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クレジットカード選びで最低限おさえておくべき7つのポイント

公開年月日 : 2017/02/20 更新年月日 : 2017/02/21

「クレジットカードの使い方や注意点はわかった!いざ入会!鎌倉!」と意気込んだところで、次に待っているのはクレジットカード選びです。クレジットカードには数1,000枚以上もの種類があるので、この中から自分に合ったものを1つ1つ比較検討していると、えらい時間がかかります。

クレジットカード初心者の人は、負担無く持てる年会費無料のカードや、お得さを感じやすいポイント還元率が高いカードを重視して選ぶ人が多いと思います。それももちろん大切な要素ですが、自分にとってよりよいクレジットカードを選ぶためには他にも、利用できるお店が決まる国際ブランドや、カードに付帯してくるサービスの内容、貯まったポイントにどんな使い道があるかなどを考慮することも大切です。

そこでこの記事では、クレジットカードを選ぶ際に、これだけは抑えておきたい7つのポイントとおすすめのカードを紹介します。是非この記事を読んでクレジットカード選びの参考にしてください。

クレジットカード選び 7つのポイント

1.年会費

クレジットカードを選ぶポイントとして、まず年会費があります。クレジットカードの年会費はカードによってピンキリで、入会してからいつまででも、それこそ死ぬまで持ち続けていようと永年無料のカードもあれば、毎年1万円以上かかるカード、特殊なものでは年会費だけで30万円以上かかるカードも世の中には存在します。また、初年度は無料だけど2年目以降からは有料となるパターンや、年に一度カード利用があれば無料、年に〇○万円以上カード利用があれば無料など、条件によって年会費が変わるパターンもあります。

当然年会費は安ければ安いに越したことはないです。ただ、年会費が有料のカードは、付帯する特典の内容やポイント還元率などが年会費無料のカードより優れていることが多いです。このため、必ずしも年会費無料にこだわるのでなければ、年会費とサービス内容を考慮して、自分にとって年会費を払う価値があるサービスかどうかで判断するのがよいでしょう。

初めてクレジットカードを持つのであれば、まずは年会費無料のカードにしておくのが無難だと思います。そうしておいてクレジットカードにある程度慣れてきたら、自分にあったカード、自分にとってお得なカードがどういうものか分かってくると思います。その時にまた、他のカードに乗り換えるか、2枚目を持つことを考えればよいでしょう。

年会費無料のクレジットカード

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2.国際ブランド

国際ブランドとは、VISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナースなどのことで、クレジットカードがそのお店で利用できるかどうかを示します。例えばVISAブランドのカードであれば、VISA加盟店で利用できますが、JCB加盟店では利用できません。もちろんVISAもJCBも加盟しているお店であればVISAブランドのカードでも決済できます。自分のカードの国際ブランドを知るためには、カード券面の右下を見ましょう。いずれかのロゴが掲載されていると思います。

このように、国際ブランドによって利用できるお店が決まるので、できるだけ多くの店で利用できるブランドを選んだ方がよいことになります。どのブランドの加盟店が最も多いのかは、正確なデータがないのでわかりませんが、体感値ではVISAとマスターカードがトップクラスだと思います。噂ですが、JCBは他ブランドと比較して加盟店手数料が高額なので、中小商店は導入していないことが多い、なんて話も聞きます…。

また、海外においても、VISAとマスターカードが多くの加盟店を抱えています。したがって、1枚目のクレジットカードはVISAかマスターカードを選ぶことをおすすめします。

ただし、注意が必要なのは、クレジットカードならどれでも好きに国際ブランドを選べるわけではありません。例えば、楽天カードはVISA、マスターカード、JCBの3つから選べますが、エポスカードはVISA以外の選択肢はありません。このように、カードによって選べる国際ブランドが変わることも覚えておいてください。

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3.ポイントの使い道

クレジットカードの魅力の1つに、利用金額に対してポイントが貯まる、ということがあります。カードによって貯まるポイントは異なり、使い道も異なります。例えば楽天カードであれば楽天ポイントが貯まり、楽天ポイントは楽天市場の買い物に使えたり、電子マネーの楽天Edyにチャージして実店舗でも使えたりします。JALカードであれば、カード利用ごとにJALマイルが貯まり、JALマイルは特典航空券への交換など、各航空サービスの利用するのに使えます。

このため、自分にとって利用価値の高いポイントが貯まるカードを選ぶことが大事です。前述の例で言えば、楽天ユーザーなら楽天カードと相性が良いですし、旅行が好きな人はマイルが貯まるカードでマイルを貯めて航空券などを狙ってみるのもよいでしょう。

特に貯めたいと思うポイントが無い場合は、貯めたポイントで金券やAmazonギフト券など汎用性の高いアイテムに交換できるかどうかを軸に比較してみると良いでしょう。また、ポイントを現金に交換したり、次回のカード利用額から値引くキャッシュバックができたり、といった換金性の高い利用ができるカードもあるので、特に使い道がないユーザーはチェックしておきましょう。

