奨学金の審査に落ちる理由と審査対策方法を紹介
「奨学金を利用したが審査に落ちてしまった人」もしくは「奨学金を利用したいが審査が不安な人」に向けて、奨学金の審査に落ちる理由を解説します。また、奨学金を利用できない場合の対策方法も紹介するので参考にしてください。
目次
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奨学金の審査基準
奨学金の審査基準についてお伝えしますが奨学金には様々な種類があるあるため、ここでは最も利用する方が多い日本学生支援機構の大学生への奨学金に関する審査について解説します。
ちなみに平成29年度の調査によると、日本学生支援機構の奨学金の利用率は短大を含む大学生全体で37.5%にもなることが明らかにされています。つまり短大生および大学生のうち2.7人に1人が日本学生支援機構の奨学金を利用していることになるのです。
学力基準など申込資格・選考基準を満たしていない
日本学生支援機構の奨学金を受けるためには、申し込み資格・選考基準を満たさなければなりません。注目してほしいのが、学力基準と家計基準になります。
まず学力基準は 高等学校または専修学校高等課程最終2か年の成績の平均が3.5以上であることが求められます。したがって、平均以上の学力がなければ奨学金を利用できないことに。
一方で上記基準を満たさない場合でも条件によっては、奨学金を利用できる可能性があります。原則父母である生計維持者の住民税が非課税であるケース、または生活保護受給世帯であるケース、社会的養護を必要とするケースのいずれかに該当する場合で以下のいずれかに該当する場合は、高等学校または専修学校高等課程最終2か年の成績の平均が3.5以下であっても学力基準を満たしていることになります。
- 特定の分野において特に優れた資質能力を持っており、優れた学習成績を修める見込みがある
- 学修に意欲的であり、優れた学習成績を修める見込みがある
以上の学力基準に満たない場合であっても、 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者であれば学力基準をクリアしたことになります。
ちなみに第一種と第二種、給付型奨学金で若干内容は異なります。ただいずれも平均以上の成績が求められる点では同じなので、高校時代の成績が重要である、と覚えておきましょう。
次に家計基準ですが、簡単に言ってしまえば裕福な家庭は利用できません。そもそも資金を持っている家であれば奨学金を利用しようとは思わないものなので、こちらについては特に問題ないでしょう。
具体的な家計基準ですが、大学種別、希望する奨学金種別、収入形態、通学形態等、世帯人員によって異なりるため事前に確認することをおすすめします。基本的には世帯数ごとに合計収入額の上限を定めており、例えば「世帯人数が3人ならばXXX万円以上の給与所得があると利用できない」などとしています。
保証人に返済能力や信用がない
奨学金を利用するためには、連帯保証人と保証人を用意しなければなりません。連帯保証人および保証人が意味を持つのは、奨学生が返済できなくなった時です。奨学生本人が返済できなくなった場合は、まずは連帯保証人に返還が求められ、次に保証人に返済が求められます。
奨学金の審査では連帯保証人と保証人に対する審査が実施され、仮に返済能力が低いと判定されると審査落ちとなります。特に注意したいのが個人信用情報であり、そこに問題があると審査に落ちる可能性が高くなるのでご注意ください。
まず連帯保証人は、原則として父母となります。連帯保証人は奨学生本人が未成年の場合は、その親権者であることが求められます。そして債務整理中でないことが求められます。債務整理とは、自己破産・任意整理・個人再生・特定調停などのことを指しており、借金が返済できずに減額したり免責したりを父母がしている最中は、奨学金を利用できないのです。
保証人は奨学生本人および連帯保証人が返済できなくなった時に、代わって返還する人を指しています。こちらは原則として叔父や叔母、兄弟姉妹が対象者になります。
保証人は奨学生および連帯保証人と別生計であることが求められます。さらに返還誓約書の誓約日(奨学金の申込日)時点で65歳未満であることも求められるため、年齢条件もついていることになります。また連帯保証人と同様に債務整理中は不可とされています。
連帯保証人と保証人の両方とも個人信用情報に債務整理中などの金融事故が掲載されていると、奨学金の利用はかなり厳しくなる点は覚えておきましょう。もちろん債務整理中は連帯保証人や保証人になれないだけなので、債務整理後であれば奨学金審査に通過できる可能性はあります。しかし債務整理後であっても5年間は個人信用情報機関に金融事故として情報が残るため、審査にも一定の悪影響を及ぼすことになるでしょう。
