教育ローンの審査に落ちた原因と対処方法を解説
教育ローンの審査に落ちてしまった人に向けて、教育ローンの審査に落ちる原因や、審査落ち後に代わりに利用できる制度やサービスを紹介していきます。
目次
おすすめカードローン3選
原則として在籍確認なし
アコム原則、在籍確認の電話なし!もし実施の必要があったとしても同意を得てから行う。さらにカードレス契約にも対応しているため郵送物なし。会社や家族へのバレにくさ重視ならアコム。
他社借り入れがある人向け
auじぶん銀行カードローン複数の消費者金融と契約していると、それが原因で審査に落ちることがある。しかし銀行カードローンならそのような人でも申込可能。新規契約で1,000円相当のPontaがもらえる。
教育ローンの審査に落ちる主な理由
教育ローンの審査に落ちた理由は、主に返済能力に問題があるケースと滞納や延滞の経験があるケースのいずれかです。それそれについて詳しくお伝えするので、自身がどちらに分類されるのか確かめてください。
安定した収入がない・既に借金がある等で返済能力が低いから
教育ローンの審査で最も大事になるのは、借りたお金を返済できるだけの支払い能力があるかどうかになります。返済できるかわからない人に対して、金融機関が融資することは基本的にありません。教育ローンとはいえビジネスでお金を貸しているわけなので、そのあたりはシビアに判断してくるのです。
返済能力の判断材料になるのは年収や職業といった収入面がメインですが、他にも他社での借入れ件数や借入れ合計額も考慮されます。つまり高収入であったとしてもたくさんの借り入れを行っていた場合は、返済能力に問題があるとして審査では不利になります。
すべての金融機関が同基準で審査をしているわけではありませんが、返済負担率は30%以下に収まることが望ましいとされます。返済負担率は、「年間の返済額÷年収×100%」で計算できます。仮に年収が300万円であり年間の返済額が70万円であった場合は、「70万円÷300万円×100%」で計算でき約23%になるため、目安の30%は下回っていることになります。
また教育ローンの場合は金利が低いことが多く、そもそもの審査難易度が高く設定されています。そこで注意したいのが雇用形態であり、基本的に正規雇用(正社員)でなければ利用は難しいです。メインの収入がアルバイト・パートであると毎月の収入が安定していない、と判断されることもあり審査が極めて厳しくなるのです。非正規雇用の場合は、連帯保証人などを求められることもあるため事前に親戚や知り合い等に話をつけておくと良いでしょう。
勤続年数も返済能力に一定の影響を与えるとされており、極端に短い場合は審査落ちの原因となります。教育ローンを組むのに必要な勤続年数は2年程度と言われているので、数ヶ月程度しか今の職場に勤めていない場合は利用が難しくなるでしょう。
過去に滞納や延滞の経験がある
支払い能力に問題がなかったとしても、クレジットカードやカードローンなどで過去に滞納や遅延の経験がある場合は審査に落ちることがあります。教育ローンの審査では個人信用情報と呼ばれるものをチェックされることになり、過去の滞納や遅延の情報が掲載されています。その個人信用情報が教育ローンの審査では確認されてしまうのです。
個人信用情報は自分で修正できません。情報が消えるまで待たなければならず、債務整理情報であるとか61日以上や3ヶ月以上の滞納情報の掲載が解除されるまでに数年かかるとされます。つまり、掲載されている期間中はあなたのマイナスの情報が金融機関側に筒抜けになることに。
個人信用情報は、自身で確かめることも可能です。個人信用情報機関であるCICなどに情報開示請求をしてみると良いでしょう。インターネットや郵送、そして窓口による開示請求が可能であり、1回あたり500円から1,000円で対応してもらえます。身に覚えがないのに、何度も審査に落ちる場合には、ぜひ一度ご自身の情報を確かめてみてくださいね。
ちなみに審査に落ちたからといって次々とローンに申し込んでしまうと、申し込みブラックと呼ばれる状態になるので注意しましょう。個人信用情報にはローン等の申込み情報も記録されることになり、6ヶ月間は保存されます。数多くの申込み履歴があると、「お金に困っている」「返済能力に問題があるのでは?」などと思われてしまい、審査で不利になります。立て続けに申込みを行っていた方は、半年程度は時間を空けて申込みをされてはいかがでしょうか。
教育ローンは金利が低い代わりに審査が厳しい
教育ローンの金利は1%から3%台であることが多く、金利的に圧倒的に有利です。魅力に感じる方も当然多いとは思いますが、その代わり誰にでも貸してくれるわけではありません。より確実に返済してくれる人にしか融資してくれないので、結果として審査は厳しくなるのです。
