「三井住友銀行カードローン」 申込条件、審査、融資までの所要時間などの基本的な特徴やメリット・注意点を解説
銀行系でありながら最短で翌営業日に借入可能なスピード融資ができたり、返済日を選択できるなど、消費者金融に匹敵する柔軟なサービスが特徴のカードローンです。
このページでは、「三井住友銀行カードローン」での融資を検討されている方に向けて、申込条件や審査基準、利用限度額等の基本的な特徴からメリット、デメリットを紹介します。
目次
「三井住友銀行カードローン」の基本的な特徴
申込条件と審査基準、在籍確認
「三井住友銀行カードローン」は、以下の3つの条件すべてに該当する方は誰でも申し込めます。
- 申込時、満20歳以上満69歳以下の方
- 原則安定したご収入のある方
- 三井住友銀行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる方
「三井住友銀行カードローン」の審査基準は公表されていませんが、審査はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社、つまり消費者金融のプロミスが行います。過去にプロミスから融資を受けたことのある方なら目安になるかと思います。
また、融資を受けるにあたって三井住友銀行の預金口座開設は必須ではありません(預金口座のキャッシュカードでの借入、キャッシング専用カードでの借入のいずれかを選択できます)。銀行系カードローンにも関わらず制約がないことはポイントが高いです。
また、アルバイト、派遣社員、パート、自営業、日本国籍以外の外国人の方も上記の条件を満たす方なら申し込めます。一方、収入のない専業主婦/主夫は(条件に合致しないので)申し込めません。
申込者が勤務先に勤務・在籍していることを確認する「在籍確認」もあります。
関連会社の三井住友銀行カードローンプラザから、申込時に登録した電話番号および勤務先に銀行名で連絡があります。勤務先への在籍確認が不安な際は、予め三井住友銀行カードローンプラザに連絡して相談を受けてくれます。
必要書類
「三井住友銀行カードローン」の審査を受ける際に必要な書類は次の通り。WEBからの提出も可能です。必要に応じてこれら以外の書類も要求されるケースもあります。
- 本人確認書類
- 運転免許証、パスポート、個人番号カード、パスポート、顔写真付き住民基本台帳カード等のいずれか
- 現在の収入が確認できる書類(希望の利用限度額が50万円以下の場合は不要)
- 源泉徴収票、住民税決定通知書または課税証明書、納税証明書のいずれか
申込方法(WEBからの申込など)
「三井住友銀行カードローン」に申し込む方法は3つあります。
- パソコン・スマートフォンからの申込(インターネット申込)
- 三井住友銀行内のローン契約機での申込
- 電話での申込
いずれの方法も、三井住友銀行の預金口座がなくても申込できます。
融資実行までの流れ(WEBからの申込の場合)
「三井住友銀行カードローン」をパソコン・スマートフォンから申込んだ場合、借入までの流れは次の通り。
- 申込内容の入力(申込者/24時間365日受付)
- 本人確認書類提出(申込者/24時間365日受付)
- 審査(三井住友銀行/必要に応じて電話確認あり)
- 審査結果連絡(三井住友銀行/最短翌営業日・電話かメールアドレスに連絡)
- ご利用開始(申込者/預金口座キャッシュカードかローン専用カードで借入)
注意点は、借入の方法。三井住友銀行の預金口座のキャッシュカードをお持ちの方は三井住友銀行や提携銀行のATMで、キャッシュカードをお持ちでない方は三井住友銀行内のローン契約機でローン専用カードを発行してからご利用できます。予め三井住友銀行のキャッシュカードをお持ちの方がよりスムーズに借入ができます。
融資実行までの所要時間(審査時間):最短翌営業日
「三井住友銀行カードローン」の申込~融資までにかかる時間(審査時間)は最短翌営業日。
最短で申し込みの翌営業日に審査結果が通知されるので、その後は預金口座のキャッシュカードをお持ちの方はそのまま銀行やコンビニ等の提携ATMで借入ができます。キャッシュカードをお持ちでない方は、三井住友銀行内に設置されたローン契約機でローン専用カードを発行してから借入ができます(ローン契約機の受付時間:9時~21時(1月1日を除く)。
- 三井住友銀行のキャッシュカードを持っている:三井住友銀行および提携ATMで借入
- 三井住友銀行のキャッシュカードを持っていない:ローン契約機でローン専用カードを発行後、借入/span>
