トラリピとは?株式会社マネースクエアのFX自動売買システムについて、その仕組みやメリットデメリットを徹底解説
画像引用元:FX・CFD取引ならマネースクエア|マネースクエア(2020年2月17日取得)
手軽にできる資産運用としてFXの人気が高まっています。しかし、他の資産運用と比較しても、FXは小資金で手軽にできますが、独特のルールや用語も多いのが事実です。
特に、裁量(自分自身で行う)トレードをいきなり行うには抵抗がある・・・という風に感じる人も多いかもしれません。そのような人はまずは自動売買でFXに慣れていくことを推奨します。
FX自動売買を提供している業者はそれぞれ特徴的なサービスがありますが、マネースクエアが提供している「トラリピ」はFX自動売買サービスの人気があります。トラリピという名前の由来は、レンジ幅の中で罠を仕掛けるように価格を追い(トラップ)を、リピート(繰り返し)してイフダン注文を行う、というところからきています。
※イフダンの元々の意味は「もし〇〇だったら、こうする」で、FXでは利確・損切を決めて注文を行うことを意味します。
今回の記事では、FX自動売買に興味がある人やトラリピを検討している人に向けて、トラリピの特徴や評判について解説しています。
目次
トラリピのメリット・デメリット
トラリピを一言で表すとすれば「自動売買の代名詞」です。その理由は、自動売買黎明期からサービスを提供していたので、口座開設数がかなりの多さを誇っているからです。そのため、自動売買をしていない人でもその名前を聞いたことがあるかもしれません。
ここではトラリピを利用するメリットと、ここは改善してほしいなというデメリットを以下に記載していきます。
トラリピ利用のメリット
私が考えるトラリピ利用のメリットは以下になります。
- 手数料が無料で通貨ペアによってはスプレッドも狭め
- 「トラリピ1クリック」が使いやすい
- 「決済トレールシステム」が秀逸
以前はスプレッドが少し広めで手数料もかなりかかるというのが難点だったトラリピですが、2019年6月より手数料は無料になり、10通貨ペアでスプレッドも約25%縮小されました。これによりさらにユーザーを獲得した印象があります。
画像引用元:FXのトラリピ1クリック|マネースクエア(2020年2月17日取得)
トラリピ1クリックという新しいサービスが使いやすいと好評です。その名の通り、1クリックで取引を始めることができます。(実際の利用は口座開設後しかできません)
以前まではトラリピの設定は中級者以上が対象でしたが、トラリピ1クリックのおかげで初心者にもかなり優しくなったので、自動売買初心者でもおすすめできます。
そして、決済トレールシステムはトラリピ独自の機能で非常に便利な機能です。決済トレールシステムを利用すれば、利益を確定させながら利益を自動で追従していく設定が可能なため、利益の拡大を図ることができます。
トラリピのデメリット
トラリピのデメリットだと感じている部分を以下に記載していきます。
- スワップ狙いは安いから向かない
- デモ口座がない
- 通貨ペアがあまり多くない
まず、スワップ金利を利用したトレードを行いたい人は「トラリピ」は向きません。トラリピはスワップが他の自動売買と比較して低めに設定されているので、スワップ狙いであれば、アイネット証券のループイフダンがスワップ金利を高めにしているのでおすすめします。
また、デモ口座がありません。デモ口座の利用をしない人は特に問題ありませんが、デモ口座から自動売買を試してみたいという人はトラリピは向かないかもしれません。
そして、通貨ペアは他の自動売買と比較するとそこまで多くはない「13種類」です。それでも主要な通貨ペアは押さえているので、よほどマニアックな通貨ペアをやらない限りは問題ないでしょう。
トラリピでおすすめの設定
トラリピでは、みんなのシストレなどのシステム選択系の自動売買と違い、自分で設定をする必要があるため、ある程度の知識と戦略があったほうが勝率が高まります。トラリピで利益を出していくためには「通貨ペア」選択が重要になってきます。