奨学金の審査に落ちた・落ちる可能性が高い場合の対策方法
奨学金を利用できなかった時に有効な対策法を2つご紹介します。それほど難しいものではないので、気になるものがあったら是非チャレンジしてみてください。
教育ローンを利用する
奨学金が使えなかったとしても、教育ローンを使えば学費の工面は可能です。ただ奨学金のように金利が1%以下など条件がそれほど良いわけではありません。一般的には金利が1%を超えるものが多いですが、それでもクレジットカードのキャッシングであるとか、カードローンを利用するよりは有利です。また奨学金の場合は入学後に振り込まれるので入学金には使えませんが、教育ローンの場合は使えることもあるため、使い勝手という部分では奨学金を上回っている、との見方もできますよ。
以下、メガバンクの三井住友銀行の教育ローンについて簡単にご説明します。
まず金額については、10万円から300万円になります。金利は変動型ではありますが、年3.475%に設定されています(2021年6月現在)。ちなみに住宅ローンとセットで申込みを行うと、金利はマイナス0.5% となるため2.975%で利用できることに。
三井住友銀行の教育ローンは幅広い教育資金に対応しており、学校や塾予備校等に納付する資金に利用できるのは当たり前で、他の金融機関で借り入れ中の教育ローンの借り換えにも利用できるのです。借入期間は1年間から10年間であり、より長い返済期間を設けることで毎月の返済額の負担を減らすことも可能です。
注目したいのが利用条件であり、まず年齢条件として20歳以上65歳未満に設定されています(本人または両親のいずれかがクリアしていればOK)。また前年度の税込み年収が200万円以上(個人事業主の方は所得金額)であり、安定した収入があることが求められます。
教育ローンの審査でも奨学金と同様に、個人信用情報をチェックされることになります。つまり個人信用情報に何らかのマイナスの情報が記載されていると、やはり審査落ちになる可能性が出てきてしまいます。教育ローンは民間のローンの中でも低金利であり、業者側としてはリスクが高いものになります。したがって審査は厳しくなる可能性が高いので、過去にクレジットカードやローンの返済で遅れたことがある方は要注意です。
消費者金融を利用する
そもそも奨学金の審査に落ちるのであれば、教育ローンの審査に落ちる可能性も高いと言えます。どちらも審査難易度が高いと考えられており、様々な条件がついているところ、さらには保証人を求められることもあるなど、心理的なハードルも低いとはいえません。
そこで最後の砦として活用していただきたいのが消費者金融になります。
消費者金融に対し良いイメージを持っていない方もいるかも知れませんが、そんな話は過去のものです。以前発生していたグレーゾーン金利も撤廃され、利息制限法の範囲内の融資を行っています。取り立てに関しても貸金業法にて、厳しく規制されており業者は守らざるを得ません。たとえば、複数人で取り立てに行くことも禁じられていますし、正当な理由なく夜の9時から翌午前8時まで取り立てを行うのもNGです。もし違反するようなことがあれば、法律違反となり営業停止などの処分を受けることに…。
そもそも今や大手消費者金融の多くは金融グループに所属しています。大手の銀行が所属しているほどの巨大グループであることも珍しくありません。たとえばプロミスはSMBCグループに所属していますが、三井住友銀行やSMBC信託銀行、他にも三井住友カードや欧州三井住友銀行などなど、そうそうたる企業が所属しています。そんな大手グループに所属している消費者金融が問題を起こすようなことは基本的に考えられません。仮に暴力的な取り立てをすれば、大きく報道されることになりグループ全体の評判を悪くしてしまうわけです。
ただ消費者金融には奨学金や教育ローンと比較すると大きなデメリットがあり、それは金利です。消費者金融の一般的な金利は最大で18%にもなるため、奨学金の年1%弱や教育ローンの5%弱と比較すると大きな違いになります。
一方で消費者金融では素晴らしいサービスを行っており、初めての利用で30日間の無利息期間が用意されていることがあるのです。その名のとおりに一定期間無利息になるため、その期間中に完済すれば利息は一切発生しません。したがって仮に短期間で返済できる場合であれば、大きな負担になる可能性は低いでしょう。たとえば入学金や授業料の支払いがあるけど、2ヶ月後や3ヶ月後のボーナスで完済できる、といった状況であれば実質的な金利もかなり抑えられるのです。
