ブラックリストに載るとできないことや載る条件をまとめて解説!ローン以外にスマホの審査にも影響あり!
ブラックリストとは、主に個人信用情報に「異動」という情報が載った状態のことを指します。ではこのブラックリストについて、どういった条件で載ってしまうのか、どういう影響があるのかをまとめて解説していきます。
なお、個人信用情報には主にCIC、JICC、KSCの3種類があります。この記事ではこれらの機関が関与するブラックリストについて解説していきます。
目次
おすすめカードローン3選
原則として在籍確認なし
アコム原則、在籍確認の電話なし!もし実施の必要があったとしても同意を得てから行う。さらにカードレス契約にも対応しているため郵送物なし。会社や家族へのバレにくさ重視ならアコム。
他社借り入れがある人向け
auじぶん銀行カードローン複数の消費者金融と契約していると、それが原因で審査に落ちることがある。しかし銀行カードローンならそのような人でも申込可能。新規契約で1,000円相当のPontaがもらえる。
ブラックリストに載る条件は主に2つ
クレジットカードやローンの支払いを滞納するとブラックリストに載ります。「1日でも遅れたらダメ」というわけではなく、基準があるので覚えておきましょう。
ブラックリスト入りするのは「長期滞納」か「自己破産」。
条件1:3ヶ月以上の滞納
CICとJICCではブラックリスト入りする条件を以下の通りに公表しています。
- CIC:61日以上または3ヶ月以上
- JICC:3ヶ月以上
見ての通り、だいたい2〜3ヶ月間の滞納がポイントとなります。逆に言えば、それ未満の滞納はセーフということです。
1日でも支払いが遅れると記録は残る:
CICでは毎月の返済状況が直近の24ヶ月分記載されます。つまり1日でも遅れれば、最大24ヶ月間は遅れてしまった情報が残り続けます。
ただし、数回支払い遅れがあったくらいではたいした影響はありません。
条件2:自己破産等での免責
支払い遅れだけでなく、自己破産によって免責を受けた場合などにも、異動が掲載されます。
個人信用情報に加盟していないサービスは無関係です!たとえば家賃の支払いは信用情報と関係ないので、何ヶ月遅れても、この記事で紹介しているブラックリストには載りません。
補足の達人
ブラックリストに載るとできないこと
ブラックリストに載るとその情報が共有されてしまうため、迷惑をかけていない会社でも審査に通れなくなります。影響範囲が広いので注意が必要です。
審査時に個人信用情報を確認するサービスとの契約
たとえばクレジットカードやローン、キャッシングなどは、契約の際に個人信用情報を確認します。この時、ブラックリストに載っている状態だと審査に落ちてしまいます。
そして先の通り、個人信用情報は加盟している会社同士で情報が共有されます。たとえば楽天カードを滞納してブラックリストに載った場合、ライフカードや三井住友カードなど他のカード会社はもちろん、住宅ローンや自動車ローン、アコムやプロミスなどなど、全く別の商品に申し込んでも審査に通れなくなってしまいます。
そしてクレジットカードが契約できないと、サブスクサービスなども利用できなくなることが多いので要注意!
補足の達人
スマホ本体の分割契約もできなくなる
意外なところでは、商品の分割契約ができなくなる、といったデメリットもあります。よくあるのがスマホです。iPhoneなど高額なスマホは分割で契約することがよくあります。しかしブラックリストに載っていると、こういった買い方もできなくなるわけです。
後ほど解説するけど、携帯会社との契約自体は個人信用情報関係ないので、ブラックの人でも可能です!ただし多くの格安SIMはクレジットカードでの支払いとなるので、ブラックでクレジットカードがないと契約できないケースもある。
補足の達人
ブラックリストを解除する方法
ブラックリストが厳しい理由は、影響範囲が広いだけでなく解除が難しいことも挙げられます。
ブラックリストを任意に解除する方法はありません。5年間もしくは7年間経過すれば消滅しますが、その間ずっと耐えなければいけないのです。
たとえば滞納を解消しても、自己破産後に始めたビジネスが大躍進して億万長者になっても、規定の年数が経過しない限りはブラックリストに載ったまま、というルールです。
ブラックリストに載ってしまった場合に役立つサービス
ブラックリストに載るとできないことを紹介してきましたが、実はごく一部に限ってはブラックリストに載っていても利用できるものもあります。
ブラックリストは法律で決まっていることではありません。別にブラックリストに載ってる人を審査に通してもOKなわけです。
選択肢としては多くないけど、ブラックリストに載ってる人でもサービスを全く利用できなくなるわけではない!