金利が低いということは、業者側に大きなリスクがあります。利益率が低いため、仮に貸し倒れ率が高くなると事業として成り立たなくなるからです。消費者金融やクレジットカードのキャッシングであれば、アルバイトやパートなど非正規雇用でも特に問題なく融資してくれます。彼らの金利は、年で最大18%ほどであり、教育ローンと大きな差があることが分かるでしょう。それだけ金利が高ければ、ある程度の貸し倒れは許容できるからこそ審査難易度が低めになるのです。
では実際に、銀行等で行われている教育ローンの金利はどの程度なのでしょうか。
まず千葉銀行のスーパー教育ローン<学生生活>の場合は、年2.2%から2.4%になります。横浜銀行の教育ローンは0.9%から2.9%であり、京都信用金庫の教育LINEは1.8%から2.0%です。のと共栄信用金庫ののとしん教育プランは1.0%から2.3%であり、中国銀行のちゅうぎん教育ローン(証書貸付型)は1.383%から3.475%になります。
以上のように、銀行の実施している教育ローンはどこも低金利であり、金利から言うと審査が甘いところは一つもないと言っても過言ではありません。
しかしお子さんの将来のことを考えると、借入れできないから進学を我慢してもらう、なんてことはできるものではありません。ただ教育ローンを組めなかったとしても進学等を諦める必要ありません。他にも有効でおすすめの対応策があるのです。
教育ローンの審査に通らない場合の対策方法
教育ローンは国のものだけではなく、民間のものなど多数あります。したがって、探せば審査難易度が若干低いものが見つかるかもしれません。1回審査に落ちたからといって諦める必要はないのです。
しかし複数の教育ローンに申込んでも審査に通ることができなければ、別の手段を検討したほうが良いでしょう。
ここでは奨学金と教育支金、さらにはキャッシングの利用についてご紹介します。魅力に感じたものがあれば、ぜひごご検討ください。
奨学金を借りる
教育ローンの利用ができなかった場合は、日本学生支援機構などの奨学金の利用も考えてみましょう。奨学金とは学生本人の名義で借りることになるローンであり、お金は入学後に分割で受け取ることになります。つまり入学金の支払いには使えないので注意しましょう。
奨学金で注意してほしいのが、子ども自身が借金を背負うことになる、というものです。高校や大学を卒業して社会人なるときに、借金を抱えて状態になるので、リスクはゼロではありません。実際に奨学金が支払えないで滞納するケースも多く、近年では社会問題化しています。
一方で低所得者向けの貸与型の奨学金もありますが、いくつかの条件が設定されているので、事前に確認した上で利用するか判断するか決めるのがおすすめです。
教育支援金を借りる
教育支援金は低所得層向けの救済制度なので、教育ローンの審査に落ちた人でも利用できる可能性があるのでチャレンジしてみる価値はあります。
ただ低所得層向けの支援金なので、貸付対象が決められています。収入基準が設定されており、毎年改定されるので必ず確かめてください。ちなみに東京都福祉協議会の収入基準は2019年ベースで2人世帯であると平均月収が27万2,000円以下であること、3人世帯の場合は33万5,000円以下であること、4人世帯は38万5,000円以下であること、5人世帯は42万5,000円以下であることが求められます。ただ世帯の収入額から家賃・住宅ローンの返済額・定期的支出(療養費・仕送り)については一定金額まで控除できますよ。また生活保護世帯でも、福祉協議会より借入れの必要性が認められた場合は利用可能です。
教育支援金は就学支度費と教育支援費の2種類がある点にも注目です。就学支度費は入学金の借入れとなり、教育支援費は授業料の前借りとなります。
教育支援金も奨学金と同様に、学生本人が借入れるカタチとなります。連帯保証人が原則不要になりますが、学生本人が借金を背負うカタチとなる点は覚えておく必要があるでしょう。
キャッシングを利用する
奨学金および教育支援金は、学生ローンが利用できない状況にも有効活用できるものであり、圧倒的低金利で利用できるとのメリットが有ることは確かです。しかし保証人が求められることもあったり、対象地域に半年以上居住していなければならなかったりなどの細かな条件があることで、利用できないケースも少なくありません。条件をクリアしていると思っても、審査で落とされる可能性もゼロではありません。
