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アメックスが発行するおすすめクレジットカード4選

公開年月日 : 2017/12/29 更新年月日 : 2019/02/13

アメリカンエキスプレスのロゴ

アメックスの魅力と言えば、真っ先にステータスの高さを思い浮かべる方が多いと思います。しかしアメックスの魅力はそれだけではありません。

アメックスの中にはANAカードやJALカードよりもマイルが貯まりやすい特徴を持つカードや、高価値なサービスをお得に利用できる特典を持つカードなど、魅力的なカードがあります。

そこでこの記事では、アメックスのカードの中でも特におすすめなカードを知りたい方に向けて、暮らしの達人スタッフが厳選したおすすめのアメックスカード4枚を、おすすめする理由と共に紹介していきます。

ANA、JALなどのマイルを貯めている方におすすめ SPGアメックス

スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード

まず紹介するのは、アメックスとSPG/マリオットが提携して発行しているスターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(通称:SPGアメックス)です。

このカードは、特にANAやJALなどのマイルを貯めている方にとっては超絶おすすめのクレジットカードです。その理由はカード利用でのマイル付与レートが100円につき1.25マイルで、しかもANAやJALを含め30社以上のマイルが貯まるからです。これはANAカードやJALカードよりも高いマイル付与レートです。

  • SPGアメックス:100円で1.25マイル
  • ANAカード:1,000円で10マイル(100円で1マイル)
  • JALカード:100円で1マイル

詳しく説明すると、SPGアメックスはカード決済100円につき3ポイントが貯まります。貯まったポイントはANAやJALを含めて40社以上のマイルに移行できます。移行レートは3,000ポイント→1,000マイルです(ラタム航空、ユナイテッド航空、ニュージーランド航空、ゴル航空など一部のマイルに移行する場合を除きます)。

マイルに移行する際、一度に60,000ポイントを移行すると5,000マイルのボーナスが付きます。つまり60,000ポイントで25,000マイルに移行できるため、1ポイント→1.25マイルのレートとなり、100円で1.25マイル貯まると言えます。

したがってポイントをマイルに移行する際には、60,000ポイント貯まってから移行するよう心がけましょう。60,000ポイントをカード決済で貯めるには200万円かかりますが、ポイントの有効期限が無期限なので、焦らずゆっくり60,000ポイントを目指せます。

移行できるマイルの種類は以下の通りです。

ワンワールド
日本航空(JALマイレージバンク)、アメリカン航空(アドバンテージ)、イベリア航空(Iberia Plus)、キャセイパシフィック航空(アジア・マイル)、ブリティッシュエアウェイズ(Aviosポイント)、カタール航空(プリビレッジクラブ)、ラタム航空(ラタムパス)
スターアライアンス
全日空(ANAマイレージクラブ)、コパ航空(コネクトマイルズ)、ルフトハンザドイツ航空(マイルズ&モア)、シンガポール航空(クリスフライヤー)、タイ国際航空(ロイヤルオーキッドプラス)、アシアナ航空(アシアナクラブ)、中国国際航空(フェニックスマイル)、アビアンカ航空(アビアンカプラス)、エーゲ航空(マイルズ&ボーナス)、エアカナダ(アエロプラン)、ターキッシュ エアラインズ(マイルズ&スマイルズ)、ユナイテッド航空(マイレージプラス)、ニュージーランド航空(エアポインツ)、南アフリカ航空(ボイジャー)、TAPポルトガル航空(ヴィクトリア)
スカイチーム
エールフランス/KLMオランダ航空(フライング・ブルー)、大韓航空(スカイパス)、アリタリア航空(ミッレミリア)、サウディア(Alfursan)、中国南方航空(スカイパールクラブ)、中国東方航空(イースタンマイルズ)、エアロメヒコ航空(クラブプレミア)、デルタ航空(デルタスカイマイル)、アエロフロート・ロシア航空(アエロフロートボーナス)
その他
エミレーツ航空(スカイワーズ)、エティハド航空(エティハド・ゲスト)、アラスカ航空(マイレージ・プラン)、ヴァージンアトランティック航空(フライングクラブ)、ヴァージンオーストラリア航空(ベロシティ・リワーズ)、ヴァリグ・ブラジル航空(スマイルズ)、ハワイアン航空(ハワイアンマイル)、サウスウエスト航空(Rapid Rewards)、ジェットエアウェイズ(ジェットプリビレッジ)、ジェットブルー航空(TrueBlue)、ゴル航空(スマイルズ)、海南航空(フォーチュンウィングスクラブ)、フロンティア航空(EarlyReturns)