また、三井住友銀行のインターネットバンキングに登録している方は、インターネット操作でご自身の預金口座に振込もできます。
いずれの方法も最短で翌営業日に借入可能。これは、銀行系カードローンの中で最速のスピード対応です。
利用限度額:800万円
「三井住友銀行カードローン」の利用限度額は800万円。希望の限度額を1万円単位で設定できます。なお、50万円以上の申込には、源泉徴収票などの収入証明書の提出が必要です。
審査時に希望限度額を記入し、審査結果のお知らせと併せて利用限度額が通知されます。
年利・金利
「三井住友銀行カードローン」の借入利率(年利)は、4.0%~14.5%(実質年率)。利用限度額に応じて以下のテーブルの通り設定される、とても分かりやすい仕組みです。
利用限度額 | 借入利率(年率) |
---|---|
100万円以下 | 12.0%~14.5% |
100万円超200万円以下 | 年10.0%~12.0% |
200万円超300万円以下 | 年8.0%~10.0% |
300万円超400万円以下 | 年7.0%~8.0% |
400万円超500万円以下 | 年6.0%~7.0% |
500万円超600万円以下 | 年5.0%~6.0% |
600万円超700万円以下 | 年4.5%~5.0% |
700万円超800万円以下 | 年4.0%~4.5% |
利息の計算は、通知された借入利率を元に行われます。
借りていた日数ベースで(1年を365日とする)日割り計算します。
たとえば、10万円を20日間、利率14.5%で借りた場合、利息は100,000円 × 14.5% × 20日 ÷ 365日 = 794.520548…小数点以下は切り捨てなので利息は794円です。
借入方法
「三井住友銀行カードローン」でお金を借りる方法は大きく2通りあります。
- 三井住友銀行およびコンビニ等の提携ATMでの取引
- 三井住友銀行のインターネットバンキングでの取引
三井住友銀行およびコンビニ等の提携ATMでの取引は、手持ちのカードが普通預金口座のキャッシュカード、ローン専用カードのいずれかによって利用できるATMが異なります。
対応ATM | 普通預金 キャッシュカード |
ローン専用カード |
---|---|---|
三井住友銀行ATM | 〇 | 〇 |
コンビニ提携ATM | 〇 | 〇 |
ゆうちょ銀行ATM | 〇 | × |
その他提携銀行ATM | 〇 | × |
普通預金キャッシュカードは、ゆうちょ銀行とその他提携銀行ATMはご利用になれませんのでご注意ください。
また、三井住友銀行やコンビニ提携ATMで借入・返済する場合は利用手数料はかかりません。一方、提携銀行ATMを利用する場合、所定の利用手数料・時間外手数料がかかります。
返済日・返済方法
「三井住友銀行カードローン」の返済日は5日、15日、25日、末日の中から選択が可能。
方法は次の3種類から選べます。
- ATMでの返済
- 銀行振込での返済
- 口座振替による返済
このうち、普通預金キャッシュカードを利用してATMで返済する場合、ゆうちょ銀行のATMは利用できません。
返済方式
「三井住友銀行カードローン」の返済方式は、残高スライド元利定額です。
残高スライド元利定額とは、返済時の借入残高に対して「一定の金額」を返済する方式です。
借入残高に対して毎月いくら返済すればよいか公式サイトに掲載している会社が多いですが、三井住友銀行は公表していませんが、毎月の返済額、返済期間などが試算できる「返済シミュレーション」のページで確認できます。もちろん、借入後には毎月いくら返済すべきかは通知されるのでそれに従って返済します。
追加返済(臨時返済)の方法
「三井住友銀行カードローン」では、毎月決められた返済日とは別に、三井住友銀行などの提携ATMでいつでも追加返済できます(利息金額未満の返済は不可)。
ATM、振込、インターネットバンキングなど、都合にあわせて様々な返済方法を選択できます。その際の三井住友銀行への連絡は不要です。
提携銀行・コンビニATM
「三井住友銀行カードローン」の借入と返済ができる提携ATMは次の通り。
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- ローソン銀行
- イーネットATM(ファミリーマート等に設置)
セブン、ローソン、ファミリーマート等の大手コンビニのATMで借入・返済ができるので利便性は高いです。
この他にも、インターネットバンキングのSMBCダイレクトによる借入・返済、口座振替による返済ができます。手持ちのカードが普通預金のキャッシュカードなのか、ローン専用カードなのかによって借入・返済方法の選択肢が異なるので以下の対応表でご確認ください。