条件を満たせなかったり、実際に審査を受けても良い結果が得られなかったりした場合は最も手軽に借りられるキャッシングを利用されてはいかがでしょうか?審査難易度もそれほど高いわけではなく、収入についても高額を求められるわけではありません。年齢と安定収入などの条件が設定されていますが、アルバイトやパートでも安定収入があると判断されれば融資してもらえる可能性が出てきます。
もちろんキャッシングにもデメリットは有り、金利が最大で年18.0%などと高額です。そのため、利用する場合はなるべく短期的に返済できるように返済計画をしっかりと練るべきでしょう。ちなみに数ヶ月などの短期間の利用であれば、大手消費者金融の中には30日間の無利息サービスを行っていることもあるので、大きな負担にならない可能性もあります。たとえば3月に融資を受け7月のボーナスで全額完済できる状態であれば、4ヶ月の借り入れで済むことになり、30日間の無利息期間により、実質3ヶ月分の利息しか発生しないことに!
キャッシングの金利はデメリットですが、実はメリットと言える部分もあります。金利が高いことで、キャッシングを行う業者の収益率はかなり高いことに。したがって、多少の貸し倒れについては許容しているのが一般的であり、それほど厳しい審査は行いません。教育ローンに落ちた方でも借入れできるケースがあるので、一度申込まれてみてはいかがでしょうか?
審査が心配な方は、お試し審査系のコンテンツを利用するのもおすすめです。公式ページ等に設置されているもので、年齢や収入、そして他社借入額を入力するだけで簡単に仮審査結果を出してくれます。もちろんお試しなので本審査とは違う結果になることもありますが、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
おすすめのキャッシング業者
お子さんの教育資金をキャッシングで賄う場合におすすめの業者を2つご紹介します。それぞれの特徴も明らかにするので、参考にしていただけたら幸いです。
プロミス:消費者金融の中ではわずかに金利が低い
画像引用元:プロミス公式サイト│キャッシング新規お申込み(2021年03月02日取得)
キャッシングのデメリットである金利ですが、一般的に大手消費者金融の殆どは最大で年18.0%に設定しています。しかしプロミスは最大で年17.8%なので、利息を若干ではありますが節約できるわけです。
消費者金融の利用とのことで、「怖いお兄さんが出てくるのでは?」「恐ろしい取り立てが待っているのでは?」「トイチなどの高利子で融資されるのでは?」なんて考える人もいるかも知れません。プロミスはそんなことも一切なく、そもそもSMBCグループに所属しています。SMBCグループとは複合金融グループであり、プロミス以外にも三井住友銀行やSMBC信託銀行、SMBC日興証券や三井住友カードなどが在籍しています。銀行も所属しているような大手のグループが非合法な取り立てを行うはずがありません。金利も法律に基づいて設定しているのでご安心ください。
プロミスは利用も簡単であり、WEB完結サービスを利用するとオンラインで手続きするだけになります。申込みも家からできますし、必要書類もスマホなどを介して行えますし、借入れも家から出来ることに。さらに最短即日でお金を借りられるため、入学金や授業料の支払い期日が迫っている、なんてケースでも活用できるのです。
プロミスでは30日間の無利息サービスも行っているので、短期間で返済できるのであればかなりお得になります。利用条件はプロミスの利用が初めてであること、さらにはメアド登録とWEB明細利用をすることでOKです。ちなみに無利息期間のスタート日は、初めての借入れの翌日になります。つまり前もってプロミスの審査を受けておき、いざ必要になった時に借入れを行っても無利息期間が無駄にならないということ。他社の場合は契約の翌日から問答無用で無利息期間がスタートするのが一般的なので、この点はプロミスの大きな利点と言えます。
実質年率 | 最短融資期間 | 総量規制 |
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4.5%~18.0% | 最短3分 | あり |
新規契約での無利息期間 | ||
初回借入日の翌日から30日間 ※メールアドレスの登録と申し込み時に「プロミスのホームページにて書面(Web明細)を確認」の選択が必要 |
アイフルをおすすめする理由は、借入日の翌日から30日間の無利息期間があるからと、最大金利が17.8%と低いから。三井住友ATMでは振込・返済手数料が無料なのも魅力。これから消費者金融に申し込むなら、プロミスがまず最有力候補となるだろう。
PayPay銀行カードローン:銀行カードローンでも無利息期間あり
画像引用元:いつでも便利! PayPay銀行のカードローン|PayPay銀行(2021年04月13日取得)