もちろん、48回払いなど長期間の返済になれば大きな負担になることも考えられます。まずは自身の返済能力と想定返済期間を計算してみて、どの程度の期間で完済できそうかを調査してみましょう。仮に短期間であれば、消費者金融を検討する価値は十分です。
おすすめの消費者金融
奨学金と教育ローンの利用が難しいケースや短期間の返済で対応できそうな方におすすめなのが消費者金融です。申し込み方法も多彩であり、しかも最短即日融資に対応しているなどメリットも少なくありません。近年ではWEB完結と呼ばれる、ネット上ですべての手続きが完了できるサービスまで行われているのです。
こちらではおすすめの消費者金融を2つご紹介するので、お子さんの教育に関わる費用の確保先として検討していただけたら幸いです。
プロミス:他社よりも低い金利と無利息期間が魅力
画像引用元:プロミス公式サイト│キャッシング新規お申込み(2021年03月02日取得)
プロミスは極めて評価の高い消費者金融であり、直近の「2021年オリコン顧客満足度調査 ノンバンクカードローン」にて第1位を獲得しています。調査対象企業は全部で19社であり、ローン利用者3,609人に調査を行っているものなので、かなり信頼度の高い調査と言えます。ちなみにプロミスで高く評価されているのが審査対応になります。実際に短時間で審査結果を知らせてくれるのはもちろん、WEB完結と呼ばれるカードレス系のサービスも実施しています。即日融資の実施率も高いとされており、安心して利用できる点にも注目でしょう。
金利についてもメリットが複数あり、30日間の無利息サービスと最大年利が他の大手消費者金融と比較して低いところに注目です。まずは30日間の無利息サービスですが、適用条件はプロミスとの契約が初めてであり、メールアドレスを登録し、書面の受け取り方法を「プロミスのホームページにて書面(Web明細)を確認」にするだけです。たったそれだけで1ヶ月分の利息がかからないので、短期間の利用を想定している方にはかなりお得な利用ができます。またプロミスの無利息期間の開始日は、初めての借入日の翌日からになります。契約後すぐに無利息期間が開始されるわけではないため、事前に契約だけ済ませておき、いざ入学金や授業料が必要になった時に借り入れを行う、との使い方でも問題ないわけです。
大手消費者金融の最大金利は年18%に設定されていることが多いですが、プロミスの場合は年17.8%と若干低く抑えられています。ちょっとした違いになりますが、返済期間が長引くような場合や継続して利用することが想定される場合には大きな違いになることも考えられます。消費者金融は利用するにしても、少しでも金利を抑えたいのであればプロミスをおすすめします。
以下、プロミスの申込み条件と必要書類についてご紹介します。
申込み条件は、以下の2点になります。
- 年齢が20歳以上69歳以下であること
- 本人に安定した収入があること
収入については、額が指定されているわけではありません。主婦でもパートやアルバイトなど安定した収入がある場合であれば、融資してもらえるとのことなので、それほど高額な年収を求められることはありません。
必要書類として必須なのが、本人確認書類になります。運転免許証を持っている方であれば、運転免許証の提出を行ってください。持っていない方は、パスポートまたは健康保険証+住民票の提出でもOKとされています。
借入希望額が50万円を超えるケース、および借入希望額と他社の利用残高の合計が100万円を超えるケースに該当する場合は、以上の本人確認書類とともに収入証明書の提出が必要になります。収入証明書は、源泉徴収票・確定申告書・給与明細書(直近2ヶ月分)+賞与明細書(直近1年分)のいずれかとなります。
実質年率 | 最短融資期間 | 総量規制 |
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4.5%~18.0% | 最短3分 | あり |
新規契約での無利息期間 | ||
初回借入日の翌日から30日間 ※メールアドレスの登録と申し込み時に「プロミスのホームページにて書面(Web明細)を確認」の選択が必要 |
プロミスは他社と比較して金利が低く、さらに無利息期間の開始日が契約日ではなく借入日なのがメリット。これから消費者金融と契約するなら、まずプロミスを第一候補として問題ないだろう。
アコム:知名度抜群!初心者にもおすすめできる