SPGアメックスは年会費が34,100円(税込)と、金額だけを見ると高額と思うかもしれません。しかしこのカードに入会すると、2年目から毎年、Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)の「1泊50,000ポイント以内で泊まれるホテル」に一泊一室(2名まで)無料で宿泊できます。中には1泊5万円を超えるホテルもあるので、この特典を利用するだけでも簡単に年会費の元が取れます。

カード特典も豊富で、空港ラウンジを同伴者1名まで無料利用できたり、帰国時に空港から自宅までスーツケース1個分の手荷物を無料宅配できたり、カードで購入した商品が90日以内に破損・盗難被害に遭った場合に補償してくれる保険が付帯していたりします。

SPGアメックスはカード利用でマイルを効率良く貯めることができ、さらに貯めたマイルと無料宿泊特典や豊富なカード特典で旅行をお得で便利に楽しめる、そんな魅力が詰まったクレジットカードなのです。

スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(公式サイト)

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デルタ航空利用者におすすめ デルタアメックス

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

デルタ航空を利用する機会がある方ならば、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード(通称:デルタ・アメックス・ゴールド)をおすすめします。

なぜなら、デルタ・アメックス・ゴールドに入会すると、デルタスカイマイルのゴールドメダリオン会員になれるからです。

通常、ゴールドメダリオン会員になるためには何度も飛行機に乗って会員資格の条件を満たさなければなりません。ところが、デルタ・アメックス・ゴールドに入会すればそれだけでも条件を満たせます。年会費は28,600円(税込)なので、この方法でゴールドメダリオン会員になった方がお得です。

ゴールドメダリオン会員になれば、以下の特典を受けられます。

  • デルタ スカイクラブ、スカイチームラウンジの利用(同伴者1名含む)
  • アメリカ国内線:ファーストクラスへの無償アップグレード(空席状況に応じて)
  • 国際線:デルタ・コンフォートプラスへの無制限無償アップグレード(空席状況に応じて)
  • 優先チェックインカウンター・優先レーンの利用
  • 優先搭乗またはご都合に合わせた搭乗
  • 手荷物制限の追加
  • 到着時の預け荷物の優先的な取扱い
  • ボーナスマイルとして、通常のフライトマイルとは別に航空代金1ドルにつき追加で3マイル獲得(60%増)

特にデルタ航空券の購入では、一般会員が1ドルの支払いにつき5マイル貯まるのに対して、ゴールドメダリオン会員は1ドルで8マイル貯まります。そのうえデルタ・アメックス・ゴールドで決済すると、カード利用特典として100円の支払いで3マイル貯まります。つまり1ドルを100円として計算した場合、デルタ・アメックス・ゴールドでデルタ航空券を購入すると100円につき11マイルが貯まるわけです。

さらにゴールドメダリオン会員になれば、スカイチームのエリートプラス資格も得ることができます。これによって、大韓航空やチャイナエアラインなどのスカイチーム加盟航空会社の便に搭乗する際にも、優先搭乗などの特典を受けられる他、全世界600ヶ所以上にあるスカイチームラウンジも無料で利用できます。

その他、デルタ・アメックス・ゴールドへの入会で受けられる特典の詳細は関連記事に記載されていますので、下記リンク先をご覧ください。

フライトゼロでも上級会員!スカイチームやJAL・ANAユーザーもお得なデルタ・アメックス・ゴールドの魅力

また、ボーナスマイルも豊富で、新規入会で8,000マイルが貯まります。2年目以降もデルタ・アメックス・ゴールドを継続して所有し続けるだけで毎年3,000マイルが貯まります。さらに新規入会時から6ヶ月以内にデルタ航空の航空券をデルタ・アメックス・ゴールドで購入のうえ搭乗すると、最大25,000マイルを獲得できます。