消費者金融の利用にどうしても抵抗がある人は、銀行カードローンのPayPay銀行カードローンの利用を検討されてはいかがでしょうか?ちなみにPayPay銀行は旧ジャパンネット銀行のことです。
銀行カードローンは金利的に有利なところが多いわけですが、PayPay銀行カードローンの最大金利は残念ながら消費者金融並みであり年18.0%です。しかし銀行カードローンでは極めて珍しい30日間の無利息期間が設けられているのです。初めての利用が条件であり、利用を開始した日から30日間は利息が1円も発生しません。当然その無利息期間中に完済できれば、借入れた額のみの返済で対応してもらえるのです。
ただPayPay銀行カードローンの利用で注意したいのが、即日融資に対応していないところと口座開設が必要である点です。
PayPay銀行カードローンに限ったわけではありませんが、銀行カードローンはそもそも即日融資を行っていません。反社会勢力への融資を避けるために、審査時に警視庁のデータベース照会が義務付けられているからです。したがって最短でも翌日融資となるため、どうしても当日中に資金が必要、という場合はプロミスなどの即日対応可能な消費者金融がおすすめです。
またPayPay銀行に口座を持っていない場合は、カードローン申し込みと同時に口座申込みもしなければなりません。ただ口座申込自体はそれほど難しいわけではありません。申込み自体はネットで完結しますし、審査結果はメールでお知らせしてくれるのも口座を保有している方と一緒です。最短60分で仮審査結果を連絡してくれます。
ちなみに消費者金融も銀行カードローンも審査時に在籍確認が行われるのが一般的です。職場に対して電話連絡があり、本当にその場で働いているのかを確かめられるのです。PayPay銀行カードローンの場合は、「銀行名+担当者名」での電話連絡があるので理解した上で申込みを行ってくださいね。
実質年率 | 最短融資期間 | 総量規制 |
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1.59%~18.0% | 申込日の翌営業日 | なし/対象外 |
新規契約での無利息期間 | ||
初回借入日から30日間 |
PayPay銀行カードローンは銀行カードローンなので総量規制の対象外。また、銀行カードローンにしては珍しく30日間の無利息期間に対応。その代わり金利は消費者金融並み。
おすすめカードローンまとめ
会社名 | おすすめポイント | 申込 |
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アコムは原則、勤務先への在籍確認の電話連絡なしを明言している。もし電話が必要になった場合でも必ず利用者の同意を得てから行うため、「急に職場に電話がかかってくる」ことがない。さらに「はじめてのアコム」と呼ばれるように初めてカードローンに申し込む人から選ばれやすいことから、消費者金融の中では審査通過率が最も高く、審査面でもおすすめ。
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会社名 | おすすめポイント | 申込 |
プロミスは大手消費者金融の中でも上限金利が低く、17.8%を採用している。また無利息期間も「契約日」ではなく「借入日」が起点となるので、無駄に日数を消化してしまう可能性が低い。契約だけしておいて、必要な時にお金を借りればその時点から30日間無利息で借りられる。
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会社名 | おすすめポイント | 申込 |
アイフルも原則として、勤務先への電話連絡なし申込時に勤務先への電話連絡を行わない。さらに融資スピードが速く、申し込みから借入までは最短18分。電話連絡がないため、土日でも審査が進む可能性が高い。急いでいる人におすすめ。
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会社名 | おすすめポイント | 申込 |
銀行が提供しているカードローンは消費者金融と異なり、貸金業法の影響を受けない。そのため消費者金融とは審査が若干異なる。例えば複数の消費者金融との契約が原因で審査に落ちた場合でも、銀行カードローンなら通過できる可能性もある。もちろん非auユーザー、じぶん銀行口座を持っていなくても利用可能。また、今なら新規契約で1,000円相当のPontaがもらえる。
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