貯めたポイントが金券と交換・キャッシュバックに対応しているクレジットカード
P-one Wizカード:利用金額の1%を自動的に割引、さらにポイントも貯まって現金キャッシュバックできる
REX CARD Lite:貯まったポイントに応じて、次回のカード利用額から割引
オリコカード ザ ポイント:500ポイント貯まると、Amazonギフト券やTポイントなどと交換可能
楽天カード:1ポイントを1円として楽天内のサービスで利用可能

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4.ポイント還元率

ポイント還元率とは、カードの利用額に対してポイントとして還元される割合を表したもので、単純に言えば値が高ければ高いほどお得です。

ポイント還元率の計算方法は、「1ポイントの価値×ポイント付与レート」となります。とまぁいきなり言われてもわからないと思いますので、詳しく解説します。

まず「1ポイントの価値」についてです。これはポイントを金券などに交換した場合から求められます。たとえば1,000ポイントで1,000円分の金券と交換できれば、1ポイントの価値は1円になります。100ポイントで1,000円分の金券と交換できれば1ポイントの価値は10円ですね。

続いて「ポイント付与レート」です。よくあるのが、1,000円のカード利用額に対して1ポイント貯まる、というタイプです。このときのポイント付与レートは、1ポイント÷1,000円=0.001となります。

ここまで求めればあとは上記の式に当てはめるだけです。たとえば1ポイントの価値が10円で、ポイント付与レートが0.001であれば、10×0.001=1%となります。

ポイント還元率は以上のように求まります。初心者だと計算が大変だと思いますが、各情報サイトでは基本的に上記の計算式に基いてポイント還元率を紹介しています。交換先アイテムによって同じカードでも還元率が異なるため、多少表記が異なることもありますが、参考にしてみると良いでしょう。

ポイント還元率が高いクレジットカード

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5.お店での優待特典

クレジットカードには、特定のお店で利用すると割引やポイントUPなどの優待を受けられるカードがあります。基本的にはカード発行元のグループ会社や関連企業などでお得な特典を受けられることが多いです。中には、例えばJCBカードをスタ―バックスで使うとポイントがUPするといった、思いもよらないところで提携している場合もあります。

普段から頻繁に利用しているお店があるのなら、そのお店で使うと割引やポイント倍という特典があるカードを選べば、お得に利用できるでしょう。このように、普段自分がよく使うお店で受けられる特典があるかどうかを考慮して選ぶのも1つの方法です。

参考までに、以下に主要コンビニ4店でお得に買い物できるおすすめカードを紹介しています。こちらも参考にしてください。

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6.保険

クレジットカードによっては色々な保険が付いているものもあります。付いている保険は主に旅行保険とショッピング保険で、これらの保険がついたカードを持っていれば、保険の加入手続きや掛け金などは不要で、何かあった時に必要な書類当を揃えるだけで補償を受けられます。

保険がついたカードは基本的に年会費も有料で、また、年会費が高くなるほど補償額も高くなる傾向があります。年会費無料のカードの中にも保険が付いているものもあります。

選び方としては、旅行によく行く人なら海外旅行保険もしくは国内旅行保険が付帯しているかどうか、その補償内容や付帯条件も見て選ぶのがよいでしょう。付帯条件には主にカードを持っているだけで保険が適用される自動付帯と、カード利用などの条件を満たしていると適用される利用付帯があるので、選ぶ際にはそのあたりも確認するとよいでしょう。

ショッピング保険は、カードで購入した商品を購入から一定期間の間に破損や紛失をした場合に補償してくれる保険です。これも付いているに超したことはないので、付帯の有無や条件、補償内容を確認して、カードを選ぶ際の基準の1つとして参考にするとよいでしょう。

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7.その他の特典・サービス

クレジットカードはカードによって、様々な特典・サービスがあります。あまり細かいものまでチェックしていたらキリがありませんが、よりよいものを選択するために、そのカードを持つことによって受けられる特典・サービスはできる限り確認したいところです。

身近なものでは、ETCカードや家族カードの発行枚数は何枚までか?発行手数料や年会費は追加でかかるのか?電子マネーは利用可能か?可能であればどの電子マネーの機能が付帯しているのか?アップルペイには対応しているか?などがあります。

また、海外旅行によく行くなら、空港ラウンジ利用の可否やプライオリティパスの付帯の有無もカード選びの基準になるでしょう。美味しいものを食べるのが大好きな人ならレストランなど飲食店の割引の有無、ゴルフが好きならゴルフ場割引の有無もチェックしてみるとよいでしょう。

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カード選びで失敗なんてほとんどない

最後に覚えておいて欲しいのは、クレジットカードを選ぶのに失敗なんてほとんどないということです。というのも、失敗したと思ったなら、さっさと解約して別のカードを持ってもいいし、早速2枚目を選んでも良いからです。

また、カードのスペックは急に変更されることもあります。悩んだ末に究極の1枚を見つけたとしても、カード会社の都合でスペックが変更になってしまい、別のカードの方が魅力的になった、なんてこともありえます。探しすぎても際限がないので、ある程度のところで切り上げて、ぱぱっと直感で決めてしまうのも1つの方法だということを覚えておきましょう。

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