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外国株投資入門3 外国株取引の方法

公開年月日 : 2016/09/30 更新年月日 : 2016/10/02

外国株取引の方法は3つあり、海外委託取引、国内委託取引、国内店頭取引といいます。それぞれ取扱銘柄や取引手数料、取引時間などが異なります。これら3つの方法は、外国株取引に必須な知識なので正しく理解しておきましょう。

海外委託取引

国内の証券会社に注文を出して、海外の証券会社を経由して外国株を売買することを海外委託取引といいます。他の取引方法と比べて、取扱対象の銘柄が圧倒的に多い点が特徴です。

海外委託取引では日本円で取引する円貨決済、現地通貨で取引する外貨決済のどちらかも利用できる場合が多いです。外貨決済を選べば、為替相場の変動によって生まれる為替差益を狙えます。取引時間の基準は、日本時間でなく現地時間です。国内株式と同様に成行注文や指値注文などを出せます。

一方でデメリットもあり、国内・海外の両方の証券会社を経由するため、取引手数料が割高になります。

国内委託取引

国内の証券取引所に上場している外国株を売買することを、国内委託取引といいます。取引の対象銘柄は、東京証券取引所の外国部に上場しているものとなります。海外の証券取引所は関与しないので、海外委託取引と比較して取引手数料が安いです。

国内委託取引では、取引時間や注文手順も、国内株のそれと変わりありません。指値・成行注文ができるほか、銘柄によっては信用取引もできます。しかし、外国部に上場する銘柄は過去と比べて少なく、現在は数えるほどしかありません。取引も活発でないため、流動性リスクが大きいといえます。

国内店頭取引

証券取引所を経由せずに、国内の証券会社と投資家の間で取引することを国内店頭取引といいます。国内店頭取引では、各証券会社が海外の株価を参考にして株価を設定し、株を投資家に売却したり、投資家の株を購入したりしています。そのため、相場変動や為替変動による株価変動のリスクは小さいといえます。取引手数料は売買価格に含まれており、コスト計算も必要ありません。

しかし国内店頭取引では、成行・指値注文ができないなど、取引の自由度は低いです。なぜなら、どの銘柄をどれくらいの株価で売買するかは、完全に証券会社に依存しているからです。

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