トラリピはリピート系の自動売買です。リピート系の自動売買では、価格が行ったり来たりすることで利益を取ることができます。
そのため、トレンドが強い通貨ペアで自動売買を行うと資金を溶かす可能性があるのでおすすめできません。トラリピなどのリピート系自動売買では、レンジ相場を長く形成している通貨ペアを選ぶことが戦略的に非常に重要になってきます。
ここでは個人的に利益が取りやすいと感じる通貨ペアを紹介します。
おすすめ通貨ペア①:カナダドル円
意外とおすすめなのが、カナダドル系の通貨ペアです。トラリピでは、カナダドル円が用意されています。おすすめの理由は、レンジ幅が狭いということです。
実は、カナダドル円はリーマンショック時でも約70円付近が下限であり、2020年2月現在では約80円を推移しています。10円~15円のレンジをキープしており、さらにスプレッドも他の通貨ペアと比較すると狭いので、非常に好感が持てます。
トラリピを行っている人は、馴染みのあるドル円などで取引を行う人が多いですが、カナダドル円は意外と穴場なので、ぜひトラリピを検討している人は試してみてください。
おすすめ通貨ペア②:ユーロドル
ユーロドルも世界で最も流通量が多い通貨ペアなのでレンジを形成しやすいです。過去5年間を見ても約2,000pipsの上下で収まっているため、利益を得やすい通貨ペアと言えます。
しかも直近ではレンジ相場を形成中のため、ユーロドルを選択している人は利益を得やすかったと予想ができます。
スプレッドも狭くなったので、ユーロドルはおすすめできる通貨ペアです。
以前にもトラリピについて記事を執筆しているので、以下の記事も参照ください。
画像引用元:トラリピパワーアップ宣言 | マネースクエア(2020年2月17日取得)
実はFXの市場で値動きが激しかったのは2016年以前です。2020年現在の値動きと2016年の為替全体の値動きの比較をすると、約半分の値動きとなることが上記のグラフから分かります。
値動きの差が減少傾向のため、レンジ相場を形成しやすくなる傾向は強まります。トラリピで利益を上げやすくなっているため、ぜひトラリピを始めることをおすすめします。
トラリピの評判や口コミ
以前のトラリピは、システムは使いやすいけど手数料が高すぎる!という声が多かったです。しかし、先ほど説明した通り、手数料が無料になった関係で、非常にユーザーフレンドリーな自動売買システムとなったので非常に好感が持てます。
実際にトラリピを使っている人の声を以下に抜粋してみました。
トラリピはサービスが開始の時にはやってましたが、手数料高くてやめました。手数料が抑えられたら再開したいと思ってました。手数料無料化されたのは本当に大きいです。トラリピを再開します。
決済トレールシステムが使いやすい!FXの自動売買でトレールシステムが付いているのトラリピだけなので本当にありがたいです。
トラリピの設定画面が他社よりも使いやすい!特にトラリピ1クリックは、3つのモデルを選ぶだけなので初心者向けです。すごく便利に使いやすくなりました。
トラリピの始め方
画像引用元:口座開設|マネースクエア(2020年2月17日取得)
トラリピは以下の3ステップで始めることができます。
トラリピを始めるためには、まず口座開設を行う必要があります。20歳以上の人であれば申し込みをすることが可能です。
口座開設のリンクは以下となるため、申し込みを進めていきましょう。
口座開設の申し込みが終わると、メールに従い本人確認書類を提出する必要があるので、用意しましょう。
- 写真付き本人確認書類(免許証、パスポートなど)
- マイナンバーカードまたはマイナンバー通知の書類
一応、簡単な審査がありますが、よほどのことがない限り問題なく審査は通過するはずです。審査が完了したら、申し込み時の住所に書類が到着します。書類に口座の情報が記載されているので大切に保管しておきましょう。
書類不備なくスムーズにいけば最短で2日あれば口座開設~取引を開始することが可能です。
トラリピは自動売買として非常に優秀です。ぜひトラリピを利用して、自動売買の素晴らしさを体験してみてください。