アコムは2021年1月8日から12日に株式会社ショッパーズアイの行った調査により、多くの方から高く評価されていることが分かりました。「はじめての方にオススメ」「即日ほしい人向け」「手続きがわかりやすい」の3部門で1位に輝いているのです。つまり、初めての消費者金融の利用であるとか、即日融資を狙っている方、そして「手続きが不安な方におすすめということです。
アコムも30日間の無利息サービスを行っており、その適用条件はアコムの契約が初めてであることのみです。ただ無利息期間の開始日は契約日の翌日となるため。仮に契約してすぐに融資を受けないと無利息期間が無駄になる恐れもあるのでご注意ください。お子さんの学費目的で借りるのであれば、入学金や授業料の請求日の直前に審査に申し込むのが良いでしょう。
初めての消費者金融の申し込みということで審査に不安を抱えている方は、アコムの公式ページに用意されている「3秒診断」と呼ばれるコンテンツを活用しましょう。年齢・年収(総支給額)・カードローン他社お借入状況の3つの項目を埋めるだけで、借入れできそうかを判断してもらえます。仮に「お借入できる可能性が高いです。」と出た場合はアコム側から高く評価されているので、そのまま申し込みされてはいかがでしょうか。一方で「ご入力いただいた内容だけではお借入可能か判断できませんでした。」と出た場合は、年収と借入れ金額のバランスが悪いと判断されている恐れがあります。診断結果の内容をチェックし、再度「3秒診断」で確認してみましょう。
アコムの金利は3%から18%に設定されています。契約する利用限度額によって金利は変わるものであり、たとえば1万円から99万円であれば7.7%から18.0%になります。100万円から300万円は7.7%から15.0%、301万円から500万円は4.7%から7.7%、501万円から800万円は3.0%から4.7%です。契約額が高くなるほど有利な借り入れができるわけですが、その分審査難易度がアップするので、なるべく必要最低限の額での申し込みがおすすめです。
実質年率 | 最短融資期間 | 総量規制 |
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3.00%~18.00% | 最短20分 | あり |
新規契約での無利息期間 | ||
契約日の翌日から30日間 |
アコムはユーザー満足度の高い消費者金融。知名度も高く、様々なランキングの常連なのが強みだ。金利や手数料自体は他社と比較して特別優れている印象はない。とはいえプロミスに次いで利用を検討してみても良いだろう。
おすすめカードローンまとめ
会社名 | おすすめポイント | 申込 |
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アコムは原則、勤務先への在籍確認の電話連絡なしを明言している。もし電話が必要になった場合でも必ず利用者の同意を得てから行うため、「急に職場に電話がかかってくる」ことがない。さらに「はじめてのアコム」と呼ばれるように初めてカードローンに申し込む人から選ばれやすいことから、消費者金融の中では審査通過率が最も高く、審査面でもおすすめ。
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会社名 | おすすめポイント | 申込 |
プロミスは大手消費者金融の中でも上限金利が低く、17.8%を採用している。また無利息期間も「契約日」ではなく「借入日」が起点となるので、無駄に日数を消化してしまう可能性が低い。契約だけしておいて、必要な時にお金を借りればその時点から30日間無利息で借りられる。
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会社名 | おすすめポイント | 申込 |
アイフルも原則として、勤務先への電話連絡なし申込時に勤務先への電話連絡を行わない。さらに融資スピードが速く、申し込みから借入までは最短18分。電話連絡がないため、土日でも審査が進む可能性が高い。急いでいる人におすすめ。
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会社名 | おすすめポイント | 申込 |
銀行が提供しているカードローンは消費者金融と異なり、貸金業法の影響を受けない。そのため消費者金融とは審査が若干異なる。例えば複数の消費者金融との契約が原因で審査に落ちた場合でも、銀行カードローンなら通過できる可能性もある。もちろん非auユーザー、じぶん銀行口座を持っていなくても利用可能。また、今なら新規契約で1,000円相当のPontaがもらえる。
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