と比較しても特に際立つものではなく、一般的な仕組み・料金体系です。
入出金手数料
最後に、取引ではありませんが、円または仮想通貨をDMM Bitcoinに入出金する際の手数料について紹介します。
銀行からDMM Bitcoinに円を入金する場合、振込元の金融機関に応じた振込手数料がかかりますが、DMM Bitcoin側ではなんの手数料も発生しません。また、DMM Bitcoinから円を出金する場合も無料です。
円同様に仮想通貨の入出金も、DMM Bitcoin側で手数料がかかることはありません。