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外国株投資入門2 外国株投資のリスク

公開年月日 : 2016/09/30 更新年月日 : 2016/10/02

国内以外で収益獲得のチャンスを広げたり、復数国・複数銘柄に投資することでリスクを分散できたり、外国株取引には魅力的なメリットがたくさんあります。しかし、外国株取引にもリスクがあります。このページでは、外国株取引の3つのリスクと、2つの注意点を紹介します。外国株取引をはじめるまえに、心の準備をしておきましょう。

外国株取引の3つのリスク

国内株と共通するリスク

国内株と同様に、外国株にも株式投資に共通する3つのリスクがあります。購入時よりも株の価値が下がってしまう「元本割れリスク」、株の取引量が少ないために適切なタイミングや価格で株を売買できない「流動性リスク」、証券取引所での取扱が終了し、株が紙くず同然になってしまう「上場廃止・倒産リスク」の3つです。詳しくは、株式投資のリスク | 株式投資入門を参照してください。

投資対象国の地政学リスク

政治・経済・社会情勢などの要因で市場が混乱して資産価値が変動するリスクのことを、カントリーリスクといいます。先進国と比べて、特に新興国は政治的・経済的な不安、インフレ懸念など不安定な要素を抱えています。これらの要因が顕在化すると、株価や為替レートが急落する恐れもあります。最近発生したギリシャやアイルランドの財政危機が、これにあたります。

また新興国は、株式市場の規模が小さく未成熟なので、投機的資金の流入や一時的な話題性によって、株式相場が乱高下しやすい傾向もあります。

為替差益による損失のリスク

外国株取引で避けて通ることのできないリスク、それは為替リスクです。外国株投資で生み出した利益は、円安になれば大きくなり、円高になれば小さくなります。為替レートの変動に合わせて、最適なタイミングで外国株を決済すれば、利益はより大きくなります。

外国株取引の注意点

取引手数料が高い

外国株取引の手数料は、国内株式と違って割高なので注意が必要です。株を仕入れる際に、国内の証券会社だけでなく、海外(現地)の取次業者を経由する場合があるからです。国内取次手数料、現地委託手数料、諸経費など、外国株取引に必要な手数料を把握した上で、最も安く取引できる証券会社を選びましょう。米国株の取引手数料は、米国株の取引手数料比較ランキング、中国株の取引手数料は中国株の取引手数料比較ランキングを参照してください。

海外市場に関する日本語の情報が少ない

国内の企業であれば、新聞やニュース、企業の公式サイトから日本語で入手しやすいですが、海外情報はそうはいきません。特に、英語や現地の言語を全く理解できない場合は、誰かが日本語に翻訳してくれるのを待つ必要があります。言語に精通している投資家に比べると、遅れをとってしまう恐れがあります。

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