他にも入会日を起点として、毎年1年間のカード利用額が100万円を超えると、以降100万円ごとに5,000マイルが貯まります。

2018/07/31までは新規入会キャンペーンが行われていて、新規入会のうえカード利用などの条件を満たすことで、最大32,000マイル(入会時の8,000マイル分も含む)を獲得できます。

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード(公式サイト)

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飛行機搭乗でマイルを貯める方におすすめ スカイトラベラー/スカイトラベラープレミア

スカイトラベラー/スカイトラベラープレミア

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(通称:スカイトラベラー)とアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード(通称:スカイトラベラープレミア)は、以下の15種類のマイルを1つ以上貯めている方におすすめします。中でも、これらの飛行機に搭乗する機会が多い方にはより強くおすすめします。

ワンワールド加盟航空会社のマイル(4種類)
キャセイパシフィック航空(アジア・マイル)、ブリティッシュエアウェイズ(エグゼクティブクラブ)、フィンランド航空(フィンエアー・プラス)、カタール航空(プリビレッジクラブ)
スターアライアンス加盟航空会社のマイル(4種類)
全日空(ANAマイレージクラブ)、タイ国際航空(ロイヤルオーキッドプラス)、シンガポール航空(クリスフライヤー)、スカンジナビア航空(SASユーロボーナス)
スカイチーム加盟航空会社のマイル(4種類)
チャイナエアライン(ダイナスティフライヤープログラム)、デルタ航空(スカイマイル)、アリタリアイタリア航空(ミッレミリア)、エールフランス/KLMオランダ航空(フライング・ブルー)
その他の航空会社のマイル(3種類)
ヴァージンアトランティック航空(フライングクラブ)、エティハド航空(エティハド・ゲスト)、エミレーツ航空(スカイワーズ)

その理由は2点です。

  • カード利用100円につき1ポイントが貯まり、1ポイント→1マイルのレートで、上記15種類のマイルに移行できる
  • 後述する対象航空会社の航空券をカードで購入すると、100円で3マイル貯まる

1つ目について解説します。スカイトラベラー/スカイトラベラープレミアでカード決済すると、100円につき1ポイント貯まります。1,000ポイント貯まると1,000マイルとして、上記の15種類のマイルに移行できます

スカイトラベラー/スカイトラベラープレミアの利用で貯まるポイントには有効期限がないので、貯めたポイントを好きなタイミングでマイルに移行できるのも魅力です。

ANAマイルに移行する場合は、年額5,500円(税込)の移行手数料がかかり、また、1年間で80,000マイルまでしか移行できません。

2つ目について解説します。以下に記載している航空会社の航空券、または旅行代理店の指定旅行商品をカードで購入した場合、100円の支払いにつき3ポイントが貯まります。スカイトラベラープレミアなら100円の支払いで5ポイントが貯まります

ワンワールド加盟航空会社(5社)
JAL日本航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュエアウェイズ
スターアライアンス加盟航空会社(9社)
ANA全日空、アシアナ航空、オーストリア航空、エバー航空、スイスインターナショナル、スカンジナビア航空、タイ国際航空、シンガポール航空、ルフトハンザドイツ航空
スカイチーム加盟航空会社(7社)
アリタリアイタリア航空、エールフランス航空、ガルーダ・インドネシア航空、大韓航空、チャイナエアライン、KLMオランダ航空、デルタ航空
その他航空会社(7社)
ヴァージンアトランティック航空、エアタヒチヌイ、エティハド航空、エミレーツ航空、スターフライヤー、フィリピン航空、バニラエア
旅行代理店(2社)
日本旅行、アップルワールド

例えばANAカードでANAの航空券を購入しても100円で1マイルのレートでしかマイルが貯まりませんが、スカイトラベラーなら100円で3ポイント→3マイル貯まるので、ANAカードよりも効率良くマイルを貯められます(デルタ航空の航空券を購入する場合は、前述のデルタ・アメックス・ゴールドで購入した方がお得です)。

スカイトラベラーとスカイトラベラープレミアのどちらがおすすめかについては、利用者の志向によります。お金をかけてでもたくさんマイルを貯めたいならスカイトラベラープレミア、高額な年会費が気になるならスカイトラベラーを選ぶと良いでしょう。詳しいスペックはそれぞれの紹介ページをご覧ください。

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