補足の達人
ブラックでも作れるクレジットカード
一般的なクレジットカードはブラックだと作れませんが、「某アメリカンなクレジットカード」はブラックリストに載ってる人でも発行できることがあります。アメリカは日本よりも再チャレンジの仕組みが整っていると言われており、その流れでこの「某アメリカンなクレジットカード」も、過去に問題があっても現在の状況が改善されているなら審査に通す傾向があるようです。
カメックスみたいな名前のやつね。名前を出すと怒られるので出しません!
補足の達人
また、「某アメリカンなクレジットカード」以外にも、デポジット型クレジットカードもブラックでも契約できる可能性があります。
たとえばネクサスカードやデポジット型ライフカードがこれに該当します。こうしたクレジットカードは契約後に保証金の入金が必要になり、その保証金を上限額として利用できます。
プリペイドとは違って、あくまで「限度額」という扱いなので、毎回チャージする必要はありません。
補足の達人
ブラックでも契約できるカードローン
カードローンとは、いわゆるキャッシングです。
こちらもブラックの場合、アコムやアイフルなど、一般的なカードローンとはまず契約できません。しかし、そうした大手に対して知名度で劣る中小規模の消費者金融だと、ブラックでも契約できることがあります。
たとえばアルコシステムやキャネットなどがこれに該当します。そんな業者全く聞いたことがないと思います。全然知られていない知名度の低い業者だからこそ、大手が避けるブラックの人でも審査に通すことで、利用者を集めているわけです。
ブラックでも契約できる携帯会社
ブラックリストに載っても携帯会社との契約は可能です。分割契約できないことと、クレジットカードがない場合契約できない可能性があることだけ注意しましょう。
ただし、携帯会社には「携帯ブラックリスト」という独自のブラックリストがあります。これは携帯料金を長期滞納して強制解約された際に該当します。携帯ブラックリストに載るとほとんどの携帯会社と契約できなくなるため注意しましょう。
その他のブラックリストも知っておこう
これまで解説してきたブラックリストとは違いますが、それなりに有名な別のブラックリストについても2つ紹介していきます。
社内ブラック:1社だけのブラックリスト
ここまで紹介してきたブラックリストは、他の会社のサービスにも影響します。一方で社内ブラックとは、特定の会社だけで該当するブラックリストのことを言います。
ただし、社内ブラックは明文化されたルールではないことがほとんどです。つまり、「社内ブラックに該当する条件」「社内ブラックの影響」「社内ブラックを解除する方法」については、会社によって異なる傾向にあります。
たとえばよくあるのが、自己破産を起こした場合です。先の通り自己破産してから5年経過すればブラックリストからは解除されます。しかし、たとえば楽天カードの返済について免責を受けた場合、5年経過した後も楽天カードではカードを作ることができなくなることがあります。
つまり迷惑をかけた会社そのものでは、ブラックリストから削除された後も「社内ブラック」として情報が残り続けるってことです。
補足の達人
携帯ブラック:携帯会社独自のブラックリスト
先にも触れましたが、携帯会社独自のブラックリストは「携帯ブラック」と呼ばれます。携帯ブラックは携帯料金を滞納して強制解約された場合にのみ該当します。
携帯ブラックも強制解約から5年経過することで自動的に解除されますし、滞納分を完済することでも解除されます。
また、携帯会社の中にはわざわざ「携帯ブラックOK」を明言する会社もあります。任意に解除できることや、ブラックOKを明言する会社があることから、同じ「ブラック」でもゆるい印象です。
ブラックリストに載ると利用できるサービスが制限されて辛い!
ブラックリストに載ってもクレジットカードやローンが完全に利用できなくなるわけではありません。しかし選択肢は大幅に制限されますし、何より自分の努力で解除できるものではないのが厳しいでしょう。
現状ブラックリストに載っている人はただ耐えるしかありませんが、ブラックリストに入りそうな人は、とにかく頑張ってブラックリストに載らないよう努力しましょう。
例えばドコモショップで包丁持って大暴れしたらその人は多分一生ドコモと契約できない=ブラックリスト入りなんだろうけど、そういった例外的な話ではなく、明確にルールとして運用されているブラックリストのことを紹介していくよ。
補足の達人