対応ATM | 普通預金 キャッシュカード |
ローン専用カード |
---|---|---|
三井住友銀行ATM | 〇 借入・返済 |
〇 借入・返済 |
コンビニ提携ATM セブン・ローソン・ファミマ等 |
〇 借入・返済 |
〇 借入・返済 |
ゆうちょ銀行ATM | 〇 借入・返済 |
× |
銀行振込 | 〇 SMBCダイレクト契約者限定 |
|
口座振替 | 〇 (返済のみ) |
「三井住友銀行カードローン」の2つのメリット
【最短翌営業日融資】他行と比較して融資が早い
銀行系カードローンは昨今の規制により、申し込んだその日にお金を借りることができません。融資は早くても申し込んだ日の翌営業日です。
三井住友銀行カードローンは、銀行系カードローンの中では最速で申し込んだ翌営業日にお金が借りられるスピード融資。
「早くお金がほしいけど消費者金融で借りたくない」という人におすすめのカードローンです。
申込~融資までの流れは融資実行までの流れ(WEBからの申込の場合)の章をお読みください。
年収の3分の1を超える融資可能/総量規制の対象外
カードローン業者は総量規制という、年収の3分の1を超える貸付が原則禁止されています。たとえば、年収600万円の人が借入できるのは200万円までです。
ただし、総量規制の対象となる貸付けは消費者金融などの貸金業者に限定されるため、これに該当しない銀行が行うカードローンは総量規制の対象ではありません。
したがって、三井住友銀行が提供する三井住友銀行カードローンは、年収の3分の1を超える貸付が法律によって制限されることがなく「年収の3分の1を超えるお金を借りたい」と考えている人におすすめのカードローンです。
- 総量規制の対象(例):プロミス、SMBCモビット、アイフル、新生フィナンシャルなどの消費者金融のカードローン、JCB等クレジットカードのカードローン
- 総量規制対象外(例):三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などの銀行が提供するカードローン
「三井住友銀行カードローン」の注意点(デメリット)
三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行のATMで取引できない
「三井住友銀行カードローン」は、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート等のコンビニの提携ATMで取引ができる一方で、メガバンクである三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行のATMは利用できないのでご注意ください。
申込条件/審査
申込資格 |
|
---|---|
必要書類 |
|
パート・アルバイト | 安定した収入のある方なら申込可 |
学生 | 安定した収入のある方なら申込可 |
専業主婦 | ×(申込不可) |
外国人 | 永住権を取得されている方なら申込可 |
申込方法 |
|
申込~審査結果通知までの時間(最短) | 申込日の翌営業日 |
申込~融資実行までの時間(最短) | 申込日の翌営業日 |
借入条件/方法
借入限度額 | 800万円 |
---|---|
総量規制 | 対象外 |
実質年率 | 4.0%~14.5% |
遅延損害金 | 19.94% |
借入方法 |
|
提携銀行ATM(抜粋) |
三菱UFJ銀行:× みずほ銀行:× 三井住友銀行:× りそな銀行:× イオン銀行:× セブン銀行:× |
提携コンビニATM(抜粋) |
セブンイレブン:〇 ローソン:〇 ファミリーマート:〇 ミニストップ:× |
返済方式/方法
返済方式 | 残高スライド元利定額 |
---|---|
返済日 | 5日、15日、25日、末日の中から選択が可能 |
返済方法 |
|
提携銀行ATM(抜粋) |
三菱UFJ銀行:× みずほ銀行:× 三井住友銀行:× りそな銀行:× イオン銀行:× セブン銀行:× |
提携コンビニATM(抜粋) |
セブンイレブン:〇 ローソン:〇 ファミリーマート:〇 ミニストップ:× |
会社情報
会社名 | 株式会社三井住友銀行 |
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本社所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 |
登録番号 | 金融機関コード 0009 |